無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
ロンドンの自然博物館にある恐竜の前でじっと息を殺していると恐竜が話し掛けてくる。そんな話を友達から聞いた「私」はそのイグアノドンの標本を訪ねるが、何の物音も聞えない。がっかりしてホテルに帰ると、フロントに謎の伝言が……。(「イグアノドンからの伝言」より)ロンドン、ボストン、イスタンブール、世界のあらゆる都市へ、原田宗典が空想の旅にいざなう幻想的で不可思議な物語。珠玉のショート・ストーリー集。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
「旅の短篇集 春夏」は、2026年の本屋大賞・発掘部門で「超発掘本」に選ばれた作品です。初版の発行は平成12年12月。なんと、世に出てから約四半世紀を経て、改めて脚光を浴びることになりました。
タイトルといい、表紙の地味なデザインといい、「売る気あるのかな?」と思ってしまいますが、原田さんからすれば「手にした人だけ読んでくれれば、それでいい」ということなのかもしれません。
ページをめくってみると、1話たったの2ページ。長くても20行足らずという超ショートストーリーです。読み進めるうちに、世界各地の都市へと一瞬で誘われ、その土地の匂いや文化、気候まで感じられたような気分になります。
どこまでが本当で、どこからが空想? 妄想? 創作? なのかはわかりません。しかし、不思議なことに、読んでいると心がフラットな状態に戻っていくような感覚を覚えます。
通勤・通学のお供や旅先で読むのにもぴったりですが、私の一番のおすすめは、人生に悩んだときや仕事に行き詰まったとき。そんなときに何話か読んでみるといいかもしれません。
そうすると、なんということでしょう……たちまちグッドアイデアが浮かんできます……たぶん。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。