国内ミステリー - 講談社文庫 - 切ない作品一覧

  • ダーク(上)
    3.6
    1~2巻748~792円 (税込)
    「私の中の何かが死んだ」出所を心待ちにしていた男が四年前に獄中自殺していた。何も知らされなかった村野ミロは探偵を辞め、事実を秘匿していた義父を殺しにいく。隣人のホモセクシャルの親友。義父の盲目の内妻。幼い頃から知っている老ヤクザ。周囲に災厄をまき散らすミロを誰もが命懸けで追い始めた。(講談社文庫)
  • チェーン・ポイズン <新装版>
    3.9
    「その自殺、一年待ちませんか?」 平凡が日々を送り、生きる意味を見いだせずに死を決意したOLは、「死のセールスマン」からある取り引きを持ちかけられた。 人気絶頂のバイオリニスト、陰惨な事件の被害者家族、三十代のOL。三つの自殺に不思議な関連性を見出した週刊誌記者・原田は、彼らの死の謎を追う。「それなりの人生」はつまらないのか。人が生きる意味を問いかける、驚きと感動のミステリー。
  • 地検のS
    3.7
    あの男は一体何者なんだ――? 湊川地検で起きるすべての事の裏には、必ずひとりの男の存在があった――湊川地検総務課長・伊勢。 検事でもない総務のトップがなぜ……。 「絶対悪」が見えにくい現代において、「検察の正義」とは何なのか。元新聞記者の新進作家が挑む、連作検察小説。
  • 縮んだ愛
    値引きあり
    4.0
    障害児学級教員の岡田は、働いていた小学校の卒業生・牧野に出会う。自分が受け持っていた自閉症児サトシを殴った過去を持つ牧野だが、彼につきまとわれて、岡田は毎週彼と酒を飲むことになる。が、ある日牧野は突然暴漢に襲われる。物語にひそむミステリー性も話題になった、第24回野間文芸新人賞受賞作。(講談社文庫)
  • 地の底のヤマ(上)
    値引きあり
    4.2
    昭和三十八年。福岡県の三池炭鉱で大規模な爆発事故が起きた夜に、一人の警察官が殺された。その息子・猿渡鉄男は、やがて父と同じく地元の警察官となり、事件の行方を追い始める。労働争議や炭塵爆発事故の下、懸命に生きる三池の人々と、「戦後の昭和」ならではの事件を描いた、社会派大河ミステリー。
  • 中央構造帯(上)
    3.0
    伝説の首塚に背を向けた「将門の椅子」に座ると死が訪れる。巨大銀行で囁かれていた迷信は現実のものとなり、エリート銀行員が次々に不審な死を遂げる。そして、阿部奈緒美が所属する国際部からもついに犠牲者が。大学の同期である奈緒美から依頼を受けた浅見光彦は、平将門の祟りとされる事件の真相を追う。(講談社文庫)
  • チョコレートゲーム 新装版
    3.4
    岡嶋二人コンプリートボックス開始! 名門秋川学園大付属中学3年A組の生徒が次々に惨殺された。犯人と目されたのは近内の息子、省吾。真実を知るために近内は孤独な戦いに挑む。なぜ事件は起きたのか? なぜ息子は死んだのか?事件のきっかけである「チョコレートゲーム」とは?――。子を持つ親の苦悩と中学生の生態が見事に描かれたショッキングサスペンス。伝説の作家・岡嶋二人による、日本推理作家協会賞受賞作。
  • ちょっと奇妙な怖い話
    3.0
    どこまでが真実でどこからが脚色なのか。日常の出来事に微妙な違和感を抱かせ、読み手を異世界へといざなうライト・ホラー短編集! 私の名は進木独行。五年以上前にデビューしたホラー系作家である。本書では、私自身がこれまでの人生で体験してきた奇妙な出来事を元にして、つらつらと話をつづっている。もちろん見聞きしたことも含まれている。本書で楽しむべき肝は、本筋の「奇妙」のみならず、寄り道した部分にも含まれている。実体験をそのまま描いたものもあるが、本書は創作か実体験か判別しづらいことがウリでもある。──さて、今回の第1話は私が中学1年生のときに訪れた石垣島での体験の話。「星の砂」で有名な白い砂浜で海水浴を楽しんだ帰り、世にも奇妙な海の生きものに遭遇したのだった……。
  • ちょっと探偵してみませんか
    3.3
    25の謎であなたに挑戦する、鬼才岡嶋二人の傑作推理ショートショート。犯人はだれか、なぜ完全犯罪は破れたか、暗号やダイイング・メッセージの解読。「ちょっと考えてみて下さい」という文章が探偵ゲームの始まりです。収録作品「ラスコーリニコフの供述」「誰が風を見たでしょう」「三年目の幽霊」「曇りのち雨」「Behind the Closed Door」「ご注文は、おきまりですか」「ボトル・キープ」「マリーへの届け物」「水の上のロト」「死後、必着のこと」1985年刊行。(講談社文庫)
  • 沈黙のエール
    3.7
    「家族だから、言えなかった」最後に明かされる真実に、あなたは涙する。修行中のパティシエ、里菜。七日後にフランス留学を控えた彼女の元を一人の少年が訪れる。遠い親戚だという彼が現れた夜、父が殺され、実家の洋菓子店が火事になった。警察は素行不良の里菜の兄に疑いを向けるが、そのとき第二の殺人が起きる。すべての始まりは十年前。大切だからこそ生まれる家族の秘密。
  • ついてくるもの
    4.0
    実話怪談の姿をした七つの怪異譚が、あなたを戦慄の世界へ連れていく。薄気味の悪い男が語る夜毎の恐怖(「夢の家」)、廃屋から人形を持ち帰ってしまった私の身の上に次々と……(「ついてくるもの」)、同居人の部屋から聞こえる無気味な物音の正体は……(「ルームシェアの怪」)。"取り憑かれる"ホラー短編集。
  • 帝王、死すべし
    3.5
    中学生の輝久の部屋にあった「てるくはのる」と題名のついた日記。そこには陰湿で執拗ないじめに、ぎりぎりまで追い詰められた息子の姿があった。グループを率いる「帝王」とは? 父・実は学校に乗り込むが実態はつかめない。関係者は夜の公園に呼び出され次々と襲われる。輝久を妹や同級生の美紀が心配するが、日記に綴られた復讐計画の日は迫っていた。二転三転する事態、そして叙述トリックの名手が用意した驚愕の結末とは!?
