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あん
誰にも生まれてきた意味がある。 どら焼き店の軒先から始まる、限りなく優しい魂の物語 線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。 千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、バイトの求人をみてやってきたのは70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。 徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが……。 偏見のなかに人生を閉じ込められた徳江、生きる気力を失いかけていた千太郎、ふたりはそれぞれに新しい人生に向かって歩き始める――。 生命の不思議な美しさに息をのむラストシーン、いつまでも胸を去らない魂の物語。 -
月光坂の花屋敷
東京のとあるお屋敷町に二本の坂がある。ゆるやかに左にあがるのが日光坂。右にあがるのが月光坂といい、その月光坂の一角に見事な庭木の屋敷があり、ひとはその家を月光坂の花屋敷と呼ぶ。花に囲まれた屋敷で、時が動きだす──! -
Aclla~太陽の巫女と空の神兵~
ピスカ・ユースの国に、強力な帝国主義を掲げるエストレージャが軍隊を送り込んできた。無法なエストレージャに、「空を飛ぶ戦士たち」の少女兵士・カイらは、祖国を守るため立ち上がった! -
紳士協定―私のイギリス物語―
1986年、入省二年目の私はイギリスにいた。語学研修に追われる単調な日々の小さな楽しみは、ステイ先で出会った12歳のグレンとの語らいだった。ロンドン書店巡り、フィッシュ&チップス初体験。小さな冒険を重ね、恋の痛みや将来への不安を語りあった私たちは、ある協定を結んだ……。聡明な少年を苛む英国階級社会の孤独と、若き外交官の職業倫理獲得までの過程を描く告解の記。 -
[新版]日本の秘密
この本の中心課題は、やはり、日本の敗戦後の政治のあり方である。吉田茂元首相が、要らぬ高踏戦術をとって、のらりくらりと、マッカーサー進駐軍を騙してかつ自己防衛のために、社会党などの国内の反戦平和勢力を、アメリカからの政治圧力に対して、楯として使って、アメリカにけしかけることをした。このために、かえってアメリカの手玉にとられて、日本は、おかしな憲法典だけでなく、日米安全保障条約と合衆国軍隊の地位に関する協定を、押しつけられて身動きのとれない国家にされてしまった。やっぱり、官僚政治化・吉田茂に最大の責任があったのだ、という結論にならざるを得ない。(本文より)このように戦後政治のほんとうの姿を描く圧巻の論考を始め、安保闘争について、丸山真男の死にあたって、など、著者ならではの重厚な考察が満載された論文集の待望の復刊である。 -
未完の流通革命
売上高がピーク時の3分の2に減少した百貨店業界。多くの老舗企業が苦悩する中にあって、先駆者として走り続けてきたのがJ.フロント リテイリングの奥田務相談役です。 その実績は、数字が如実に物語っています。奥田氏が大丸の社長に就いた1997年度、大丸の売上高営業利益率はわずか0.8%(連結)。ほとんど利益の出ない状況、ほかの老舗百貨店と同じように、大丸も瀕死の状態だったと言えるでしょう。奥田氏はそれを、松坂屋との統合直前の2006年度には4.1%に変えています。ROE(自己資本利益率)を1.9%(97年度)から17.5%(06年度)に高める一方で、有利子負債は1848億円(97年度)から777億円(06年度)に圧縮しました。 原動力となったのは、奥田相談役が培った「時代を見抜く目」にあります。百貨店変革の必要性をいち早く見抜いて構造改革を進め、高コスト低収益体質の旧来型百貨店ビジネスと決別。新しい百貨店のビジネスモデルを構築しました。 改革はそれだけにとどまりません。2007年には、名古屋の老舗百貨店・松坂屋との経営統合を断行し、業界再編の先陣を切ります。その後もパルコを買収するなど、百貨店の枠を越えて変化を続けていきました。 流通業界きっての理論家・奥田務氏が半生を賭した百貨店人生から見えてきた「経営論」とは何か。紡ぎ出された「奥田流経営学」は百貨店業界ばかりでなく、旧来型の体質から変わりきれない多くの日本企業に参考になるはずです。【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】 -
