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「褒め男」にくらっときたことありますか?褒め方に下心がなく、しかし自分は特別だと錯覚させる。ついに遭遇した褒め男の言葉に私は……。著者と、ゆるゆると語り合っているうちに元気になれる、傑作エッセイ集。
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Posted by ブクログ
とても面白かった。日常から切り取られているテーマ。日常が凄く重みのある大切なものに感じられた。文字が踊っているよう。一つ一つ丁寧に読んで噛み砕きたくなる。その言葉を取っておきたいような気分になった。なので、これは電子ではなく、本も買おうと思った。
凄く良かった。 肩の力を抜いて読めて角田さんと実際に飲み屋でお話してるみたいなエッセイだけれど、 その中にも角田さんの考え方が私にはすごくかっこいいなと思った。かっこつけてないところがかっこいい! 投げかけられる問い掛けの数々に対して、よくある「宝くじが当たったら?」って言われて一生懸命悩む子供のよ...続きを読むうに、頭を捻らせ考える自分がいました。 特に恋愛模様の渦中にいた?議論では、激しく角田さんに同感。私も恋愛話に疎い方で、後々からそういう話を知る事が多々あります。 最後の章の「最近、心がふるえたことは?」がとても心に響きました。 248〜249にかけての文章がとても良かったので、抜粋はしません。「自分の足で歩いてそうしたものに出合えると、本当にうれしい。」
今読んでいますが、短いエッセイ集なのでとても読みやすいし、読んでいて落ち着きます。寝る前にちょっと気分を落ち着けて眠りたい、そんなときにオススメかもしれません。
角田さんの考え方が面白くて好き、小説家だし賢く上手〜く生きて私とは全然違う思考してるんやろなと思ってたけど似てる部分も合ってなんか嬉しくなった、見ててくすくす笑えた、テキトーに生きてた良い意味で!私も楽しくのんびり生きる
エッセイが好きで、角田光代のものもこれで3冊目なんだけど、他の作家のものと読み比べてみると彼女には澱みがないのが印象的だった。 女性作家のエッセイはともすれば内面を書き出すうちに過去のドロドロや「〜すべきだと思う」みたいなものが多くなってくるが、角田光代にはそういうものを感じない。 人間らしいし、...続きを読むいわゆるさばさば女とは違うし湿度がないわけでもないのに、自分の中の嫌な感情や思い出も「そういうこともあるよね」と割り切っている。 そういうところが読みやすいしとっつきやすい。 深い悩みを相談しても、深刻になり過ぎずに「そうなんだー」と軽く聞き流してくれそうな、でも突き放すわけでもない感じがすごく友達になりたくなる。 本書では外国で高山に登ることになったときの彼女の心の内が「こんなはずじゃなかった、おうちに帰りたい(中略)だいたい私はいつだって読みが甘いのだ……と、さまざまなネガティヴ思考が頭のなかを怒濤のように駆けめぐる。(中略)泣いてもどうにもならないから、泣かずにただひたすら歩き続けたけれど」などと書かれていて私と同じだ!と嬉しくなったりもした。 もっとも角田光代はありえないほどの仕事の量をこなし賞を取り、プライベートでも歯を食いしばっていたりと、私とはまるで違うのだけど。 それでも「私もそうだ!」と思わせてくれる、友達の友達にいそうなのが角田光代なのだ。 この本を読んで、更に彼女のことを知りたくなった。
飾らないところが良い
理想の女性の話や、普段着とお出かけ着の使い分けの話など、読んでいるだけなのだけど一緒に話しているかのような近さがあって良かった。少しズボラで、でも逞しい角田光代さんのエッセイはどれも面白かった。
角田光代さんのエッセイは初読み。 勝手に持っていたイメージが覆された。 いい意味でゆるっとしていて、でも軸はぶれない強さもあって。自然体なところがいいなと思った。 あとがきで「年齢だけは重ねたが、大人になった実感もなく、賢くなった気配はない」は、私もそう。 気分は昔と全然変わってないのは一緒だな。 ...続きを読む友達と飲みながら話しているような楽しいエッセイだった。
とっても素敵なエッセイで、あとがきで書かれているように居酒屋で角田さんと酒のつまみにお話ししているような、ほっこりした読み心地で楽しかった。書かれたのは大分前みたいだけれど、まだまだ続きを読んでいたい気持ちでいっぱい。
エッセイって作家さんの色んなことを知れて 友達と話してるみたいで 楽しくて近くて、 毎日寝る前にちょっとづつ読むのが好き 美味しいもの大臣私の周りにもたくさんいる!笑 なんとか運の話もめっちゃ共感面白かった〜
おもしろかった! webに2週間に一回掲載していたエッセイをまとめた本らしい いろんな質問を投げかけてきたりしてくれる内容が多くて自分はどうだろう?とか考えながら読んだ 例えば、角田さんは恋愛運とかはないけどタクシー運、旅行に行った時に出会う旅行者運はいい! あなたは何運に自信がある?みたいな ...続きを読むあとは以前カレーのルーが足りなくなった経験からカレーとルーをかき混ぜて食べるようになったとかスカートが捲れ上がってパンツ丸見えになってる女性を見かけてからトイレから出たあと執拗に捲れてないか確認するようになったとかのプチトラウマの話からあなたもありますか?とか こういうはなしってダラダラと誰かと無限に時間がある時にしかできないんだよねえ だからこの本を読んでるとそういう友達とか家族とかとどうでもいいような論争をしたような充実感があった あと角田光代の作品は母と娘の確執とか毒親系の話が多いから母との関係はあまり良くないのかも?と思ってたけど母のいた病院に通ってて辛かった話とかがところどころにあってそんなことはないんだと思った
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