  • 天狼星
    4.8
    1~3巻662~768円 (税込)
    ファッションモデルが次々に殺され、バラバラ死体が発見された。死体には喰われたらしい痕跡があり、シリウスと名乗る犯人が山科警視に星座にちなんだ12人の女ともう1人、13人の殺人を予告してきた。生涯の宿敵シリウスと相まみえることになった名探偵・伊集院大介。待望の長編伝奇ミステリー。
  • ディオゲネスは午前三時に笑う
    5.0
    北陸線の事故で、姉の恋人が死んだ。その時、姉は松江に出張中だったというのだが、どうもオレには解せない。オレはひそかに姉の周辺を洗ってみるが、その矢先、モーテルの密室で男が怪死。この事件も姉とのつながりを連想させて、オレの不安は募るばかりだ。そして、苦心惨憺、ようやくつきとめた事件の真相は……。
  • 二重奏
    3.8
    18歳の香子は、「人の死を予知してしまう」不思議な能力の持ち主。両親の死後、その能力を封じ込めようと入院させられていたが、ある雨の夜、自力で脱出!そのときから「新しい運命の扉」が開いた!幽霊と知り合い、不幸な予感が次々と現実となっていく中で、傷ついた空っぽな心にも変化が生まれて……。
  • 凍原
    3.8
    下を向いても上を向いてもこの町は銀鼠色だ―― 17年前、弟を行方不明で失った松崎比呂は、刑事となって釧路に帰ってきた。その直後、釧路湿原で青い目の他殺体が発見される。先輩刑事の片桐周平と捜査を進めると、そこには激動の時代を生き抜いた女の一生が深く関わっていた。 直木賞作家が放つ長編ミステリー、北海道警釧路方面本部シリーズ第1弾! 解説は新直木賞作家の河﨑秋子さん(『ともぐい』)! 24年5月から桜木紫乃、4作連続刊行! 第一弾『凍原』に続き、6月には『氷の轍』、7月『起終点駅(ターミナル』、8月『霧(ウラル)』と続きます。
  • 首無の如き祟るもの
    4.3
    奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧家、秘守(ひがみ)一族、その一守(いちがみ)家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ傑作長編。(講談社文庫)
  • 幽女の如き怨むもの
    4.0
    十三歳で遊女となるべく売られた少女。"緋桜"と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。戦前、戦中、戦後、三つの時代の謎の身投げの真相は"幽女"の仕業か、何者かの為せる業か。謎と怪異に満ちる地方の遊郭を舞台に、ミステリランキングを席巻した"刀城言耶"シリーズ第六長編、文庫降臨。
  • 逃走
    3.7
    死んだはずのあの男がいた。小さかった妹とふたりで懸命に生きてきた二一年間はなんだったんだ? 傷害致死で指名手配されたのは妹思いで正義感が強い青年。だが罪が重くなるとわかっていて彼は逃げ続ける。なんのために? 誰のために? 渾身の全面改稿、ほぼ書下ろしの秀逸ノンストップ・エンタメ!
  • 到達不能極
    値引きあり
    3.6
    南極遊覧中のチャーター機がシステムダウンを起こし不時着。添乗員の望月拓海は、乗客のランディ・ベイカーと物資を探しに「到達不能極」基地へ向かう。そこは大戦中、ナチスが極秘実験を行なっていた基地だった――。過去と現代が大胆に交錯する、圧倒的スケールの第64回江戸川乱歩賞受賞作。受賞後第一作となる、表題作のスピンオフ『間氷期』も初収録。 南極×SF×冒険 第64回江戸川乱歩賞受賞作 過去と現在が、最果ての地で再会する。  スピンオフ『間氷期』初収録!!
  • 透明人間の納屋
    3.5
    昭和52年夏、密室状態のホテルの部屋から一人の女性が消え失せ、海岸で死体となって発見された。孤独な少年・ヨウイチの隣人で、女性の知人でもあった男は「透明人間は存在する」と囁き、納屋にある機械で透明人間になる薬を作っていると告白する。混乱するヨウイチ。心優しき隣人は犯人なのか? やがて男は外国へ旅立ち、26年後、一通の手紙がヨウイチのもとへ届いた。そこには驚愕の真相が記されていた! (講談社文庫)
  • 十津川警部「荒城の月」殺人事件
    3.5
    上京中の資産家が絞殺され、現金1000万円が奪われた。高級外車に残された道路地図には、3つの港町の頁に謎の数字が……。夭折した天才作曲家が書いた幻の楽譜に張り巡らされる二重三重の罠。引退した贋作のプロはなぜ刺殺されなければならなかったか。一筋縄ではいかない犯人に、十津川は宣戦布告をする! (講談社文庫)
  • 十津川警部 千曲川に犯人を追う
    3.3
    東京で連続幼女殺人事件が発生、長野県上山田温泉で将棋の名人戦に挑戦中の宗方が捜査線上に。週刊誌記者が宗方を犯人と告発する一方で、謎の手紙を読んだ彼は大悪手を指して敗北した。しかも現地で宗方の愛人が行方不明、幼女もまた1人犠牲に。十津川警部の名推理が事件の真相を暴く! 傑作長編推理。(講談社文庫)
  • 十津川警部 西伊豆変死事件
    1.6
    西新宿のホテルで、中川真由美(36)の刺殺体が発見された。しかし、捜査を進めるうち、彼女は、すでに五年前に、西伊豆・堂ヶ島の沖合いで溺死している、との情報がもたらされる。どちらが本物なのか? 偽者が名前を騙った理由は? 十津川の捜査線上に、オリンピックを連覇した有名ランナーとの醜聞が浮上する。
  • 十津川警部 猫と死体はタンゴ鉄道に乗って
    3.0
    東京・谷中の喫茶店「カフェ猫」のオーナーが、子猫と一緒に焼死体で見つかった。ウエイトレスの野中弥生が直前に失踪していたことをつかんだ西本刑事は、手掛かりを求めて丹後へ。弥生が残していった歌に出てくる天橋立に何かがある!? しかし、捜査は難航。十津川と亀井も丹後に向かうが、事件は思わぬ方向へ!
