海外小説の検索結果

非表示の作品があります

  • 忘れられた巨人
    値引きあり
    小説・文芸
    3.6
    1巻646円 (税込)
    奇妙な霧に覆われた世界を、アクセルとベアトリスの老夫婦は遠い地で暮らす息子との再会を信じてさまよう。旅するふたりを待つものとは……ブッカー賞作家が満を持して放つ、『わたしを離さないで』以来10年ぶりの新作長篇!
  • 秘密の花園1 ふきげんな女の子
    イギリス植民地時代のインド。乳母と使用人まかせで育ったメアリは、気むずかしい少女でした。ある日、両親が病で亡くなり、メアリは、英国・ヨークシャーに住む伯父に引き取られることになりました。伯父の屋敷には、もう長いこと、だれも入っていない庭園があるらしい……。メアリは、その庭園が気になり、入り口を探します。そしてついにある日、その庭園の鍵と、入り口を見つけ、中に入ったのです!
  • 闇の奥(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.6
    1巻649円 (税込)
    19世紀末。アフリカ大陸の中央部に派遣された船乗りマーロウは、奥地出張所にいるという象牙貿易で業績を上げた社員、クルツの噂を聞く。鬱蒼たる大密林を横目に河を遡航するマーロウの蒸気船は、原住民の襲撃に見舞われながらも最奥に辿り着く。そこで目にしたクルツの信じがたい姿とは――。著者の実体験をもとにし、大自然の魔性と植民地主義の闇を凝視した、世界文学史に異彩を放つ傑作。
  • 異邦人(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。(解説・白井浩司)
  • 小公子(新潮文庫)
    アメリカに生まれた少年・セドリックは、大好きな母や周囲の人々の細やかな愛情に包まれ幸せに暮らしていたが、名も知らぬ貴族の祖父の跡継ぎになるためイギリスへ渡ることとなった。祖父は意地悪で傲慢で、アメリカという国を嫌っていたが、セドリックの純真さに心動かされ、次第に変化していく。だがそこへ真の跡取りを名乗る者が現れて――。川端康成の名訳でよみがえる児童文学の傑作。(解説・鴻巣友希子)
  • ワインズバーグ、オハイオ(新潮文庫)
    オハイオ州の架空の町ワインズバーグ。そこは発展から取り残された寂しき人々が暮らすうらぶれた町。地元紙の若き記者ジョージ・ウィラードのもとには、住人の奇妙な噂話が次々と寄せられる。僕はこのままこの町にいていいのだろうか……。両大戦に翻弄された「失われた世代」の登場を先取りし、トウェイン的土着文学から脱却、ヘミングウェイらモダニズム文学への道を拓いた先駆的傑作。(解説・川本三郎)
  • あしながおじさん(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.3
    1~2巻649~825円 (税込)
    孤児院で育ったジュディの人生に、とびきりのチャンスと幸せが舞い込んできた。名を名乗らない裕福な紳士が、奨学金を出して彼女を大学に通わせてくれるという。ただし条件がひとつ。毎月、手紙を書いて送ること。ジュディは謎の紳士を「あしながおじさん」と呼び、持ち前のユーモアがあふれた手紙を書き続けるのだが――。最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。
  • 人生論
    小説・文芸
    3.9
    1巻649円 (税込)
    いっさいの自己愛を捨て、理性的意識に生きることによってのみ、人間は真の幸福を獲得することができる――人間いかに生きるべきか? 現世において人間をみちびく真理とは何か? 永年にわたる苦悩と煩悶のすえ、トルストイ自身のこの永遠の問いは、本書にみごとに結実した。誤ることのない鋭い観察力と、愛の直感と心の目で綴った、人生についての内面的、哲学的な考察。
  • かわいい女・犬を連れた奥さん
    小説・文芸
    3.8
    1巻649円 (税込)
    演出家の妻になると、夫と共に芝居について語り、材木商と結婚すれば会う人ごとに材木の話ばかり。獣医を恋人にもった魅力的なオーレンカは、恋人との別れと共に自分の意見までなくしてしまう。一人ぼっちになった彼女が見つけた最後の生きがいとは――。一人のかわいい女の姿を生き生きと描いた表題作など、作者が作家として最も円熟した晩年の中・短編7編を収録。
  • 大尉の娘
    小説・文芸
    -
    1巻649円 (税込)
    暴徒のため父母を惨殺されたマリーは、相思の将校グリニョーフに危難を救われるが、のちに嫌疑をかけられシベリア流刑に処せられた愛人の赦免を求め、ペテルブルクに行き女王に決死の嘆願をする。エカテリーナ二世の治世に起ったプガチョーフの反乱を背景とし、歴史小説と家庭小説が巧みに融合した、19世紀ロシア・リアリズム文学の先駆的作品であり、プーシキン芸術の最高峰と言われる。
  • 賢者の贈りもの―O・ヘンリー傑作選I―
    小説・文芸
    3.8
    1~3巻649円 (税込)
    デラはおんぼろカウチに身を投げて泣いていた。明日はクリスマスというのに手元にはわずか1ドル87セント。これでは愛する夫ジムに何の贈りものもできない。デラは苦肉の策を思いつき実行するが、ジムもまた、妻のために一大決心をしていた――。若い夫婦のすれ違いが招いた奇跡を描く表題作ほか、ユーモラスな「赤い酋長の身代金」「千ドル」など、選り抜きの傑作を集めた新訳版。
  • ゲーテ格言集
    小説・文芸
    4.1
    1巻649円 (税込)
    偉大なる詩人であり作家であると同時に、最も人間的な魅力にあふれたゲーテは、無限に豊富な知と愛の言葉の宝庫を残している。彼の言葉がしばしば引用されるのも、そこには永久に新鮮な感性と深い知性と豊かな愛情とが、体験に裏づけられて溶けこんでいるからである。本書は、彼の全著作の中からと、警句、格言として独立に書かれたものの中から読者に親しみやすいものを収録した。
  • ゲーテ詩集
    小説・文芸
    3.7
    1巻649円 (税込)
    向学心に燃え、たゆまぬ努力によって、生涯、自らの宇宙観を拡充していったゲーテの作品は、尽きざる泉にも似て、豊富多彩をきわめる。喜怒哀楽、叡智、恋……人間性への深い信頼にささえられ、世界文学に不滅の名をとどめるゲーテの抒情詩を中心に、物語詩、思想詩の代表的な作品を年代順に選び、彼の生活を背景に、その大宝庫を楽しむことができるよう編まれた独特の詩集である。
  • デミアン
    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    ラテン語学校に通う10歳の私、シンクレールは、不良少年ににらまれまいとして言った心にもない嘘によって、不幸な事件を招いてしまう。私をその苦境から救ってくれた友人のデミアンは、明るく正しい父母の世界とは別の、私自身が漠然と憧れていた第二の暗い世界をより印象づけた。主人公シンクレールが、明暗二つの世界を揺れ動きながら、真の自己を求めていく過程を描く。
  • リルケ詩集
    小説・文芸
    4.1
    1巻649円 (税込)
    現代抒情詩の金字塔といわれる「オルフォイスへのソネット」をはじめ、二十世紀ドイツ最大の詩人リルケの独自の詩境を示す作品集。
  • 日々の泡
    小説・文芸
    3.9
    1巻649円 (税込)
    愛を語り、友情を交わし、人生の夢を追う、三組の恋人たち――純情無垢のコランと彼の繊細な恋人のクロエ。愛するシックを魅了し狂わせる思想家の殺害をもくろむ情熱の女アリーズ。料理のアーティストのニコラと彼のキュートな恋人のイジス。人生の不条理への怒りと自由奔放な幻想を結晶させた永遠の青春小説。「20世紀の恋愛小説中もっとも悲痛な小説」と評される最高傑作。
  • キャッチ=22〔新版〕 上
    値引きあり
    小説・文芸
    4.4
    1~2巻649円 (税込)
    第二次世界大戦末期。中部イタリアのピアノーサ島にあるアメリカ空軍基地に所属するヨッサリアン大尉の願いはただ一つ、生き延びることだ。仮病を使って入院したり、狂気を装って戦闘任務の遂行不能を訴えたり、なんとかして出撃を免れようとする。しかしそのたびに巧妙な仕組みをもつ恐るべき軍規、キャッチ=22に阻まれるのだった。強烈なブラック・ユーモアで、戦争の狂気や現代社会の不条理を鋭く風刺する傑作小説。
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶
