プシュケの涙

プシュケの涙

715円 (税込)

3pt

夏休み、補習中の教室の窓の外を女子生徒が落下していった。自殺として少女の死がひそかに葬られようとしていたとき、目撃者の男子に真相を問い詰めたのは少女と同じ美術部の由良だった。絵を描きかけのまま死ぬはずがない。平凡な高校生たちの日常が非日常に変わる瞬間を鮮烈に描いた、青春ミステリーの傑作。

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プシュケの涙 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    柴村仁さんを知った初めの本だったかと。
    前半と後半が独立して分かれていますが、それが関係しあっています。そのつながりを考えて、余韻に浸り続けた。由良彼方の飄々とした態度もまた。うん。当時読んだ時の気持ちを思い出します。

    すごく良かったです。

    0
    2024年08月05日

    Posted by ブクログ

    絵に惹かれてたまたま手に取った作品でしたが、
    彼方の考え方にも共感できる部分がたくさんあり読み始めたら止まらず一気に読み切ってしまいました。
    最後の二人の会話の内容に思わず胸がギューっとなりました。

    0
    2023年03月16日

    Posted by ブクログ

    青春小説は甘酸っぱさを押し出すものからカーストやイジメを描くものまで多彩な設定が置けるから小説とも当然相性が良い。数多ある青春小説の中で今回は由良シリーズ。二部構成で前半読んでその出来事を理解した上での後半は切なさが募る。やはり中高生に読んでほしいし、日常では体験できない出来事にも触れていろんな感情

    0
    2022年12月23日

    Posted by ブクログ

    面白かったなあ。独特な構成なんだけど、その構成が物語を本当に切なくさせている。青春小説でありながら、青春を手放している小説でもあり……。心にしっかりと残るものがある作品でした。

    0
    2022年02月17日

    匿名

    購入済み

    彼方さんが飛び降りから始まって、目撃者の彼を探る不思議な少年由良くん。由良が何故にそこまで真相にこだわるのかがわからなく。また飛び降りた彼女もどんな子だったのかが見えてこなく。そこまで感情が入っていけなかったけれど、彼女からの視点で物語が始まり、彼女の環境、また由良との関わりを見て。彼女の死が酷く可

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    プシュケは訳によりますが「いのち」という意味のようです。
    前半と後半でテイストがガラッと変わってびっくりしました。前半はどちらかというとホラーテイストの話のように感じましたが、後半を読むと印象がガラッと変わり、美しくとっても切ない物語に変貌します。色々と読者に考えさせる終わり方だったように思います。

    0
    2024年05月02日

    Posted by ブクログ

    24年はセツナイ系に挑戦してます。
    本作はそういう意味では実にセツナイです。
    道半ば…コレから…
    なのにと考えると前半のストーリーが実に憎い。

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    p.19
    トラウマという言葉を笠に着て、僕は誰よりも傷ついてるんですと主張するだけ。人間なら誰だって塞ぎきれない傷の一つや二つ負ってるもんなのに、殊更にそれを主張するのは『俺って呼吸してるんだぜ』と自慢するようなもの。そう思わない?

    0
    2016年07月20日

    Posted by ブクログ

    読む前から切ない、切ないと聞いていたけど確かに評判どおりで、後半は一気に読んじゃいました。
    シリーズ化してるみたいなのでそっちも読みたいなー
    由良みたいなキャラクターは好みなので。

    0
    2015年05月29日

    Posted by ブクログ

    二章立てのような感じになっており、由良が事件の謎を追う→由良と吉野彼方の出会いという普通とは逆の順番。だからなのだろう、最後まで読み終わった時の切なさが増す。
    最初に死ぬことを前提に読み始めた吉野彼方の物語が切なすぎて。父とのいざこざによる一種の男性不信、そして同級生たちとの諍いを由良の存在によって

    0
    2015年05月15日

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