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
現実主義の女子中学生・なぎさと、自分を人魚だと言い張る不思議な転校生・藻屑。2人の少女の出会いが、甘く切ない思春期の痛みを呼び寄せる。桜庭一樹の原点といえる小説を気鋭・杉基イクラが鮮烈に漫画化!! -
斎藤一人の運を拓く教え
「お金さえあればしあわせになれる」という思い込みから、違法行為ギリギリのセールスやギャンブルへ、 そしてさらなる成功の頂を目指して自己啓発セミナーに総額1000万円をつぎ込むという生活を繰り返していた著者。 お金も友人もすべて失い、華やかに豪遊していた生活から、一気に引きこもりへと変貌してしまいます。 自ら命を絶とうというところまで追い込まれていた著者を新たに奮い立たせたもの、 それは納税額日本一を誇る実業家・斎藤一人さんの教えでした。 人生のどん底で出会った斎藤一人さんの教えをもとに、 「もしも日本一の商人・斎藤一人さんが居酒屋をやったら……」というコンセプトで始めた居酒屋は、 一気に人気店へと駆け上がり、不思議なご縁が続きながら、師匠・斎藤一人さんから直々に教えを請うまでへと成長します。 誰でも心もちひとつで、この瞬間から運命を変えられる! 著者が明かす一人さんから受け継いだ教え。本書では、その教えをあますことなく公開しています。 *目次より ○人生は「波動」どおりのことが起きる ○魔法の言葉は「これでよくなる」 ○「成長=成功」である ○行動した人だけがしあわせと成功をつかめる ○限界から一歩を踏み出したときに奇跡は起こる ○困ったときは学ぶとき ○“あるもの”に焦点を合わせる ○「希少価値の高い人」になること ○人生は出会いで決まる -
定本 黒部の山賊
北アルプスの最奥部・黒部原流域のフロンティアとして、長く山小屋(三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋、湯俣山荘)の経営に 携わってきた伊藤正一と、遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、 北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話。 また、埋蔵金伝説、山のバケモノ、山岳遭難、山小屋暮らしのあれこれなど、 幅の広い「山の話題」が盛り込まれていて、読む者をして、まるで黒部の奥地にいるような気持ちにさせてくれる 山岳名著の一書です。 1964年に実業之日本社から初版が刊行されたときは、多くの読者からの好評を得ました。 近年は、山小屋でのみ購入できたこの幻の名作が、『定本 黒部の山賊』として、 山と溪谷社から刊行されることになりました。 新規原稿も一話加え、底本未掲載の貴重な写真も盛り込んでいます。 巻末には、高桑信一氏と高橋庄太郎氏による『黒部の山賊』へのオマージュも掲載。 おもな内容 ◎山賊たちとの出合い 山賊の舞台・黒部の源流/ そのころの世相/ 山に山賊がいるという/ 慎重にすすむ/ 自分の小屋に宿料を払う/ 山賊対策会議/ 山賊たちの正体 ◎山賊との奇妙な生活 山賊一味と暮らす/ 山賊事件の真相/ 山賊たちの熊狩り/ 山賊と岩魚/ アルプスのキティ台風 ◎埋蔵金に憑かれた男たち―別派の山賊 星勇九郎の大金鉱/ ほんとうにあるのか山中の埋蔵金 ◎山のバケモノたち 道しるべになった水晶岳の白骨/ カベッケの不思議な呼び声/ バケモノに呼ばれた人たち/ 人を呼ぶ白骨 / 神がくし?/ 洞穴の怪/ 巧みな狸の擬音/ 三本指の足跡/ カッパの正体 ◎山の遭難事件と登山者 薬師岳の遭難/ 不思議な遭難/ 疑われた同行者/ 非情な同行者/ 四晩つづいた遭難信号/ 謎の手紙/ 人事不省一週間の山上の病人 ◎山小屋生活あれこれ 山ぼけ/ どうどうめぐり/ 山小屋の費用/ アルプスへの空輸/ 熊と登山者/ 熊をならす/ 山で育った犬 ◎その後の山賊たち 黒四と山賊たち/ その後の山賊たち ほか、旧版未掲載原稿「遭難者のお礼参り」や、 貴重な写真も新たに加えて再編集。 -
テイルズ オブ ヴェスペリア 竜使いの沈黙
