しょうがない人

しょうがない人

440円 (税込)

2pt

バイクの無免許運転で捕まった父を交番に引き受けに向かうぼく。豪胆を気取っていても本心は気弱で家族にやっかいばかりをかける。しょうがない人-父親をうとましく思う反面、胸底には深い愛情をいだく息子の気持ちを軽快に描く表題作をはじめ、「非のうちどころのない球形」のメロンを求めて街を彷徨するぼくの、過去と現在が交錯する物語「メロンを買いに」など、繊細で豊かな傑作作品集。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

しょうがない人 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    20年前にはじめて読んで以来大好きな作品集。今回原田マハさんの天国の蝿を読んで久しぶりに読み返した。父親への愛憎をえがきながら、なんだかホンワカとした余韻がのこる。

    0
    2012年10月28日

    Posted by ブクログ

    この人の作品は柔らかい。
    それはまるで柔軟剤で洗いおとしたてのバスタオルみたいだ。
    というのは冗談で。
    作中の主人公の思考回路や周囲に対する視点、
    これらが僕と酷似しているから気持ちいいんだろう。

    0
    2011年10月29日

    Posted by ブクログ

    1作目の「メロンを買いに」が特にいい。
    絶妙な憂鬱さと明るさが漂っていて、じんわりと感動できる作品。

    0
    2011年10月05日

    Posted by ブクログ

    はじめてこれを読んだのは、なんと高校のとき、大学入試の模試でだった。現国の小説分野の題材として「しょうがない人」が取り上げられていて、いつものように試験問題を解くつもりでこれを読んで行くうち…なにかが胸に込み上げてきて問題が解けなくなった。主人公の父親に対する気持ちが、まさに当時の自分の気持ちとリン

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    原田宗典さんの父親が
    うちの父親とかぶってしかたない。泣いた。それだけ。
    切ないっちゅーか、苦しい。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    しょうがない人。
    憎んでいるはずの父のために泣いてしまう。最後のシーンは今思い出してもせつなくなります。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    これを読んだ日からメロンがどーしても食べたい
    種のとこが甘すぎるぐらい熟してる高級メロンも食べたいし、300円ぐらいの安くて美味しいハネデューメロンも食べてみたい
    いつか高級なメロンだけを買いに行く日をつくって贅沢な時間とお金の使い方をするって決めたの

    0
    2024年04月24日

    Posted by ブクログ

    トータルで見て、それぞれの話に厚みがあった。
    「メロンを買いに行く」「交番に行く」という簡単な行為にも様々な思いや過去が詰まっていて、面白かった。

    なんだかんだで、親子ってのは大事なんだ。

    0
    2010年12月17日

    Posted by ブクログ

    4つの短編が入った小説集。
    表題作は、昔はセールスマンとして成功していた父親が、今は借金を抱え、その日暮らしで家族にやっかいばかりかけるようになっている。その父と息子である「ぼく」が語る父への心情。「です・ます調」で書かれているのが、客観的に冷静な視点で話しているように見える。父親への愛憎入り混じ

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ミズヒコのことは怖くなって読めませんでしたが…安江くんありがとう☆
    すれちがうだけ、でもそこに物語が見出せる。おもしろかった。
    でも、メロンであそこまで物語が広がるのは凄い…!

    0
    2009年10月04日

しょうがない人 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

原田宗典 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す