麦と兵隊・土と兵隊

麦と兵隊・土と兵隊

781円 (税込)

3pt

4.0

どんなに検閲がうるさく、制限がきびしかろうとも、書いておきたいものがあった――(あとがきより)
陸軍報道部員として日中戦争に従軍した著者が愛をもって描く兵隊と中国民衆。
果てしない麦畑を進軍、九死に一生を得た徐州作戦の経験を日記形式で綴る「麦と兵隊」、
杭州湾敵前上陸作戦に臨み、死と隣り合わせの日々を懸命に生きる兵隊の心情を弟への手紙形式で綴る「土と兵隊」の2作を収録。
戦場のリアルを限界まで追求し、書けなかった現実をも想像させる名作。

特別収録 浅田次郎「時代の贄 火野葦平の従軍手帖に寄せて」

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麦と兵隊・土と兵隊 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    兵士であり従軍記者出会った著者が目にしたこと、体験したことが生々しく書かれている。兵士はひたすら歩く。重い背嚢を背負って。そのアリのような行軍がどこまでも続く麦畑や泥地を超えていく。
    読むと実際の日本兵の素顔がどうだったのか、近い人のように感じたりする。
    次から次へとページを繰ることができ、あたかも

    0
    2024年09月17日

    Posted by ブクログ

    火野葦平の小説「麦と兵隊」、「土と兵隊」が収録されています。
    火野葦平は石炭仲仕を商う家庭の長男として出生し、大学在学中より文学を志しましたが、その後、一時断念、左翼運動に興味を抱きながら家業を継ぎます。
    その後、労働活動が検挙されたことにより、転向を決心し、再度文学活動を再開します。
    芥川賞を受賞

    0
    2021年09月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説家による日中戦争の従軍記。出版は戦中だが、本書は戦後に作者による修正が入ったものである。

    戦後版のあとがきでは、著者自身は小説家なので本書はノンフィクションではなく、文学処理を施した創作であると述べられている(p286,287 あとがき「麦と兵隊」「土と兵隊」を書いた頃より)。戦中に出版された

    0
    2025年11月12日

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