【感想・ネタバレ】おれは伊平次のレビュー

あらすじ

村岡伊平次。故郷の島原を逃げ出し、南方で女衒として名を馳せ、女郎屋に賭博場、からゆき貿易で財を築き、三千有余の妓(おんな)たちを連れ新天地を拓き、あげくは南洋の美姫を妻とし、珊瑚礁の島の国王となった男。幾多の伝説に彩られたその生涯を雄渾に描く。明治の時代に、こんな痛快に生きぬいた日本人がいた!

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Posted by ブクログ

明治時代のある若者の話。いまでもそうだが、日本女性の海外での人気は凄まじく、大量の日本女性を率いて風俗業で荒稼ぎをする。風俗は今も昔も一大ビジネスである。ただ闇雲に廃止するのでは無く、うまく利用できないものか。

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2012年05月22日

Posted by ブクログ

明治時代に生きた女衒(ぜげん)村岡伊平次の青年時代の活躍を描いた本。

明治時代にこんな人が居たとは正直驚いた。
本書の描写によると、この時期に東南アジアで商売を始め、成功した人は多そうだが、島国とはいえ国王になった人はさすがに居ないのではないか?
男は行動力と懐の深さが肝心だなあ・・・と感じた。

また、この時期にこれほどの日本人が海を渡って商売をしていたというのにも驚いた。
当時の島原地方は貧困から海外に娼婦として出稼ぎに出る女性が多かったのだとか。
(それも本書の描写によると千人規模?)

改めて自分の国の歴史に無知だったことを知るとともに、もう少し勉強しようと思った。

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2012年01月23日

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