角川文庫の検索結果
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これは王国のかぎ
失恋した15歳の誕生日、ひろみは目が覚めたらアラビアンナイトの世界に飛び込んでしまった、しかも魔神(ジン)として!王宮から逃げ出した王子様、空飛ぶ木馬、そして絶世の奴隷美少女。荻原規子の初期作品復活! -
群青に沈め
昭和19年、潜水特攻隊伏龍に志願した少年を待っていたのは、予想を超えた戦時の「日常」だった。上官のイジメに怒り、ライスカレーをむさぼり、友人の溺死に涙する――戦時下の青春を描く新世代の戦争文学。 -
囚われた王女は二度、幸せな夢を見る
ナジール国の王女アナベルは、結婚のために隣国サンルータ王国を訪れていた。 政略結婚ながら、相手の国王ダニエルとは友好的な関係を築いていたはずが、ある日突然、彼は態度を豹変させ、婚約破棄を告げてくる。 アナベルは冤罪で糾弾され、母国から彼女に付き従ってきた護衛の魔法騎士エドワールと共に投獄されてしまう。 エドは混乱するアナベルに、「姫さまのことは必ず私がお守りします」と告げ、彼の魔力の結晶である赤い魔法珠を手渡し、力尽きた。 その時アナベルは、18年間使えなかった魔力が解放されるのを感じ――気付くと時は6年前の12歳まで巻き戻っていた。 アナベルは今度こそ幸せな人生を生きるため、未来に起こる悲劇を回避するために、前世とは違う行動をとろうと考える。 手始めに、前世では力尽きる直前まで叶わなかった魔力解放のきっかけを求めて、学園に通うことに。 その中でエドともこれまでとは違う関係を築いていくことになって……? これは二度目の人生を生きた王女の壮大な恋と、真実を解き明かすまでの物語! -
京都下鴨 神様のいそうろう
京都の下鴨神社近くにある親戚宅で暮らす春宮萌子(はるみや もえこ)は、平凡な高校1年生。 幼い頃は、不思議なものが視えたり、人の心の声が何でも聞こえてしまうことに苦しめられていたが、強い力を持つ美貌の幼馴染・賀茂理龍(かも りりょう)と出逢い、彼に救われた。 今は理解ある場所や友人にも恵まれ、大学生となった理龍を「生き神様」と崇め、彼を“推し活”する平和な日々を送っている。 そんな萌子の許には、ときどき「神様のいそうろう」という不思議な存在がやってくる。 彼らは、動物たちの体を借りて現世を視察しにきた神様や神使たちのことで、理龍と萌子は、彼らの困り事の解決や願いを叶える手助けをしている。 新たに萌子の許にやってきたのは、つがいのモルモットに入った神様。 けれど、2匹(2柱)は、自分たちが本当は何者で、何のために現世にやってきたのか記憶を失ってしまっていた。 さらに、「都七福神」を祀る7つの神社から、それぞれ七福神たちが消えてしまうという事件が起きて……!? -
唐陀国後宮異聞
栄国第八王女の春燐は、絵を描く以外に興味を示さない変わり者。 城内ではれ物のように扱われている彼女に、争いが続く西の隣国、唐陀国への輿入れが決まる。 到着早々、結婚式で初めて目にした王の鬼嶽は、強面の武人だった。 しかも挙式に乱入した暗殺者を一刀両断する。 あまりの恐怖に周囲は凍りつくが、返り血を浴びた花嫁は言った。 「好きです、結婚してください」 最恐最悪の出会いからはじまる、政略結婚夫婦の中華謎解き物語! -
宮中は噂のたえない職場にて
幼い頃に母を亡くし、ある事情から乳母に育てられた梓子(あずさこ)は、二十歳にして女房として宮仕えを始める。 だが人ならざるモノが視えるために、裏で「あやしの君」などと呼ばれてしまい、一向に主が決まらずにいた。 そんな折、殿上人が出仕してこない事態が続き、彼らは揃って怪異に遭ったという主張をする。 梓子は、帝の信頼厚い美貌の右近少将・光影(みつかげ)に目をつけられ、真相究明と事態収束に協力することに。 だが光影は、当代一の色好みという、艶めいた噂のたえない危険な人物で――!? 「後宮の花」シリーズで大人気の著者が贈る、雅であやしい平安お仕事ファンタジー! -