    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    引退して田舎に引籠っていたホームズが、ドイツのスパイ逮捕に力を貸す、シリーズ中の異色作「最後の挨拶」。ほかに、一人暮しの老婆のもとに塩漬けの耳が送られてくる「ボール箱」、姿を見せない下宿人と奇妙な新聞広告の謎を解く「赤い輪」、国家機密である特殊潜航艇の設計図の盗難をめぐってホームズ兄弟が活躍する「ブルース・パティントン設計書」など全8編を収録。
  • 緋色の研究
    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    文学の知識─皆無、哲学の知識─皆無。毒物に通暁し、古今の犯罪を知悉し、ヴァイオリンを巧みに奏する特異な人物シャーロック・ホームズが初めて世に出た、探偵小説の記念碑的作品。ワトスンとホームズの出会いから、空家で発見された外傷のないアメリカ人の死体、そして第二の死体の発見……と、息つく間もなく事件が展開し、ホームズの超人的な推理力が発揮される。
  • アントニーとクレオパトラ
    シーザー亡き後、ローマ帝国独裁の野望を秘めるアントニーはエジプトの女王クレオパトラと恋におちる。妖女の意のままになったアントニーはオクテイヴィアスとの大海戦に敗れ、クレオパトラ自殺の虚報を信じて自殺する……。多様な事件と頻繁な場面転換を用い、アントニーとクレオパトラの情熱と欲情を描いて四大悲劇と並び称される名作である。
  • じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ
    美人だが、手におえないじゃじゃ馬むすめカタリーナが、男らしいペトルーキオーの機知と勇気にかかって、ついに可愛い世話女房に変身──。陽気な恋のかけひきを展開する『じゃじゃ馬ならし』。青年貴族クローディオーと知事の娘ヒーローのめでたい婚礼の前夜、彼女に横恋慕するドン・ジョンの奸計(かんけい)から大騒動がまきおこる『空騒ぎ』。明るい情熱と機知の横溢する喜劇の傑作2編を収録。
  • リア王
    老王リアは退位にあたり、三人の娘に領土を分配する決意を固め、三人のうちでもっとも孝心のあついものに最大の恩恵を与えることにした。二人の姉は巧みな甘言で父王を喜ばせるが、末娘コーディーリアの真実率直な言葉にリアは激怒し、コーディーリアを勘当の身として二人の姉にすべての権力、財産を譲ってしまう。老王リアの悲劇はこのとき始まった。四大悲劇のうちの一つ。
  • ハムレット
    城に現われた父王の亡霊から、その死因が叔父の計略によるものであるという事実を告げられたデンマークの王子ハムレットは、固い復讐を誓う。道徳的で内向的な彼は、日夜狂気を装い懐疑の憂悶に悩みつつ、ついに復讐を遂げるが自らも毒刃に倒れる――。恋人の変貌に狂死する美しいオフィーリアとの悲恋を織りこみ、数々の名セリフを残したシェイクスピア悲劇の最高傑作である。
  • オセロー
    ムーア人の勇敢な将軍オセローは、サイプラス島の行政を任され、同島に赴く。副官に任命されなかったことを不満とする旗手イアーゴーは、策謀を巡らせて副官を失脚させた上、オセローの妻デズデモーナの不義をでっちあげる。嫉妬のあまり、妻を自らの手で扼殺したオセローは、すべてが、イアーゴーの奸計であったと悟り自殺する。シェイクスピアの後期の傑作で、四大悲劇の一つ。
  • 蒙求 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
    小説・文芸
    3.5
    1巻649円 (税込)
    「蛍火以照書」から「蛍の光、窓の雪」の歌が生まれ、「漱石枕流」は夏目漱石のペンネームの由来になった――。礼節や忠義など不変の教養逸話も多く、日本でも多く読まれた子供向け歴史故実書から三一編を厳選。
  • グレート・ギャツビー
    小説・文芸
    3.8
    1巻649円 (税込)
    豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビーの胸の中には、一途に愛情を捧げ、そして失った恋人デイズィを取りもどそうとする異常な執念が育まれていた……。第一次大戦後のニューヨーク郊外を舞台に、狂おしいまでにひたむきな情熱に駆られた男の悲劇的な生涯を描いて、滅びゆくものの美しさと、青春の光と影がただよう憂愁の世界をはなやかに謳いあげる。

    試し読み

    フォロー
  • 若きウェルテルの悩み
    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    ゲーテ自身の絶望的な恋の体験を作品化した書簡体小説で、ウェルテルの名が、恋する純情多感な青年の代名詞となっている古典的名作である。許婚者のいる美貌の女性ロッテを恋したウェルテルは、遂げられぬ恋であることを知って苦悩の果てに自殺する……。多くの人々が通過する青春の危機を心理的に深く追究し、人間の生き方そのものを描いた点で時代の制約をこえる普遍性をもつ。

    試し読み

    フォロー
  • SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる
    小説・文芸
    3.5
    1巻658円 (税込)
    絶望の底から救ってくれた君との世界が、ずっと続くと信じてた――。漫画家の真治に、映画化の話が舞い込む。だが、突如病に倒れ「このままでは視力を失う」と医者に告知される。漫画家が見えなくなったら終わり、とベランダから身を投げようとするが、生まれつき聴覚障害をもつ女性・響に助けられる。二人の不思議な共同生活が始まるが......。
  • 脂肪の塊り  Boule de Suif
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ギ・ド・モーパッサンの代表作、『脂肪の塊り』(原題: Boule de Suif)がフランス語で読める!<b/> 『脂肪の塊り』(原題: Boule de Suif)は、1880年に刊行されたエミール・ゾラが主宰した自然主義文学の短編集『メダンの夕べ』(Les Soirées de Médan)の中に収められた、フランスの小説家、ギー・ド・モーパッサン(1850-1893)による短編小説。 普仏戦争を背景に、娼婦エリザベート・ルーセ(ブール・ド・スイフ)を主人公にした物語で、モーパッサンの出世作であり、彼の数多い短編小説の中でも最も有名な作品の一つである。本書は日本語翻訳ではなく、フランス語でお読みいただけます。
  • 異常【アノマリー】
    値引きあり
    〔ゴンクール賞受賞〕殺し屋、売れない作家、軍人の妻、がんを告知された男。彼らが乗り合わせたのは偶然か、誰かの選択か。パリ発の航空機がニューヨークに向けて降下をはじめたとき、異常な乱気流に巻きこまれる。乗客は奇跡的に生還したかに見えたが。先読みできない衝撃のエンタメ小説! 解説/斜線堂有紀
  • ポールとヴィルジニー
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ポールとヴィルジニーの南の島での生活は田園や森と切っても切れない。ふたりは読み書きもできない、時計も持たず暦も持っていない。だが、たがいを愛している。母親たちや黒人の召使いたちをはじめ、あらゆる他人を愛している。嵐が起こる。ヴィルジニーはポールの目の前で、まさに船とともに沈もうとする。老人は叫ぶ、「ポール、死にたいのか!」。だがポールは渦巻く波濤へ飛び込んだ。
  • カルパチアの城
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    1892年に刊行されたヴェルヌの怪奇小説、ゴシック小説。吸血鬼伝承の残るトランシルヴァニアのカルパチアの山中、領主の末裔だったゴルツ男爵が行方をくらませてから荒れ果てて無人のはずだった古城から、一筋の黒煙が立ち昇っているのが発見される。このときから奇怪な事件があいつぐ。謎の解明に乗り出したテレク伯爵にとっては、ゴルツは、ヨーロッパ一の歌姫ラ・スティラを争った因縁の相手だった。城へ赴いたテレクの眼前には、5年前に死んだはずのラ・スティラの姿と歌声が……。ヴェルヌ後年のペシミスティックな雰囲気をもつ異色作。
  • 金色の眼の娘
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    パキータとの恋において主人公ド・マルセーをつき動かしているものは、官能を通しての全能の夢である。同性愛は許せないものだった。それゆえにこそ彼は、自分がサン・レアル侯爵夫人の代役をさせられたという意識に耐えきれず、パキータの殺害を決意する。併載した「捨てられた女」はバルザックの中・短編の中でもおそらく最良のものの一つである。裏切られた女の苦悩と矜持、愛情の脆さと恐ろしさとをこれほど生き生きと、かつ簡潔に描いた作品は決して多くはない…これは訳者のことばだ。
