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収録中に歌手が誘拐? 多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、もっとも勢いのある売り出し中の歌手が誘拐された。しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた……ほんの一瞬の隙をついた誘拐の手口とは、そして誰が、何のためにやったのか? 芸能プロやCMスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリック。リアルに描ききった傑作長編推理。刊行1984年。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
☆3.6
大きなCMも決まっている新人歌手の結城ちひろが、人の出入りの多いテレビ局から誘拐された。
しかも直前にはこの誘拐を密告する電話が警察に入っていたという。
身代金を要求する犯人の指示に従いつつも手かがりを見つけ捜査を続ける警察、ちひろの安否を気遣いながらも犯人に振り回される芸能プロダクションや、思惑を抱え事件を見守るCMのスポンサーと入り乱れて、事件は混迷を極める。
なんか胡散臭くて怪しい!と疑ってしまうような奴がいっぱいで楽しい。
また場面の切り替えが良いテンポを生み、リアルタイム感が出ていたのが良かった。
作中は事件を追う立場の展開が主なので、誘拐されてた側ではどんな時間を過ごすことになったのかちょっと気になる。
警察ってほんと大変な仕事だわ、と可哀想になった場面もあって、刑事さんたちをすごい応援する気持ちで読んでしまった。
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