【感想・ネタバレ】旅の短篇集 春夏のレビュー

あらすじ

ロンドンの自然博物館にある恐竜の前でじっと息を殺していると恐竜が話し掛けてくる。そんな話を友達から聞いた「私」はそのイグアノドンの標本を訪ねるが、何の物音も聞えない。がっかりしてホテルに帰ると、フロントに謎の伝言が……。(「イグアノドンからの伝言」より)ロンドン、ボストン、イスタンブール、世界のあらゆる都市へ、原田宗典が空想の旅にいざなう幻想的で不可思議な物語。珠玉のショート・ストーリー集。

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Posted by ブクログ

面白い。本屋大賞のスピーチで面白さが滲み出てましたが、旅の記録、日記、エッセイの体裁を保ちつつ、表現は詩的かつ純文学を彷彿しました。

素敵な作家さんだなぁ。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

城達也さんの時代のジェットストリームが原点なんですね。ってことをネット記事でたまたま知って読み始めたのだけれど、めちゃ素敵な作品。
城さんのお声を脳内で再現しながら読むと、すごくいい。ジェットストリームだと知らなかったら読み始めなかっただろうし、ここまでハマらなかったと思う。

本屋大賞の作品はいつもチープで今っぽくて(まぁ本を読まない人を本屋に向かわせるための賞だから仕方ないのだが)全然面白くないんだけど、こちらの作品と出逢えたことで本屋大賞を少し見直した。こんなに素晴らしい作品なのに、版元がちゃんと販促していなくて、なんか勝手に悲しい。

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2026年05月02日

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TOKYO FMの「ミッドナイト・オデッセイ」として放送されたものを小説にまとめた短篇集。


たった2ページにおさめられた、旅のおはなし。


風に凪ぐ、湖の水面も見ているような感覚に心が陥る。

ずっと、手元に置いておきたい本。



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「イグアノドンからの伝言」

ロンドンのクロムウェル・ロード。
イギリスの誇る自然史博物館に飾られている、恐竜の骨格標本は、時々お喋りをする。
そんな噂を聞いたのは去年の春でした。
イギリスから帰国して友人がもっともらしい顔で話して聞かせてくれたのです。

「イグアノドンの骨格標本だよ。その前に立って、しばらくじっと息を殺していると、恐竜が話しかけてくるんだ」

友人は、そんなことを言いました。

私はもちろん半信半疑でしたが、今年の秋、ちょうどロンドンへ行く用事があったので、自然史博物館を訪れてみました。

友人の言っていたイグアノドンの骨格標本はすぐに見つかりましたが、その前に立ってじっと息を殺してみても、なんの物音も聞こえませんでした。
私はがっかりして、ホテルへ帰りました。
部屋へ入ると、メッセージランプが点滅していたので、私はさっそくフロントへ電話をしてみました。すると、フロントのマネージャーハこんなことを言いました。

「伝言が入っています。風邪をひいて、のどの調子が悪いので、先ほどは失礼しました。という内容です。」

誰からの伝言ですかと私が尋ねると、マネージャーは相手の名前を読み上げました。

「イグアノドン、という方からの伝言です」

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2010年11月08日

Posted by ブクログ

ジェット・ストリームで朗読されていた短篇集なので極短編。似た系統の話が多いけど、どれも素敵。その土地へ行ったような気分になれる。生で聞きたかった(惚)私は伊武雅刀さんの声で聞いてみたい。ドキドキ。

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2009年10月07日

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原田さんのショート大好きです。まぁ、タイトル通りの舞台設定。相変わらずのちょっとした皮肉と恐怖と警告。

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2009年10月04日

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ありそうでない現実と織り交ざったファンタジー。
主人公は若くとも老いともとれる。
絵に描ける様な世界観。
他に書いているエッセイとも小説とも違う。雰囲気がそれぞれ全然違う。
これもなんども読んでしまう一冊。

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2009年10月04日

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こんなに何度も読む本も珍しい。墓場まで持って行くよ、私は!
旅先から友達が送ってくれた手紙を読むような、そんな本。
もし、私が何か外国語が出来れば翻訳したいくらい。世界中の人に読んで欲しい。
東京FMの"ジェットストリーム"で朗読していたものらしい。だから、私はいつも読む時、城達也の声で囁かれている気分になってしまう。
秋冬編も読むべし。

