【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズ最後の挨拶のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2019年12月08日

どこかで「ホームズは推理小説ではない」みたいなブログだか何かを見たような気がするけど確かに推理小説というより人間観察記の感じが生還あたりから強まってきたような気がする
あと現代版でもダイイングメッセージを正解させてもらえない某警部と違って、ウィステリア荘のベインズ警部とか恐怖の谷のマクドナルド警部み...続きを読むたいな捜査力があってホームズが一目置くような警察が多く出るようになってきたような気もする

0

Posted by ブクログ 2019年03月24日

ホームズの「正典」を深町訳、駒月訳、日暮訳で1、2冊ずつ読んできた。どれも読みやすくておすすめ。駒月訳は、ホームズとワトソンの関係に思い入れを込めているところが諸処にうかがわれ、この日暮訳はさすがシャーロキアンという、こまやかな註がうれしい。
ホームズって意外に悪の組織とかスパイとか出てくる話が多い...続きを読むのね。ドイルってもう少しあとの時代の人だったらスパイ物たくさん書いていたんじゃないかなと思ってしまった。表題作の「最後の挨拶」には第一次大戦の影が投げかけられている(これも日暮氏の解説より)。いろいろ感慨深い。

0

Posted by ブクログ 2013年04月29日

表題作は第一次世界大戦開戦前の欧州情勢に探偵業を引退したホームズが再び動く。こういう時の登場が相変わらず劇的でスマートでかっこいい。
「悪魔の足」では、幻覚・致死作用のある毒物を二人で試して二人してぶっ倒れるシーンが好き。
「ブルース・パーティントン型設計書」は兄マイクロフトが依頼を持ちこむ形で登...続きを読む場。
「瀕死の探偵」でまさに瀕死の病を患ったホームズと彼に呼ばれて飛んできたワトスンとのやりとりが好き。途中で落ちが読めたけれど、それでも。

0

Posted by ブクログ 2011年12月26日

「瀕死の探偵」が好きです。
巻末エッセイに出て来た「シャーロック・ホームズの生涯」も読まねばなるまいなあ。

0

Posted by ブクログ 2010年06月02日

『ウェステリア荘』

『ブルース・パディントン型設計書』

『悪魔の足』

『赤い輪団』

『レディ・フランシス・カーファックスの失踪』

『瀕死の探偵』

『最後の挨拶 シャーロック・ホームズのエピローグ』

0

Posted by ブクログ 2009年10月04日

短編集。全7話。

あいかわらずのおもしろさ。もうホームズって名前だけで満点あげてしまいます(笑)

今回は、60代になったホームズとワトソンの話も収録されており、多彩なストーリー満載。

0

Posted by ブクログ 2022年09月16日

久しぶりに読んだシャーロック・ホームズシリーズ。やっぱり面白い。特に「瀕死の探偵」が好き。
ホームズはもう引退していて、ワトスンが昔の事件を語るというスタイルだけど、二人の名コンビぶりは健在だ。ワトスンの「きみを助けることが、ぼくにとっていちばんの喜びであり特権でもあるんだよ」(161頁)は良い台詞...続きを読むだな~と思った。ワトスンはやっぱり最高の助手だな。

0

Posted by ブクログ 2014年09月26日

1917年に発行された、シャーロック・ホームズの連作短編集です。
鉄板の面白さ。楽しめました。

光文社の新訳シリーズを、もともとイギリスで発表された順番で並べると。

①緋色の研究(長編)-1887
②四つの署名(長編)-1890
③シャーロック・ホームズの冒険(短編集)-1892
④シャーロック...続きを読む・ホームズの回想(短編集)-1894
⑤パスカヴィル家の犬(長編)-1902
⑥シャーロック・ホームズの生還(短編集)-1905
⑦恐怖の谷(長編)-1915
⑧シャーロック・ホームズ最後の挨拶(短編集)-1917
⑨シャーロック・ホームズの事件簿(短編集)-1927

と、こうなります。光文社文庫シリーズで愉しみ始めて、①~⑥を読んで、今回⑦を飛ばして⑧を読みました。
残り少ないのがちょっと残念です。

かなり長い期間にまたがって読んだので、もう覚えていない話もあります…。
無理せずに覚えている印象だけメモっておきます。


●まえがき
いきなり、第1次世界大戦下のワトソンの回想で、引退しているホームズが報告される。
養蜂やってるっていうのが、なんともらしくて素敵だと思います。


●ウィステリア荘
思い出せない…

●ブルース・パーティントン型設計書
イギリスの命運を握る設計書の話なんですが、それはヒッチコック映画で言うところの「マクガフィン」と言うやつで。
実態は何でも良いし、良く判んないんですね(笑)
地下鉄で発見された死体の謎を暴く。なかなか読ませます。
ホームズの兄、マイクロフトさんが出てきます。


●悪魔の足
これまた、割とおなじみの、「植民地下で起こったことの因果が、国内にやってくる恨みの犯行」。
妻を殺された男の復讐譚。
麻薬が出るのが新味ですね。
舞台がコーンウォール地方という場所で、「マスター・キートン」愛読者としてはちょっと嬉しい。

●赤い輪団
これまた、アメリカ大陸での因果がロンドンで。
凶悪犯、結社。そのグループから抜けられない男。その妻。
「全く姿を見せない下宿人の謎」が入口。謎と冒険譚ですね。面白かったです。