謎の竜使いとしてユーリたちの前に現われ、その後、仲間となったクリティア族のジュディス。彼女は、<人魔戦争>の原因となった新型魔導器(ブラスティア)を生んだ研究者の娘だった……。テムザでの平和な日々、バウルとの出会い、父の死、竜使いとしての想い、そしてユーリたちとの旅など、知られざるジュディスの物語が、今、始まる!! ゲームオリジナルスタッフがお届けする"ヴェスペリア"外伝シリーズ第二弾の登場です。 -
ネグレクト(小学館文庫)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 ネグレクト(neglect)育児放棄。子供に食事を満足に与えなかったり、病気やけがを放置したり、長期間入浴させないなど保護者としての責任を放棄する行為。2000年12月10日、愛知県名古屋市近郊のベッドタウンで、3歳になったばかりの女の子が段ボールの中に入れられたまま、ほとんど食事も与えられずにミイラのような状態で亡くなった。両親はともに21歳の夫婦だった。なぜ両親は女の子を死に至らしめたのか、女の子はなぜ救い出されなかったのか。3年半を超える取材を通じてその深層に迫った事件ルポルタージュ。第11回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 -
恋に落ちるわきゃないし
結婚相談所に勤務する向井(むかい)が偶然担当することになったのは、6度連続で見合い相手から断られているバツイチ子持ちの婚活男・高室(たかむろ)。悪条件と態度の悪さが今までの失敗の原因だと思っていた向井だったが、そこには思いもよらない理由があることを知り…。 それぞれの事情により長く恋愛から遠ざかっていた2人の恋の行方は――。 【収録作品】 恋に落ちるわきゃないし/真夜中より少し前/恋に落ちてすぐの頃 -
溺れる瞳
―――最初から思ってたよ。あなたの隣に似合うのは、可愛い女の子だって。売り専ボーイとして働くアキの想い人はノンケのリーマン・充。自分の性癖に悩み店に来た充は、アキの事を褒め、真摯に求めてくれた。「やっぱりゲイなのかな…それとも、アキの事が好きなのかな」そんな一言で舞い上がり、店外デートを重ねて…ちょっと勘違いしてしまったんだ。だって、まるで本物の恋人同士みたいだったから―――。客相手に本気の恋に落ちたアキ、男の趣味が最悪の葵、自分を変えた店長の為に働く翔…愛に飢えたウリ専ボーイ達の純愛。 -
命と絆の法則(きずな出版)
日本は、世界でもトップレベルの経済大国でありながら、国連が発表した「世界の国別幸福度ランキング」(世界幸福度報告書2013調べ)では43位と、幸せを感じている人が少ないというのが現状です。そんな「幸せ」を感じられない日本人のために、チベット仏教の大僧正ザ・チョジェ・リンポチェがはじめて書き下ろしたのが本書『命と絆の法則』。幸せとは何か―。人生で大切なことは何なのか―。多くの日本人が求めている問いに、大僧正がやさしく答えを説く。悩める日本人に捧げる魂の言葉。本当の「幸せ」を理解し、いまをどう生きるべきか。いまこそ、日本人が読むべき本であると思います。 -
無人暗殺機 ドローンの誕生
卑劣な殺人マシンか、素晴らしき兵器か? 無人偵察機からテロリストを殺害するまで進化した無人攻撃機。誰が何のためにここまで開発したのかを追及したノンフィクション大作。 -
愛しの花凛
同じバイト、同じ帰りのバス。ずっと見ているだけでいいと思っていた彼女。 その子と今、俺は、彼女の部屋で向かいあって座っている……!? 心のきれいなすべての男の子に贈るほっこり系ラブストーリー! -
ひとしずくの星
『星の災禍』という天災により故郷と家族を失ったラッカウス。その真実を探るため禁忌の森に忍び込んだ彼は、無垢なる少女シースティと出会う。だが、その邂逅は、触れてはいけない世界の秘密に繋がっていて……? -
GLASS HEART グラスハート
【ドラマ化決定! 2025年 Netflixにて全世界独占配信】 バンドを「女だから」という理不尽な理由でクビになった高校生・西条朱音の元にかかってきた一本の電話。「一緒にバンドをやらないか」――天才ミュージシャン・藤谷直季からの突然の誘いに朱音は戸惑うばかり。翌日、藤谷の結成したバンドのメンバーと出会った朱音は、なし崩しのまま、彼らとともに歩んでいくことになったが…。名作「グラスハート」シリーズ第一巻!! -
少年舞妓・千代菊がゆく!