  • 赤い宿屋
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    バルザックの「人間喜劇」の中には20編以上の短編がある。本書はその中から訳者が選んだ6編からなる短編集だ。「サラジーヌ」「砂漠の情熱」「赤い宿屋」「ことづて」「グランド・ブルテーシュ綺譚」「海辺の悲劇」がそれで、1829年から35年にかけて、バルザック30歳から36歳のときに書かれている。それぞれの作品には、独特の「語りの仕掛け」が組み込まれ、バルザック世界をのぞき見る恰好の選集をなしている。
  • ブラッド・メリディアン あるいは西部の夕陽の赤
    値引きあり
    19世紀半ばのアメリカ。14歳で家出した少年は、放浪の末にインディアン討伐隊に加わった。異形の大男ホールデン判事とともに、一行は荒野をわたり、暴虐の限りをつくす旅をつづけるが。美しく情け容赦のない世界と、そこで生きる人々の生と死を冷徹な筆致で描き上げたマッカーシー初期の代表作
  • モンパルナスの灯
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    どこからともなく集まってきた貧乏芸術家やボヘミアンたちがたむろする町モンパルナス。極貧と絶望の中で創作に没頭する画家モジリアニはジャンヌを得て、生きる力を与えられる。だが、ついには病とのたたかいに敗れる。画家本人とも実際に交際のあった作者はその壮絶ともいえる生涯を、彼の生きた時代と場所とともに丹念に描きあげる。かつてジェラール・フィリップ、アヌク・エーメ主演で公開された同名の映画の原作であるが、原題は「1919年のモンパルナス」であった。
  • メジャー・リーグのうぬぼれルーキー
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    原題はYou Know ME ALで、「アルよ、君はおれのこと、よく知ってるよな」という意味。アルは友達の名だ。この作品は投手としては抜群だが田舎者でウヌボレ屋でケチなジャック・キーフという青年が、アルに書き送る手紙でできている。1910年代の小説だが、実在のチーム、選手、監督を織り交ぜて描いて大好評を博し、ユーモア小説、野球小説の古典的名作となった。作者ラードナーは野球物のあとで中流層の市民たちを描いたユーモアと諷刺のきいた諸作品によっても高く評価された。アメリカン・ユーモア小説はマーク・トウェイン→ラードナー→デイモン・ラニアンと受け継がれていく。
  • 死都ブリュージュ
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ベルギーのブリュージュは中世の昔から、ハンザ同盟の金融の中心地として、また英国やスカンジナヴィア諸国との交易の要衝として繁栄し、さらにはブルゴーニュ公らのすぐれた文芸保護者を得て、美術工芸の分野でも旺盛な活動を示した都市だ。だが、その輝きは、歴史の闇の彼方に没し去ってしまった。ローデンバックは過去の一時期に確かに燃え立ったその熱さを、哀惜と共感をこめて追想し、はっきりとその終焉を宣言する。ノスタルジーの極致を示し、日本でも上田敏、荷風以来、多くの文人に愛された名編。
  • アドルフ
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    フランスのコンスタン作の小説。名門の出身で大学生のアドルフは社交界で、美貌の女性エレノールに出会う。エレノールは伯爵に囲われの身だった。アドルフが彼女を無理やり手にいれると、今度はエレノールのほうが積極的に。彼女は伯爵から別れてアドルフのところに来て、二人は駆け落ちをして同棲生活をつづける。アドルフは女に養われている生活に嫌気がさし、親もとに逃げかえる。アドルフの心変わりを知ったエレノールは…。利己的な青年と、ひたむきな愛をささげる女性との恋愛心理を鋭く分析してみせた作品。訳者が自信をもって贈る名作。
  • パラダイス
    値引きあり
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    どの土地からも拒絶された人々が絶望の果てに自らの手で作り上げた町、ルビー。理想郷ルビーを愛する住民たちは、固い絆で結ばれていた。しかし、長い時を経て、住人たちのあいだには次第に不安や怒りが生まれはじめた。そしてそれらは憎悪と化し、町外れの「修道院」と呼ばれる屋敷に住むはぐれものの女たちに向けられた――ある夜明け、武装した男たちが修道院を襲撃したのだ。 現代アメリカ文学の巨匠が描き上げた、創世と崩壊の神話。ノーベル賞受賞第一作の傑作長篇。
  • 輪廻の蛇
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    第二次世界大戦前後の時期のアメリカを、色濃く反映した短編集。主人公たちの生き生きとした行動や、彼らがうごきまわる世の中の的確な描写はハインラインならでは。本書に収めたのは、既刊の『失われた遺産』『魔法株式会社』に続く「未来史」シリーズ以外の短編集だ。1929年、アナポリスの海軍兵学校を卒業後航空母艦勤務をしたハインラインは、体をこわして退役、以後、「生命線」でSF作家としてデビューするまで、UCLAの理数系大学院に学び、さまざまな職種を転々とする。「象を売る男」の元セールスマン、「わが美しき町」の腐敗政治家とたたかう地方新聞の記者、「歪んだ家」の建築家などの描写に、その体験が生かされている。
  • ビアス怪異譚1 ありえない話
    小説・文芸
    -
    1~2巻660円 (税込)
    平凡な日常のなかに時として忍び込む、異常で薄気味のわるい事件、超自然的な現象を、徹底して描いた特異な作家ビアス。そこに描かれる死と恐怖と超自然的な怪異は、いまなお人の心をおののかす。この巻には、『ありえない話』から、「ハルピン・フレーザーの死」など14編を収録した。ビアスは「悪魔の辞典」で有名だが、人間の本質を冷笑をもって見すえ、容赦の無い毒舌をふるったことから、Bitter Bierce(「辛辣なビアス」)とあだ名された。
  • ランベスのライザ
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ロンドンの貧民窟ランベス街。母親を養い工場で汗を流すライザは、明るく魅力的な町一番の人気娘だ。真面目でおとなしい青年トムは彼女に熱を上げるが、どうした運命のいたずらか、ライザがひと目ぼれした相手は、妻子ある中年男のジムだった。美しい悲恋を描いて好評を博したモームの処女作。モームが自身の全作品の出発点と位置づけ、みずからの作品選集の冒頭に選んだ作品でもある。出版は一八九七年、彼は23歳の医学生だった。本訳書では選集に付加された「はしがき」を冒頭に掲載、作家としての覚悟をうかがうこともできる。
  • バートルビー/船乗りビリー・バッド
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ウォール街の法律事務所で働くことになったバートルビーは筆耕を仕事にするが、だんだんと「仕事」を断るようになり、あらゆる依頼や命令に対して「わたしはしたくはありません」と言い張るようになる。そして最後には刑務所に送られて、食事を拒んで死にいたる。ビリー・バッドは平凡な水夫だが、不条理で抗いがたい宿命の糸にたぐられて、やがて古参兵曹長を撲殺してしまう。だが、軍法会議では、死刑を宣告されて絞首刑に処される。この作品は孤絶のなかで沈痛な思索の火を絶やさなかったメルヴィルの遺作となった。
  • アシェンデン
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    英国の作家アシェンデンは第一次世界大戦中、ふとしたきっかけから英国陸軍諜報部の要員である大佐Rにスカウトされ、秘密諜報部員の仕事をすすめられる。アシェンデンは数カ国語に通じていたし、作家という職業が恰好の隠れみのになると言葉巧みに奨められ、これを承諾する。それは命がけの任務であり、たとえ成功したとしても誰からも感謝されず、面倒なことが持ち上っても誰も助けてはくれないことを知っていたが、人生への熾烈な探求欲が彼に承知させたのだ。彼は手始めにジュネーヴに向って出発する。だが、そこではすでに罠が待ち受けていた。迫力ある連続短編!
