【感想・ネタバレ】幽女の如き怨むもの のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2015年11月15日

第一部と第二部から感じられる湿った厭な空気に背筋を寒くしつつ、第三部に衝撃を受けた。その分、第四部の謎解きは面白かったが、怪談めいた恐ろしさは感じられなかった。
ラストの怖さはあまりないものの、言耶でも説明しきれない怪異は依然として残っており、読後じわじわと恐怖を煽ってくるのはお約束。

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Posted by ブクログ 2019年11月18日

刀城言耶シリーズはいつも引き込まれる。戦中戦後の廓町の様子がわかって興味深い。花魁の日記が出色。廓での生活が克明に描かれていて、その辛さにいたたまれなくなる。全体の謎の解明にはすっきりしないところもあるが、してやられた感あり。さすがにうまい。

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Posted by ブクログ 2019年09月21日

このシリーズは以前読んだが、事件の関係者の扱いがおざなりだったのが不満だった。
怪異を体験する視点人物としてメインで描写され、読者も感情移入していたキャラなのに、事件後のフォローが至らないというかなんともお粗末というか「トリックと犯人はわかったけどそれでこの子はどうなったのそれが気になるのに!」と消...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年10月19日

刀城言耶シリーズ 第6長編。

戦前、戦中、戦後の遊郭を舞台にした物語で、1章は花魁となった女性の日記、2章は女将と刀城氏の会話、3章は作家 佐古荘介の原稿、そして4章で事件の種明かしを刀城氏が行うという設定になっている。

特に印象深かったのが、1章の花魁の日記で遊郭での壮絶な生活の様子が描かれて...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年04月09日

幽女の怪異よりも、花魁の逃げ道のない人生に打ちのめされる。民間療法的な堕胎もキツイ…。なんというか、あまり知ってはいけない世界の話だった。最後に少しは希望があるところが救いだなぁ。

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Posted by ブクログ 2017年09月14日

花魁の壮絶なる人生、三代にわたる身投げの謎はかなりのボリュームがあって、内容も濃厚だったけど、それを感じさせない力強さ。言耶ががっつり絡んでないし、伝聞が多いせいか、いつもよりもほわほわした推理になってしまったのは致し方ないかな。

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Posted by ブクログ 2017年04月11日

このミス2013年版4位。遊郭で3世代に渡って発生する身投げ事件。いままで読んだこの人の本の中で一番良かった。いつも終盤がどんでん返しの大安売りとなってもう勝手にやってよ状態になるんだけど、今回は一発で結構あっといわす結末になってる。緻密な構成と意外性のある展開で本格ミステリとしてとても良くできてる...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年04月13日

最後の謎解きはこんなもんかという感じ。ただこの作品はそこだけでなくいろんな楽しみ方がある。

何よりも、知らない遊女の世界が濃密に描かれている。ノスタルジーを感じる年ではないが面白く読めた。
出戻りする花魁の哀しみに心打たれ、敢えて、金儲けに徹底するやり手婆アに、そこはかとない優しさも感じた。

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Posted by ブクログ 2015年08月29日

三津田信三お変わりなくの『如き』シリーズ第六段。
一年に二回くらい来る金田一耕助(と言うより山の中、閉ざされた未開の集落、伝承怪異)を求める心を絶妙に満たし続けてくれるこのシリーズ。
いつまでも続いてほしい。

今回は廓町のとある置屋が舞台。
閉ざされ感がないかと思ったらきちんと閉ざされ、その中で蔓...続きを読む

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Posted by ブクログ 2015年06月15日

事件より怪異より、心を磨り減らしながら体を張る稼業の辛さに暗澹たる思い。
時代を跨いで不可解な身投げが続くにつれ、第四部の刀城氏登場が待ちきれなくなってくる。
秘めた伏線には感嘆。巡り会った大切なものを守るために…緋桜の時を越えたひたむきさに涙が滲む。日記であれ、愛してくれる人であれ、自分を見失わず...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年11月21日

今回は『首なし…』同様、いささかイレギュラーな構成で刀城さんの出番は少なめ。 毎回のおどろおどろしい事件をこの主人公のキャラクターが些かなりとも緩和してくれており、良い意味で物語にメリハリを生んでいると思う。

と、ここではその刀城さんのボリューム少なめで、ひたすら苦界での花魁達の暮らしぶりが生々し...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年08月22日

戦前、戦中、戦後、三つの時代に同じ廓で起こった三人の身投げ事件。どの時代にも緋桜という同じ源氏名の遊女が関係していた。いずれも自殺や事故として合理的に解釈可能な事件の影に見え隠れする幽女とは。
物語は廓に売られた少女の日記、廓の女将からの聞き取り、幽女の噂を聞きつけ作品の題材にしようと取材していた作...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年08月31日

今回は珍しく舞台が山村じゃなくとある遊廓。
前半はホラー色が強く、人為的な要素が加わる余地を探りながらどこまでが怪異なのか、どこからが事件なのか考えつつもサクサク読めた。

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Posted by ブクログ 2015年08月03日

大筋のトリックはなんとなくよめた。
さらにどんでん返しがあることを期待したが、特に大きな変化は無し。
思ってた通りの解決編で、騙される快感が少なかった。

最後はシリーズおなじみの怪談調の締めくくり。

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Posted by ブクログ 2015年07月04日

刀城言耶シリーズ第六長編。

今回はミステリというよりもホラー寄りな感じがした。
そのわりには、ホラー小説みたいに怖いってほどではなかったから怖がりの私には読みやすかった。

当時の遊女の人たちは想像していたよりとてつもなく心身共に辛かったんだなぁと思うと読んでてこっちも辛かった。
それにしても刀城...続きを読む

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