●レディ・フランシス・カーファクスの失踪
これまた、欧州での因果がめぐります。
女を誘拐して殺すのに、「二重底の棺桶」というのが味噌になっています。
なぞ解きとして、かなり「へー」という感がありました。

●瀕死の探偵
これは面白かった。
ホームズが敵を陥れて証拠を握るために、仮病で死線をさまよってみせるのですが、
当然、ワトソンの一人称で、当然、ワトソンも読者も騙される。
ワトソンとホームズの友情ものとしても面白い。


●最後の挨拶
どーんと時代が飛んで、引退後のホームズが、大戦を前にイギリスの国運のために復帰、ドイツのスパイを陥れるというもの。
なんと、三人称で書かれています。
そして、好ましいのは、ドイツ側を「悪」として描いては居ません。「敵」ではあるけど、「悪」ではない。
騎士道精神が残っていた最後の時代、第一次世界大戦。
ルノワールの映画「大いなる幻影」を連想しました。

0

Posted by ブクログ 2014年03月03日

『瀕死の探偵』の弱ったホームズの様子やワトソンとのやり取りがなんだか好き。
『最後の挨拶』では、老後のホームズたちが出てきてなんだか爽やかなような切ないような気持ちになった。
歳とってもあの二人はいつまでも昔のようであって欲しいと思ってしまう。

0

Posted by ブクログ 2013年11月07日

短編集四作目。この『最後の挨拶』はこれまでの一月に一作のペースではなく、丸九年かかって書かれたらしい。どうりで内容が濃い(一つの短編が長い)と思ったわけだ。

個人的にこの短編集で一番好きな話が「瀕死の探偵」だったのでちょっとコメント。
序盤はあのホームズが本当に死んでしまいそうでどうなるのかとハラ...続きを読むハラしたのだが、後半になるとコントのように笑える展開になっている。
ホームズシリーズのおもしろさがこのお話にギュッと濃縮している感じ。

次は最後の長編『恐怖の谷』を読む。

0

Posted by ブクログ 2013年08月12日

この短編では、何度もホームズの最後を連想させる。
静養のためにコーンウェルへ行ったり、
ハドソンさんやワトソンを巻き込んだ「瀕死の探偵」なんて、読者も冷や冷やさせられた。
「最後の挨拶」では、ホームズはもう過去の人物、伝説的な人物になっているように感じられる。

それでも、この傲慢で自信家の探偵は、...続きを読む何度でも我々の前に現れて、
その見事な変装や推理で驚かせてくれる。
コナン・ドイルが何度もホームズを終わらせようとしたが、
そのたびに読者の強い要望で再開されたいう、この探偵小説は、
読者の強い気持ち、ホームズが存在してほしいという願いが作り上げたものだと改めて理解した。

こんなにいきいきとした小説の主人公、他にいるだろうか。
今でもベーカー街221Bにいて、退屈な街にイライラとしているように思えてならない。

0

Posted by ブクログ 2022年11月29日

シャーロック・ホームズの冒険や回想よりは面白みにかけたが、ホームズの魅力ご詰まっているのは間違いない。

0

Posted by ブクログ 2022年03月07日

ホームズの第4短編集で、久しぶりに再読。
「瀕死の探偵」と「ブルース・パーティントン型設計書」はインパクトがあって有名な話だが、他はわりと地味で内容をすっかり忘れていた。「悪魔の足」では危険とわかっている実験にワトソンもつき合わせて二人で死にかけるというお茶目なホームズ。
巻末には詳細な注釈があって...続きを読む読みごたえあり。

0

Posted by ブクログ 2016年07月31日

わかりにくいかもしれないが、シャーロックホームズ最後の事件ということで、最晩年の事件を中心に書かれたシャーロックホームズモノである。

0

Posted by ブクログ 2016年02月22日

シリーズ物ということもありストーリー展開が読めてきてしまうのは致し方なし。
最後の話は途中まで「これはシャーロックホームズか?」と思わせるような政治ものの異色作。

0

Posted by ブクログ 2012年05月11日

再読・光文社版。「最後の挨拶」は珍しい三人称形式。「悪魔の足」は最後無茶すんな!と言いたくなるw「追想録」ということで内容の出来はともかく、なんだかしんみりする一冊。

0

Posted by ブクログ 2012年07月03日

新訳シャーロック・ホームズ全集、第6段。

晩年のホームズが描かれた短篇集

特に最後に載せられている最後の挨拶は、ホームズの最後の事件である

0

Posted by ブクログ 2012年01月26日

挿絵を見ながらずーーっと誰かに似てると思ってたんだけど今わかった。プーチンだ。(でもちゃんと見比べたら生えぎわしか似てなかった)

0

Posted by ブクログ 2011年11月03日

アラ。
今までのより、どの短編もガッツリ厚みがあった気がする。
と思ったら、この一冊がまとまるまでに、すごい年数がかかっているのですね!!

「ブルース・パーティントン型設計書」は、BBCの「SHERLOCK」でまんまエピソードが組み込まれていたのでウハウハvv
ぜひともBBCには「悪魔の足」も映像...続きを読む化していただきたい。
つーかどれもこれもホームズとワトソンの二人で一つ的な活躍がいいので、ぜひ、BBCには。頑張っていただきたい。

でも「最後の挨拶」はなかなかにこう、胸に詰まるものがありますね……
この時代背景もそうですが……
つかず離れず、数十年に渡って付き合うバディ……泣かすなあ。

0

「小説」ランキング