白医

白医

869円 (税込)

4pt

ホスピスで起きた3件の不審死。沈黙を貫く医師が抱える真相とは?
救うべきは、患者か、命か――。
『闇に香る嘘』『同姓同名』の著者渾身、“命の尊厳”に切り込む傑作医療ミステリー!

「先生は、患者を救ったんです――」
末期がん患者の水木雅隆に安楽死を行ったとして、裁判を受ける天心病院の医師・神崎秀輝。「神崎先生は私から……愛する夫を奪っていったんです…!」証人席から雅隆の妻・多香子が悲痛な声をあげるも一向に口を開こうとはしない。そんな神崎には他にも2件、安楽死の疑惑がかかっていた。患者思いで評判だった医師がなぜ――?
悲鳴をあげる“命”を前に、懊悩(おうのう)する医師がたどり着いた「答え」とは?

“安楽死”をテーマに描く、乱歩賞作家渾身の医療ミステリー!

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白医 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    安楽死をテーマにした下村さんの作品。
    ホスピスで起きた三件の不審死。そして、安楽死措置を行ったとして、神崎医師が逮捕され裁判にかけられる。

    神崎医師は、裁判で黙秘を貫く。
    なぜ、患者思いの優しい彼は、安楽死措置を行ったのか?
    そして、なぜ、黙秘を貫くのか?
    そこには、深い苦悩があった。

    それぞれ

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    現代社会が抱える様々な課題をテーマに、作品を次々に著す著者が今回選んだのは、終末期医療及び安楽死。
    この重たいテーマを主題にした6話からなる連作短編ミステリー。超高齢社会の日本で、誰もが避けることの出来ないこの問題。
    ホスピスで起きた不審死で裁判にかけられる神崎医師を主役に、助かる見込みがなく耐えが

    0
    2024年07月02日

    Posted by ブクログ

    安楽死について考えることがあったので、とても胸にささる内容だった。
    私は長く生きることよりも、短くても自由に動き回れる体で好きな事をして生きたい。
    むしろ年老いて一日中ベットで何もすることも無く過ごすのは生き地獄だなと小さい頃から思っていた。
    それプラス生きてるだけで苦痛を伴うとなると、尚更安楽死を

    0
    2024年05月28日

    Posted by ブクログ

    今まで無かった視点でした。

    安楽死を与える事は誰にとっての救いなのか?
    そして、救われた人と同じ数だけ苦しむ人が増えてしまう・・・

    下村さんの小説ですから 仕掛けが無いわけが無いと思い読み進めていくうちに、安楽死に関わる医師の少しずつゆっくりと蝕まれていく何かを少しだけ感じる事が出来ました。

    0
    2024年05月27日

    Posted by ブクログ

    人生の最期が近づいている中で安楽死を望む患者と、決して実行することができない医者。医療の本当の意義とは何なのか。
    また、生きている以上『死』は避けられないがターミナルケアの重要性は増していると感じる。

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    安楽死についての苦しい話しでしたが、なかなか奥深い話しだった。最後の医師の言葉はぐっとくるものがあって感動した。ある意味どんでん返し。

    0
    2024年05月03日

    Posted by ブクログ

    下村敦史『白医』講談社文庫。

    安楽死をテーマにした医療ミステリー。ミステリーと言うよりもヒューマンドラマと言った方が正解か。

    超高齢化社会が到来し、医療技術が進歩し、不治の病に苦しみながら死ぬに死ねない人たちが増えているのは事実だ。そんな状況の中、安楽死、或いは尊厳死と言うのは非常に難しい問題で

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    ホスピスで起きた3件の医師による安楽死事件。
    内部告発により、医師の神崎が裁判にかけられる。
    患者思いと評判の彼がなぜ、3件もの安楽死に手を染めたのか…
    神崎は沈黙を貫くが、そこには患者や家族にも及ぶ深い理由があった。
    末期癌患者のためのホスピスでも、痛みを完全に取ることは難しい。
    本人、家族、医師

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    安楽死やターミナルケアが題材のお話ですが、程よいミステリー要素のおかげで、すごく読みやすくて驚きました。
    ずっとシリアスな展開が続く話ではあるんだけど、わたし個人としては、読んでいて過度に不安を煽られたり苦しくなったりすることはなかった。
    終末期医療について初めて知る部分もあり、物語を通して安楽死に

    0
    2024年10月18日

    Posted by ブクログ

    死を目前にした患者とその家族の安楽死をめぐる各々の考え方と接し方。
    そして患者とその家族を支える医師の葛藤。
    判断は間違ってなかったのか、どうするべきだったのかを問う

    0
    2024年06月19日

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