作品一覧

  • フラッシュモブ~警察庁情報分析支援第二室〈裏店〉~
    3.0
    1巻770円 (税込)
    伝えるべきプロポーズの言葉は、悲鳴にかき消された。フラッシュモブの最中、ひとりの女性が刺し殺されたのだ。直後、犯人と思しき男は自殺。しかし、その1年後に男の冤罪を主張したのは、傲岸不遜な警視正・安孫子弘だった。丹念かつ大胆な捜査の果てに、真犯人は存在するのか!?(表題作)破天荒な名探偵が、5つの不可能犯罪に挑む連作ミステリー第2弾!
  • 原調
    値引きあり
    3.0
    1巻554円 (税込)
    重傷を負いつつも病院から失踪した被害者、高速道路を横断し轢かれた主婦の黒い噂、事故の記憶がない轢き逃げ犯……警察捜査で見逃された7件の自動車事故の真相を損害保険査定員・滋野隆幸が"原調(原因調査)"で暴く! 元損保勤務だった著者だから書けたリアルな"交通事故ミステリー"。
  • 狙撃手のオリンピック
    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    射撃のオリンピック強化指定選手としてモスクワ五輪をめざしていた長野県警所属の神稲貴之。テルアビブ空港乱射事件の被疑者として拘束され、釈放後、地元の整備工場に勤め、逼塞した生活を送る荻窪克己。ふたりの運命は、戦後の混乱期の謎を巡って、奇妙に交錯していた。長野冬季オリンピック開会式の日。テロの予告が届き、警戒の強まるなか、ふたりは、それぞれの過去を清算するために、動き始める――。緊迫のサスペンス長編!
  • サブマージ 県警捜査一課・城取圭輔
    3.0
    1巻704円 (税込)
    長野県警・城取警部補は不正な寄付を受けた疑いの代議士の身辺調査を命じられた。更に彼の秘書2名は相次ぎダイビング中に事故死。やがて事件を結びつけるある人物の存在が明らかとなり、事態は思わぬ方向へ
  • デッド・リミット
    -
    1巻660円 (税込)
    宅配便で届いたのは、誘拐された息子の指だった。母親は身代金の受け渡しに奔走するが、卑猥な写真を盗撮された女性教師、両親を監禁されたサラリーマン、小悪党の刑事らを巻き込み、事件は錯綜を極めていく。誘拐犯に踊らされる者たちの暴走は止まらない――。子供の命は、そして、全てを裏で操るコンダクターとは何者なのか。疾走感あふれる展開で衝撃の結末まで駆け抜ける、社会派サスペンス。
  • 炎上~警察庁情報分析支援第二室〈裏店〉~
    3.0
    1巻660円 (税込)
    職場では怪しい研究に没頭し、相手が誰であろうと命令口調。行動すべてが予測不能、態度は決まって傲岸不遜。しかし、不可解な事件の捜査に当たれば、その頭脳明晰ぶりで瞬く間に真相を解き明かす。彼は安孫子弘警視正。所属は警察庁情報分析支援第二室、通称〈裏店〉。江戸川乱歩賞作家が生み出した、唖然とするほどに強烈な名探偵が活躍する衝撃の連作ミステリー!
  • パワードスーツ
    値引きあり
    -
    1巻562円 (税込)
    超高齢化社会の日本で、老人介護のために開発された「パワードスーツ」。手足に装着するだけで途轍もない力を発揮する新型機器であるが、その陰で老人たちが次々と失踪、さらに殺人事件も発生し、現場にはなぜかパワードスーツが残されていた! 超絶の発想と展開で読み手を見事に騙す、乱歩賞作家の快作!
  • 天命の扉 県警捜査一課・城取圭輔
    3.3
    1巻748円 (税込)
    長野県庁での定例議会中、突然照明が消え、銃声が響き、議員が殺害された。誰かが逃げた形跡はなく、凶器の銃も見つからない。遺体のポケットには「善光寺の本尊を開帳せよ」という謎のメッセージが残されていた。善光寺の本尊は絶対秘仏であり、数百年の間、誰の目にも触れたことがないという。県警の城取刑事が捜査を進めるうち、ある人物が容疑者として浮上するが……。緻密な伏線と巧みなトリックで心をゆさぶる社会派ミステリ!
  • プリズン・トリック
    値引きあり
    3.3
    1巻512円 (税込)
    市原の交通刑務所内で、受刑者石塚が殺され、同所内の宮崎が逃亡。遺体は奇妙にも“前へ倣え”の姿勢をとっていた。完全な密室で起きた事件は、安曇野を舞台にした政治汚職にまで波及していく。第55回江戸川乱歩賞受賞作。さらに単行本未収録の“ある人物からの手紙”を収めた最強のトリックミステリー。(講談社文庫)
  • トリック・シアター
    値引きあり
    3.0
    1巻462円 (税込)
    空前の劇場型犯罪が幕を開ける。2010年3月21日未明に、奈良と東京で、女性と男性が殺害された。被疑者は被害女性の夫であり、被害男性の大学時代のサークルの先輩だった。同一人物による500km離れた場所での同時殺人。警察庁「裏店」のキャリア警視正・我孫子弘が捜査の指揮をとると、被疑者の大学時代の映画サークルの仲間4人がこれまで、3月21日に事故・もしくは自殺で死亡していたことが明らかになる。(講談社文庫)
  • プリズン・トリック

