Posted by ブクログ 2022年02月15日
今回はちょっとホラー色薄めかな〜と思いながら、読み終わって本を閉じた丑三つ時。
手洗いに立った私は、なるべく窓の外に目を向けないように不自然に顔を背けていました。だって………。
…………窓のすぐ外側から、誰かの顔が覗いてるような、そんな気がしたんです…………
キャーーー!!!!!(うるさい
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Posted by ブクログ 2019年09月21日
このシリーズは以前読んだが、事件の関係者の扱いがおざなりだったのが不満だった。
怪異を体験する視点人物としてメインで描写され、読者も感情移入していたキャラなのに、事件後のフォローが至らないというかなんともお粗末というか「トリックと犯人はわかったけどそれでこの子はどうなったのそれが気になるのに!」と消...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月11日
このミス2013年版4位。遊郭で3世代に渡って発生する身投げ事件。いままで読んだこの人の本の中で一番良かった。いつも終盤がどんでん返しの大安売りとなってもう勝手にやってよ状態になるんだけど、今回は一発で結構あっといわす結末になってる。緻密な構成と意外性のある展開で本格ミステリとしてとても良くできてる...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月13日
最後の謎解きはこんなもんかという感じ。ただこの作品はそこだけでなくいろんな楽しみ方がある。
何よりも、知らない遊女の世界が濃密に描かれている。ノスタルジーを感じる年ではないが面白く読めた。
出戻りする花魁の哀しみに心打たれ、敢えて、金儲けに徹底するやり手婆アに、そこはかとない優しさも感じた。
解...続きを読む