アメリカひじき・火垂るの墓

アメリカひじき・火垂るの墓

693円 (税込)

3pt

昭和20年9月21日、神戸・三宮駅構内で浮浪児の清太が死んだ。シラミだらけの腹巻きの中にあったドロップの缶。その缶を駅員が暗がりに投げると、栄養失調で死んだ4歳の妹、節子の白い骨がころげ、蛍があわただしく飛び交った……戦後どれだけの時間が過ぎようと、読む度に胸が締め付けられる永遠の名作『火垂るの墓』をはじめ全6編を収載。

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アメリカひじき・火垂るの墓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    映画は未だに見れないけど、原作をと思い。消えていく罪悪感、でも消えない空腹感、文章から伝わるおぞましい情景と死の匂い、他人に頼らないと生きれないまだ子供であるコンプレックス、生々しい死。他の作品も良い。

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    高畑勲展を見た後に買って帰ってきた一冊。火垂るの墓以外の野坂昭如作品を読んだことがなかった。大阪弁の口語で長回しの文が多く、臨場感があった。まるで、横で話している人の声に耳を傾けていたような読後感だった。特に「死児を育てる」の酷い描写は、目を背けたくなるくらいだったけど、戦争をより身近に感じたと同時

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    高畑勲さん監督のアニメ映画の悲しくも美しい映像から原作を手にした。

    私は東京大空襲に続く、横浜・名古屋・大阪・神戸の東海道大空襲なる無差別爆撃をあまり知らなかった。

    栄養失調の4歳の妹の、汗疹とノミ湿疹だらけの背中を海水で洗う優しい14歳の兄は、三ノ宮駅の構内で、他たくさんの浮浪児の死体と一緒に

    0
    2025年08月23日

    Posted by ブクログ

     先週NHKで高畑勲のジブリ作品「火垂るの墓」の制作にあたっての下準備過程を記した7冊のノートを題材にしたドキュメンタリーが放送されていた。亡くなってから東京近代美術館で高畑勲展を観に行って美術館でアニメ作家の展覧会をやることに多少違和感を感じていた。しかし「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」やテレ

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    はじめは読みにくい文体だと思うが読み進めていくうちに読みやすく感じてくるのは落語や講談のように文章のリズムがいいからだろう。戦争の残酷さを淡々と描写していて、数ヶ月の間にまるっきり生活が変わってしまう状況や、アメリカ人に対する感情などはこういう本を読んで想像することはできるが、実際にはその時代にある

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    美術館でアニメーション作品に使用された画を観て『火垂るの墓』に関心を寄せた。アニメーション作品の雰囲気を伝える別な本にも触れたが、原案となった小説をゆっくり読んでみたくなった。そういうことで手にして読んだ。
    本書は短篇集ということになる。『火垂るの墓』、『アメリカひじき』、『焼土層』、『死児を育てる

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    1.著者;野坂氏(2015年没)は、作家・作詞家・歌手・政治家。実母の死別後に養子に出され、2人の妹も養子となる。野坂氏は神戸で罹災し、養父母を失い、浮浪児生活を送った。上の妹を病気で、下の妹を栄養失調で亡くす。「エロ事師たち」で作家デビュー。「火垂るの墓」等で直木賞、「同心円」で吉川英治文学賞など

    0
    2022年11月21日

    Posted by ブクログ

    どれも、悲しかったり、怖かったりするのに、閃光が残るような、話でした。おもろいのに、強いこころが在るなど、なんだか一生忘れないような タマシイですかね。妙に現実的に、残りますね。特に、アメリカひじき が妙に好き。

    0
    2022年02月05日

    Posted by ブクログ

    たぶん誰もが知っている「火垂るの墓」が掲載されている
    野坂昭如の書いた短編集がギュッと凝縮された本。
    最初は改行とか句読点がすごく読み辛くて、これ全部読み切れるかな…と思ってたけど
    なんだかんだで読めた、というより気付いたら慣れてた。
    火垂るの墓も然ることながら「アメリカひじき」はコミカルかと思いき

    0
    2018年07月24日

    Posted by ブクログ

    戦争の生々しさが濃い作品です。
    火垂るの墓は著者の自伝らしく、守れなかった妹へのレクイエムだそうです。
    何度もアニメで観ましたが、この本は壮絶な戦争体験記の恐らくそんな内容です。
    蛆虫すら惜しいとか、盗みかっぱらいが蔓延し、当時の少年院の様子といい汚いだの何だの言う余裕がなくとにかく凄絶。
    「ぜいた

    0
    2017年08月14日

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