シャーロック・ホームズ最後の挨拶

シャーロック・ホームズ最後の挨拶

小説・文芸
726円 (税込)

3pt

血の入ったバケツ、黒焦げの骨……「ウィステリア荘」でホームズは『グロテスクなものから恐怖へは、ほんの一歩なんだよ』と言う。その他、ホームズが瀕死の床に伏せる「瀕死の探偵」など7編を収録。表題作「最後の挨拶」は、ホームズの隠退からかなりたった第一次世界大戦直前の話で、60代になった二人がふたたびイギリス国家のために活躍する。

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シャーロック・ホームズ最後の挨拶 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どこかで「ホームズは推理小説ではない」みたいなブログだか何かを見たような気がするけど確かに推理小説というより人間観察記の感じが生還あたりから強まってきたような気がする
    あと現代版でもダイイングメッセージを正解させてもらえない某警部と違って、ウィステリア荘のベインズ警部とか恐怖の谷のマクドナルド警部みたいな捜査力があってホームズが一目置くような警察が多く出るようになってきたような気もする

    0
    2019年12月08日

    Posted by ブクログ

    ホームズの「正典」を深町訳、駒月訳、日暮訳で1、2冊ずつ読んできた。どれも読みやすくておすすめ。駒月訳は、ホームズとワトソンの関係に思い入れを込めているところが諸処にうかがわれ、この日暮訳はさすがシャーロキアンという、こまやかな註がうれしい。
    ホームズって意外に悪の組織とかスパイとか出てくる話が多いのね。ドイルってもう少しあとの時代の人だったらスパイ物たくさん書いていたんじゃないかなと思ってしまった。表題作の「最後の挨拶」には第一次大戦の影が投げかけられている(これも日暮氏の解説より)。いろいろ感慨深い。

    0
    2019年03月24日

    Posted by ブクログ

    表題作は第一次世界大戦開戦前の欧州情勢に探偵業を引退したホームズが再び動く。こういう時の登場が相変わらず劇的でスマートでかっこいい。
    「悪魔の足」では、幻覚・致死作用のある毒物を二人で試して二人してぶっ倒れるシーンが好き。
    「ブルース・パーティントン型設計書」は兄マイクロフトが依頼を持ちこむ形で登場。
    「瀕死の探偵」でまさに瀕死の病を患ったホームズと彼に呼ばれて飛んできたワトスンとのやりとりが好き。途中で落ちが読めたけれど、それでも。

    0
    2013年04月29日

    Posted by ブクログ

    「瀕死の探偵」が好きです。
    巻末エッセイに出て来た「シャーロック・ホームズの生涯」も読まねばなるまいなあ。

    0
    2011年12月26日

    Posted by ブクログ

    『ウェステリア荘』

    『ブルース・パディントン型設計書』

    『悪魔の足』

    『赤い輪団』

    『レディ・フランシス・カーファックスの失踪』

    『瀕死の探偵』

    『最後の挨拶 シャーロック・ホームズのエピローグ』

    0
    2010年06月02日

    Posted by ブクログ

    短編集。全7話。

    あいかわらずのおもしろさ。もうホームズって名前だけで満点あげてしまいます(笑)

    今回は、60代になったホームズとワトソンの話も収録されており、多彩なストーリー満載。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

     ホームズの怜悧な推理が冴えるエピソードが殆ど無かったな、という印象。だが、決して面白くない、というわけではなかった。

     ホームズの、事件解決のためならばワトスンを巻き込んだ危険な手段も厭わぬ狂気的な一面が垣間見える「悪魔の足」や、ホームズとワトスンの友情の篤さにグッと来る「瀕死の探偵」の2編が特に印象に残る。

     シリーズの最終回となる「最後の挨拶」はプロパガンダ的な匂いがプンプン漂う作品ながら、引退後のホームズとワトスンの変わらぬ友情、事件解決の痛快さが良い。ラストシーンは最終回に相応しい美しさだった。

