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Posted by ブクログ
緋色の研究から続いて四つの署名を読みましたが、2作品読み終え何となく思ったのですが、シャーロック・ホームズシリーズはミステリーというよりかは、ホームズという天才の活躍をワトソンの視点から魅力的に描かれている冒険譚、という印象です。
謎解きの要素もありますが、それ以上に熱い展開が多く、犯人もミステリーにおける犯人像というよりかは、それこそ少年漫画に出てくるヴィランの様な、一種美学や教示を感じさせる人物が多く、彼らとの戦いの熱量も読んでてワクワクさせてくれます。
次はいよいよホームズの冒険を読もうと思いますが、人気の原点との事で、今から楽しみです。
Posted by ブクログ
小学生の時にシャーロックホームズシリーズにハマって何度も読んだ。しかしそれ以来なかなか読み返すこともなく、本棚の隅にずっと並べていた。
訳者の日暮さんはシャーロキアンと聞いていたので、期待して読んだところ当たりだった。
読みやすい訳文、充実した注釈、多くの画家による挿絵。装丁もおしゃれでとてもいい感じ。
久しぶりに読んだ感想としては、こんなにスピーディーな展開だったのか、と驚いた。長編と言っても短い作品の中に、ワトソンの懐中時計からの推理、ホームズのコカインや事件解決に対する考え方、ワトソンの恋と婚約、当時のイギリスとインドの関係など面白いところがたくさんある。
そしてホームズは引用をめっちゃする。
「人は、自分に理解できない相手がいると、馬鹿にして笑うものだ。ゲーテはいつも、簡潔にうまいことを言うね。」
「彼(ジャン・パウル)に、奇妙だが深遠な言葉があってね。人間の真の偉大さを証明する第一のものは、自分自身が卑小な存在であると認識することにあるというんだ。」
「ゲーテの詩の一節を、よく思い出すよ。
自然がおまえを、ひとりの人間としてしかつくり出さなかったのが惜しまれる。
おまえは偉人にも、そして悪漢にも、なれる素質があったというのに」
これがまた、単にロジックだけではないホームズの奥深さを感じさせる気がする。
Posted by ブクログ
「緋色の研究」に続くホームズ長編2作目。メアリー・モースタン嬢から奇妙な出来事についての相談の受けるところから始まる。ホームズの名探偵ぶり、いろんな捜査方法、犯人を追い詰める場面など、冒険小説の要素もあって面白かった。
「ぼくの頭脳は、停滞しているのが大きらいなんだ」「頭を使っていないと、生きている気がしない」など、頭脳的な刺激を渇望するホームズが印象的。ワトスンは意外とロマンチストなのかな。二人のキャラの違いが良い。
訳者解説も良い。特にタイトル「四つの署名(The Sign of Four)」の和訳についての話が知れたのは良かった。
ホームズは鹿撃ち帽がトレードマークだと思っていたけど、挿絵だと普通のハットだ。不思議に思って調べてみたら、シドニー・パジェットという挿絵画家の描いたホームズが、あの鹿撃ち帽のイメージの元らしい。「ストランド」誌に短編が掲載されるようになってから登場する挿絵画家だというので、彼の挿絵も楽しみに、次を読もうと思う。
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