作品一覧

  • 縁切り姫の婚約

    縁切り姫の婚約

    小説・文芸

    4.0
    1巻770円 (税込)
    神々に護られ、神社が強い力を持つ日本。 「縁切り神社」の娘、綿本雪音(わたもと ゆきね)は屈託のない明るい少女。 しかしある日、神社が襲撃されてしまう。 襲撃者は名前に「雪」が入る術者を殺すと言い、雪音は危機に陥るが、 御景藤矢(みかげ とうや)という青年に救われる。 彼は日本を陰で守る「特格神社」の後継者で、 ある切実な理由から、雪音の家が持つ「縁切りの力」を欲していた。 そしてその力を得るため、雪音は藤矢と「契約婚約」することになり……!?
  • 聖女の余命はあと一年

    聖女の余命はあと一年

    ラノベ

    4.0
    1巻880円 (税込)
    「私、不老不死になりたいの」──病に侵され、余命一年と宣告された聖女ジルダ。これからも国民を守り続けるため、幼馴染の騎士ルカを従者にして不老不死を目指し旅に出る。道中、ジルダとルカは恋人同士を装い、聖女の役目から開放されて過ごすふたりの時間はとても尊くて……。しかし目的が叶えられれば、ルカの記憶からジルダは消えてしまう。聖女であり続けたいジルダと、自分を犠牲にする彼女を憂い、いっそ聖女の力を失わせてジルダ自身の人生を歩ませたいルカ。相手を想うほどにすれ違い、そうしてジルダの命の灯が消える時間はどんどん迫ってきて……。
  • ロマンティック・ダーク(合本版) 1巻
    完結

    ロマンティック・ダーク(合本版)

    少女・女性マンガ

    -
    全2巻660円 (税込)
    【単話版1~12話までを収録。オリジナル特典漫画4ページ付き】 バンドのメジャーデビューを控えている音生(ねお)は、いつも生傷が絶えない。3日連続交通事故に合い、謎の高熱を出し、階段から落ちまくる…。マネージャーにお祓いを命じられ、向かった先にいたのは可憐な少女――“よよ”。「私の運命の怪異探しに協力してもらうよ」そう言って彼女は目を燦然と輝かせて、音生の人生にズカズカと踏み込んできた――。怪異引き寄せ体質のバンドマン・音生×運命の怪異を求める霊媒師・よよ。愛とホラーが交じり合う、最恐!?コンビのオカルティック・ラブ、待望の単行本化!
  • ロマンティック・ダーク 1話
    完結

    ロマンティック・ダーク

    少女・女性マンガ

    -
    全24巻80円 (税込)
    バンドのメジャーデビューを控えている音生(ねお)は、いつも生傷が絶えない。3日連続交通事故に合い、謎の高熱を出し、階段から落ちまくる…。マネージャーにお祓いを命じられ、向かった先にいたのは可憐な少女――“よよ”。「私の運命の怪異探しに協力してもらうよ」そう言って彼女は目を燦然と輝かせて、俺の人生にズカズカと踏み込んできたーー。怪異引き寄せ体質のバンドマン・音生×運命の怪異を求める霊媒師・よよ。愛とホラーが交じり合う、最恐!?コンビのオカルティック・ラブ、開幕!
  • 死刑執行官の魔法使い

    死刑執行官の魔法使い

    ラノベ

    4.0
    1巻880円 (税込)
    ここは魔法界唯一の「死刑執行所」。歴代最強と呼ばれる死刑執行官・ニルのもとに、久々の新人が配属される。新米執行官のスピカは、おっちょこちょいで養成学校の成績は最下位。その上、不死の呪いをかけられており、隙あらば死のうとする厄介な魔法使い。ぶつかり合ってばかりのちぐはぐなふたりだが、恋する教誨師や、愛煙家の医官、そんな個性豊かな面々に囲まれ「死」の最前線で働き続ける。そんなある日、収監されていた死刑囚の大魔女・ムズィカの悪あがきに、ふたりとその周囲が巻き込まれてしまって……!?
  • 恋虫