  • 法庭の美人 ダーク・デイズ【明治翻案版】
    青年医師が心を奪われた女性は、人に言えない秘密をかかえていた。しかし、信じられない事件が起き、二人の運命は一変する…… 十九世紀の大ベストセラー、ミステリー小説黎明期の記念碑的作品であるヒュー・コンウェイ『ダーク・デイズ』を、黒岩涙香が翻案した『法庭の美人』が、現代によみがえる! 本書は、早稲田大学社会連携研究所と株式会社扶桑社の共同事業で刊行したものです。 医師となった青年・卓三は、往診先の娘・お璃巴の美貌に魅せられる。彼女との結婚を望む卓三だが、お璃巴には隠された秘密をかかえる身であった。愛に破れ、自暴自棄に沈む卓三。しかし、思いがけない出来事が二人の運命を変える。狂乱するお璃巴がおそるべき事件を起こしたのだ! 犯罪に巻きこまれた青年の姿を描き、十九世紀英国で一大ベストセラーとなったヒュー・コンウェイ『ダーク・デイズ』を、黒岩涙香が翻案。人名を日本式に変え、大幅な編集で世に問い、明治なかばに探偵談が流行するきっかけともなった『法庭の美人』。明治の風情あふれる涙香の文章はそのままに、かな遣い等をあらため、現代でも読みやすい形で復刻。【電子オリジナル版】
  • 雪の中の三人男
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    懸賞に当たった大金持ちのトーブラー氏と貧乏人のフリッツ。トーブラー氏は貧乏人に変装してホテルに宿泊、トーブラー氏と間違えられたフリッツ青年は事態にとまどいながら特別待遇を受け、トーブラー氏の下男は航路持ちの富豪を演じさせられる。これにホテルの従業員やくせのあるお客が絡んで巻き起こす大騒動。三人の男たちは嬉々として雪ダルマ「カシミア」を作るが…ユーモアと皮肉が渾然となって躍動する傑作。「消え失せた密画」「一杯の珈琲から」とならぶケストナーのユーモア三部作。
  • 賢い血
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    軍隊から戻ると、空き家になった家には母が残していった整理箪笥しかなかった。ヘイズは汽車に乗り、知らない街へ行き、説教師の帽子を被ったまま売春宿に入った。やがて彼は中古自動車の上に立ち、「キリストのいない教会」を説きはじめた。祖父の志を継いだのだ。どす黒いユーモア、人々への容赦ない眼差し、登場する人びとのやり取りはぎくしゃくして、しばしば意味不明に。「賢い血」とはいったいなにをさすのか。
  • ナボコフの一ダース
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ロシア生まれのアメリカ作家ナボコフ(1899~1977)の作品は、『ロリータ』をはじめ多くの長編が翻訳されている。しかし、ナボコフの小説は読みやすくないから、努力して取りくみながら途中でついて行けなくなる読者もありそうだ。その点、この短編集は、ナボコフには珍しく平明に書いたのもあるし、短いながらもナボコフ的な特徴がよく出ているのもあり、かれの作品へ接近するのに手ごろな踏み石といえる。色彩ゆたかな濃厚な文体、驚くばかり奔放な構成、瀑布のような雄弁、石ころのような寡黙、にじみ出る詩情、痛切なノスタルジヤ、新鮮で強烈なメタファー、容赦ないユーモアなど、どれもナボコフ的世界を美事に展開している…訳者のことば。
  • ラーオ博士のサーカス
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    アメリカはアリゾナ州の片田舎にやってきたラーオ博士の大サーカス。そこでは、蛇の髪のメデューサ、火を吹くキマイラ、両性具有のスフィンクスなどなど、神話上でしか知られていない怪物たちをひとつひとつの特設テントで目にすることができるというので大賑わい。すべては博士の頭の中で作り出された出し物。魔女たちの饗宴あり、奇妙で少しわいせつな要素を盛り込んだものあり、しかも入場料はたった10セント。作者フィニーは寡作な作家だが、1935年本書は「今年もっとも独創的な小説」と評され、全米書籍業協会賞を受賞した。
  • 昏き目の暗殺者 上
    値引きあり
    1945年、妹のローラは車ごと橋から転落して死んだ。あれは本当に事故だったのだろうか? 年老い孤独に暮らす姉アイリスは、釦工業で財をなした町いちばんの名家だった家族の歴史と姉妹の来し方を振り返っていく……。ローラの手になる小説『昏き目の暗殺者』、次々と亡くなっていく親族たちの死亡記事、そして老女の回想が織りなすある一族の波瀾の歴史。稀代の物語作家が圧倒的想像力で描くブッカー賞、ハメット賞受賞作。
  • 賭博者
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    この作品は、私(アレクセイ)の手記という形を取って、南ドイツの架空の街ルレッテンベルグの賭博場でルーレットにはまり込み、破滅と再生を繰り返していく人間の深層心理を描き出す。初めての賭博で大儲けしてはまり込み、モスクワから持参した金や金券を全てすった金持ちのばあさん、そのばあさんの遺産を狙う将軍、その養女で気ままなポリーナ、ポリーナを巡る私を含めた3人の男の恋の駆け引き、そしてなんといっても賭博場での白熱した賭けのやりとり。ドストエフスキー自身の実体験をもとに描かれた異色の作品。
  • 動物の対話/平和
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    あらゆる動物、とくに猫を可愛がっていたコレットによる動物をテーマにした2編。「対話」の中では、猫のキキとブルドッグのトビーの会話によって、彼らの生活を極めて自然に語らせるとともに、人間を理解しようと専念している動物たちを生き生きと見せてくれる。「平和」では、お得意の犬、猫をはじめ、青大将、魚、梟、松露を探す牝豚、鮮やかな蝶、熊、小鳥、虎、ライオン、豹、土蜘蛛、リス、テン、兎、かわうそ、キジといった動物が登場し、女性特有の愛情でやわらかく包まれて提供される。
  • シェリの最後
    小説・文芸
    3.0
    1巻660円 (税込)
    この作品では、男が中心として描かれている。レアの姿はもはや、舞台の奥の方に、おぼろに浮かんでいるにすぎない。しかし、シェリの夢の女性として、常に、またいたるところに存在しているのである。第一次世界大戦後の不安動揺の社会の中で、なんの実行力もないシェリは、ますます虚無的になって行く……当時の若い世代に絶大な人気を博した名作。
  • シェリ
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    シェリとは《可愛いひと》の意味で、女性が愛人の男性を呼ぶのに用いられる。したがって『シェリ』は、男性が主人公と思われそうだが、むしろ女性のレアの方により多く比重がかかっている。まるで自分の子供のように愛していた若い男から、不意打ちをくって、これまで経験したことのないような恋の喜びをおぼえながら、あきらめざるをえないレアの哀切な心情……6年後に書かれた『シェリの最後』とともに、コレットの最高傑作といわれる。
  • ドストエフスキー後期短編集
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    マイナスをすべて集めればプラスに転化しうる──思索に思索を重ねた末に辿りついた、ドストエフスキー後年の逆説の世界観がちりばめられた後期傑作──「おとなしい女」「ボボーク」「百姓マレイ」など8短編を収めた。
