プロフィール
- 作者名:藤沢周平(フジサワシュウヘイ)
- 性別:男性
- 生年月日:1927年12月26日
- 出身地:日本 / 山形県
- 職業:作家
山形師範学校(現在の山形大学)卒。『溟い海』で第38回オール讀物新人賞を受賞。『暗殺の年輪』で第69回直木賞受賞。『蝉しぐれ』がTVドラマ化、映画化。『武士の一分』が映画化された。その他作品に『暗殺の年輪』、『海鳴り』などがある。1997年1月26日逝去、享年69歳。
作品一覧
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3.3
ユーザーレビュー
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ネタバレ 購入済み
藤沢周平《珠玉の》名作。
初めて読んだのが高校生ぐらいだったので、もう30年ぐらい経ちますが、何十回読んでも何かしら必ず「気付き」が有り、「どうやったら、こんなに素晴らしい作品が書けるのか……」と毎回読後、至福のため息をついています。
昔々、NHKのドラマで『腕におぼえあり』と云う作品になったのですが、その時の配役も素晴らしくて、小説を読む度に脳内再生され、一読で何回も楽しめる、素晴らしい時代小説の傑作だと思っています。
その昔は歴史、時代小説の名手として、司馬遼太郎、池波正太郎と並び称された3人ですが、作品に漂う抒情性や人の心のきめ細やかさに於いては、藤沢先生が一歩抜きん出ていると思います。
作品数等から、軽妙洒 -
Posted by ブクログ
クマさんにお勧め頂いた本作
読み始める前にシリーズ物と知り早まったかなと思いました
早まってなかったです!
連作短編という形態がテレビ時代劇感にあふれていて好きなやつでした
そして縦軸に日本人に馴染み深い赤穂浪士のもってくる仕掛けがエグい
そして関わりの程度がちょうどいい深さなんよね
赤穂浪士の物語を壊さない程度の踏み込み具合、うまいなぁ~うまい!
なんかね、全てにおいてちょうどいいんよね
主人公青江又八郎の剣の腕とか、登場人物とか、江戸の町の悲喜こもごもとか、なんかこうちょうどいいんよね
やりすぎ感がないのよ
分かって頂けるだろうか、分かって頂きたいこのちょうどよさを