【感想・ネタバレ】やぶへびのレビュー

あらすじ

「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。初対面の"夫婦"が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。いったいどこの誰が絵図を描いたのか。

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Posted by ブクログ

ジェットコースター!というべき巻き込み運転型のエンタメ小説。
大沢さんはこれで2冊目、本気でもう少しちゃんと読んでみようと思った!

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2024年08月16日

Posted by ブクログ

一気読み。面白くて途中で止められなかった。

カネもなければオンナもいない40男、ゴローちゃんが どんどん進化していく。ゴローちゃんの優しさとか放っておけない感じが女心をくすぐるんだろう。

記憶を取り戻していく青珠も、可愛くて、頼もしかった。青珠の経緯を考えるとすんなり行くかな?と思うような夫婦生活になりそうだけど、これからもゴローちゃんには益々頑張って欲しいな。

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2021年04月16日

Posted by ブクログ

大沢在昌の長篇ミステリ作品『やぶへび』を読みました。
大沢在昌の作品は初めて読みましたが面白かったですね。

-----story-------------
「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。
だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。
運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。
そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。
借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。
初対面の“夫婦”が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。
いったいどこの誰が絵図を描いたのか。
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講談社創業百周年記念書き下ろし作品として、2010年(平成22年)12月に刊行された作品です。

女と付き合うと泥沼にはまる「マイナスの女好き」の元刑事・甲賀… 定職なし、貯えなしで不惑の年の瀬を迎えると、突如警察から「奥さんを保護した」と連絡が、、、
待っていたのは記憶を失った「見知らぬ妻」… 2ヵ月前、“偽装結婚”をした中国人女性だった。

何か犯罪が絡んでいるのか? 甲賀はまたしても、はまってしまったのか? “妻”と調べ始めると、驚愕の出来事が次々と――。

運命の分かれ道で、必ず最悪の選択をしてしまう人… そんな人物のひとりが元刑事・甲賀なんですよね、、、
それも女がらみになると必ずはまってしまうという愛すべきキャラクター… そして“見知らぬ妻”と出会ってからは、息を吐かせることのない、次々と驚くべき出来事のオンパレードですからね、ページを繰る手が止まりませんでした。

妻の記憶が戻るに伴い、徐々に明らかになる困難な真実… 難局を乗り越えながら、二人の気持ちが近付いていく展開も好感が持てましたね、、、
魅力的なキャラクター… そして、愛と悲しみのどんでん返しに向かって突き進む超高速弾丸エンターテインメント的な展開… 面白かったです。

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2022年04月01日

Posted by ブクログ

警察から連絡が来て、偽装結婚をした事を思い出す。

相手は記憶を失っているという状態に
一体どうしたらいいのか。
仲介した人がやっと捕まった、と思ったら
全然別の人物が、自分の妻、を名乗ってくるし
隣にいる彼女は誰なのか、という謎。

進んだと思ったら別の謎。
ちょっと彼女の事が分かってきた、という進み具合。
最後の一気に牽制逆転する状況はすごいですが
またこれも別方向に転がったり。
一気に走りぬいた、という印象です。

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2021年05月21日

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元刑事の甲賀はお金がないことから中国人との偽装結婚を請け負った。
その書類上は妻となった相手が警察に保護され、甲賀に連絡が入る。
厄介なことに、その妻は精神的なショックから記憶喪失になっているという。
そもそも妻とは会ったこともなければ、何も知らない。
まずはそれを調べることになったが…事態はとんでもない事件に繋がっていた!

2017.1.22

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2017年01月22日

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一気に読める愉しい作品。元警官の冴えない女好きの甲賀が形だけの結婚をした中国人女性李青珠の身柄引き取り要請を受け、その女性の背後の中国マフィアとやくざの騒動に巻き込まれる。

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2017年01月08日

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中国人女性と偽装結婚した元刑事が、戸籍上の妻の周辺で起こる事件に巻き込まれる。
さすがはエンターテイメント界の大御所だけあって、テンポよく面白い作品でした。
久しぶりに大沢作品を読みましたが、筆力は健在ですね。