  • 飛べないカラス
    4.0
    規格外の新主人公(ニューヒーロー)誕生! すべてを失った男に舞い込んだシンプルな「超難問」 「娘が幸せかどうか確かめてきてほしい」 1億円の行方と、謎の女と、仕掛けられた過去。 冒険は、この依頼から始まった。 俺の幸運は、不幸の始まり……の、はずだった。 元売れない俳優で元起業経営者。元犯罪被害者で元受刑者。 納得しようのない罪での服役を終えた加納健太郎への奇妙な依頼は、彼を運命の女(ファム・ファタール)へと導いた。 笑い、驚き、涙する。すべてが詰まった究極のエンターテインメント!
  • 友達未遂
    4.2
    「これでみんな、共犯者ね」 秘密を抱える4人の少女。 その仮面がはがれる時、 校舎で事件は起きる――。 書評家、書店員、各紙誌が大絶賛した 一気読み必至のサスペンス、ついに文庫化! 親に捨てられ居場所を失った茜は街から離れた山奥の全寮制の女子校へ入学した。桜子、千尋、真琴の3人のルームメイトと共同生活をする中で、肖像画の破壊など不審な事件に巻き込まれる。浮かび上がる4人の深刻な問題。そして、嫉妬、憧れ、トラウマ、怒り。それらが交錯するとき、事態は思わぬ方向へ……。
  • トリック・シアター
    3.0
    空前の劇場型犯罪が幕を開ける。2010年3月21日未明に、奈良と東京で、女性と男性が殺害された。被疑者は被害女性の夫であり、被害男性の大学時代のサークルの先輩だった。同一人物による500km離れた場所での同時殺人。警察庁「裏店」のキャリア警視正・我孫子弘が捜査の指揮をとると、被疑者の大学時代の映画サークルの仲間4人がこれまで、3月21日に事故・もしくは自殺で死亡していたことが明らかになる。(講談社文庫)
  • 慟哭の家
    4.0
    妻と障害を抱えた息子を殺し、自殺を図るも生き残った一人の男。複雑な家庭環境ゆえの無理心中として同情が集まる中、男は強硬に自らの死刑を望む。弁護を引き受けることになった長嶋駿斗は、接見を重ねるごとに、この事件への疑問を抱き始める。「愛しているから、殺しました」。この言葉に真実はあるのか。社会の「無関心」が生んだ、家族の「悲劇」。江上剛が迫る、家族の「絆」とは。
  • 動詞の考察
    3.0
    たとえば、〈やる〉ーー「俺、あの女とやっちゃった」と言えば色っぽいけれど、「この野郎、やっちまえ」ともなれば物騒な話になる。そのほか、なにげない動詞が綾なす、極上ミステリーの数々。〈割る〉〈する〉〈眠る〉〈とる〉〈切る〉〈合う〉……。言葉から生み出される思いがけない物語。短編の名手の腕が冴え渡った、連作推理傑作集。
  • どんなに上手に隠れても
    3.7
    収録中に歌手が誘拐? 多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、もっとも勢いのある売り出し中の歌手が誘拐された。しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた……ほんの一瞬の隙をついた誘拐の手口とは、そして誰が、何のためにやったのか? 芸能プロやCMスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリック。リアルに描ききった傑作長編推理。刊行1984年。(講談社文庫)
  • 長屋王横死事件
    4.0
    奴(やっこ)の名は、大伴小虫。10歳のときから長屋王に仕えてきた。そして今、すべての真実を明かそう……。天武天皇の孫で、聖武天皇即位とともに左大臣となった長屋王は、729年に密告が原因で自害した。だが、藤原氏の陰謀とされるこの「長屋王の変」に、真の黒幕が存在した! 歴史の闇に迫る古代史ミステリー。
  • 夏の終わりの時間割
    3.7
    困難の今こそ、「救い」の物語を。 サプライズと人間ドラマが溢れる6編のミステリ 『教場』『傍聞き』の大人気作家の真骨頂! 小学六年生の祥と放火容疑をかけられた知的障害のある信。二人の少年の友情を綴る表題作はじめ、困難に直面した様々な境遇の人々を描く六編。彼らの不自然な行動に隠された「想い」とは? 意外な真相と心に染みる人間模様。短編の名手が贈る、ほろ苦くも優しく温かなミステリ集。〈『救済 SAVE』を改題〉 【読み始めたら止まらない6編の極上ドラマ】 震災失業した男性が再雇用先で奇妙な仕事を任される「三色の貌」   不始末を起こした元ヤクザの命をヒットマンが狙う「最期の晩餐」 元警察官が犯行現場で綿密な証拠隠滅を図る「ガラスの向こう側」 介護福祉士が認知症患者たちを笑顔にしようと奮闘する「空目虫」 空き巣狙いが4年ぶりに同じ家への侵入を試みる「焦げた食パン」 放火容疑のかかった友人に小6男子が迫る「夏の終わりの時間割」
  • 刑事のまなざし
    4.2
    ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです――通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレス殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ(講談社文庫)。
  • 刑事の約束
    4.1
    植物状態の娘を持つ刑事・夏目信人(なつめのぶひと)。夏目は5つの事件に対し、誰も気づけない手がかりから鮮やかに謎を解いていく。抜き差しならない状況に追い込まれた事件関係者たちの心を見つめる夏目が、最後にした"約束"とは。無類の題材、怒濤の展開、衝撃の結末。いまも近くで起きているかもしれない事件を取り上げ、圧巻の筆致で畳み掛ける、乱歩賞作家・薬丸岳の真骨頂! あなたは五度驚き、五度涙する!
