こころ

こころ

小説・文芸
770円 (税込)

3pt

この小説の主人公である「先生」は、かつて親友を裏切って死に追いやった過去を背負い、罪の意識にさいなまれつつ、まるで生命をひきずるようにして生きている。と、そこへ明治天皇が亡くなり、後をおって乃木大将が殉死するという事件がおこった。「先生」もまた死を決意する。だが、なぜ……。(解説 古井由吉・ 注 大野淳一)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波文庫
  • タイトル
    :
    こころ
  • タイトルID
    :
    172628
  • ページ数
    :
    300ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年04月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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こころ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    高校の授業ぶりに再読した。授業でこの小説を取り扱う前に、夏休みを使って「こころ」を全部読んできなさい、という宿題が出て、半ばいやいや全部読んだのを覚えている。フロリダにむかう飛行機の中で読んだ。国語の宿題はそれだけだった。

    当時は高校2年生でこの作品のすごさがよく分からなかったけど、あれから10年近く経ったいま再読してみると、やっと、こんなすごい小説だったのか!と気づくことができた。序盤で先生が亡くなっていることが示唆されているので、分かりきった結末に向かっている最中の緊張感が心地よかった。当時は「中」のパートいるか?とも思っていたけど、親元を離れて暮らし始めてしばらく経ってから読むと味わい深い。自分は、親の死ぬときをいまかいまかと待っている間、どんな気持ちになるんだろう、そのとき、尊敬する人からただならぬ手紙を受け取ったら?と、暗い気持ちにはなったけど、不思議と嫌な気持ちにはならず、上中は一気読みした。

    下は言わずもがなだけど、「精神的に~」のセリフが出てきたあたりから文章に前に引っ張られる感じがしてどんどん読んだ(三島の「憂国」とか、久米正雄の「父の死」を読んでるときも同じ気持ちになった)。日本人の当時の死生観とか、いまの私たちにも共通する普遍的な心理とか、すべての要素がうまく混ざっているまさに名作だと思う。また10年後に読んだら感想が変わるのかもしれない。当時は「こんなドロドロした思い恋愛小説(?)がなんで高校の教科書に載ってるねん」と思ってたけど、文学の入り口としても国語の勉強としてもこれ以上適切な小説はないな、と今ならわかる気がする。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    高校の教科書で読んで、気になったから古本で買って読んでみた。
    "私"が先生であること、お嬢さんが妻であることのこの2点が新しかった。
    教科書では起承転結の転の部分が多いため、全体で見たときに、思っていたより暗くない、日常のような話だなーって思った。けど、やはり暗かった。
    夜読書でチマチマと読み進めていったが、最後30ページは一気読になった。面白かった。

    0
    2026年05月22日

    Posted by ブクログ

    この本の静けさが好き。人間の心の闇みたいなものが生々しく描かれていて引き込まれていった。到底理解し難い部分もあったけど、そこは何だか神秘的とさえ感じた。

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    一言でこの作品を言い表すなら、
    登場人物全員、童貞拗らせすぎィィ!

    自分の心に素直に生きて、自分を愛せないと他人なんて愛せないよと。人の気持ちなんて分からないし、真実の愛とか、ホンモノの関係なんてそんな簡単に作れないし、見えないし。でも、それでも、自分を愛して、目の前の人を愛さないと、目の前の人間は、生身の心を持った人間なんだって気付かないと幸せにはなれないんだろうなぁと。
    独りよがりに考え込み過ぎるのもダメですね。
    学問ばかりする男って、、みたいな感じで作品でも触れられてましたが、哲学的な学問をやり過ぎるというのは如何なものかなと考えさせられる作品でした。

    途中の御嬢さん&Kの関係がNTRっぽい展開で先生応援派として読んでる側からすると鬱展開っぽくて一気に引き込まれる作品としても面白かったです!