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2009年10月04日

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この本を読むと、旅に出たくなる。
小さな世界のなかで生きるのも、それはそれでいい。
でも、世界はこんなにも不思議に満ちているのだと思うと、
今すぐ、計画もなしに、ひとりで旅立ちたくなる。
 

『旅の短篇集 春夏』原田宗典

今年の本屋大賞「超発掘本!」に選ばれた本書。

世界各国の旅先で出会った、
ちょっぴり不思議な出来事。
それが知的で、ウィットに富んだ文体で綴られていく。

異国だからこそ、
こんな幻想的なエピソードがしっくりくるのかもしれない。

どのお話も、たった2ページで読めるショートショート。
寝る前に1話ずつ読めば、きっといい夢が見られるし、
移動時間に読めば、たちまち異国へと連れていってくれる。

どれも夢心地のように素敵な作品なのだけれど、
個人的に特に好きだったのは……

アイオワの小さな田舎町を舞台にした「夢の野球場」
ナイロビのマサイ族の青年からもらった「マサイの布」
モンゴルのゲルで振る舞われた「親友の酒」

あぁ、でも「火の狐」もめちゃくちゃ素敵だし、
「前世を映す鏡」ものぞいてみたいし、
なんて夢のある話ばかりなんだろう……!



著者が原田マハさんのお兄さんだということ、
今回初めて知りました。
こんなに素敵な文章を書かれる方を、
今まで知らなかったなんて。

あわせて購入した『旅の短篇集 秋冬』も楽しみです。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

#旅の短篇集春夏
#原田宗典

大人向けのファタジー。
夢と現実の狭間にいるような掌編たち。クスっと笑えたりニヤリとさせられたり。作者の部屋は珍品たちの囁きで、夜はさぞかし賑やかなことだろう。
この季節に春夏編を読み終えて、もったいないので秋冬編は10月頃まで取っておこうかなあと考えている。

#読書好きな人と繋がりたい
#本屋大賞

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2026年04月30日

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旅をテーマにした摩訶不思議な物語、出会いの数々。夢か幻か。しゃべるイグアノドン、音楽か奏でる蚊。行間も余白も多い構成でとても読みやすい。さすが本屋大賞発掘本だけある。

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2026年04月30日

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本屋大賞超発掘本!に選ばれ、紐解きました。あのラジオ深夜番組「ジェットストリーム」で読まれていた短篇を集めたそうです。夜のしじまが街を包み、曲と曲のぽっかり空いた空間に、原田さんの旅の思い出みたいな「掌編小説」が流れていったようです。いつも序破急で構成されていて、世界の街のちょっとした事実が、少し歪んで、やがてストンと何処かに落ちるのです。約130篇、出来は玉石混淆です。

ロンドンのクロムウェル・ロードでのイグアノドンからの伝言、
コート・ダジュールの囁いてくれる巻貝、
イスタンブールのホテルのアガサ・クリスティーの執筆部屋で聴こえる列車、
スペイン・アンダルシア地方で美女に飲まれるワインになった夢、
中国・北京にあった仙人の箸、
カリブ海マルチニーク島の必ずうまくいく恋する切手、
ニューヨークで売付けられそうになり断ってしまった過去行きの地下鉄、
モスクワのマトリョーシカは次々に革命家が現れるが最後のマルクスはタブーだ、
あと、コレはファンタジー要素一切無し、でも不思議な気分になること間違いない、外国のホテルで出してみる自分あての手紙、

外国の音楽を聴きながら外国にいたような気分になる掌篇、その小石は、磨けば光る石か、ただの石か、貴方もひとつ拾って見ませんか?

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2026年04月29日

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2026年本屋大賞超発掘本、受賞。

若い頃、著者の大ファンでした。
いろいろあったけど、最近また新作も出てるんだって、この本をきっかけに知りました。また、読んでみようっと。

ジェットストリームでこんなお話が聴けたんですね。
知らなかったな(まあ、その頃はラジオなんて聞かなかったし)

就寝時に1話、ゆっくり眠れそうです。

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2026年04月28日

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原田宗典
⭐️旅の短編集 春夏
 世界を旅して、不思議なことに出会うエピソードを集めたショートショート。小粋なお話が詰まっているアラカルト。ほっとし、癒され、ノスタルジックな世界に浸ることができる。寝る前に読むのがいいかもしれない。