  • 名前探しの放課後(上)
    4.2
    1~2巻924~968円 (税込)
    依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ1つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」2人はその「誰か」を探し始める。 (講談社文庫)
  • ニュートンの密室
    3.5
    「ニュートンの密室」と題された、巨大なる黄金のモニュメント。箱根の美術館庭園に作られた、高さ15メートル&直径8メートルの円筒形オブジェの中で、女性彫刻家が殺された。現場は完全密室で、犯人の姿はない。唯一の逃げ場所は、15メートル上に開いた空間のみ。万有引力に逆らわねば不可能な犯人消失の謎に、軽井沢純子と木原青年が挑む! 万有引力に逆らった、殺人犯のトリックとは?
  • 人形は眠れない
    3.9
    腹話術師・朝永(ともなが)の前に、強力な恋敵が出現!? そして、ついに明かされる人形探偵・鞠夫(まりお)の誕生秘話――お久しぶりです! 妹尾睦月です。今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に、腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ない、ひと夏の出来事の御報告です。<人形探偵シリーズ>好評第3弾。
  • 塗られた本
    3.2
    小さな出版社を経営する紺野美也子は、ベストセラーをねらって大流行作家に近づき、その魅力で書下ろし小説を依頼する。ところが、作家の欲望の影が、しだいに彼女を追いつめ、さらに、愛する二人の男性との間で苦悩する美也子の、破滅への道が始まる。美貌の女社長をめぐって展開するサスペンス長編小説。
  • 猫弁と星の王子
    4.3
    あの「猫弁」が、帰ってきた――! 百瀬太郎は亜子と結婚の約束を交わしたものの、個人的な事情でまだ結婚には至っていない。二人が喫茶店でご飯を食べていると、「ちょっと見ていてください」と百瀬の腕に……渡されたのは、赤ちゃんだった! 一方、地方から上京してきた正水直は入学金詐欺に遭い、途方にくれていた。行くところがない直も、百瀬の事務所にたどり着き……。さらに、「死なない猫」の相談まで舞い込んで――。事務所は大賑やか、百瀬は大忙し。亜子との関係は、いったいどうなる!?
  • ネヌウェンラーの密室
    3.4
    古代エジプト遺跡の宝庫「王家の谷」。新発見された王墓に足を踏み入れた大学の考古学研究室一行を待っていたのは、出口なき死の迷路であった。一人また一人と罠に落ち、血にまみれた死体と化していく。4000年の時を超えて繰り返される惨劇は、古代の呪いか、殺人者の魔の手か。本格歴史ミステリの傑作。歴史と密室、二重の謎に挑む!
  • 眠り姫とバンパイア
    3.4
    母親とふたり暮らしの小学5年生の相原優希。彼女の家庭教師を引き継いだばかりの荻野歩実は、パパが3年ぶりに会いに来てくれたと打ち明けられる。父親が一緒に暮らしていない理由を知らない歩実が前任の柚木美沙に尋ねると、そこには家族を襲った悲劇が……。パパはバンパイアだという優希の思いとは?(講談社文庫)
  • 法月綸太郎の冒険
    4.0
    名探偵・法月綸太郎に挑戦するかのように起こる数々の難事件。なぜ死刑執行当日に死刑囚は殺されたのか、図書館の蔵書の冒頭を切り裂く犯人、男が恋人の肉を食べた理由など異様な謎に立ち向かい綸太郎の推理が冴えわたる。〈ルーツ・オブ・法月綸太郎〉ともいえるミステリの醍醐味あふれる第1短篇集。
  • 法月綸太郎の新冒険
    3.8
    全編、これぞ本格推理! 名探偵・法月綸太郎が帰ってきた! 著者会心の傑作鉄道ミステリー「背信の交点(シザーズ・クロッシング)」、オカルトじたての怪事件「世界の神秘を解く男」、法月綸太郎本人が登場しない異色作「身投げ女のブルース」など、テーマと構成にこだわりぬいた中編を収録。本格推理の醍醐味が味わえる〈知恵と工夫のエンタテインメント〉!! (講談社文庫)
  • 白医
    4.0
    ホスピスで起きた3件の不審死。沈黙を貫く医師が抱える真相とは? 救うべきは、患者か、命か――。 『闇に香る嘘』『同姓同名』の著者渾身、“命の尊厳”に切り込む傑作医療ミステリー! 「先生は、患者を救ったんです――」 末期がん患者の水木雅隆に安楽死を行ったとして、裁判を受ける天心病院の医師・神崎秀輝。「神崎先生は私から……愛する夫を奪っていったんです…!」証人席から雅隆の妻・多香子が悲痛な声をあげるも一向に口を開こうとはしない。そんな神崎には他にも2件、安楽死の疑惑がかかっていた。患者思いで評判だった医師がなぜ――? 悲鳴をあげる“命”を前に、懊悩(おうのう)する医師がたどり着いた「答え」とは? “安楽死”をテーマに描く、乱歩賞作家渾身の医療ミステリー!
