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「おれはもうおじさんではなく,おじいさんだ」――様々な思いをおきざりにして生きてきた長坂誠,65歳.その運命の歯車が或る姉弟との出会いから動き出す.おきざりにされた者など,いない.生きていくかぎり,ささやかでも希望が生まれ,その旅は続いてゆくから.吉田拓郎の名曲にのせて贈る,昭和の香り漂う令和の物語.
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Posted by ブクログ
知り合いに、おおすめされてなんの情報もないまま読み始めた一冊でしたが、圧巻でした。すぐに惹きつけられて、世界観にのめり込んでしまいました。1人の中年男性の話なのですが、壮絶な人生で周りの人間関係がすごく面白かったです。伏線回収も、気持ちよくって、あっという間に完読しちゃいました。なにも、考えずに読み...続きを読む進めて欲しい一冊です。いい事をすると、必ず報われる!そんな風に思えました。きっと、この感想の意味を理解できる人が現れますように。詳しく書いてしまうと、もったいないので感じるままに読み進めて欲しい一冊です。
「おきざりにした悲しみは」というタイトルに過敏に反応する私は、いわゆる?“拓郎・陽水・かぐや姫世代” です。普段、小説の類は “ミステリー系” ぐらいしか読まないのですが、さすがにこの本は気になりました。 さて、この物語、主人公たちの未来に向けた期待と希望とが素直に感じられるとても面白い作品でし...続きを読むた。
やっぱり原田宗典さん好きだわ むかしを思い出す マハさんも好きだが、宗典さんはいい 久しぶりに実家から『スメル男』を取ってきて読み返してみよう!
表題作の歌を始めとして昭和のフォークやブルースなどが効果的に使われていて切ない気持ちになる。 黙って人助けをする、主人公の貧乏くじを引いたような人生が最後に花開くようなラストが良かったです。子どもたちもうまくいきすぎだと思うが小説なんだからこうでなくっちゃ。
おきざりにした悲しみは タイトルに惹かれて読んだけど 良かった あっという間に読めた あまり運の良くない65歳の主人公 アパートに置き去り状態の姉と弟 二人の世話を始めて それぞれの凄い才能に気づき SNSで発信する 昭和の香りのする内容だけど 藤圭子の歌詞や泉谷しげるの春夏秋冬歌詞がいい そし...続きを読むて吉田拓郎 皆天才 同じ時代を生きた者として思い出深い こんな主人公みたいないい人 いっぱいいたよ なんだか心が暖かくなる作品
岡林信康、泉谷しげる、ブランキー・ジェット・シティ、RCサクセショョン そしてタイトルにもなっている、吉田拓郎 65歳独り身ガテン系が2人の天才姉弟との出会いによって、おきざりにした過去と向き合い、おきざりにしない新たな生きがいを見つけていく そこに散りばめられる名曲の数々 「花は野に咲かし...続きを読むておけ」決して豪華な花瓶に飾られることのないガンコでブレない生き方 多くを望まない正直者が大切にする小さな幸せが胸を撃ちます
原田宗典さんの、これ、こういう文章、文体、いいなあ。好きだなあ。水のような…そんなかんじですね。流れるような、波打つような、澱むこともあるし…今までの経験全てで、たどり着いたのですね。長坂誠さん、ありがとう。これからきっといいこといっぱいあるはず。真子と圭もよかった。偉いね。お母さん帰ってきてよかっ...続きを読むた。親子3人で平和に暮らしてね。長坂さんとの交流も続いてほしいな。圭の書もまたすごいことになるのかも。希望を感じるラストでよかった。涙出てしまった。原田さん、エッセイすごくおもしろくて笑っちゃうのに、こんな長編も書くんだから、んもう、なんだかんだすごい人です。
五つ星。 甘いかな。 甘いと思う。 でも、なんだかいい本。 65歳の原田宗典さんが書いたと思うと、これでいい。これがいい。 頑張れ。 頑張ろう。 と思った。
学生の頃、ムネノリせんせを友人がすきで、影響受けてよく読んだな。懐かしくて読んでみたら昔読んだ本とは雰囲気がずいぶん違って爽やかで読みやすかった。
放蕩生活に身をやつした主人公の長坂誠は、今や65歳。 なんとか放蕩生活から逃れようと、心機一転東京へ出てきた。 そこで派遣社員として物流倉庫のフォークリフトの運転手として職を得て、今に至っている。 経済的には楽ではなく、住まいは築40年を過ぎたボロアパートで、家賃が3万8千円の6畳一間の時代に取り残...続きを読むされたような住まいだった。 ある日、共用スペースに置いてある洗濯機の水道栓から、隣の部屋に住んでいる少女が水を汲んでいるところに誠は遭遇する。 事情を少女に尋ねると、ガス、水道、電気が止められていると言う。 20日前、直ぐに帰るからと言って1万円を残して出掛けたきり、母親が未だ帰ってきていないと言う。 猛暑の中、クーラーも使えず食事もできないのではと誠は同情し、翌朝の食事と飲み物を少女と弟の住んでる部屋に届け、夕食には誠の手作りカレーをご馳走しようと、中学生の真子と小学生で自閉症の弟の圭を自室に招待する。 最初は警戒と遠慮していた姉弟は、誠の勧めもあってカレーを美味しいと言いながら貪り喰った。 これまで孤独の生活を過ごしてきた誠は、真子と圭との交流を通して、初めて生活に充実感を感じるようになる。 数日が経過した辺りで分かったことに、真子は並外れた歌唱力があり、弟の圭は書道に長けていて、難しい漢字を見事に書き、そして難しい漢詩も書けるという特異な才能を擁していた。 誠の趣味の一つがギター演奏ということもあり、誠の伴奏で真子が歌う時もあった。 しかし3人の穏やかな生活がこのまま続くわけもなく、波乱万丈の日々が迫ってくる。
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おきざりにした悲しみは
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原田宗典
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