高校事変
優莉結衣(ゆうり・ゆい)は、平成最大のテロ事件を起こし死刑となった男の娘。事件当時、彼女は9歳で犯罪集団と関わりがあった証拠はない。今は武蔵小杉高校の2年生。この学校に支持率向上を狙った総理大臣が訪問することになった。総理がSPとともに校舎を訪れ生徒や教員らとの懇親が始まるが、突如武装勢力が侵入。総理が人質にとられそうになる。別の教室で自習を申し渡されていた結衣は、逃げ惑う総理ら一行と遭遇。次々と襲ってくる武装勢力を化学や銃器のたぐいまれなる知識や機転で次々と撃退していく。一方、高校を占拠した武装勢力は具体的な要求を伝えてこない。真の要求は? そして事件の裏に潜む驚愕の真実とは? 人質になった生徒たちと共に、あなたは日本のすべてを知る! -
京都友禅あだしの染め処
新米料理人の三輪真澄は勤め先の突然の休業により職を失った。 そんな中、ネットで一目ぼれした友禅の財布を求め、思い付きで京都へ向かう。 嵯峨野で出会ったのは、工房を一人でいとなむ友禅作家、蓮爾。 ひょんなことから彼の工房に泊まることになった真澄だが、入るなと言われた作業部屋から深夜に物音がして……!? 妖怪を友禅に封じる天才作家と人生どん底の料理人による、美味しくてちょっと不思議な京都ファンタジー! -
男装の華は後宮を駆ける
ある朝、後宮で宮女の死体が発見される。 しかもそこには、皇后しか持つことを許されないはずの「鳳凰の簪」があった――。 街が正月の活気にあふれる中、名家の娘・芙蓉(ふよう)は、後宮を司る皇太后から「ある人物と手紙のやり取りをしてほしい」と頼まれ、突然“文使い”に任命される。 身元を隠すため男装するよう指示された芙蓉が、わけのわからないまま約束の場所に行くと、そこには美しい青年――蒼君(そうくん)と名乗る人物が待っていた。 「お待たせしましたか」 「待ったかだとは、愚問ではないか?」 初対面からぶつかりながらも、蒼君から後宮の事件を聞いた芙蓉は持ち前の洞察力を活かすため、事件解決に乗り出すことに! そのさなか、何者かの刺客に襲われる芙蓉と蒼君。後宮の事件捜査のはずが、何やら不穏な雰囲気に――!? 天真爛漫な男装少女と謎多き青年が後宮の闇に迫る! ハイスピード後宮ミステリ! -
いつか深い穴に落ちるまで
だって、近道じゃありませんか。戦後まもない日本で、ブラジルまで直通の穴を掘る前代未聞の新事業が発案された。極秘事業の「広報係」となった鈴木一夫は、計画の前史を調べ、現在まで続く工事の進捗を記録していく。地球の裏の広報係との交流や、事業存続の危機を経て、ついに「穴」が開通したとの報告を受けるが……。奇想天外な発想力で多くの本読みたちを唸らせた、唯一無二のサラリーマン小説。第55回文藝賞受賞作。 この小説は、突拍子もないのに生真面目で、奇妙なのに誠実で、愛おしいけれど残酷な、私にとって忘れ難い物語でした。 村田沙耶香氏 作り込まれたリアリティーと荒唐無稽なファンタジーの狭間を行き来する異空間的小説。 ニシダ氏(ラランド) -
視線から始まる
読書を愛する神崎瀬那(かんざき せな)は高校3年生。青年実業家として活躍中の少々過保護な兄と二人暮らし中で、富裕層の子女も通う進学校である一条院学園に通っている。 幼馴染で生徒会長の翔や、服飾ブランドメーカーのご令嬢兼モデルの親友・美玲など、学校の有名人に囲まれている影響か、瀬那も“神秘的な読書女子”として密かに注目を集めているのだが、ひとまずは平和な学園生活を送っていた。 そんな瀬那の通う学校にはひときわ有名な人物がいた。国の経済にも影響を与えるような大企業グループ、一条院の総帥の孫である一条院枢(いちじょういん かなめ)。 人並外れて優れた容姿を持ち、王者のごとき雰囲気をまとう彼とは全く接点がなかったものの、ふと気付くとたびたび視線がぶつかることがある気がしていた。 だが3年生で初めて同じクラスになり、瀬那は枢となぜか急接近することに。 でも同時に、彼をめぐる厄介なトラブルにも巻き込まれることにもなって――!? 『鬼の花嫁』『結界師の一輪華』のクレハが贈る、ときめきと少し不思議な学園青春ラブストーリー! -
