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人を殺すことが、こんなにも、おもしろいとは思ってもみなかった――。能解(のけ)警部の部下・奈蔵渉(なぐらしょう)は警察官でありながら、連続殺人鬼。自己の狂気を冷徹に見つめながら犯行を続ける奈蔵の、究極の目標は誰なのか? 複雑巧緻なトリックをちりばめた驚愕のサイコミステリ。大人気の「神麻嗣子(かんおみつぎこ)シリーズ」番外編。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
シリーズ番外編。保科と神麻は出てこない。 能解警部の部下奈蔵が主人公。 奈蔵の生い立ち、性格共になかなかのイカれ具合。奈蔵の父親も再婚を繰り返し最後の妻・麻子との関係性の真実に引く。 さやかの残虐性もゲロゲロだけど、最後の奈蔵とリョウの彼女・静江と十年前の殺人の舞台の聯雲荘で明かされる真実は恐怖パン...続きを読むチが強すぎる。 さやかって…そういうことかよ。 読み終わって表紙を見て絶句する。
人を殺すことが、こんなにも、おもしろいとは思ってもみなかった—。能解警部の部下・奈蔵渉は警察官でありながら、連続殺人鬼。自己の狂気を冷徹に見つめながら犯行を続ける奈蔵の、究極の目標は誰なのか?複雑巧緻なトリックをちりばめた驚愕のサイコミステリ。大人気の「神麻嗣子シリーズ」番外編。...続きを読む 「超能力ありきのミステリ」番外編です。犯人が主人公。ゆがんだ愛。アイ。I。 番外編といいつつも「神麻嗣子シリーズ」でかなりの重要そうなことが端々に。これは単品としても見られる。いや無理か。
チョーモンインシリーズの番外編。 視点を変えるとこんなにもハードな作品に仕上がるのか?と驚いた一冊。 と同時に本編にどんな影響がと、期待が膨らんだ作品。
このシリーズはこの本から読み始めた。シリーズの中で異色のこの本が一番シリーズのうちで好き。張った伏線がしっっから回収される日が待ち遠しい。
新規購入ではなく、積読状態のもの。 2008/6/7~6/29 神麻嗣子シリーズ番外編。奈蔵渉の不気味なキャラ設定が秀逸。西澤作品のキーでもある母子問題もとりあげられていて、チョーモンインシリーズの鍵を握る作品のようだ。奈蔵渉がシリーズ最終回でどのように絡んでくるのか今から楽しみである。l
よいですねー。 基本的にコメディタッチのチョーモンインの番外編。 本編の鬱憤を晴らすかのような(笑)ダークっぷり。 まだ文庫化されていない本編を読むのが楽しみになります。 てか、西澤さんてひょっとすると、 こういう絶望的な話の方が得意なのかなぁ? ちょっと主人公の猟奇殺人鬼の発想についていけないと...続きを読むころもあるんだけど、 それがまた迫力というか、リアリティになってる。 怖いもの見たさで何度も読み返したくなる作品。
神麻嗣子シリーズ・第4弾。 かなりの長編だったけど、シリーズの主演3人がほとんど出てこない。 シリーズものというよりは、スピンオフ的な作品だった。
シリーズ第4弾なのですが、いつものメンバーは出ず… 刑事さんだけは出てる…と言っていいのでしょうか? 刑事の部下が主人公となっています。 いつも超能力がからんできますが、今回もからんではいます。 が、こういうのはありですか! と言いたくなるような そんなからみになってます。 でも意味は分かるな〜と...続きを読むいう感じです。 現実問題として、これをしようとしてるのがいたら ちょっと怖いです。 何を考えてそこまでしたいのか…という。 一種狂喜でしょうか?
朝、電話のベルが鳴り響いていた。仕方なく警察官の奈蔵渉は、その電話を取ったのだが電話の相手は、十年前に突然居なくなった流からだった。そして、別荘に来てくれと・・・。奈蔵は、能解警部に連絡を取って別荘へ向かう。 十年前・・・T高原の別荘で起きた事件。当時大学生だった奈蔵は、沓水さやか・流(ながれ)...続きを読む兄弟と柊元奈緒美・由美姉妹とT高原の別荘に来てた。ここで、沓水さやかと柊元奈緒美が殺されて、沓水流が行方不明になったのだ・・・。 奈蔵は、事件を通して当時の心境・過去の出来事を思い出す。小学生だった頃の沓水さやかとの出来事・・・。実の母親との関係・出来事・・・。自己の狂気を冷徹に見つめながら、連続殺人を続ける奈蔵。 そして、奈蔵は別荘で起きた事件の真相に近づく・・・。 主人公は、警察官でありながら連続殺人者の奈蔵。彼の独白を書いたサイコミステリー小説です。 これは、面白かったです。連続殺人者の狂ってる心情・もいいのですが、ミステリーの謎もいいです でも、このシリーズはこれから読むのは・・・止めておいてください
「チョーモンイン」シリーズの中でも、これは異色なんじゃないかな。 こういう話は大好き! 「チョーモンイン」は五つ星を付けるほどの深さがないんだけど、これは深い。 不思議さ加減が程よくて、ミステリー加減も程よくて。 こういう本に出合うと、この本に合うために本を読み続けてるんだと思う。
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西澤保彦
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