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2026年04月12日

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エッセイっぽい大人向けのファンタジー小説。
ファンタジーはあまり好みではないが、
色々な国を旅してるような気分になれるし、
こんなモノやコトがあればいいなと想像力掻き立てられる

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2026年04月10日

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2026年本屋大賞の超発掘本。同じく昨年の超発掘本として発表されたクラフト・エヴィング商會の『ないもの、あります』と同じテイストを感じる。ちょこっとエスプリが効いていて楽しい。青色の文字で印刷されていてノスタルジック。

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2026年04月09日

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ジェットストリームで読まれていたという、すべてが二ページにおさまる不思議なお話。彼の話、好きなんだけどなぁ、まさか逮捕されてしまうとは…

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2013年09月11日

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数年前に買って読まずにいた本。
久しぶりに引っ張りだして読んでみたらおもしろい!
とてもキレイな文章。
旅に出たくなります。

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2012年04月13日

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中学三年生の時に出会いました。
夏の文庫フェアがきっかけだったような気がします。

世界を旅することを夢にみて、焦がれていた頃。
一篇、一篇が面白くて、みんな好きでした。

海を越えたら、こんなにステキなことがいっぱいあるんだぁ
なんて、すっかり受け入れてしまっていた頃。
今でも、その世界観が好きです。

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2009年10月04日

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世界各国の街角で体験する、少し不思議でとても温かいお話が盛り込まれた短篇集。変なお土産の話もてんこもり。本書は「春夏」。他に「秋冬」もあります。あなたは異国の街で一人過ごすとき、不意に訪れる奇妙な感情に苛まれたことはありますか?今にも自分が消えてしまいそうな、希薄なのに心をぐるぐるかき回すような感情。このまま自分が消えてしまっても誰にも気づかれず明日からまた何事もなく世界は回るかもしれない、予感と不安。そんな不安定なときには、少しぐらい不思議なことが起こってもあなたは気づかないのかもしれません。そんな"旅"にまつわる不思議をほんの見開き2ページにまとめた、小さな夢の話。読んだ後は誰かに読み聞かせてあげてみては。眠る前の子供を楽しい夢に誘ってあげるような気持ちで。

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2009年10月04日

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「ジェットストリーム」で朗読されていた短編をまとめたもの。
あの番組を聞いてた方なら、この説明で中身がどんなテイストなのかある程度想像がつくだろう。
日常から路地を一本入った、夢ともおとぎの世界ともつかない風景の数々。
お気に入りのソファに寝転んで、音楽を流しながら、そうしてアルコールを時々流し込みながら、ゆっくりページをめくりたくなる。

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2009年10月04日

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すごくFANTASY。それでいて優しい。ショート・ストーリー集です。ラジオ「ジェット・ストリーム」のものをまとめたやつです。この他に秋・冬もあります。
この本、私の中でリピ率高いです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

旅に関係あったりなかったり、ないかと思えばあったり…のショートストーリー。
好き。だけど、秋冬の方が多分もう少しだけ好き。(あんこ)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

世界各地を旅して出会った不思議な物について語られる短いおはなし
現実にありそうな、なさそうな、あったらいいなの物たち
異国の雰囲気で妄想が膨らむ
ただ連続して読むと同じような話ばっかりに感じてしまうから、時々開く感じが良いのかも

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2026年04月27日

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大人のお伽話。
嘘つきおじさんの出鱈目なお話を聞いてる感じ。
ほっこり系だけど、嘘ばっかりじゃん!て感じで
あんまり好きじゃない。

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

海外での出来事や友人から聞いた話など、ちょっと不思議な短編がたっぷり。出てくるアイテムがドラえもんのポケットから出てくるような便利な物だったり不思議な物だったりで面白く、1話2p程なのでサクサク読める。
深夜ラジオで放送されていたのをまとめたとの事、なるほどこんな不思議な話がラジオから流れてくるなんてノスタルジックを感じる

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

一つ2ページの短篇集。
TOKYO FMの何かラジオ番組の為に書かれた読み物を、本にまとめたんですって。

こーんな綺麗な文章も書けるのかよ!っていう感想。
1つ1分で読めてしまうような短いお話。幻想的でいい。
んだけど、ちょっとワンパターンすぎてすぐに飽きちゃう

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2011年10月23日

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