死神がくれた君と僕の13日間
「こんにちは。僕は死神です」 高校2年生の青柳康介の前に現れたのは、サチヤと名乗る死神だった。死神界の制度が変わり、対象者の大切な人にだけ告知することになったと言われる。また、自分が死ぬか、変わりの命を差し出せば、その大切な人は救えるともサチヤに教えられる。別れる予定だった彼女の未波が今日から数えて13日後に死ぬことを知った康介は、同情して付き合い続けることに。未波の願いをかなえる13日間を満喫する内に、自分にとっていかに大切な存在だったかを再認識していく。今まで知らなかった未波の過去や優しさに気づいた康介は、自分の命と引き換えに未波を救おうとするが……。お互いの大切さに気づいていく中で、全てがすれ違っていく切なすぎる純愛青春小説。 -
悪役令嬢の兄の憂鬱
フィンラード王国の若き侯爵ユリシスは、 冷酷にも見える美貌の持ち主。 そんな彼の悩みは妹のイザベラだ。 彼女は性格が悪く、婚約中の第一王子と不仲らしい。 しかも「イザベラは悪役令嬢となり、ユリシスをも巻き込んで破滅する」という予言を、 ユリシスは側近のイザークから聞く。 「悪役令嬢とは?」と思いつつ、 運命を変えるため動き始めるユリシス。 一方、彼に忍び寄る謎の男が……。 奇想天外「悪役令嬢の兄」ファンタジー! -
仮初めの魔導士は偽りの花
これは、魔力を持つ人間が、魔導士として人々の尊敬を集めていた国の物語――。 王都から少し離れた、ラインハルト伯爵が治める小さいが活気あふれる城下町。その近隣ののどかな村に住む少女、ティルは、幼い頃から性別を偽り暮らしていた。 ティルの祖父、アルバート・アドラ―は大魔導士で、占星術師としても人々の尊敬を集めていたが、この国では魔力を持つ女性は「魔女」と見なされ厳しい弾圧がいまだに続いているためで、ティルはあらぬ疑いをかけられるのを避けるため、男装して生きてきた。 だが祖父の遺言で、絵描きの兄、ハンスと共に悪魔祓いの仕事をしていく中で、祖父譲りの魔力が開花し、ティルはたちまち“美少年魔導士”として評判になってしまう。 そんなある日、ティルたちは突然ラインハルト伯爵に呼び出され、彼の甥であるノア・バランド伯爵が住む、『世にも美しい城』の呪いを解いて欲しいと依頼される。 それは、辺境の高台に佇む美しい白亜の城で、城の主であるノアは、黒髪に深い紫の瞳を持つ、美貌の青年伯爵だった。 ティルは、人を寄せつけようとしないノアに冷たくあしらわれながらも、城の呪いの調査を進めていくが、舞踏会で女装して彼の婚約者のフリをすることになってしまい……!? 呪われた城に秘められた切ない過去、そして女性を愛することを自らに禁ずる美貌の伯爵の真実とは――? 男装の駆け出し魔導士が、星の導きで呪いの謎を解き、魔を退ける! 『わが家は祇園の拝み屋さん』『満月珈琲店の星詠み』の著者新境地の西洋風ラブ&ファンタジー! -
金沙後宮の千夜一夜 砂漠の姫は謎と踊る
砂漠の大オアシス一帯を預かる有力部族に生まれた少女ファリンは、族長の孫娘にもかかわらず、幼い頃に両親が失踪したせいで、伯父と義妹に虐げられてきた。 しかし、砂漠を統べるバームダート帝国より、義妹を後宮に上げよと命が下り、ファリンの人生は激変する。 皇帝は血に飢えた暴君で、その後宮は呪われていると噂されている場所――。 恐れをなした義妹の代わりに、ファリンは後宮に入れられてしまう。 だが入ってみれば後宮は快適な場所で、年の近い友人妃たちと悠々自適な生活を送っていた。 