こころ

こころ

770円 (税込)

3pt

この小説の主人公である「先生」は、かつて親友を裏切って死に追いやった過去を背負い、罪の意識にさいなまれつつ、まるで生命をひきずるようにして生きている。と、そこへ明治天皇が亡くなり、後をおって乃木大将が殉死するという事件がおこった。「先生」もまた死を決意する。だが、なぜ……。(解説 古井由吉・ 注 大野淳一)

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こころ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本の静けさが好き。人間の心の闇みたいなものが生々しく描かれていて引き込まれていった。到底理解し難い部分もあったけど、そこは何だか神秘的とさえ感じた。

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    一言でこの作品を言い表すなら、
    登場人物全員、童貞拗らせすぎィィ!

    自分の心に素直に生きて、自分を愛せないと他人なんて愛せないよと。人の気持ちなんて分からないし、真実の愛とか、ホンモノの関係なんてそんな簡単に作れないし、見えないし。でも、それでも、自分を愛して、目の前の人を愛さないと、目の前の人間

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    夏目漱石の代表作である「こころ」教科書に掲載されているので、読んだことがある人も多いと思います。
    「こころ」は、題名のとおり、人の心の葛藤をメインに描かれています。
    全てを通して読むことで、よりこの本を楽しむことが出きると思います。
    今一度、読んで欲しい文芸作品です。(お肉)

    0
    2023年11月30日

    Posted by ブクログ

    面白い、一気に読めたよ!
    これで後期三部作も制覇だぜぇ〜〜。
    今回は人生モノだけど、恋愛も大きなウェイトを占めてるな。人を出し抜くのは良くないよね。
    これも、尻切れトンボだった。さあ、この後は自分で考えて!ってことなのかな。三部作は全てこの終わり方だったよ。
    いや〜漱石面白いじゃん。若い頃に読むとも

    0
    2023年10月17日

    Posted by ブクログ

    登場人物が本当に生きているみたいな人間力があります。
    その分読解は難しく一読では足りそうにありませんが、文体がすごく好みでした!

    0
    2023年09月28日

    Posted by ブクログ

    いゃ〜よかったです。今回注釈を参照しながら また、辞書で語句をしらべながら時間かけて読みました。
    遠回しに先生がKに家業あるなら、恋愛を諦めろと諭していたのが伝わりました。だって本当は自分の方が先に好きになったんだから諦めろとは言えないよね。言ったところでお嬢さんの気持ち次第なんだから。お嬢さんの気

    0
    2023年01月05日

    Posted by ブクログ

    恋は罪悪。
    これが全ての始まりであり、終わりでもある。
    いや、始まり、特に終わりはないのかもしれない。
    信じることが恐怖でしかない先生は、心を開くことが恋によって得られたかもしれない。だが、そんな恋すらも狡猾な策略に嵌められていると疑心暗鬼になってしまう。それを見ていると、信じることの本当の意味をを

    0
    2022年06月06日

    Posted by ブクログ

    時間さえあるのなら、また読みふけりたい。明治時代だからこその人間関係、構成される人格、時代背景は現代人からすると不可解で単純ではない。
    私から始まり先生と御嬢さん友人Kそれぞれの目線に立ったとき、きっと物語の最後と同じ顛末になるのではないか?それが明治が作った皮肉で純白で無知で恐れいる内容だと思う。

    0
    2017年04月20日

    Posted by ブクログ

    糸瓜忌のBBで「仰臥漫録」の代わりにプレゼンした作品。但し集英社文庫で。理由は解説が優れているから。だけどそもそも岩波書店が発行した最初の書物が「こころ」だった。岩波文庫の解説は古井由吉!実父の臨終間際を放って東京行きに飛び乗る道徳性、日露戦争ではなく勃発直前の第一次大戦に見る作品の背景、この2つは

    0
    2014年12月11日

    Posted by ブクログ

    夏目漱石の『こころ』をNHK100分de名著のテキストといっしょに買ってみる。

    「先生」は自分が死に至るまでの経緯と理由を、唯一「真面目」だと認めた「私」に宛てた手紙のなかで述懐。
    この「手紙」という媒体に残した・書ききったという行為が、自らが生きた世界に何らかの痕跡を残したいという人としての本能

    0
    2013年04月01日

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