    Posted by ブクログ

    後味は悪い。

    だがおもしろい。

    そういう作品はたくさんある。

    私はそういう本が好きである。


    久しぶりに後味悪かった〜。


    謎がすべてとけてスッキリはしたけど、だれも幸せにならない結末。


    ストーリーは時間軸は一定で進み、でも主観となる人物が変わるので、読んでいる途中で「あれっ?あ〜そうかそうか」ってなる。


    そして、登場人物の顔を見ることのできない私は、まんまとミスリードされていく。


    政治家の裏金。
    法律の矛盾。
    飲酒運転の死亡事故。


    社会問題を詰め込んで詰め込んで、どれを訴えたいのかわからんところもあるが、刑務所を舞台とした殺人は見事!


    そんなにうまくいくのかな〜

    0
    2017年01月22日
  • 狙撃手のオリンピック

    Posted by ブクログ

    ライフル射撃でモスクワ五輪をめざす長野県警所属の神稲。テルアビブ空港乱射事件の被疑者として公安に環視されている荻窪。2人の運命は、戦後の混乱期の謎をめぐり、奇妙に交錯して行く。

    戦後の混乱期をベースに、長野オリンピックに話は繋がっていく。
    戦後混乱期の、数々の警察の混乱した捜査を思い出す。
    戦後混乱期とオリンピック開催が、上手く繋がったミステリーです

    0
    2016年02月11日
  • プリズン・トリック

    Posted by ブクログ

    たぶん読むのは3回目くらい。ようやく細かい部分まで理解しながら、整理しながら読み進めることができた気がする。実在するという市原の交通刑務所が舞台で、密室と取れる現場にて殺人が起きる。被害者も容疑者も懲役中の人間。現場に残されたメモから、二人が誰と誰か、はすぐに判明するものの、そのあとの流れには次々と登場人物が加わり、ついて行くのが必死!!笑 途中、野田や中島(あと石塚の嫁)が、なんともかわいそう。。。なんとなく犯人はこの人なんだなと思いながら読み進めるも、最後のセリフに「むむ!」となる。そして最終章が、ある人物からの手紙で締めくくられている。文庫化する前は、この手紙の章が無かったということで

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    2015年08月26日
  • プリズン・トリック

    Posted by ブクログ

    「知らないのなら、教えてやろう。形あるもの、形ないもの、この世の森羅万象がその姿を留めなくなる瞬間、それはまさに神と触れ合う瞬間なのだ。それは、自分自身の魂が、消えてなくなるものと一緒に未知の深淵に吸い込まれていくような、言いようのない神々しさ、恐怖に身が震える瞬間である。」

    面白かったけど、主人公不在で謎解きの魅力がない。

    0
    2013年11月22日
  • 狙撃手のオリンピック

    Posted by ブクログ

    モスクワ五輪から長野五輪にかけて、五輪に翻弄され続けた二人の男の物語。よく練られたストーリーと凝った仕掛けに大満足。デビュー当時の「トリックありき」も影をひそめ、感情移入も妨げられませんでした。

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    2016年03月03日

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