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読んだシャーロック・ホームズシリーズ。やっぱり面白い。特に「瀕死の探偵」が好き。
    ホームズはもう引退していて、ワトスンが昔の事件を語るというスタイルだけど、二人の名コンビぶりは健在だ。ワトスンの「きみを助けることが、ぼくにとっていちばんの喜びであり特権でもあるんだよ」(161頁)は良い台詞だな~と思った。ワトスンはやっぱり最高の助手だな。

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    2022年09月16日

    Posted by ブクログ

    1917年に発行された、シャーロック・ホームズの連作短編集です。
    鉄板の面白さ。楽しめました。

    光文社の新訳シリーズを、もともとイギリスで発表された順番で並べると。

    ①緋色の研究(長編)-1887
    ②四つの署名(長編)-1890
    ③シャーロック・ホームズの冒険(短編集)-1892
    ④シャーロック・ホームズの回想(短編集)-1894
    ⑤パスカヴィル家の犬(長編)-1902
    ⑥シャーロック・ホームズの生還(短編集)-1905
    ⑦恐怖の谷(長編)-1915
    ⑧シャーロック・ホームズ最後の挨拶(短編集)-1917
    ⑨シャーロック・ホームズの事件簿(短編集)-1927

    と、こうなります。光文社文庫シリーズで愉しみ始めて、①~⑥を読んで、今回⑦を飛ばして⑧を読みました。
    残り少ないのがちょっと残念です。

    かなり長い期間にまたがって読んだので、もう覚えていない話もあります…。
    無理せずに覚えている印象だけメモっておきます。


    ●まえがき
    いきなり、第1次世界大戦下のワトソンの回想で、引退しているホームズが報告される。
    養蜂やってるっていうのが、なんともらしくて素敵だと思います。


    ●ウィステリア荘
    思い出せない…

    ●ブルース・パーティントン型設計書
    イギリスの命運を握る設計書の話なんですが、それはヒッチコック映画で言うところの「マクガフィン」と言うやつで。
    実態は何でも良いし、良く判んないんですね(笑)
    地下鉄で発見された死体の謎を暴く。なかなか読ませます。
    ホームズの兄、マイクロフトさんが出てきます。


    ●悪魔の足
    これまた、割とおなじみの、「植民地下で起こったことの因果が、国内にやってくる恨みの犯行」。
    妻を殺された男の復讐譚。
    麻薬が出るのが新味ですね。
    舞台がコーンウォール地方という場所で、「マスター・キートン」愛読者としてはちょっと嬉しい。

    ●赤い輪団
    これまた、アメリカ大陸での因果がロンドンで。
    凶悪犯、結社。そのグループから抜けられない男。その妻。
    「全く姿を見せない下宿人の謎」が入口。謎と冒険譚ですね。面白かったです。

    ●レディ・フランシス・カーファクスの失踪
    これまた、欧州での因果がめぐります。
    女を誘拐して殺すのに、「二重底の棺桶」というのが味噌になっています。
    なぞ解きとして、かなり「へー」という感がありました。

    ●瀕死の探偵
    これは面白かった。
    ホームズが敵を陥れて証拠を握るために、仮病で死線をさまよってみせるのですが、
    当然、ワトソンの一人称で、当然、ワトソンも読者も騙される。
    ワトソンとホームズの友情ものとしても面白い。


    ●最後の挨拶
    どーんと時代が飛んで、引退後のホームズが、大戦を前にイギリスの国運のために復帰、ドイツのスパイを陥れるというもの。
    なんと、三人称で書かれています。
    そして、好ましいのは、ドイツ側を「悪」として描いては居ません。「敵」ではあるけど、「悪」ではない。
    騎士道精神が残っていた最後の時代、第一次世界大戦。
    ルノワールの映画「大いなる幻影」を連想しました。

    0
    2014年09月26日

    Posted by ブクログ

    『瀕死の探偵』の弱ったホームズの様子やワトソンとのやり取りがなんだか好き。
    『最後の挨拶』では、老後のホームズたちが出てきてなんだか爽やかなような切ないような気持ちになった。
    歳とってもあの二人はいつまでも昔のようであって欲しいと思ってしまう。

    0
    2014年03月03日

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