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「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。初対面の"夫婦"が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。いったいどこの誰が絵図を描いたのか。
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Posted by ブクログ
ジェットコースター!というべき巻き込み運転型のエンタメ小説。 大沢さんはこれで2冊目、本気でもう少しちゃんと読んでみようと思った!
一気読み。面白くて途中で止められなかった。 カネもなければオンナもいない40男、ゴローちゃんが どんどん進化していく。ゴローちゃんの優しさとか放っておけない感じが女心をくすぐるんだろう。 記憶を取り戻していく青珠も、可愛くて、頼もしかった。青珠の経緯を考えるとすんなり行くかな?と思うような夫婦生...続きを読む活になりそうだけど、これからもゴローちゃんには益々頑張って欲しいな。
大沢在昌の長篇ミステリ作品『やぶへび』を読みました。 大沢在昌の作品は初めて読みましたが面白かったですね。 -----story------------- 「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。 だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。 運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたか...続きを読むらだ。 そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。 借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。 初対面の“夫婦”が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。 いったいどこの誰が絵図を描いたのか。 ----------------------- 講談社創業百周年記念書き下ろし作品として、2010年(平成22年)12月に刊行された作品です。 女と付き合うと泥沼にはまる「マイナスの女好き」の元刑事・甲賀… 定職なし、貯えなしで不惑の年の瀬を迎えると、突如警察から「奥さんを保護した」と連絡が、、、 待っていたのは記憶を失った「見知らぬ妻」… 2ヵ月前、“偽装結婚”をした中国人女性だった。 何か犯罪が絡んでいるのか? 甲賀はまたしても、はまってしまったのか? “妻”と調べ始めると、驚愕の出来事が次々と――。 運命の分かれ道で、必ず最悪の選択をしてしまう人… そんな人物のひとりが元刑事・甲賀なんですよね、、、 それも女がらみになると必ずはまってしまうという愛すべきキャラクター… そして“見知らぬ妻”と出会ってからは、息を吐かせることのない、次々と驚くべき出来事のオンパレードですからね、ページを繰る手が止まりませんでした。 妻の記憶が戻るに伴い、徐々に明らかになる困難な真実… 難局を乗り越えながら、二人の気持ちが近付いていく展開も好感が持てましたね、、、 魅力的なキャラクター… そして、愛と悲しみのどんでん返しに向かって突き進む超高速弾丸エンターテインメント的な展開… 面白かったです。
警察から連絡が来て、偽装結婚をした事を思い出す。 相手は記憶を失っているという状態に 一体どうしたらいいのか。 仲介した人がやっと捕まった、と思ったら 全然別の人物が、自分の妻、を名乗ってくるし 隣にいる彼女は誰なのか、という謎。 進んだと思ったら別の謎。 ちょっと彼女の事が分かってきた、という...続きを読む進み具合。 最後の一気に牽制逆転する状況はすごいですが またこれも別方向に転がったり。 一気に走りぬいた、という印象です。
元刑事の甲賀はお金がないことから中国人との偽装結婚を請け負った。 その書類上は妻となった相手が警察に保護され、甲賀に連絡が入る。 厄介なことに、その妻は精神的なショックから記憶喪失になっているという。 そもそも妻とは会ったこともなければ、何も知らない。 まずはそれを調べることになったが…事態はとんで...続きを読むもない事件に繋がっていた! 2017.1.22
一気に読める愉しい作品。元警官の冴えない女好きの甲賀が形だけの結婚をした中国人女性李青珠の身柄引き取り要請を受け、その女性の背後の中国マフィアとやくざの騒動に巻き込まれる。
中国人女性と偽装結婚した元刑事が、戸籍上の妻の周辺で起こる事件に巻き込まれる。 さすがはエンターテイメント界の大御所だけあって、テンポよく面白い作品でした。 久しぶりに大沢作品を読みましたが、筆力は健在ですね。
書き下ろしだそうで。 そう言われると、何となくスピード感も感じられるし、すいすい読める。 逆に言うと、あまり重厚感がない。 まぁ、そういう内容の話だと言えばそれまでだけど。 ちょっと不思議なキャラクターだ。 強いのか、強くないのかよくわからないし、義理堅いのか、いい加減なのかもよくわからない...続きを読む。 そこが不思議で魅力的なところでもある。 ギャグっぽいところも、コントっぽいところも含めて、やっぱりちょっと不思議な話だ。 「巻き込まれ型」としては、サラリーマン坂田のシリーズ物と通じるものがある。
中国人との偽装結婚。 元警察官であった甲賀は、 杜英淑に偽装結婚を依頼される。 偽装結婚あいての 李青珠が 警察に保護される。 そして、逆行性健忘症 記憶喪失になっていた。 そのオンナは、きりりとして、背が高く、武術にも長けていた。 記憶が徐々にもどってくる。 しかし、李青珠は、替え玉がいた。 ...続きを読む一体李青珠とは、誰なのか。 武術大会で優勝したことで、実名が分かる。 そのオンナは、上海なまりで、 どんなつながりがあるのか? 上海のボス 老大 が殺される。 引退しようとしている老大をなぜ殺すのか? 殺したのは、誰なのか?殺す理由は? そして、偽装結婚をする意味はなぜ? スリリングな展開。 「へび」が 重要なキーワードとなる。 やぶをつついて 何がでてくるのか?
読みやすい。でも内容的にはイマイチ。軽快すぎて、シリアス感なし。青珠が可愛らしい。これで甲賀もくだらない女から足を洗えばいいのだが。
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大沢在昌
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