    恋虫

    小説・文芸

    3.4
    1巻660円 (税込)
    『恋』を知っていますか? 正式名称は「感情性免疫不全症」。ウイルス性の病で、感染すると、驚くほど人が変わってしまい、自我がなくなってしまう事から、『恋虫』と呼ばれ、恐れられている。この病に感染すると、身体のどこかに特徴的なピンク色の痣が現れ、他者の感染を防ぐため、駆除される運命にある――。 四ノ宮美季は、念願の『恋虫駆除隊』に入隊した。治療薬の存在しない『恋虫』に感染した人を駆除する部隊だ。上官になったのは冬野花火というこの世界の救世主。入隊して初の出動で、四ノ宮は対象者を目の前にして駆除できなかった。今まで恐れていた『恋』という病が、本当に悪いものなのか疑問を抱いてしまったからだ。叱咤されるのを覚悟で連れられて来られた冬野の部屋で、四ノ宮は彼の秘密を知ることになり……。 『恋』に堕ちる切なさと、脆い感情を彩り豊かに描いた、泣けるラブ・ストーリー。

ユーザーレビュー

  • 縁切り姫の婚約

    Posted by ブクログ

     最後に参考文献も記されていて、大変に研究されてからこの物語を書かれたのだと伝わりました。筆者の白土夏海さんに深い尊敬と感謝を___ありがとうございました。







     ※
     以下、ネタバレを含みます
     作品の感想ももちろん含みますが、個人的な雑記が多くを占めております。お時間いただける方だけ、どうかお読みくださいませ。







    ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー






     御景の家に向かう途中にある橋が青銅で作られているというのも、大変に興味深いものでした。銅にスズを混ぜることで、融点が低くなり、低音でも加工できることに気がついてからは、それはそれはたくさんの器や祭具などが、我が国では作られてきました。鉄器がやってきてからは主だって珍重されなくなってしまいましたが、それでも、鉄を起こすためには大量の薪によって高温を催さなくてはならず、そのためにはやはり大量の樹木が切り倒されることになります。
     日本神道の元は、縄文時代の、岩を植物で括った、ごく単純な、「畏れるべき何か」を祀ったものが原点とされています。そしてそれは時を経るにつれて、長い時間を生き続ける樹木にも、大いなる敬愛と信仰が生まれたそうで。とすれば、いくら生活を便利にしてくれる鉄であっても、無闇みだりに作り出し、森林を伐採することをよしとはしない倫理観が、当時から__あるいは今の人々にも、この日本に住むものとして、朧げながら残っているように思います。
     そうして鑑みますと、御景に向かう橋が青銅で作られているというのは、樹木を、人間の利益のためだけに悪戯に切り倒したりはしないという、敬虔で、それでいて前向きな覚悟のような、力強い美しさを感じます。そこを意図して描写されたのだとすれば、夏海先生天晴れと思うばかりでございます。
     ここでは詳しく述べませんが、樹木をみだりに切り倒さないことの大切さは、みどりに関わる仕事をしていない人でも、なんとなくでわかるものだと私は信じています。それにも関わらず、日本端子という、自分の会社の利益のためだけに、勝手に政策を起こし、SDGsという偽善の美辞を掲げ、自然を破壊し続ける河野一族や、それに連なる諸外国の金融資産家の思惑には、怒りと悲しみと切なさを感じます。本作でも、毒見の都合上、食べたいものも好きに食べれず、また家内政治のために好きな人にも会えずといった様子の藤矢さんの様子が描かれます。彼ら官僚、政治家、金融資産家もまた、自分ののぞみに関わりない因縁のために、他者を疑い、素直な感情を信じられず、愛を感じたことがない寂しい人が多いのだろうと思います。
     藤矢さんが、雪音さんに出会って変われたように、私利私欲でしか生きられない人が、優しさを素直に謳っても、侮られず、貶められず、信じ合い、愛し合えるような日が来ることを願っています。


     伊勢神道が全国民に広く周知されるようになったのは、明治の後であり、それまでは吉田神道が比較的重宝されていたと聴いたことがあります。そこを鑑みますと、本作の御景が裏の伊勢であると描写され、ちょうど一千年前、室町ごろの時代に起きた成り立ちであると説明されたのは興味深かったです。南北朝や室町といえば、皇族の存続が大変に危ぶまれた時代でした。それでも、足利義満の皇位簒奪を止める一条経嗣のような者が必ず現れ、今上陛下に至るまでの歴史はつながりました。
     そうこう鑑みますと、御景のような、特別な使命を持った家柄の者は実在し、陛下の権威を守り、国民との繋がりを保ち続けた人々の、知られざる歴史というのも、あったのかもしれないなぁ・・・と、ぼんやり思わせてくれる、そんな不思議な読み心地を感じました。この辺りも、白土さんの深い研究努力があるように思えます。


