幽女の如き怨むもの

幽女の如き怨むもの

作者名 :
通常価格 1,265円 (1,150円+税)
紙の本 [参考] 1,320円 (税込)
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作品内容

十三歳で遊女となるべく売られた少女。"緋桜"と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。戦前、戦中、戦後、三つの時代の謎の身投げの真相は"幽女"の仕業か、何者かの為せる業か。謎と怪異に満ちる地方の遊郭を舞台に、ミステリランキングを席巻した"刀城言耶"シリーズ第六長編、文庫降臨。

幽女の如き怨むもの のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月15日

    刀城言耶シリーズ第六長編。戦前、戦中、戦後の三つの時代の遊郭を舞台に、連続する遊女の身投げ事件。刀城言耶が導いた解釈は、幽女と化したものの怨みによるものだった。この作品は最後まで本物の幽女の正体が明らかにされず、それ故に恐ろしさが残った。

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    Posted by ブクログ 2023年01月16日

    花魁テーマは大好き。
    ミステリ絡まなくても楽しく読める。
    多分、多くの人が犯人の見当はつくと思う。
    そう考えさせないようにする描写が、少し無理があるような。

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    Posted by ブクログ 2015年11月15日

    第一部と第二部から感じられる湿った厭な空気に背筋を寒くしつつ、第三部に衝撃を受けた。その分、第四部の謎解きは面白かったが、怪談めいた恐ろしさは感じられなかった。
    ラストの怖さはあまりないものの、言耶でも説明しきれない怪異は依然として残っており、読後じわじわと恐怖を煽ってくるのはお約束。

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    Posted by ブクログ 2022年02月15日

    今回はちょっとホラー色薄めかな〜と思いながら、読み終わって本を閉じた丑三つ時。
    手洗いに立った私は、なるべく窓の外に目を向けないように不自然に顔を背けていました。だって………。

    …………窓のすぐ外側から、誰かの顔が覗いてるような、そんな気がしたんです…………


    キャーーー!!!!!(うるさい

    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月18日

    刀城言耶シリーズはいつも引き込まれる。戦中戦後の廓町の様子がわかって興味深い。花魁の日記が出色。廓での生活が克明に描かれていて、その辛さにいたたまれなくなる。全体の謎の解明にはすっきりしないところもあるが、してやられた感あり。さすがにうまい。

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    Posted by ブクログ 2019年09月21日

    このシリーズは以前読んだが、事件の関係者の扱いがおざなりだったのが不満だった。
    怪異を体験する視点人物としてメインで描写され、読者も感情移入していたキャラなのに、事件後のフォローが至らないというかなんともお粗末というか「トリックと犯人はわかったけどそれでこの子はどうなったのそれが気になるのに!」と消...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月09日

    幽女の怪異よりも、花魁の逃げ道のない人生に打ちのめされる。民間療法的な堕胎もキツイ…。なんというか、あまり知ってはいけない世界の話だった。最後に少しは希望があるところが救いだなぁ。

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    Posted by ブクログ 2017年09月14日

    花魁の壮絶なる人生、三代にわたる身投げの謎はかなりのボリュームがあって、内容も濃厚だったけど、それを感じさせない力強さ。言耶ががっつり絡んでないし、伝聞が多いせいか、いつもよりもほわほわした推理になってしまったのは致し方ないかな。

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    Posted by ブクログ 2017年04月11日

    このミス2013年版4位。遊郭で3世代に渡って発生する身投げ事件。いままで読んだこの人の本の中で一番良かった。いつも終盤がどんでん返しの大安売りとなってもう勝手にやってよ状態になるんだけど、今回は一発で結構あっといわす結末になってる。緻密な構成と意外性のある展開で本格ミステリとしてとても良くできてる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月13日

    最後の謎解きはこんなもんかという感じ。ただこの作品はそこだけでなくいろんな楽しみ方がある。

    何よりも、知らない遊女の世界が濃密に描かれている。ノスタルジーを感じる年ではないが面白く読めた。
    出戻りする花魁の哀しみに心打たれ、敢えて、金儲けに徹底するやり手婆アに、そこはかとない優しさも感じた。

    ...続きを読む

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