美希也の家は京都の置屋、吉乃家。女将である母は、女手ひとつで美希也を育ててくれている。置屋の仕事は、舞妓や芸妓をお座敷に差し向けること。ところが吉乃家の舞妓が逃げてしまった! 代わりをやれるのは美希也しかいない。男が舞妓になるのは前代未聞、でも中学二年のわりに小柄で、舞妓ことばもばっちりの美希也。化粧をしたらめちゃくちゃ可愛くなって、一晩で売れっ子舞妓に――!? -
[新訳]フランス革命の省察
1789年7月に勃発したフランス革命は、以後のあらゆる革命の基本になった。社会主義はもちろん、いまの日本の「改革」志向も、すべてこの革命に通じている。だが、その真実は何だったのか?「保守主義の父」と呼ばれる著者、エドマンド・バークが喝破したのは、革命による混乱が生じた国家で、急進主義的な改革を推し進めようとすれば、その国の事態は日を追って収拾がつかなくなる、ということだった。挙げ句の果てに、その政府は人々が唖然とするような「トンデモ政策」を打ち出さざるをえなくなる。まさに、2011年の民主党政権の有り様と同じではないか!本書は、バークの思想の現代性を読み取った訳者・佐藤健志氏が、フランス革命が進行するさなかに書かれた名著をバージョンアップしてよみがえらせたものである。21世紀の今日、チュニジアやエジプトの革命はいうに及ばず、日本の「革命政府」が生み出した混乱を理解するうえでも必読の書。 -
月宮を乱す虎
冷酷と評される『磬』の美貌の王子・翠蘭は、幼い頃に別れた奎真との幸福な日々を胸に武人として生きていた。しかし、王に反旗を翻した奎真の虜囚となったことで翠蘭の立場は一変する。ある事件から翠蘭は奎真の仇敵となっており、親を奪われた奎真は翠蘭への復讐心を燃やしていたのだ。奎真は翠蘭を寵姫として月宮に囲い、凌辱を続け淫蕩な性技を仕込む。自分を辱める奎真を憎む翠蘭だが、互いの胸には秘められた思いがあり…。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。 -
日本の戦争(小学館文庫)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 少年時代に敗戦を体験した著者が、長年にわたって抱き続けてきた疑問―日本はなぜ、世界を敵にまわし「負ける戦争」を始めてしまったのか? 明治維新で国家を建設し、西欧を懸命に追いかけてきた日本の間違いは、一体どこにあったのか。「富国強兵」「五族協和」など七つのキーワードをもとに、日清・日露戦争、満州事変、そして「大東亜戦争」へと突き進んでいった近代日本の謎を解き明かし、長く曖昧にされてきた戦争の真実に迫る! -
ウォートン・スクールの本当の成功の授業
成功とは「富と名声」ではない! あなたを「自分の道」へと導く世界No.1MBAの授業「Success Corse」待望の書籍化! ウォートン・スクールは、全米で最初(1881年)に設立されたビジネススクールである。 2000年代に入っても9年連続・MBAランキング世界1位(Financial Times選定)を獲得するなど、世界的に最も高い評価を受けている。 世界からビジネスエリート達が集まる同校には「成功」を教える授業がある。 それは学生を「ステータス」「富と名声」の圧力から解き放ち、 「自分の心の声」に基づいた「自分だけの成功の物語」へと導く授業となっている。 リチャード・シェルが2005年に創設して以来“人生が変わる授業”と反響を呼び、 現在では、多くの学生が、卒業前の最終学期に受講する同校の名物講座となっている。 はじめての就職や転職を考えるときにはもちろん、40代50代の人生の中盤期や 定年後の第2の人生を考えるときまで、一生使える「自分との向き合い方」を教えてくれる “人生の旅のガイドブック”となる1冊である。 ◎「成功」とは人それぞれ、自分で答えを出さなくてはならない 目標・アイデンティティを明確するためには、社会心理学などを学ぶより 「成功」の概念を突き詰めることが最も役に立つと著者は言う。 そのため、本書は「成功」にまつわる2つの大きな質問を元にした2部構成になっている。 ・第1の大きな質問「成功とは何か?」 ・第2の大きな質問「どうやって成功するか?」 2つの質問に対し「自分の心の声」が発する答えを聞くことで、 受講した学生たちは「自分の道」を認識できるようになっていく。 「この本をきっかけに、あなたが自分の心の声をもっとはっきり聞けるようになり、 次にやるべきことを見つけられることを願っている。 人生が本当に面白くなるのはそれからだ。(著者「はじめに」より)」 -