  • 函館駅殺人事件
    3.5
    冤罪で実刑となったカメラマンの金井は、出所後、自分をはめた後輩を刺殺、故郷の函館へ逃亡する。心の支えは、ただ一人、服役中も慕い続けてくれた美人モデルのマリ子。しかし、二人が函館駅で再会を果たそうとしたその時、謎の男の拳銃が火を噴く。男は何者なのか? 女の愛は本物なのか? 傑作長編推理。
  • 匣の中
    3.1
    本格の魔道に沈む驚愕の結末!! 探偵小説愛好家グループの中心人物・伍黄零無(ごおうれいむ)が謎の言葉を残して密室から消失。その後もグループの一員・仁行寺馬美(じんぎょうじまみ)が書くモデル小説どおりに密室殺人が連続する。衒学的(ペダンティック)な装飾と暗号。推理合戦の果てに明かされる、全世界を揺るがす真相とは!? 新本格の聖典『匣(はこ)の中の失楽』に捧げる華麗なるオマージュ。(講談社文庫)
  • フォー・ディア・ライフ
    3.6
    新宿2丁目で無認可だが最高にあったかい保育園を営む男・花咲慎一郎、通称ハナちゃん。慢性的に資金不足な園のため金になるヤバイ仕事も引き受ける探偵業も兼ねている。ガキを助け、家出娘を探すうちに巻きこまれた事件の真相は、あまりにも切なかった……。稀代のストーリーテラーが描く極上の探偵物語。
  • 半落ち
    4.0
    「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの2日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは――。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。2003年このミステリーがすごい! 2002年週刊文春ミステリーベスト10 第1位。(講談社文庫)
  • 麦酒の家の冒険
    3.5
    ドライブの途中、4人が迷い込んだ山荘には、1台のベッドと冷蔵庫しかなかった。冷蔵庫には、ヱビスのロング缶と凍ったジョッキ。ベッドと96本のビール、13個のジョッキという不可解な遺留品の謎を酩酊しながら推理するうち、大事件の可能性に思い至るが……。ビール党に捧げる安楽椅子パズル・ミステリ。(講談社文庫)
  • バスクル新宿
    4.0
    たくさんの人々が行き交うバスターミナル「バスクル新宿」。 それぞれの目的地を持つ人々がひととき同じ時間を過ごし、同じ事件に巻き込まれてーー 「メフィスト」掲載の連作短編集が待望の書籍化!
  • バッドビート
    4.0
    てっぺん取れなきゃ、人生じゃねえ! 幼馴染みのワタルとタカトは、ヤクザの下仕事をするチンピラ。将来の希望もなく、ぱしりとして使われながら「ここではないどこか」に行きたいと願っている。ある日、兄貴分から荷物運びを頼まれた2人。簡単な任務に思えたが、気づくと目の前には3人の遺体が――。疾走感溢れる、ノンストップミステリー。
  • バベルの末裔
    3.8
    人間の意識はどのように生まれるのか? その謎は解明されないまま、PPC(パンパシフィックコンピュータ)社のニューロン型コンピュータに意識が発生した。死者であれモニターを通して永続的にコミュニケートできるという画期的な技術は、開発者の思惑を超えて暴走を始める。近未来サスペンス長編。
  • 万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉
    4.1
    「万能鑑定士Q」シリーズ完結!タイムリミットは120時間、ムンク「叫び」の謎を解け!出発点となったリサイクルショップ<チープグッズ>に戻った凜田莉子。ムンクの絵画「叫び」の盗難事件を機に、過去最難関の謎へと導かれる。事件を追ううち、探偵になった小笠原悠斗との心のすれちがいにも、真意が見え始め……。人の死なないミステリ、「万能鑑定士Q」シリーズ遂にここに完結。
  • パラドックス実践 雄弁学園の教師たち
    3.3
    初等部から大学院までをそなえた伝統ある名門校、雄弁学園。最大の特色は通常の科目の他に「雄弁」を学ぶこと。新任の教師、能瀬雅司(のせまさじ)は生徒から難問を突きつけられ、雄弁術で証明しなければならなくなった。失敗したら生徒たちに失格の烙印を押されてしまうだろう。新米教師は無事「試験」に合格できるのか? (講談社文庫)
  • 避暑地の猫
    3.7
    修平の両親が番人として雇われた別荘には秘密の地下室があった。別荘の主、布施金次郎と両親たちとの密約の存在を知った17歳の修平は、軽井沢にたちこめる霧のなかで狂気への傾斜を深めていく。15年の沈黙を破って彼が語り始めたひと夏の出来事とは? 人間の心の奥に潜む「魔」を描ききった傑作長篇小説。
  • 非常線
    3.6
    同僚殺しの容疑をかけられた金谷刑事は、真犯人を挙げ自らの潔白を証明するため、取調室から逃走した。同僚・鹿島が探っていたコカイン密売組織を追い、警察から逃れる金谷に次々と襲い掛かる危機。刑事魂を捨てず、フェアに戦い続ける金谷を待ち受ける真実とは? 手に汗握るアクション警察小説の傑作。(講談社文庫)
  • ひたひたと
    4.1
    かみしめるように読みたい著者最後の作品集。十二の深い傷跡を全身に刻んだ女のこと。少年に悪戯(いたずら)され暗転した小四の夏のこと。五角形の部屋で互いの胸の奥に封じ込めていた秘密を明かしたとき、辿り着くのは――急逝を惜しまれた著者最後の作品集。まさに着手寸前だった長編『群生(ぐんじょう)』のプロット200枚も収録! 野沢ミステリーが目指した高みが迫る。
  • 陽の翳る街
    3.7
    パン・菓子屋の娘・青瀬悠子、推理小説研究に熱中している大学生・高城寺拓、女性雑誌フリーライターの有明留美子、書店の独身店主・数々谷浩平。推理小説研究会・モザイクの会の4人は春の夜、どんぐり坂で殺人事件に遭遇した! そして、なんとその被害者は、記憶喪失にかかっていることがわかり……。さわやかで、面白さ満載のミステリー。
  • 火の国殺人事件
    5.0
    熊本、そして北海道。サラブレッドを愛して旅したカメラマンの兄が失踪した。行方を捜す妹は兄の恋人を名乗る謎の女の存在を知る。しかし手がかりを握るその女は京都・南禅寺の境内で死体となって発見された。髪にはすずらんの花がさされていた。隠された悲恋と連続殺人の謎。旅情あふれる本格ミステリー。
  • 密室の如き籠るもの
    4.0
    旧家の猪丸(いまり)家に現れた記憶のない謎の女・葦子(よしこ)は、開かずの間だった蔵座敷(くらざしき)で“狐狗狸(こっくり)さん”を始める。だが、そこは当主・岩男(いわお)の前妻たちが死んだ場所だった。刀城言耶(とうじょうげんや)が訪れた日も“狐狗狸さん”が行なわれるが、密室と化した蔵座敷の中で血の惨劇が起こる。表題作他、全4編を収録した“刀城言耶”シリーズ第1短編集。(講談社文庫)
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE
    3.8
    霧の早朝、私と鮭川は声を持たない聡明な赤目姫と三人でボートに乗っていた。目指す屋敷で、チベットで、ナイアガラで。私たちの意識は混線し、視点は時空を行き来し、やがて自分が誰なのかもわからなくなっていく--。これは幻想小説かSFか? 百年シリーズ最終作にして、森ファン熱狂の最高傑作!