     そして、
    「悪霊とは、人々の心の隙を狙うもの」
    「人々が心を闇に委ねるよう、あらゆる手を尽くす」
     といった描写は、令和現代の世界を象徴しているかのようでした。いや、あるいは、全世界のあらゆる歴史がそうだったのかもしれません。陰謀論でも都市伝説でもなんでもなく、事実として、現在の社会は、ごく少数の国際金融資本が支配していますが、その中でも権力を強烈に持っている人たちは、やはり、金とともに生きてきたユダヤ人の方々が多いのです。けれど厳密には彼らはユダヤ人ではなく、アシュケナージと呼ばれる人が多いそうで。大多数のごく一般のユダヤ人からすれば、むしろ悪意を持っていると偏見を向けられる方が困るのだろうなと慮るものがあります。
     そしてアシュケナージも、それはそれで二つ通りありまして・・・元々の意味である、白人種との混血ユダヤという人は、その通り、ごくごく普通に、白人の容姿を持つユダヤ人というだけです。けれど、ハザールマフィアと呼ばれる人を指してそう呼ぶであれば、これはだいぶ意味が変わってきます。ハザールマフィアは、驚いたことに、化学万歳のこの時代において、未だに根強く「古代悪魔偶像崇拝」を現在進行形で信じている人々だそうです。あるいは、その子孫達です。当然、その子孫達は思想洗脳されているとは思いますが、それでも悪魔を信じないという人ももちろんいると思います。けれど彼らの強烈な同調圧力によって、表立っていえないでいるという哀れもあります。ちょうど私たちが、2021年、信じられないほどの、○クチン接種をしたかどうかの同調圧力を体験したことと同じです。なかなか逆らえないものでしょう。私の場合は職場の人たちや家族が理解のある人でしたから幸いしましたが、大勢の人々は、その圧力に逆らえなかったであろうと思います。どうかみなさんの健康と幸せを祈ります。

     話を戻しまして、ハザールマフィアや、彼らと色濃く通じているネオコンの人たちが、現存する悪魔偶像崇拝の本拠地と仮に定めますなら・・・「人々の心が貶められるようあらゆる手をつくす」というのは、人々に、悪魔を降ろす、悪霊を憑かせるために、本気で信じてやっている人々がいるのかもしれないなぁと思いました。
     そして、そういった思惑を知っていても、表立って動くことができないのが、権力ではなく、権威として存在している陛下なので___彼の代わりに働くものこそ、まさに現代の神祇官、太政官、弾正忠、なのではないかと思います。そこを鑑みますと、なるほど、藤矢さんの戦いぶりは、なんとも弾弾正忠を思わせるものが多い気がしました。
     弾正は刀で戦うのが基本ですが、あえて藤矢さんが弓を使った様子には、何か、白土さんの想いがあるのでしょうか。私にとって弓といえば、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が放った鏑矢の件が印象的です。鏑矢は、命を射止めるためではなく、音を放つための矢です。あ・・・自分で書いていて気が付きました、ひょっとすると、雪音さんを救うための「弦音」だったのでしょうか。彼女の名前に由来していると思うとなかなかに奥が深いです。雪といえば、音を吸収してしまうものです。その音が止まった世界の中では、弦の音はそれはそれは大きく響いたことでしょう。二人の縁を結ぶ糸も、弦であったと見出すこともまた、不可能ではありません。
     詰まるところ、悪魔や悪霊に憑かれてしまわないように、心を明るく、日々を楽しく生きることは、実は壮大にも、世界を救うほどの力があるのだと思いました。かのウルトラマンにおいても「笑顔は世界を救う力があるんだ」という言葉がありました。天皇陛下の祈りと国民の絆の力とは、まさに、笑顔と縁結びのことであろうかと、ぼんやりとそう思えました。

     