  • ドストエフスキー前期短編集
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    「罪と罰」「白痴」「悪霊」「未成年」「カラマーゾフの兄弟」といった後年の代表的長編を読み解く鍵を内包する前期(1848~65)短編集。「初恋」「クリスマスと結婚式」「弱い心」など、「新しいゴーゴリの出現」と激賞されて華々しくデビューしたドストエフスキーの才気ほとばしる作品5編を収めた。
  • ポール・マッカートニーを殺したのは誰?【全訳版】
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    全世界中の人々に愛された伝説のバンド、The Beatles。 そんなビートルズの衝撃フィクションが登場! 【序文より】 このフィクションであり、歴史関連書である本書を通して、作者のスティーヴン・レイディスは、読者に「1965年に起こった交通事故でポール・マッカートニーは本当に死んだのか?」という疑問を問いかけ、答えを提示した。 60年代半ばから後半にかけて、奇妙な噂が流れた。それは、伝説的ロックバンド、ザ・ビートルズのメンバーであるポール・マッカートニーが実は交通事故に遭い、死んでいたというものだ。その真実を知る手掛かりが、曲の中やアルバムジャケットに隠されているという噂がファンの間で流れ、ビートルズのアルバムは何百万枚と売れ、アルバムセールスは急上昇した。 噂は次第に、ポールが誰かに殺害されたという陰謀説にまで発展し、人々はますます混乱していった。信じがたい噂は真実なのか? ポール・マッカートニーは本当に死んだのか? だとしたら、今も生きて、みんなの前にいるポールは一体誰なのか? …etc。 続きは本編で御覧ください。 【著者】 スティーヴン・レイディス
  • リトル・ドラマー・ガール 上
    値引きあり
    小説・文芸
    5.0
    1~2巻660円 (税込)
    ヨーロッパ各地で頻発する、ユダヤ人を標的としたアラブの爆弾テロ。その黒幕を追うイスラエル情報機関は、周到に練りあげた秘密作戦を開始した。一人のアラブ人テロリストを拉致したイスラエル側は、イギリス人女優チャーリィに接触し、協力を依頼する。彼女の任務は、ある人物になりすますことだった。厳しい練習を重ね、綿密に人格をつくりあげたチャーリィは女優としての全才能を賭けて危険な演技に挑んでゆく!

    試し読み

    フォロー
  • 罪

    謎の女に追いつめられる男が行き着いた恐怖。 経理係の横領で2000万円もの負債を抱えたペーターは、ある日奇妙な事件に巻き込まれる。見知らぬ女から強引にある会社社長に届け物を頼まれるのだが、中身は足の親指。借金返済を約束されて探偵役を引き受けたペーターだが、いつしか女が仕掛けた巧妙な罠にはまっていた……。  緊迫の追跡劇を描きながら、心の痛みを抱える主人公の内奥を克明に書き込む厚みのある物語。『喪失』で話題を呼んだ北欧ミステリー界の女王、鮮烈のデビュー作!
  • アメリカン・スナイパー クリス・カイルの伝説と真実
    ◎「どの射殺に関しても、後悔したことは一度もない。俺が後悔するのは、同僚がやられる前に殺せなかった連中のことだ」――クリス・カイル◎米軍史上最多、160人を狙撃――戦友には「伝説」と敬われ、敵からは「悪魔」と怖れられた、スナイパー。国家と家族、そして戦場を愛した、ひとりの男の真実の素顔に迫るドキュメント!◎米軍史上最高の狙撃手と言われたクリス・カイルの素顔に迫ったノンフィクション! 故人に近しい人々への取材を敢行し、映画化された原作では触れられていない、彼の死や葬儀の模様についても触れ、「伝説」と「真実」についてより深く迫る!◎アカデミー賞6部門ノミネート! 日米で大ヒットのクリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演で映画化された『アメリカン・スナイパー』でも話題。◎2013年2月11日、巨大なアリーナ“カウボーイズ・スタジアム”にて一人の男の葬儀が行われ、多くの弔問客が集った。クリス・カイル、本名クリストファー・スコット・カイル。幼い頃から軍人を目指したカイルは、1999年米海軍に入隊。退役した09年まで特殊部隊〈ネイビー・シールズ〉に属した伝説のスナイパーだ。2003年に始まったイラク戦争には4回にわたって派遣、常人離れした狙撃の腕で、公式記録としては米軍史上最多の160人を射殺した。味方からは「伝説(レジェンド)」、敵からは「悪魔」と呼ばれたその素顔とは――。本書は、生前の故人を始め、妻や友人らへの取材を通し、クリス・カイルというひとりの男の「伝説」と「真実」に迫ったものである。◎クリス・カイル CHRIS KYLE 本名クリストファー・スコット・カイル(Christopher Scott Kyle)。1974年4月8日、テキサス州生まれ。子供の頃のなりたい職業はカウボーイか軍人だった。ロデオで大けがをするもカウボーイへの道を歩みはじめる。しかし大学を中退して軍への入隊を決意。当初は海兵隊への入隊を希望したが、幸か不幸か新兵募集の担当官が不在で、代わりに応対した海軍の担当官から特殊部隊SEAL入隊を勧められる。BUD/S(基礎水中爆破訓練)等の過酷で名高い訓練を不屈の負けじ魂で耐え抜き、晴れてSEALへの入隊を果たす。2003年、イラク戦争が勃発。ナーシリーヤ、ファルージャ、ラマディ、サドルシティと、イラク戦争の中でも激戦地を数多く転戦、イラク軍およびアルカーイダ系武装勢力の戦闘員を“公式上”160人殺害して米軍史上最高のスナイパーとして名を馳せる。2009年に除隊するまで4回に渡りイラクへ派遣され、その間に多数の叙勲を受けた。味方からは「伝説(レジェンド)」と敬われ、敵方からは「悪魔」と恐れられ、多額の懸賞金が懸けられた。名誉除隊後は、軍や法執行機関の隊員に軍事訓練を行う民間軍事訓練会社を設立。戦闘体験を綴った回顧録も上梓した。著作の印税などを元に、PTSD に悩む帰還兵や退役軍人の社会復帰を支援するNPO団体を設立するなど、余暇の大半を慈善事業にあてていた。2013年2月2日、PTSD を患う元海兵隊員エディ・レイ・ルースに射撃訓練中に撃たれて死亡。享年38歳。
  • 第三の嘘
    値引きあり
    小説・文芸
    4.0
    1巻660円 (税込)
    ベルリンの壁の崩壊後、双子の一人が何十年ぶりかに、子どもの頃の思い出の小さな町に戻ってきた。彼は少年時代を思い返しながら、町をさまよい、ずっと以前に別れたままの兄弟をさがし求める。双子の兄弟がついに再会を果たしたとき、明かされる真実と嘘とは? 『悪童日記』にはじまる奇跡の三部作の完結篇。
  • ふたりの証拠
    値引きあり
    小説・文芸
    3.9
    1巻660円 (税込)
    戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は国境を越えて向こうの国へ。一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を書き続ける。強烈な印象を残した『悪童日記』の続篇。主人公と彼を取り巻く多彩な人物を通して、愛と絶望の深さをどこまでも透明に描いて共感を呼ぶ。
  • 千の輝く太陽
    値引きあり