津山三十人殺し 七十六年目の真実 空前絶後の惨劇と抹殺された記録
1938年5月21日、岡山県の寒村で一人の青年が一晩で30人もの村人を惨殺した「津山三十人殺し」。70年以上前に起きた惨劇の足跡を追った筆者は、知られざる事実と真相にたどり着いた。惨劇の真実と真相を明らかにするノンフィクション・ルポ。 -
非合法員
船戸与一衝撃のデビュー作堂々刊行。 1977年、非合法員として世界を舞台に暗躍する神代恒彦のもとに、メキシコ内務省保安局から1968年に起こった学生反乱の実質的指導者の四人を始末するよう依頼が入る。その見返りとして高額の報酬を受け取るはずだった神代だが、仲間のベトナム人、グエン・タン・ミンの裏切りに遭い、まんまと金を持ち逃げされてしまう。グエンを捜し出し報酬を取り戻そうとするものの、神代の行く手を、何者かが次々と阻んでいく。最初は、全てグエンの仕組んだ罠だと思っていた神代だが、実は、強大な組織が自分の命を狙っていることがわかり・・・・・。神代は、過去にいったい何をしたのか?なぜ命を狙われているのか?最大にして最高のスケールで描く船戸与一処女作。巻末に、著者特別寄稿『デビュウ事情』を掲載。 -
にえるち
セラとルミナは2ヵ月歳差の異母兄妹。父の浮気で出来た息子・セラは神経質で、本妻の娘・ルミナはおおらか。父と2人の母たちに“仲良く”育てられた結果、15歳の少年と少女は、男と女になろうとしてしまう。関係の露見、別離、再会を経て、歪なキョーダイが迎えた“10年後”とは――。 大注目・のばらあいこ、渾身の近親恋愛! -
今宵おまえと
西島陸郎にはずっと好きな相手がいた。十年来のつきあいになる、親友の和久井保孝だ。男同士だから、親友だから、いつかそのうち可愛いお嫁さんをもらって幸せな家庭を築くはずだから―― そう思って、自分の気持ちは押し殺してきた。それなのに、後輩の泣き落としに流され、男と寝たと飲みの席で保孝本人から聞かされる。それなら相手は自分でもいいはずだ、陸郎は保孝を自分のものにする決意をするのだが!? -
ねこまたのおばばと物の怪たち
継母に子供ができて家族とうまくいかなくなった舞子。学校でもいじめられ、幽霊が出るというイラズ神社にひとり行かされることに。だがそこは、ねこまたのおばばと不思議な物の怪たちが住んでいる世界で!? ※この作品は二〇一二年五月、角川つばさ文庫から刊行された『ねこまたのおばばと物の怪たち』を底本とし、一部漢字を替えたものです。 -
魔よりも黒くワガママに魔法少女は夢をみる
あたしは望月瑠奈。魔法少女のアニメを観てる以外は普通の女の子。憧れの先輩もいたりして、それはもう完全完璧に普通の女子高生! だったはず……。「ボクと一緒に戦ってください」そう、神族に追われてるなんて宣う馬(魔族)に会うまでは。「瑠奈さん、今日から『慟哭屍叫セレンディアナ』です!!」こんな魔法少女かわいくねー! 神魔の諍いなんてカンケーないっ。あたしの日常を返せ~~!! 第12回えんため大賞特別賞のチョイ邪悪系マジカル・デス・コメディ!! -
50代を上手に生きる禅の知恵
50代というのは、人生の中で最も楽しく輝く時期だと言えます。これまで積み重ねてきた経験もあります。楽しいことだけでなく、辛いことや苦しいこともたくさん経験している。その経験は必ず心の糧として蓄えられています。少しだけ家族や仕事から解放され、自分次第で何でもできる可能性がある。まだまだ夢を叶えることは十分にできます。これまでの人生でやり残したこと、やりたかったことに再び挑戦することもできます。自由自在に自分の人生を歩いて行くことができる、まさに50代というのは、人生における「自在期」なのではないでしょうか。毎日の仕事や家事などの「忙しさ」に埋もれてしまってはいけません。心に余裕を生み出せるか否かで、50代からの生き方は大きく変わってきます。本書では、不安や迷いから解き放たれ、心に余裕が生まれて穏やかになる禅の知恵を、僧侶である著者がやさしく紹介します。 -
