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発達障害にまつわる誤解と偏見を解く! 言葉が幼い、落ち着きがない、授業についていけない。そだちの遅れがみられる子のなかで、治療や養護が必要かどうかを、どう見分けるか。ケーススタディをもとに第一人者が教える。
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Posted by ブクログ
著者の杉山登志郎氏は発達障碍者を幼少期から成人期まで長期間診てきた人で、データが豊富なので、他の発達障碍関係の本とは説得力が違います。よく一緒にされる精神遅滞と自閉症を合併している知的障碍、高機能自閉症とADHDの違いを解説しています。「第4章 自閉症という文化」「第5章 アスペルガー問題」は、自...続きを読む分では言葉で表現出来なかった自閉症の特性が解説されていて、目から鱗が落ちましたし、自閉症者の心情を代弁して下さっているように感じられて、とても感銘を受けました。自閉症者は一人一人症状は違いますが、このような世界に住んでいるんです。「専門家による治療より、家庭での教育が大切」「特別支援教育の重要性」「薬は必要な時に適量を飲む」を訴えています。正式な診断は下されていないけれど、高機能自閉症を疑っていて、「適切な治療や教育が受けられたら、今頃引きこもり状態にならずにすんだのに」と悔しい思いでいっぱいです。発達障碍について主張したければ、この本を読んでからにして欲しいです。一人でも辛い思いをする発達障碍の子供がいなくなり、皆、幸福な人生を送られますように。
授業のレポート課題用に参考文献にしました。わかりやすく精神科医の先生が書かれた本です。 発達障がいとは、教職員をされているかた、目指されているかたにおすすめの一冊です
発達障害の諸症状だけでなく、どのような場合にどの薬を用いるか、子どもの場合はどのような学校を選択するとよいのかなど、当事者の視点にたった説明に著者の人柄を感じる。当事者も支援者も、また一般社会でも、正確な知識や対処法についてまだまだ理解が不十分な分野だと思う。更に理解を深めたくなる。
臨床経験の豊富な医師が知見を盛り込んだ発達障害の良書。 自立とは何か。通級や支援学級の目安など具体的に書かれており、参考になることが多かった。
豊富な臨床経験のもと、目から鱗の話が多かった。巷にあるこの分野の本を読んでいると、本質を忘れやすい。時々読み返したい。
発達障害とは何か?が体系的に学べる良本。 本文の中にある、国語力が低いと自身の気持ちを表現できずストレスがたまり非行に走ってしまうというのは、 発達障害の方だけでなく、健常者にも当てはまると思ったし、不安な気持ち、嫌な気持ち、それらを言語化することで気持ちの整理ができると学んだ。
とにかく物凄い情報量で、読むのが大変でした。 ですが、それほど読む価値があるということ。 しっかりと理解しておきたい話が多かったのでじっくりと読みました。 発達障害に関しては研修も受けて自分なりに学んでいるつもりだったのですが、この本で語られる生の発達障害者の姿、事例、処置は、本当に貴重で、自分の...続きを読む理解の足りなかったこともスッキリとわかった。 発達障害と児童虐待の関わりは盲点でした。 たしかに虐待された子どもは、脳が萎縮すると聞いたことがありましたが、自閉症やADHDと似た症状が出るとは。 この本では被虐待児についても、事例を交えて詳しく語られています。 自閉症の話が個人的に興味深い。 感情面では普通の人と同じでも、感覚過敏になってしまったり、抽象的な概念が理解できなかったり、過去の記憶が現在と並存するという、想像し難い感覚。 筆者曰く〈文化〉だそうですが、以前『自閉症だったわたしへ』を読んだ時の不可思議な世界観の正体が明確に理解できました。 特別支援教育の意義も再確認させられた本。 発達障害者を子に持つ親はもちろん、発達障害者と関わるであろう職の人は、繰り返し読むべき本です。 無関係に思われる人にも是非読んでほしい。 それほどこの本には、発達障害者の理解や適切な対処を願う筆者の切実な思いがこもっています。
発達障害について事例を基に噛み砕いてかかれている。そのため、知識を得るにはうってつけだと感じた。 発達障害の概念がないと特別支援教育はできないと強く感じた。
発達障害の子を持つ親として、なかなか参考になる本がなかったが、本書は入門編としてとても優れている。 一番いけないのは親が世間体を気にして子どもに適した方法を取らないこと。
発達障害について網羅的に、かつ、それぞれのこどもにとって何が最良の選択であるのかを、臨床での例から教えてくれる。具体例を交えてあるので、実際にその障害を持つこどもと接した事がなくても、想像すること、自分が関わるこどもに当てはめることができ、勉強になった。
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発達障害の子どもたち
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