    望まれぬ子として生まれたマリアムは、粗末な小屋で母と暮らしている。父は土産を持って毎週娘を訪れるが、兄弟達に逢わせることも、経営する映画館に連れて行くこともしない。ある日、マリアムは父の屋敷を突然訪れ、その扉を叩いた。それが、悲劇の始まりになるとも知らず…。そして彼女の人生は闇に包まれる。二十年後、聡明な少女ライラとの間に、美しい心の絆が生まれるまで。アフガニスタンの激動の歴史に翻弄されながらも力強く生き抜く女達の姿を感動的に描く傑作長篇。
  • 雪の女王 アンデルセン童話集
    ◎社会現象を巻き起こした大ヒットアニメーション『アナと雪の女王』の原点! アンデルセンの『雪の女王』を文庫化!◎あなたは大切な人だから――必ず助ける! 凍った心を救うのは、一途な愛。真実の愛と勇気、一途な思い……普及の名作に込められた感動体験をいま、あなたにお届けします!◎〈『雪の女王』あらすじ〉あるところに、カイという少年とゲルダという少女がいました。ふたりは大の仲良し。ある日、悪魔の作った邪悪な鏡のかけらが、カイの目と心臓に刺さります。その日から、優しかったカイの性格が一変しました。ある雪の日、ひとりでそり遊びをしていたカイの前に〈雪の女王〉が現れます。雪の女王はその冷たい魅力でカイをとりこにして、連れ去ってしまいました。ゲルダは大切なカイを探すため、世界の果てに旅立つ決意をします。果たして、ゲルダはカイ少年に再びめぐりあえるでしょうか? そして、失われた少年の優しい心をとり戻せるのでしょうか……?◎〈収録作品〉『雪の女王 七つのお話でできたものがたり』『人魚姫 リトル・マーメイド』『親指姫』『雪だるま ~スノーマン~』『おまめのプリンセス ~えんどう豆の上に寝たお姫さま~』『雪の花 ~スノードロップ~』[著者プロフィール]ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 1805年4月2日、デンマークのフューン島に生まれる。修繕屋を営む父親と洗濯婦の母親に育てられるが、家庭は大変貧しかった。しかし、貧しくとも心は豊かであれ、との父親の教えと影響で、幼少の頃より文学や演劇に興味をもっていた。1816年、14歳の時に、歌手・俳優を目指し、わずかばかりのお金を手にし、デンマークの首都コペハンーゲンに旅立つことを決心する。しかし、下層階級の出身であり、お金もなく、なかなか夢は叶わなかった。だが、アンデルセンはそんな境遇にも絶対に諦めることなく、様々なことにチャレンジする。その情熱と意欲を買った支援者によって、基礎教育・高等教育を受けられることとなる。文才はたちまち現れ、1835年に『即興詩人』『子どものための童話集』を刊行し、作家・詩人としての地位を確立する。以後、1875年8月4日に没するまでに、生涯を通じて156編の童話を書きあげた。彼の作品は、世界中の100ヵ国以上の言語に翻訳され、今なお愛読されている。また、デンマークの国家的象徴として、同国に多大なる観光収入をもたらしている。
  • 李白 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
    小説・文芸
    4.7
    1巻660円 (税込)
    大酒飲みだった李白は、酔っていても、たちどころに立派な詩を書き上げたといわれています。月や鳥とも仲良くできる風流人であり、あけっぴろげで痛快な詩が多く、ヨーロッパにもファンが多い。
  • ほしいあいたいすきいれて
    小説・文芸
    3.0
    1巻660円 (税込)
    神様、お願いします。どうかどうか、今日、生理が来ませんように。せめて、一回だけでも吉井さんとセックスしてから――。吉井さんはいい人ぶるのが得意だから、セックスがなくても私に会いに来てくれる。でもやっぱり私はわかってる。私と吉井さんはセックス以外でもお互いを求めているけど、でもセックスがもし何かの理由でなくなったら二人はもう会わない……。「こういう男、いるんだよなあ」と選考委員の角田光代さんを唸らせた、第4回R-18文学賞大賞受賞作「夏がおわる」のほか、切ない気持ちが爆発する官能度200%の表題作を収録。

    試し読み

    フォロー
  • スペイドという男
    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    「マルタの鷹」で颯爽と登場したサム・スペイドを主人公にすえた短編「スペイドという男」と、コンティネンタル探偵社の名なしの探偵「私」(コンティネンタル・オプ)が活躍する「クッフィニャル島の夜襲」「つるつるの指」「誰でも彼でも」「暗闇の黒帽子」「フェアウェルの殺人」の6編を収めたハメット短編集。
  • 遠い山なみの光〔新版〕
    値引きあり
    小説・文芸
    3.8
    1巻671円 (税込)
    広瀬すず主演で映画化! 2025年夏公開 英国で暮らす悦子は、娘を喪い、人生を振り返る。戦後の長崎で出会った母娘との記憶はやがて不穏の色を濃くしていく。映画化原作
  • エッフェル塔~創造者の愛~
    値引きあり
    19世紀末、パリ。「鉄の魔術師」エッフェルが挑むかつてない高さの塔の建設の裏に隠された、彼を支えた女性との隠された悲恋。
  • ハーディ短編集
    小説・文芸
    3.0
    1巻671円 (税込)
    不幸な人間たちをあやつるのは、愚鈍なる運命とサイコロを振る「時」の二者にほかならない――。「妻ゆえに」「幻想を追う女」「わが子ゆえに」「憂欝な軽騎兵」「良心ゆえに」「呪われた腕」「羊飼の見た事件」「アリシアの日記」の8編を収録。
  • ホーリー・カウ
    『Xファイル』主演俳優、衝撃の小説処女作。  主人公はなんと、お年頃の雌牛!農場で平和に暮らしていた彼女が、やがて訪れる自分の運命を知り、意気投合した豚・七面鳥とともにそれぞれの楽園を目指して国外脱出へ。果たして彼らは理想郷へとたどり着けるのか!?  一見お気楽&荒唐無稽、実は社会への風刺と皮肉がたっぷり。2016年にはアメリカで新シリーズの放映が開始した超人気SFドラマ『Xファイル』のモルダー捜査官の、意外すぎる小説家デビュー作!
  • 大追跡(上)
    巨匠クライブ・カッスラー、最後の単独執筆長編! 20世紀初頭を舞台に、当時の最新メカ総登場で、全米を股にかけた追跡劇がはじまる。 探偵 アイザック・ベル、最強最悪の強盗殺人犯に挑む! 20世紀初頭のアメリカ。西部一帯の銀行で、冷酷無比な強盗殺人事件が頻発していた。犯人につながる証拠はない。政府の要請を受けた“ヴァン・ドーン探偵社”は、通称“強盗処刑人”の逮捕にエースのアイザック・ベルを差し向けた。捜査を開始して早々、ベルのもとに正体不明の美女が現われ、ソルトレイクシティではまたもや銀行が襲われる。捜査は難航した。しかし、ベルは同僚とともに新しく手に入れたわずかな証拠から犯人の拠点をサンフランシスコと断定。犯人を罠に掛けるべく新聞に偽の情報を流すのだが―。
  • ベル・カント
    値引きあり
    南米のとある小国。副大統領邸では、日本企業の社長ホソカワの誕生パーティが開かれていた。特別ゲストの世界的オペラ歌手ロクサーヌが歌い終えた瞬間、武装したゲリラがなだれ込んでくる。副大統領邸は反政府組織に占拠されてしまったのだ。膠着状態が続くうち、ゲリラと人質の間には奇妙な絆が生まれ、彼らはその状況に幸せすら感じるようになる……極限状態で生まれる心の交流を描く傑作。映画『ベル・カント』原作本!