     うど、たらのめ、ふきのとう、などなど、季節のお野菜がたくさん見られ、それをどれも美味しそうに食べる雪音さんの様子がまた微笑ましくて、元気をもらえました。私自身、プチ健康オタクなので、こうした和の食材の可能性には驚かされるばかりで・・・つくづく、少なくとも日本人は、和食をするだけでみんな癌にもならないし、元気になれるのではないかと思います。それをこうした理屈の話ではなく、楽しそうに、美味しそうに食べる人の様子から気がつくということこそ、一番の近道であるように思います。
     世界中全ての人が満たされる完璧な栄養食など存在しないのです。私たち日本人は海藻を消化吸収すること、そして魚を食べることに慣れていますが、逆に白人種・アングロサクソンの人たちはこれらに不慣れです。彼らに私たちと同じ基準で生活してもらったとしたならば、水銀、葉酸が過分となってしまうでしょう。
     また、私たち日本人は、血の滴る肉を食べる習慣が長くなかったため、レバーや、鉄分の多い部位の肉を食べることに慣れていませんし、牛乳のガラクトース(乳糖)や、アルコールの代謝にも不慣れです。彼らと同じ基準で生活すれば、たちまちアルコール過分、乳糖不代謝でゲリ、骨粗鬆症、視力障害などを催してしまうでしょう。実際、そうした前例があるからこそ、少なくとも江戸時代の将軍は、シーボルトの要求に答えなかったのです。コーヒーと牛乳を日本に買わせることが、彼の任務の一つでした。(その後に明らかになりますように、日本の重要な機密を盗むことが彼の本当の目的でしたが) 詰まるところ、コーヒーによる、多すぎるカフェインも私たちの代謝には合っていないのです、本来は。コーヒー由来のカフェインは、マグネシウム、亜鉛などの吸収を妨げるので、ストレスへの対処がうまくできなくなるのです。実際、それゆえに、アングロサクソンの人々は好戦的な歴史を紡いできたことはご覧の通りです。日本もその後追いをするように、牛を食べ、小麦を食べ、コーヒーを飲み、牛乳を飲むようになった・・・のは、明治・大正、そして昭和の後の戦後の激変に影響されたためでした。そして、明治に帝大ができ、支配者とそうでないものという、日本にはそれまでなかった対立構図が出来上がってしまい、慣れていないにも関わらず、無理に好戦的な気性を演じてしまったのも、食習慣の変化が浅からず関係していたと、今にして思えます。※反・東大の思想史/尾原宏之 参照


     ここまで多くの思いつきで書かせてもらいました。
     あなたの貴重な時間をいただき、ありがとうございます。
     あなたのこれからの日々が、楽しく、明るく、素敵なものになりますように________

    0
    2024年07月24日
  • 聖女の余命はあと一年

    ネタバレ 購入済み

    良き

    途中、何度も手を止めて涙を拭っていました。お話は静かに進んでいきます。途中からは最後の旅を楽しむように、慈しむように…。
    大聖人様は300年の退屈から暫くはのがれられて、楽しそう。そういえば、占い師は結果を聞けず終いかな?

    #切ない #泣ける

    0
    2024年06月06日
  • 恋虫

    Posted by ブクログ

    恋が病気とみなされてしまう世の中。恋した者はピンクの痣ができ、周囲にバレれば駆除されてしまう。そんな世界で恋をしてしまった人たちの物語。

    主人公の花火くんと周囲の人間の視点で描かれる儚い恋の物語が身に染みた。ハッピーエンドでない物語は好みではないけれど、この本は後味がよかった。

    0
    2023年09月23日
  • 恋虫

    Posted by ブクログ

    感染、駆除と言う殺人、感染しないための強力な火葬、家族とは接触出来ないって、まさに今の新型コロナと…と思いました

    0
    2020年05月14日
  • 縁切り姫の婚約

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    雪音のどん底っぷりが思いのほかどん底で読んでいてしんどかった。
    味方が弟とヒーロー+男巫くらいしかいない。
    村雨先生は加えていいか。
    男ばっかりじゃないか。
    両親からは嫌われ、祖母は目の前で殺されて、学校では女生徒から割とえげつない虐めを受け、引き取られた先でも難癖つけてくる奴が乗り込んでくるので、あまりいい扱いを受けない。
    そして、原因となった禍津神に最終的には体を乗っ取られるという。
    いやもうやめてやってと言いたくなるほど。
    心休まらない。

    よかったのは、災いの原因になった例の禍津神との縁はきっちり切れて、かつヒーローの呪いの件も解決したくらいか。
    特に後者は思いのほかあっさりだったので、別の意味で驚いた。
    500年の呪いがあんな簡単に……いいのか。

    0
    2024年07月16日

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