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バイクの無免許運転で捕まった父を交番に引き受けに向かうぼく。豪胆を気取っていても本心は気弱で家族にやっかいばかりをかける。しょうがない人-父親をうとましく思う反面、胸底には深い愛情をいだく息子の気持ちを軽快に描く表題作をはじめ、「非のうちどころのない球形」のメロンを求めて街を彷徨するぼくの、過去と現在が交錯する物語「メロンを買いに」など、繊細で豊かな傑作作品集。
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Posted by ブクログ
20年前にはじめて読んで以来大好きな作品集。今回原田マハさんの天国の蝿を読んで久しぶりに読み返した。父親への愛憎をえがきながら、なんだかホンワカとした余韻がのこる。
この人の作品は柔らかい。 それはまるで柔軟剤で洗いおとしたてのバスタオルみたいだ。 というのは冗談で。 作中の主人公の思考回路や周囲に対する視点、 これらが僕と酷似しているから気持ちいいんだろう。
1作目の「メロンを買いに」が特にいい。 絶妙な憂鬱さと明るさが漂っていて、じんわりと感動できる作品。
はじめてこれを読んだのは、なんと高校のとき、大学入試の模試でだった。現国の小説分野の題材として「しょうがない人」が取り上げられていて、いつものように試験問題を解くつもりでこれを読んで行くうち…なにかが胸に込み上げてきて問題が解けなくなった。主人公の父親に対する気持ちが、まさに当時の自分の気持ちとリン...続きを読むクしてしまった。 世の中に、自分以外に父親についてこういう風に考えている人がいることがわかって心底驚いた。 小説の中で主人公はまさに自分の気持ちを代弁していた。 試験後、速攻でこの文庫本を本屋に買いに行った。 今読んでも泣けてしまう。 ちなみにその試験の点数は散々なものだった…。
原田宗典さんの父親が うちの父親とかぶってしかたない。泣いた。それだけ。 切ないっちゅーか、苦しい。
しょうがない人。 憎んでいるはずの父のために泣いてしまう。最後のシーンは今思い出してもせつなくなります。
これを読んだ日からメロンがどーしても食べたい 種のとこが甘すぎるぐらい熟してる高級メロンも食べたいし、300円ぐらいの安くて美味しいハネデューメロンも食べてみたい いつか高級なメロンだけを買いに行く日をつくって贅沢な時間とお金の使い方をするって決めたの
トータルで見て、それぞれの話に厚みがあった。 「メロンを買いに行く」「交番に行く」という簡単な行為にも様々な思いや過去が詰まっていて、面白かった。 なんだかんだで、親子ってのは大事なんだ。
4つの短編が入った小説集。 表題作は、昔はセールスマンとして成功していた父親が、今は借金を抱え、その日暮らしで家族にやっかいばかりかけるようになっている。その父と息子である「ぼく」が語る父への心情。「です・ます調」で書かれているのが、客観的に冷静な視点で話しているように見える。父親への愛憎入り混じ...続きを読むる熱い感情を押し殺しているようにも思えた。
ミズヒコのことは怖くなって読めませんでしたが…安江くんありがとう☆ すれちがうだけ、でもそこに物語が見出せる。おもしろかった。 でも、メロンであそこまで物語が広がるのは凄い…!
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