雪明かり

雪明かり

803円 (税込)

4pt

貧しくも、明日への夢を持って健気に生きる女。深い心の闇を抱えて世間の片隅にうずくまる博徒。武家社会の終焉を予感する武士の慨嘆。立場、事情はさまざまでも、己の世界を懸命に生きる人々を、善人も、悪人も優しく見つめる著者の目が全編を貫き、巧みな構成と鮮やかな結末があいまった魅惑の短編集。

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雪明かり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    頁を繰り初めて始めてしばらく、以前に読んだことがあるなと思い出したが本は閉じなかった。
    やはり藤沢周平さんの作品は引き込まれる。
    もちろん読書には読むたびに新しく得るところがあるということはよく聞くのですが、新しい発見でなく、以前も感じ取ったと同じ感動を得ることができるというのが藤沢周平作品の素晴ら

    0
    2021年12月22日

    購入済み

    藤沢周平さんの小説を読むつもりです

    0
    2018年02月22日

    Posted by ブクログ

     古さを感じさせない、美しい文章。読後に激烈な感情はなくて、なんとなくほんわかしたり、切なくなったり、そういう柔らかい感情を招き寄せてくれる。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    短編小説がいくつか。そのどれもが切なくて、やるせなさがこみ上げてくる。もの悲しい物語の中に、人の情がやっぱりあたたかくって、じんじんしました。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    娘たちを捨てた父親が最後に娘たちのための一太刀が感動を呼ぶ「入墨」。とあるところでの武家の妻女との出会いから救うための算段をする町人・浅次郎と武士・塚本伊織の物語「穴熊」は爽やかさと、割り切れなさがそこはかとない叙情を感じる。従姉との心の絆が微笑ましく、色っぽさを感じさせる「恐喝」など。「冤罪」は道

    0
    2016年11月18日

    Posted by ブクログ

    雪明かりというタイトルにふさわしい小品が集っている。

    しんしんと降る冷たさのなかで
    雪の美しさに心打たれるように
    貧しさの中で生きる人たちが
    特別なわけでもなくかなしくいとしく心ひかれる。

    生きることはつらくとも美しいのだなと息がもれた。

    星:★★★☆(3.4)

    0
    2009年10月04日

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