  • 囚われのエスカペード
    真夜中シリーズの著者が放つ、新・三部作「私のビリオネア」完結編! が「君がどこにいたって、俺が必ず迎えに行く」。世界有数の敏腕ボディガードと、類まれなる才能を秘めた美しい女性の突然の出会い――。 ボディガード会社の社長ベネットは実際の任務からは退いていたが、大物ヘッジファンドのオーナーからのたっての依頼で、その娘のエルを直接警護することになる。ロシアマフィアから身を隠すために始まった二人きりの潜伏生活で、彼はエルの美貌だけでなく天才的な頭脳にすっかり骨抜きにされてしまう。できることなら、このままずっと一緒にいたい。しかし、事件の解決とともに別れのときは近づき……。愛と欲望と危険とがロンドンの夜に溶けあう、官能ロマンティックサスペンス!
  • 追憶のマスカレード
    真夜中シリーズの著者、リサ・マリー・ライスが放つ、新・三部作の第二弾! 愛し合いながらも別れを選んだふたりが再会した場所は、ヴェネツィアの仮面舞踏会。それは甘くて危険な夜の始まりだった……。 世界中で人気の真夜中シリーズから独立した「私のビリオネア」三部作は、ヨーロッパの魅力ある都市を舞台に繰り広げられるストーリー。この二作目は、イタリアの水の都ヴェネツィアで、かつての恋人との再会から始まる。 貧乏学生だったカルビンは世界有数の大富豪となって、愛しながらも別れてしまったアーニャと偶然会う。再会した喜びもつかの間、誘拐されるアーニャ。「きみと出会えた奇跡をもう絶対に離さない!」と心に決めたカルビンは、彼女を取り巻く陰謀や策略からアーニャを救い出すために……。
  • 魅惑のシャレード
    大人気「真夜中シリーズ」のリサ・マリー・ライスが贈る、ファン待望の新・三部作の第一弾! ひと目みた瞬間にわかった、きみに出会う運命だったと――。欲望のパリの空に熱く燃え上がる、官能ロマンティック・サスペンス! 美術館キュレーターのハーバーは、パリ行きの飛行機で隣り合わせたマークと親しくなる。退屈なビジネスマンと自称する彼が、セクシーで危険な香りを漂わせているのはなぜ? 惹かれあう二人は翌日ルーブル美術館へと出かけるが、そこでテロ事件に巻き込まれる。彼女、そして至宝の芸術作品を助けられるのは、彼の危険な本性だけ……。人気の著者が新たに手掛ける独立三部作。ヨーロッパの魅力ある都市を舞台に繰り広げられる、ゴージャスで危険な「私のビリオネア」の第一部が、華やかに開幕!
  • ドリトル先生アフリカへ行く(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.8
    1巻693円 (税込)
    ドリトル先生は、動物のことばが分かるお医者さん。馬の弱視もワニの歯痛もお手のもの。ある晩、アフリカに住むサルの間で病気が流行っているという知らせが届いた。仲間を救うため、サルのチーチー、アヒルのダブダブ、子豚のガブガブたちをつれてアフリカへと出発するが、ドリトル先生一行を待っていたのは、嵐に牢屋に海賊だった! 百年を超えて世界中で愛され続ける名作、待望の新訳。
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)
    セシルはもうすぐ18歳。プレイボーイ肌の父レイモン、その恋人エルザと、南仏の海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになる。そこで大学生のシリルとの恋も芽生えるが、父のもうひとりのガールフレンドであるアンヌが合流。父が彼女との再婚に走りはじめたことを察知したセシルは、葛藤の末にある計画を思い立つ……。20世紀仏文学界が生んだ少女小説の聖典、半世紀を経て新訳成る。(解説・小池真理子)
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.8
    1巻693円 (税込)
    カフカは完成した作品の他に、手記やノート等に多くの断片を残した。その短く、未完成な小説のかけらは人々を魅了し、断片こそがカフカだという評価もあるほど。そこに記されたなぜか笑える絶望的な感情、卓越した語彙力で発せられるネガティブな嘆き、不条理で不可解な物語、そして息をのむほど美しい言葉。誰よりも悲観的で人間らしく生きたカフカが贈る極上の言葉たち。完全新訳で登場。(解説・頭木弘樹)
  • 丘の家のジェーン(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.3
    1巻693円 (税込)
    うららか街の古い大邸宅で、12歳のジェーンは重苦しい生活を送っていた。彼女には父がなかった。頑なな祖母と美しい母は、なぜかそのことに触れたがらない。しかし突然、父からの手紙が届いた。プリンス・エドワード島で一緒に夏を過そうという。こわごわ出かけた彼女は、美しい自然と素朴な人情、そして何より父の深い愛情に包まれ、丘の上の小さな家で目ざましく成長してゆく。
  • ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短篇集―(新潮文庫)
    小説・文芸
    4.1
    1巻693円 (税込)
    差別の激しい土地に生まれ、同性愛者として長じ、「八歳で作家になった」と豪語したという天才はデビュー前から天才だった。ニューヨーク公共図書館が秘蔵する貴重な未刊行作品を厳選した14篇。ホームレス、老女、淋しい子どもなど、社会の外縁にいる者に共感し、仄暗い祝祭へと昇華させるさまは、作家自身の波乱の生涯を予感させる。明晰な声によって物語を彫琢する手腕の原点を堪能できる選集。(解説・村上春樹)
  • インスマスの影―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)
    小説・文芸
    3.8
    1~3巻693~935円 (税込)
    ラヴクラフトは不遇のままその生涯を閉じた。だが、彼の創造したクトゥルー神話は没後高く評価され、時代を越えて世界の読者を虜にしている――。頽廃した港町インスマスを訪れた私は、魚類を思わせる人々の容貌の恐るべき秘密を知る(表題作)。漂流船で唯一生き残った男が握りしめていた奇怪な石像とは(「クトゥルーの呼び声」)。英文学者にして小説家、南條竹則が選び抜いた、七篇の傑作小説。
  • ある奴隷少女に起こった出来事(新潮文庫)
    好色な医師フリントの奴隷となった美少女、リンダ。卑劣な虐待に苦しむ彼女は決意した。自由を掴むため、他の白人男性の子を身籠ることを――。奴隷制の真実を知的な文章で綴った本書は、小説と誤認され一度は忘れ去られる。しかし126年後、実話と証明されるやいなや米国でベストセラーに。人間の残虐性に不屈の精神で抗い続け、現代を遥かに凌ぐ〈格差〉の闇を打ち破った究極の魂の物語。
  • 賭博者
    小説・文芸
    3.9
    1巻693円 (税込)
    ドイツのある観光地に滞在する将軍家の家庭教師をしながら、ルーレットの魅力にとりつかれ身を滅ぼしてゆく青年を通して、ロシア人に特有な病的性格を浮彫りにする。ドストエフスキーは、本書に描かれたのとほぼ同一の体験をしており、己れ自身の体験に裏打ちされた叙述は、人間の深層心理を鋭く照射し、ドストエフスキーの全著作の中でも特異な位置を占める作品である。
  • 狭き門