ぼくは物覚えが悪い 健忘症患者H・Mの生涯
脳手術の後遺症で記憶を新たに作れない脳障害患者H・Mが記憶の科学に残した遺産はいかに巨大だったか。長年治療にあたった医師自身が綴る、「医学史上最もよく研究された患者」の記録。映画化決定! -
夢の家で僕を見つけて【イラスト入り】
両親を亡くし、叔父に酷く扱われながらも懸命に働く拓。ある日拓の窮地を救ってくれたのは、王者の風格を持つ若手実業家・塙だった! 強引かつ傲慢に拓をホテルの部屋にさらった塙は、そのまま拓の気持ちも身体も奪ってしまって…! 翌日、塙に案内された屋敷は、拓が幾度も夢で見た家そのもので!? 恋人の手で生まれ変わる、現代版シンデレラストーリー!! 異国の教会で永遠の愛を誓う、ウェディング&ハネムーン編も!(※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます) -
ロイヤル・フィアンセ―白の王子―<特別版>【イラスト入り】
エクラタン国きっての美貌の王子・汐梨は、弟の結婚式で出会った不遜な男・黒崎に強引に唇を奪われてしまう! それは純潔を守る汐梨にとって屈辱的な行為。ところが、黒崎のワイン会社に大損害を与えてしまった汐梨は、代償に体を要求され!? 黒崎の愛撫で快感に目覚めていく汐梨の体。紳士と野獣の二つの貌で囁かれる黒崎の甘い愛に、汐梨は初めても捧げてしまい…! 豪華コラボで話題沸騰のシンデレラロマンス、書き下ろし後日談有り! 単行本未収録の「ロイヤル・ウェディング」を収録した特別版!(※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます) -
ちちゃこい日記
中学一年生のユキコは、母と兄の3人でこの街の団地に引っ越してきたばかり。学校や友達にも慣れてきたものの、ふと村の風景を思い出しては寂しくなる日々。そんな中で、同じ団地に住むクラスメイトの男子・ピータカを妙に意識するようになり…。雪降る田舎町を舞台に、純粋な少女が少しずつ大人に近付いていく小さな恋の物語。 -
のうけん
実は超能力少女のちあき。ダメダメと思いながらつい校内で超能力発動(人助けだからしょうがなかった)。バレたらやっぱりハブられてへこみまくった末に青春リセットを懸けてとある女子校に転校。そこを選んだ理由は「超能力研究同好会(のうけん)」があるから!! きっときっと私と同じ境遇でがんばってる仲間に会えるはず!!……が、部室の扉を開けた瞬間「あ、失敗かも」とわかってしまったーーーー!!! 月刊IKKI連載中から「あのこの困り顔のかわいさは異常!!」と話題をさらっていたちあきが、毎エピソード、新鮮かつ斬新に困る様子のかわいさが異常です!! -
わびれものゴージャス
日本全国わびさび巡り旅 実はこんなにある裏スポット!!わびしくさびしい場所ってなんだか不思議な感じ。自分だけのゴージャスなわびれを探しに。 -
まさか発達障害だったなんて
大人になって発達障害と宣告された本人と、宣告した専門医。もっと早く医者に診せていたら……。本人による幼少期から今日までの独白、それを聞いて病名を下した医師の見立てを紙上で再現した本書は、数ある類書とは一線を画す。幼少期からのさまざまなエピソード、診断の経緯、なぜここまで発達障害は見過ごされてきたのか、そして今後の処方箋。当事者2人が、発達障害の真実を語った。人の話を聞かない、急に感情的になる、約束を守らない――「変わった子」といじめられて育ち、その原因に気づかないまま職場や家庭の「困った人」に。さかもと氏もそうだった。「甘え」だと家族に否認されてきた彼女は、最近、発達障害の専門医である星野氏と出会い、ADHDを合併したアスペルガーと診断された。悩み抜いた者にとって、それは驚きであり福音だった。発達障害は「治せる」。心の病をタブー視する社会の空気を変え、苦しむ人たちの救いとならんことを。
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