  • ヒーローの選択
    3.0
    契約件数ワースト記録を更新中の負け犬セールスマン・清水勇介は、飛び込んだ安アパートで小学校時代の旧友である小山田と再会。契約につられて部屋にあがったのも束の間、小山田がラジカセから流したラップは、清水との再会を予言していた。さらに小山田は、八四一年後に世界が終わると言い、それを防ぐ手伝いを清水に迫ってきた! めくりめく展開に一気読み必至の傑作群像ミステリー!
  • 美神の黄昏
    3.0
    偉大な指揮者フルトヴェングラーのタクトから、ナチスの秘密文書がでてきた。そして世界征服の象徴・聖槍からは、ナチスの隠し財産のありかを示す地図。この両方を手に入れたピアニスト島村夕子は、秘宝を追い求めイタリアへ。だが仲間を惨殺され、自身にも危機が忍び寄る! 音楽ミステリーの最高傑作。
  • ピタゴラスの時刻表
    3.0
    クラス会の最中に、老舗旅館の跡取り息子が首を吊った! そのポケットには「ピタゴラスの時刻表」と記された地名と数字が並ぶ1枚の紙が……。しかし、《AM837新潟1224金沢》に合致する列車はない。謎を残したまま、警察は男の死を自殺と断定。だが、犯人の巧妙な罠(トリック)を、美人家庭教師・軽井沢純子は見破った! 意表を衝くトリック。死者のポケットには架空の時刻表。傑作ミステリー。
  • PK 新装版
    3.3
    人は時折、勇気を試される。 落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。 その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。 勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。 三つの物語を繋ぐものは何か。 読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。
  • 風葬の城
    4.4
    白虎隊のふるさと、会津を訪れた浅見光彦の目の前で塗師平野が謎の死を遂げた。折りしも東京で歯科技工士として働く平野の息子も、帰郷途中で失踪。殺人事件の第1発見者となってしまった浅見は、理知的な美しさをたたえた会津女子高の新人教師、安達理紗の助けを得て、見えない犯人を追いつめてゆく──。(講談社文庫)
  • 不可逆少年
    3.7
    殺人犯は、13歳。 法は彼女を裁けない――。 映画化で話題の『法廷遊戯』に続く、衝撃ミステリー! 狐の面をつけた少女が、監禁した大人を次々に殺害する事件が発生した。 凶器はナイフ、トンカチ、ロープ、注射器。 常軌を逸した犯行は、ネット上で中継された。 彼女は13歳の「刑事未成年」で、法では裁かれない。 「だから、今しかないの」――。 ミステリー界の話題をさらったデビュー作『法廷遊戯』に続く衝撃作!
  • 祟り婿 古道具屋 皆塵堂
    3.3
    店主の伊平次が曰く品ばかり仕入れるため、古道具屋皆塵堂は怪異騒動が続き、評判になっていた。ところが幽霊や呪いの類をまったく信じないばかりか、幽霊が見える太一郎を敵視する男、連助が皆塵堂の新たな押しかけ奉公人に。連助はなぜそこまでかたくなに幽霊を拒むのか。怪異騒ぎのインチキを暴こうとする連助自身、大店の婿入りを控えていた。その店の婿はなぜか短命続き。連助が何かに祟られていることを心配する面々は!?
  • Vの悲劇
    3.0
    スケッチ旅行といつわって親友の夫と逢う瀬を重ねる女流画家・安津子。日光霧降高原のコテージで待っているはずの彼は、クロゼットで冷たくなっていた。「V」ヴォラージュのかすかな香りを残して。だが安津子にはこの香りに幼い日に出会った記憶があるのだ。ブラックユーモアの名手が挑む本格長編推理作品。
  • ψの悲劇 The Tragedy of ψ
    3.8
    失踪した博士の実験室には奇妙な小説と、ある名前――。Gシリーズ後期三部作、戦慄の第二弾! 〈死ぬ自由が自分にはある〉と手紙に書いた元大学教授の失踪は自殺なのか。それとも――。 残された謎。真夜中の死。そして悲劇は続く。 遺書ともとれる手紙を残して老博士、八田洋久が失踪した。一年後、洋久と親しかった人びとが八田家に集まり、失踪の手がかりを探して実験室に入ると、コンピュータに「Ψの悲劇」と題された小説、ノートに〈真賀田博士への返答〉とのメモが。その夜、八田家に悲劇が訪れた。
  • プシュケの涙
    3.9
    夏休み、補習中の教室の窓の外を女子生徒が落下していった。自殺として少女の死がひそかに葬られようとしていたとき、目撃者の男子に真相を問い詰めたのは少女と同じ美術部の由良だった。絵を描きかけのまま死ぬはずがない。平凡な高校生たちの日常が非日常に変わる瞬間を鮮烈に描いた、青春ミステリーの傑作。
  • ホトガラ彦馬 写真探偵開化帳
    3.4
    維新後の混乱を極める東京市で、女装した浪士が惨殺される。警視庁大警視川路良利は、捜査の切り札として日本初のカメラマン上野彦馬を長崎から招聘する。彦馬が撮った現場写真は、新政府内の闇をも暴く重大な布石となるのか!? 写真技術で鮮やかに謎を解き明かす、明治版科学捜査官を描く待望の新シリーズ<文庫書下ろし>。(講談社文庫)
  • ホームズの娘
    4.2
    シリーズ累計20万部のラブコメミステリ!泥棒一家、警察一家、探偵一家の運命が交差して、新たな物語がはじまる――。祝福されない、もうひとつの恋の行方は? 「Lの一族」に隠された過去とは?ドラマ化で話題沸騰!「ルパンの娘」シリーズ第3作登場。
  • 僕の光輝く世界
    4.2
    人気ミステリー作家絶賛! 視覚を失った男子と仮想美少女が織りなす、青春恋愛「本格」ミステリー。気弱なオタク男子、光輝は進学先の高校でもいじめられ、あげくに橋から突き落とされる。搬送先の病院で絶世の美少女と運命の出会いを遂げた、と思いきや、実は既に失明してしまっていた。美少女は果たして妄想なのか実在なのか……視覚を失った少年が、想像力を駆使して奇妙な謎と格闘する!
