作品一覧
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3.3
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
後味は悪い。
だがおもしろい。
そういう作品はたくさんある。
私はそういう本が好きである。
久しぶりに後味悪かった〜。
謎がすべてとけてスッキリはしたけど、だれも幸せにならない結末。
ストーリーは時間軸は一定で進み、でも主観となる人物が変わるので、読んでいる途中で「あれっ?あ〜そうかそうか」ってなる。
そして、登場人物の顔を見ることのできない私は、まんまとミスリードされていく。
政治家の裏金。
法律の矛盾。
飲酒運転の死亡事故。
社会問題を詰め込んで詰め込んで、どれを訴えたいのかわからんところもあるが、刑務所を舞台とした殺人は見事!
そんなにうまくいくのかな〜 -
Posted by ブクログ
たぶん読むのは3回目くらい。ようやく細かい部分まで理解しながら、整理しながら読み進めることができた気がする。実在するという市原の交通刑務所が舞台で、密室と取れる現場にて殺人が起きる。被害者も容疑者も懲役中の人間。現場に残されたメモから、二人が誰と誰か、はすぐに判明するものの、そのあとの流れには次々と登場人物が加わり、ついて行くのが必死!!笑 途中、野田や中島(あと石塚の嫁)が、なんともかわいそう。。。なんとなく犯人はこの人なんだなと思いながら読み進めるも、最後のセリフに「むむ!」となる。そして最終章が、ある人物からの手紙で締めくくられている。文庫化する前は、この手紙の章が無かったということで