そんなある日、ファリンと友人たちの“ある妄想”から生まれた「同人誌」が妃たちの間で大流行する。 それは美丈夫である皇帝と、その最側近を務める美青年、サイードの禁断の恋の物語! 描写のリアリティを高めるため、ファリンは取材と称して外廷に侵入するが、盗み見していたところをサイードに捕えられてしまう。 絶望するファリンだったが、ある条件と引き換えに罰を受けることを免除される。 それは、後宮で囁かれる「呪い」と呼ばれる様々な事件を調査し、それが超自然的なものではないと証明するのに協力することだった。 ファリンはサイードと、子トラ姿の精霊・バァブルとともに、事件の調査に奔走し始める。 西方人の博物学者だった父譲りの知識で、後宮の「呪い」の噂の真相を紐解いていくが、その中で、生真面目だがまっすぐで等身大なサイードを知り、徐々に惹かれていってしまう。 だが「呪い」は次第にエスカレートし、皇帝も事件に巻き込まれる危険な状況に。 ファリンは事件を解いていく中で、呪いに隠されたある事実に気付くが……。 砂漠の後宮の呪いの正体、そしてファリンの想いの行方は――? 第8回カクヨムWeb小説コンテスト《ライト文芸部門》特別賞 受賞作。 -
君だけに紡ぐこの声を聞いて
常に〈優等生〉な木下柚葉は両親からの期待を一身に背負い、 カメラマンになる夢すらも諦めて勉強ずくめの日々を送っていた。 とあるきっかけで、柚葉はクラスで〈暴力男〉と噂されている広瀬絃と知り合う。 不器用だが悪評とはかけ離れた優しい性格の広瀬と親しくなる中で、柚葉は少しずつ自分の本心と向き合えるようになる。 しかし、ある事件を境に広瀬は教室に居場所を失い――。 「自由に生きる」方法を探す、感涙の青春物語。 ◇◇◇著者からのメッセージ◇◇◇ 誰かのなにげない言葉で救われたり、支えられたりすることってありますよね。 言葉ではなくても、そばにいるだけで心強くなることもある。 生きていたら嫌なことも辛いことも悲しいこともたくさんあるけれど、きっと人生はそれだけじゃない。 ほんの一瞬でも、この物語が誰かの心にそっと寄り添えるものになれば嬉しいです。 水月つゆ -
つよがりの君に、僕は何度だって会いにいく
名門私立高校に進学した未森ひなたは、入学早々いじめに遭っていた。 ひとり親の母を思うと不登校になるわけにはいかない…… 気丈に振る舞うも生きる希望を失っていたひなたを救い出したのは、幼馴染の柊太だった。 1日限りと誓って学校をさぼり、思い出の場所をめぐる2人。 ひなたの冷え切った心を少しずつほぐしていく柊太だったが、彼には今まで打ち明けられなかった秘密があって――。 まさかの展開が心揺さぶる、高純度の恋愛物語。 ◇◇◇著者からのメッセージ◇◇◇ 息苦しい人間関係の中で 自分のことを嫌いになってしまいそうなとき。 そんなときに思い出していただけるような 一冊になれればと願って書きました。 誰かの心をほんの少しでも軽くできますように。 此見えこ -
100日後、きみのいない春が来る。
風里は、控えめな性格なのが悩みの高校1年生。同じクラスでひときわ目立っている千冬くんは、幼馴染で今でも同じマンションに住んでいる。昔は仲が良かったが、地味な風里とは違い、千冬くんは中学に入った頃からどんどんカッコよくなって、あっという間に手の届かない存在になってしまった。女の子といるところを見ると胸が痛くなるけれど、この気持ちには気づかないフリをしてきた。ある日、弟の付き添いで病院に行くと、千冬くんの姿を見かけた。その後、学校を休みがちの千冬くんを心配に思い、勇気を出して声をかけてみると、不可逆性体温低下症、通称「100日病」という難病を患っていると言う。彼は、発症したら100日後には低体温で死んでしまうという不治の病だった――。大切な人のために、自分にはなにができるのか。悔いのないように一生懸命生きるとはどうすればよいのか……。風里は必死に考える。ラストは号泣必至!命と勇気の物語。 -