  • まどろみ消去 MISSING UNDER THE MISTLETOE
    3.6
    大学のミステリィ研究会が「ミステリィツアー」を企画した。参加者は、屋上で踊る30人のインディアンを目撃する。現場に行ってみると、そこには誰もいなかった。屋上への出入り口に立てられた見張りは、何も見なかったと証言するが……。(「誰もいなくなった」)ほか美しく洗練され、時に冷徹な11の短編集。
  • 幻の流氷特急殺人事件
    3.0
    列車消失と連続殺人のダブル・ミステリー! 流氷が鳴くオホーツク沿岸で、名物観光列車「流氷号」が、奇々怪々な事件に遭遇――というリレー式推理小説の筆者たちが、おそるべき運命の糸にたぐられて……。推理小説の中に別の「推理小説」という二重構造の、複雑重層的な謎解きをするのは、ご存知ポテトとキリコの名コンビ。贅沢さ極めつきの傑作長編ミステリー。
  • 真夜中のための組曲
    4.0
    ラジオの身上相談、ラッシュアワーの席の譲り合い、何の気なしにする署名……そんな些細な行為の足元に黒々と口をあけている落し穴が! 退屈で平凡な日常と背中あわせの恐怖を八つのテーマで多彩に描きわけた奇妙な味のミステリー。登場人物は、サラリーマン、OL、主婦……そう、あ・な・た・です。
  • マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ
    3.6
    死者からの手紙が≪あかずの扉≫研究会に届けられた。多重にして難解な暗号に導かれた先に妖しく聳(そび)える斜塔こそ、閉鎖されたテーマパーク内の自殺の名所・首吊塔であった。塔内を乱舞する首吊り死体は自殺か他殺か? 本格推理の旗手が趣向を凝らして贈る“フーダニット”の到達点。殺意の操り人形(マリオネット)は誰だ? (講談社文庫)
  • 恩讐の鎮魂曲
    4.6
    恩師と向き合う悪徳弁護士・御子柴礼司。「贖罪」の意味を改めて問う、感涙のリーガル・サスペンス。少年時代の凶悪犯罪が暴露され、悪評が拡散する弁護士・御子柴。勝率九割の敏 腕も依頼者が激減、事務所移転を余儀なくされた。そんなとき少年院時代の教官が殺 人容疑で逮捕され、御子柴は恩師の弁護を力尽くでもぎ取る。罪を自ら認める教官だ ったが、御子柴の弁護法廷は驚愕の展開に!
  • 水晶のピラミッド
    3.7
    エジプト・ギザの大ピラミッドを原寸大で再現したピラミッドで起こる怪事。冥府の使者アヌビスが5000年の時空を超えて突然甦り、空中30メートルの密室で男が「溺死」を遂げる! アメリカのビッチ・ポイントに出現した現代のピラミッドの謎に挑む名探偵・御手洗潔。壮大なテーマに挑んだ本格ミステリーの大作。
  • アトポス
    4.0
    虚栄の都・ハリウッドに血でただれた顔の「怪物」が出没する。ホラー作家が首を切断され、嬰児が次々と誘拐される事件の真相は何か。女優・松崎レオナの主演映画『サロメ』の撮影が行われる死海の「塩の宮殿」でも惨劇は繰り返された。甦る吸血鬼の恐怖に御手洗潔が立ち向かう。渾身のミステリー巨編が新たな地平を開く。
  • 御手洗潔のメロディ
    3.7
    何度も壊されるレストランの便器と、高名な声楽家が捜し求める美女。無関係としか思えない2つの出来事の間に御手洗潔が存在する時、見えない線が光り始める。御手洗の奇人ぶり天才ぶりが際だつ「IgE」のほか、大学時代の危険な事件「ボストン幽霊絵画事件」など、名探偵の過去と現在をつなぐ4つの傑作短編を収録。
  • ミッドナイト・ジャーナル
    値引きあり
    3.9
    児童誘拐殺害事件で大誤報を打ち、中央新聞社会部を追われ、支局に飛ばされた関口豪太郎。あれから7年。埼玉東部で、小学生の女児を狙った連れ去り未遂事件が発生。犯人は二人いたとの証言から、豪太郎の脳裏に"あのとき"の疑念がよぎる。終わったはずの事件が再び動き出す。<第38回吉川英治文学新人賞受賞作>
  • ミュージアム 公式ノベライズ
    4.0
    大ヒット映画化漫画作品の書下ろしノベライズ!雨の中、惨劇は起きた。現場に残された紙片には"ドッグフードの刑"の文字。最悪の猟奇殺人は刑事・沢村の予想通り連続する。"私刑執行者"、蛙男の衝撃の過去と心の闇が襲い来る、知られざるもうひとつの「ミュージアム」小説版、悪魔の"Another Side"。巴亮介の絶賛漫画作品の、ホラーの名手、牧野修による書下ろし驚愕ノベライズ。
  • 新装版 顔に降りかかる雨
    値引きあり
    3.8
    これぞ桐野夏生の原点。江戸川乱歩賞受賞作!親友の耀子が、曰く付きの大金を持って失踪した。夫の自殺後、新宿の片隅で無為に暮らしていた村野ミロは、共謀を疑われ、彼女の行方を追う。女の脆さとしなやかさを描かせたら比肩なき著者のデビュー作。江戸川乱歩賞受賞!