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2016年03月23日

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書き下ろしだそうで。

そう言われると、何となくスピード感も感じられるし、すいすい読める。

逆に言うと、あまり重厚感がない。

まぁ、そういう内容の話だと言えばそれまでだけど。

ちょっと不思議なキャラクターだ。
強いのか、強くないのかよくわからないし、義理堅いのか、いい加減なのかもよくわからない
そこが不思議で魅力的なところでもある。

ギャグっぽいところも、コントっぽいところも含めて、やっぱりちょっと不思議な話だ。

「巻き込まれ型」としては、サラリーマン坂田のシリーズ物と通じるものがある。

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2016年03月18日

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中国人との偽装結婚。
元警察官であった甲賀は、
杜英淑に偽装結婚を依頼される。
偽装結婚あいての 李青珠が 警察に保護される。
そして、逆行性健忘症 記憶喪失になっていた。

そのオンナは、きりりとして、背が高く、武術にも長けていた。
記憶が徐々にもどってくる。

しかし、李青珠は、替え玉がいた。
一体李青珠とは、誰なのか。
武術大会で優勝したことで、実名が分かる。
そのオンナは、上海なまりで、
どんなつながりがあるのか? 
上海のボス 老大 が殺される。
引退しようとしている老大をなぜ殺すのか?
殺したのは、誰なのか?殺す理由は?
そして、偽装結婚をする意味はなぜ?

スリリングな展開。
「へび」が 重要なキーワードとなる。
やぶをつついて 何がでてくるのか?

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2016年02月27日

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ネタバレ

面白い、一気に読んでしまった。
元警官ということだが、本当かと思わせるところがいくつか...
夫婦2人の今後の活躍に期待したくなります。

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2016年02月02日

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元刑事で中国人女性と偽装結婚した甲賀の元に突然妻が記憶喪失で警察に保護されたとの連絡が。
記憶喪失の妻青珠の身元を探るうちに甲賀はトラブルに巻き込まれていく。中国マフィア、ヤクザが絡む裏社会を舞台にしたエンターテインメント。

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2025年02月08日

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読みやすい。でも内容的にはイマイチ。軽快すぎて、シリアス感なし。青珠が可愛らしい。これで甲賀もくだらない女から足を洗えばいいのだが。

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2023年12月08日

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大好きな大沢在昌作品。
ハードボイルド映画を観ているような作品。
ストーリーはとてもシンプルだけど緊張感があってハラハラドキドキ。
時たまクスッと笑えるような連ドラ刑事物って感じですね。
読みやすくてあっという間に読み終わりました。

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2021年01月20日

Posted by ブクログ

元警察官の甲賀は、借金返済のため中国人女性と偽装結婚する。ある日、顔も見たこともない妻が病院に運ばれたとの連絡を受け病院に行くと、妻は記憶を失っていた…

スピーディーに物語が展開し、さくっと読めた。

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2020年06月06日

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ネタバレ

女で仕事を失った元刑事の甲賀は、金の為に見知らぬ中国人女性と偽装結婚をした。数ヶ月後に警察か妻を保護していると連絡が入った。仕方無く引き取りに行くと戸籍上の妻は記憶を失っていた。
身元を探す為に動き回るたびに、ヤクザやマフィアに付けねらわれる。果たして妻はどんな過去を持つ女なのだろうか。

わかりやすいハードボイルドな本で意外性はありません。ある意味類型的な話です。でもこういうベタなやつ男は結構好きだと思う。助けた美人に惚れられるとかベタベタで楽しいです。

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2016年05月02日

Posted by ブクログ

最初は丁寧に書いているのに、後になればなるほど、早く終わらせたいという気持ちがにじみ出てくる。最後は本当に急展開で幕が下りる。

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2016年05月01日

Posted by ブクログ

テンポのいい作品で、あっという間に読み終わった。
冴えない男と、どこかコミカルな展開で、気軽に読める一冊。

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2015年07月01日

Posted by ブクログ

恐らく初めてに等しいくらいの大沢在昌!一気読み。
世の男性はこういう男性が理想なのか?こういう男性が女性にもてると思っているのか?
本来のハードボイルドってもっと暴力的なのかも。
女性が強い暴力シーン、女にめっきりだらしない男(元警察官)。
中国マフィアと、日本の暴力団と、嫌ったらしい日本の警察。

時間潰しに読み飛ばすには肩こらず良いかも。

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2015年04月29日

Posted by ブクログ

大沢さんのドタバタ物とハード物の中間を行くような作品。
偽装結婚した相手の中国人女性が警察に保護されたとの連絡があったことから始まり、女性の素性を探るうち事件に本格的に巻き込まれ、やぶからへびが出るまでのジェットコースターノベル。

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2015年02月01日

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