言いわけばかりの私にさよならを
■あらすじ 私だけだ、何も持っていないのは――。中学最後の大会で最悪なミスをして、大好きなバレーボールを辞めた鈴乃。高校は楽しいけれど、好きなものに夢中な友人達から取り残された気持ちになってしまう。そんな時、隆二先輩は「鈴乃ちゃんはもっと跳べる」と言葉だけでなく証明してくれた。ひたむきに努力する彼の言葉だから、信じることができた。だけど、先輩は人知れず絶望と闘っていて……。夢を追う2人の恋が爽やかな奇跡を呼ぶ物語。 ■著者からのメッセージ こんにちは、加賀美真也です。 この度は角川文庫さんから「言いわけばかりの私にさよならを」刊行させていただくことになりました。この物語は、挫折によって自らの才能や可能性を信じられなくなってしまった女の子が、ひたむきに努力する男の子と出会い、惹かれ、自分自身と向き合う物語です。彼女たちの行く末をあたたかく見守っていただけると幸いです。 -
朝起きて、君に会えたら
◆あらすじ 朝が怖かった私のもとに、太陽みたいな人が現れた――。 「今日命日なんだよな、好きだったやつの」ある事情から昼夜逆転生活を送る高校生のすずは、深夜の散歩中に公園で号泣する男の子・環と出会う。同じ学校に通う環は太陽のような存在で、すずにとっては憧れであり対極にいる人だった。けれど、この夜をきっかけに正反対な二人の秘密の交流が始まる。二度と朝が来なくても良いと思うくらい環との時間を愛おしく感じていたものの、すずの身体にはタイムリミットが迫っていて――。恋にトラウマを抱える男の子とある事情からタイムリミットを抱える女の子。ふたりの切ない恋の結末は――。 魔法のiらんど大賞2022恋愛文芸部門部門賞受賞作! ◆著者メッセージ おはようございます、映瑠です。このたび、『朝起きて、君に会えたら』を刊行していただくことになりました。私にとって初めての本が、この2人の物語なんてとても嬉しい気持ちでいっぱいです。朝が怖くて深夜徘徊を繰り返す女の子・すずと、ちょっと素行不良な男の子・環が、寝静まった夜の街で愛おしい記憶を紡いでいくお話になっています。凍えるような寒い冬のお話ですが、2人の初々しいやりとりにほっこりしてもらえたら嬉しいです。 -
ただいま、憑かれています。
クスッと笑えてほろりと泣ける、ときめき満載のホラーな(!?)お仕事物語! 魔法のiらんど大賞2022 小説大賞 《文芸総合部門》部門賞 受賞作。 霊を寄せやすい霊感体質のせいで、入社一年そこそこで会社を辞めることになってしまった藤間みなみは、絶賛就職活動中。 だが、やはりその体質のために面接で失敗し、公園でたそがれていたところ、超美形の青年・水城春斗(みずき・はると)からいきなり声を掛けられ、ある仕事を頼まれる。 水城は心霊関係の仕事を生業としており、みなみの強い力を見込んで、霊寄せ役として心霊調査の現場に同行すること、そしてもう一つ、水城の家にある「浄霊の部屋」の管理をして欲しいという。 その部屋は不思議な力に満ちた居心地の良い空間で、様々な理由でこの世を彷徨ってしまっている善良な霊が、心穏やかに浄化されるのを待つための場所。 霊に憑かれやすいみなみにも、うってつけの環境だという。 みなみは突然の怪しい勧誘に警戒しつつも、水城の優しい人柄とあまりのイケメンぶりに絆され、ついお試しで手伝うことを了承してしまう。 だがその矢先、彼は突然、口も態度もめっぽう悪い別人のような性格に豹変! それというのも、水城は訳あって青年の霊・一ノ瀬悠(いちのせ・ゆう)と身体を共有し、定期的に入れ替わっているのだという。 みなみは紳士的なイケメン(ただし致命的な○○音痴)の水城と、ガサツでマイペースな悠に翻弄されながら、それぞれの事情を抱えた幽霊たちと向き合っていくことになって……?
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