  • 麦の海に沈む果実
    4.3
    三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。2月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは?この世の「不思議」でいっぱいの物語。
  • 夢幻巡礼 神麻嗣子の超能力事件簿
    4.1
    人を殺すことが、こんなにも、おもしろいとは思ってもみなかった――。能解(のけ)警部の部下・奈蔵渉(なぐらしょう)は警察官でありながら、連続殺人鬼。自己の狂気を冷徹に見つめながら犯行を続ける奈蔵の、究極の目標は誰なのか? 複雑巧緻なトリックをちりばめた驚愕のサイコミステリ。大人気の「神麻嗣子(かんおみつぎこ)シリーズ」番外編。(講談社文庫)
  • 向こう側の遊園
    3.9
    廃園になった今も、無数の花が咲き乱れる街はずれの遊園地。そこには、謎めいた青年が守る秘密の動物霊園があるという。「自分が一番大切にしているものを差し出せば、ペットを葬ってくれる」との噂を聞いて訪れる人々。せめて最期の言葉を交わせたら……。ひとと動物との、切ない愛を紡いだミステリー。
  • 名探偵が多すぎる
    3.9
    別府航路の船上で一堂に会した世界の名探偵、メグレ、クイーン、ポワロ、明智の4人に、かのルパンから届いた挑戦状。ルパン対4人虚々実々の対決はかくして幕をあけるが、ルパンに狙われた宝石商は鍵のかかった船室で殺害され、宝石も奪われる。ルパンは密室殺人で4人に挑戦してきたのか。会心パロディ。
  • 名探偵はもういない
    3.8
    犯罪学者・木岬と義弟の敬二少年は、雪崩に道を閉ざされてとあるペンションに足止めされる。ワケありの客が集う雪の山荘では連続怪死事件が発生!はたして「名探偵」は奇妙な事件の謎を解けるのか!?あえて真相への手がかりを提示する“読者への挑戦状”付きで贈る、霧舎巧エッセンスにあふれた名作。(講談社文庫)
  • 名探偵 水乃サトルの大冒険
    3.7
    長身、美形の水乃サトルは旅行会社課長代理。だが、度を越した多趣味と奇行から社内では変人の烙印を押されている。部下の新人OLと共に出張した岡山の村で、横溝正史の名作を模した殺人事件に巻き込まれる「『本陣殺人事件』の殺人」他、ミステリー初心者からディープなファンまで楽しめる本格推理小説集。
  • 冥の水底(上)
    5.0
    医者である市原玲人は、友人の平松光恵に、首から上だけが狼のいわゆる「狼男」の死体写真を見せられる。彼女はその写真と大切な取材手帳を市原に託し、忽然と姿を消した。時は20年遡る。阿巳雄山の奥に、特殊能力を持つ「マガチ」とよばれる人々が暮らしていた。マガチの青年シズクは、初恋の少女を忘れられず、彼女を追って東京で暮らし始めるが……。一途な純粋さが胸を抉る、一気読み必至の、純愛ホラー巨編。
  • 目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES
    3.7
    関西で発見された劇物入りの目薬の名には「α」の文字が。同じ頃、加部谷恵美が発見した変死体が握り締めていたのもやはり目薬「α」! 探偵・赤柳初朗は調査を始めるが、事件の背後にはまたも謎のプロジェクトが? ギリシャ文字「α」は「φ」から連なる展開を意味しているのか? Gシリーズ第7作!(講談社文庫)
  • メビウス・レター
    3.4
    男子高校生が謎の焼身自殺を遂げた。数年後、作家・阿坂龍一郎宛てに事件の真相を追跡した手紙が、次々と送りつけられる。なぜ阿坂のもとに? そして差出人の正体は? 阿坂は人妻のストーカーに付け狙われ、担当編集者は何者かに殺害された。すべてがひっくり返る驚愕の結末とは!? 傑作長編ミステリー。(講談社文庫)
  • メルトダウン
    3.8
    老いて死期の迫った核物理学者から、カリフォルニアの地方紙副編集長ケン宛てに一通の手紙が届いた。描かれた美しい幾何学模様は新型核爆弾の図面だった。いっぽう、次年度の防衛予算でもめているワシントンで、大統領補佐官が謎の死をとげた。二つの事件が結びつく時、大いなる陰謀がおぞましい姿を現し始めた。
  • やぶへび
    3.6
    「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。初対面の"夫婦"が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。いったいどこの誰が絵図を描いたのか。
  • 闇の操人形
    3.0
    マンションに、不愉快な住人が引越してきた。この日ひそかに、悪意の種は蒔かれ、悲惨な事件に発展する。追いつめられた女は……。演じる人形も、操る人形遣いも、すべて闇の中。観客は果たしているのかいないのか? 操られつつ思いがけない暴走を起こす人間の恐ろしさ。推理界期待の新鋭が放つ、問題サスペンス長編。
  • 夜宵
    3.9
    大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹(ささがに)の市」。そこで手に入らないものはないという。 ある者は薬を。ある者は行方不明の少女を。ある者はこの世ならぬ色を求めて、細蟹の市へと迷い込む。 異形の者たちが跋扈(ばっこ)する市で、市守りのサザが助けたのは記憶を喪った身元不明の少年・カンナだった。呪われた双子の少女は唄う。「ああ、不吉だ、不吉だ」「おまえがもたらす流れ、その循環は、混沌を呼ぶわ」……
  • 遊戯
    3.8
    「現実とネットの関係は、銃を撃つのに似ている」。ネットの対戦ゲームで知り合った本間とみのり。初対面のその日、本間が打ち明けたのは、子どもの頃の忌まわしい記憶と父の遺した拳銃のことだった。2人を監視する自転車に乗った男。そして銃に残された種類の違う弾丸。急逝した著者が考えていた真相は。表題作に加え、遺作となった中篇「オルゴール」も収録。

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