    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    早く父を失ったジェロームは少年時代から夏を叔父のもとで過すが、そこで従姉のアリサを知り密かな愛を覚える。しかし、母親の不倫等の不幸な環境のために天上の愛を求めて生きるアリサは、ジェロームへの思慕を断ち切れず彼を愛しながらも、地上的な愛を拒み人知れず死んでゆく。残された日記には、彼を思う気持ちと“狭き門”を通って神へ進む戦いとの苦悩が記されていた……。
  • 犬の心臓・運命の卵
    ヒトの脳下垂体と睾丸を移植された犬が名前を欲し、女性を欲し、人権を求めて労働者階級と共鳴し、ブルジョワを震撼させる(「犬の心臓」)。繁殖力を高める生命光線を浴びて、大量発生したアナコンダが人々を食い荒らす(「運命の卵」)。奇想天外な空想科学的世界にソヴィエト体制への痛烈な批判を込めて発禁処分となった、20世紀ロシア語文学の傑作二編を新訳で収録。
  • ガリヴァ旅行記
    小説・文芸
    3.8
    1巻693円 (税込)
    船員ガリヴァの漂流記に仮託して、当時のイギリス社会の事件や風俗を批判しながら、人間性一般への痛烈な諷刺を展開させた傑作。
  • 椿姫
    小説・文芸
    4.2
    1巻693円 (税込)
    椿の花を愛するゆえに“椿姫”と呼ばれる、貴婦人のように上品な、美貌の娼婦マルグリット・ゴーティエ。パリの社交界で、奔放な日々を送っていた彼女は、純情多感な青年アルマンによって、真実の愛に目覚め、純粋でひたむきな恋の悦びを知るが、彼を真に愛する道は別れることだと悟ってもとの生活に戻る……
  • ロビンソン漂流記
    小説・文芸
    3.7
    1巻693円 (税込)
    難船し、ひとり無人島に流れついた船乗りロビンソン・クルーソーは、絶望と不安に負けず、新しい生活をはじめる。木材をあつめて小屋を建て、鳥や獣を捕って食糧とし、忠僕フライデーを得て、困難を乗りきってゆく。社会から不意に切り離された人間が、孤独と闘いながら、神の摂理を信じ、堅実な努力をつづけてゆく姿を、リアリスティックに描いたデフォーの冒険小説である。
  • 海底二万里(上)
    小説・文芸
    4.0
    1~2巻693~781円 (税込)
    ときは1866年、大西洋に謎の巨大生物が現れた! 異形の〈怪物〉の目撃譚に人々はおののき噂した。白鯨か? 伝説の怪異か? はたまた超自然現象か? 議論が沸騰するなか、アロナクス教授はその正体を暴くため、使用人のコンセイユとともに高速フリゲート艦に乗り込む。それが、驚くべき旅の始まりになるとも知らずに──。少年から大人までをも魅了する海洋冒険ロマンの傑作、新訳。
  • 恐怖の谷
    小説・文芸
    4.1
    1巻693円 (税込)
    ホームズのもとに届いた暗号の手紙。時を同じくして起きた暗号どおりの殺人事件。サセックス州の小村にある古い館の主人が、散弾銃で顔を撃たれたというのだ。事件の背後には、宿敵モリアティ教授の影が垣間見える――捜査に当ったホームズが探り出したのは、20年前のアメリカに端を発する、恐怖の復讐劇だった。推理、冒険、恋、友情を描ききったホームズ・シリーズ最後の長編。
  • かもめのジョナサン【完成版】
    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    「飛ぶ歓び」「生きる歓び」を追い求め、自分の限界を突破しようとした、かもめのジョナサン。群れから追放された彼は、精神世界の重要さに気づき、見出した真実を仲間に伝える。しかし、ジョナサンが姿を消した後、残された弟子のかもめたちは、彼の神格化を始め、教えは形骸化していく……。新たに加えられた奇跡の最終章。帰ってきた伝説のかもめが自由への扉を開き、あなたを変える!
  • もしもを叶えるレストラン
    ちょっぴり痛くて甘い、大人のファンタジー。  47歳の誕生日の前日、パリの裏通りのレストランを訪れたイタリア人女性ミレッラ。その店は「人生の失われたチャンス」を取り戻す場所だという。メニューを開くと、ミレッラの痛い記憶が次々と蘇る。両親と別れた少女時代、20歳のときの束の間の男性との関係、自分の不注意から起きた不幸な事故……彼女が選んだ「やり直したい過去」とは?  女性なら思わず共感してしまう、ちょっぴり痛くて甘い大人のファンタジー。
  • 喪失
    2000年北欧推理小説賞受賞作! ストックホルムの32歳の女性ホームレスが、ある日突然、連続猟奇殺人犯として警察に追われることになる。食べ物と寝場所を求め格闘しながら、極限状態に身も心もすり減らし、たった一人で真相に迫っていく……。地方都市の富豪の一人娘がなぜホームレスになったのか? 深い心の傷を負い、絶望と背中合わせに生きる主人公が、逃避の人生を清算し新しい生き方を獲得する過程は大きな感動を呼ぶ。2000年北欧犯罪小説大賞受賞作。
  • パルムの僧院(上)
    小説・文芸
    3.8
    1~2巻693~825円 (税込)
    イタリアの大貴族デル・ドンゴ家の次男ファブリスは“幸福の追求”に生命を賭ける情熱的な青年である。ナポレオンを崇敬してウァテルローの戦場に駆けつけ、恋のために殺人を犯して投獄され、獄中で牢獄の長官の娘クレリア・コンチと激しい恋におちる……。小公国の専制君主制度とその裏に展開される政治的陰謀を克明に描き、痛烈な諷刺的批判を加えるリアリズム文学の傑作である。
  • 無垢の博物館 上
    値引きあり
    小説・文芸
    3.7
    1~2巻704円 (税込)
    30歳のケマルは一族の輸入会社の社長を務め、業績は上々だ。美しく気立ての良いスィベルと近々婚約式を挙げる予定で、彼の人生は誰の目にも順風満帆に映った。だが、ケマルはその存在すら忘れかけていた遠縁の娘、十八歳のフュスンと再会してしまう。フュスンの官能的な美しさに抗いがたい磁力を感じケマルは危険な一歩を踏み出すのだった──。トルコの近代化を背景に、愛に忠実に生きた男の数奇な一生を描く長篇小説
  • わが家への道 ローラ物語5
    1894年7月、マンリーとローラは幼い娘ローズをつれて、自分たちの土地を求めて馬車の旅に出る。その時のローラの旅日記と、娘ローズがのちに書いた当時のワイルダー家の生活の記録。

    試し読み

    フォロー
  • ハイテク艤装船の陰謀を叩け!(上)
    グランプリ・レースの轟音につつまれるモナコ公国で恐るべき事件が発生した。国際銀行のシステムに何者かが侵入し、多額の資金が消失したのだ。世界の巨悪と戦ってきた現代の騎士カブリーヨたちも、自社の巨額な預金が行方不明になってしまう。事件の解明に乗りだした彼らは、銀行の頭取が逃走し、その途中で事故死していたことを知る。当初は、この頭取が犯人と思われたが、カブリーヨは疑念をいだく。この裏には、強大な黒幕がいる……。海洋冒険小説の王者、クライブ・カッスラー最新刊!
  • 帰ってきたヒトラー 上
    小説・文芸
    3.9
    1~2巻704円 (税込)
    ヒトラーが突如、現代に甦った!周囲の人々が彼をヒトラーそっくりの芸人だと思い込んだことから勘違いが勘違いを呼び、本当のコメディアンにさせられていく。その危険な笑いで本国ドイツに賛否両論を巻き起こした問題作。本国で250万部を売り上げ、映画は240万人動員、世界42言語に翻訳された空前のベストセラー小説。著者による原注付き。

最近チェックした作品からのおすすめ