神坂次郎の作品一覧
「神坂次郎」の「海の稲妻」「海の伽耶琴」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「神坂次郎」の「海の稲妻」「海の伽耶琴」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「サライ」に2001~02に連載されたものです。そのため、各話が同じ長さの読みきりになっていて、非常によみやすくなっています。
さて、中身の方はと言うと、新田の嫡流と言う貴種ながら、家康に家系図を渡さなかったため、120石という新田岩松家最後の殿様、俊純の日記を基に構成した伝記ものになっています。伝記と言っても、その当時や江戸初期の出来事を幅広く取り上げていて、「江戸」フライデー的小説になっています。
話の内容に大きな華はありませんが、庶民に非常に近い(何と言っても年収380万円相当の殿様ですから)目線で描かれた、市井の物語として楽しく読めます。
どうやって、380万円でやっていけるかって言