    登場人物全てに言えるのは、時代のせいもあるのかもしれないが、現代であれば男子中学生くらいで皆共通して通る道であり、好きな子に恋をして、でも受験期だからと自分の心に嘘をつき、一方では青春を謳歌するものを馬鹿だと嘲笑いながらも、好きだと言えなかったことに傷つき、拗らせながらも大人になる過程で成長していく心の過程なんだと思う。しかし、これを大学生くらいの大人の人間がやってしまうとこんなにも痛々しい悲惨な状況にまで行ってしまうのか。


    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    夏目漱石の代表作である「こころ」教科書に掲載されているので、読んだことがある人も多いと思います。
    「こころ」は、題名のとおり、人の心の葛藤をメインに描かれています。
    全てを通して読むことで、よりこの本を楽しむことが出きると思います。
    今一度、読んで欲しい文芸作品です。(お肉)

    0
    2023年11月30日

    Posted by ブクログ

    面白い、一気に読めたよ!
    これで後期三部作も制覇だぜぇ〜〜。
    今回は人生モノだけど、恋愛も大きなウェイトを占めてるな。人を出し抜くのは良くないよね。
    これも、尻切れトンボだった。さあ、この後は自分で考えて!ってことなのかな。三部作は全てこの終わり方だったよ。
    いや〜漱石面白いじゃん。若い頃に読むともっと身近な問題として捉えられたかもね。国語の授業でもこの面白さを伝えて欲しいな!というか私が分かってないだけか^^;

    0
    2023年10月17日

    Posted by ブクログ

    登場人物が本当に生きているみたいな人間力があります。
    その分読解は難しく一読では足りそうにありませんが、文体がすごく好みでした!

    0
    2023年09月28日

    Posted by ブクログ

    いゃ〜よかったです。今回注釈を参照しながら また、辞書で語句をしらべながら時間かけて読みました。
    遠回しに先生がKに家業あるなら、恋愛を諦めろと諭していたのが伝わりました。だって本当は自分の方が先に好きになったんだから諦めろとは言えないよね。言ったところでお嬢さんの気持ち次第なんだから。お嬢さんの気持ちを知るのが怖かったんだろうね。相思相愛に確信が持てないところが不安で
    先延ばしにした結果、、、。
    遠い昔の話だけど、現代に通じるものがありおのおのの登場人物が生活している様が読み取れました。
    三角関係の細かい心情がゆったりとしたタッチで描かれている。この頃の文学が好きです。

    0
    2023年01月05日

    Posted by ブクログ

    恋は罪悪。
    これが全ての始まりであり、終わりでもある。
    いや、始まり、特に終わりはないのかもしれない。
    信じることが恐怖でしかない先生は、心を開くことが恋によって得られたかもしれない。だが、そんな恋すらも狡猾な策略に嵌められていると疑心暗鬼になってしまう。それを見ていると、信じることの本当の意味をを感じさせられる。
    信仰に揺らぐKもまた、同じ恋という罪に耐えかねて死を選ぶ。
    Kを死なせてしまったという責任に引き摺られる先生は、贖罪者のようにKの死を悼んでいる。
    そんな様子を見ていると、罪悪という感情が2人のの心から離れることがないのが感じられる。
    特に後半の遺書は先生の苦悩が悶々と伝わってきて、死にゆく様が妙に喪失感を感じさせる。
    愛とはなにか、友情とはなにか、
    私は先生の死を受けてどうしたのか、静は何も知らないでいるのか、先生はどのように死んだのか、読んだ後でも考察が止まらない孤高の一冊である。

    0
    2022年06月06日

    Posted by ブクログ

    時間さえあるのなら、また読みふけりたい。明治時代だからこその人間関係、構成される人格、時代背景は現代人からすると不可解で単純ではない。
    私から始まり先生と御嬢さん友人Kそれぞれの目線に立ったとき、きっと物語の最後と同じ顛末になるのではないか?それが明治が作った皮肉で純白で無知で恐れいる内容だと思う。
    夏目漱石は生に執着があり時代背景を変えたかった、もしくは変わる時代を眼にのこしたかったのではないか?明治に抗っているようにもみえた作品だった。

    0
    2017年04月20日

こころ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波文庫
  • タイトル
    :
    こころ
  • タイトルID
    :
    172628
  • ページ数
    :
    300ページ
  • 電子版発売日
    :
    2012年04月27日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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