作品一覧
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3.0
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
松浪和夫『魔弾 警視庁特捜官』徳間文庫。
異色の警察小説。読み応えのある作品だった。まさかスティーヴン・ハンターのようなリアリティのあるスナイパー・アクションが描ける日本人作家がいるとは思わなかった。
新宿都庁前の公園で都の職員が遠距離からの狙撃により射殺される。猟犬と呼ばれるベテラン刑事の梶原が形振り構わぬ捜査を続ける中、機動隊随一の若き狙撃手・清水が捜査に加わる……
登場人物たちが抱える忌まわしき過去、二人の天才スナイパーの息をも尽かせぬ静かな闘い……
福島県出身の作家であったか。それで羽鳥湖が登場するのか。
本体価格800円
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Posted by ブクログ
ネタバレこの作品でスナイパーを扱う狙撃手(遠距離射撃)の、とてつもない技術の高さを知った。
知識がなくとも標的が遠ければ遠いほど、風や標的の動向などの障害が多く発生するため狙撃が困難になるのは分かるけど、地球の自転を考えるなんて…想像を絶する。
とても凄惨な事件にあった被害者が復讐するため、非常に心が痛かった。
犯人に出会うまでが長かったー。そして犯人が強敵過ぎて読むのしんどくなったけど、頑張った。
最後の終わり方はとても切なくて痛くて泣きそうになった。(カフェで読んでたから泣かなかったけど、家だったら泣いてた。)
築地市場がこれからどのように生まれ変わるのか気になる。私の地元なもんでw