作品一覧

  • ロリータ(新潮文庫)

    ロリータ(新潮文庫)

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,155円 (税込)
    「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。……」世界文学の最高傑作と呼ばれながら、ここまで誤解多き作品も数少ない。中年男の少女への倒錯した恋を描く恋愛小説であると同時に、ミステリでありロード・ノヴェルであり、今も論争が続く文学的謎を孕む至高の存在でもある。多様な読みを可能とする「真の古典」の、ときに爆笑を、ときに涙を誘う決定版新訳。注釈付。(解説・大江健三郎)
  • ディフェンス

    ディフェンス

    小説・文芸

    3.0
    1巻1,265円 (税込)
    チェスに魅了された少年は、たちまち才能を発揮して世界的プレイヤーとなる。優しい恋人でさえ入りこめない孤独な内面。著者の「最初の傑作」にして、最高のチェス小説。
  • マルゴ

    マルゴ

    小説・文芸

    -
    1巻770円 (税込)
    読者がそれぞれの興味にまかせて、どんな読み方をしても、それなりに楽しめる小説である。『ロリータ』の読者なら、ここにその原型を見出すことはまちがいあるまい。あるアメリカ人はこういう名批評をしている。「『ロリータ』対『マルゴ』は、いってみればトスカニーニ対クレンペラーだ」(訳者)。『マルゴ』ははじめ『暗室』と題してロシア語で発表され、のち『闇のなかの笑い』と改題し、作者自身の英訳によって新しい作品として発表された。
  • ナボコフのロシア文学講義 上

    ナボコフのロシア文学講義

    小説・文芸

    4.0
    1~2巻1,320円 (税込)
    世界文学を代表する巨匠にして、小説読みの達人ナボコフによるロシア文学講義録。上巻は、ドストエフスキー「罪と罰」ほか、ゴーゴリ、ツルゲーネフ作品を取り上げる。
  • ナボコフの文学講義 上

    ナボコフの文学講義

    小説・文芸

    4.3
    1~2巻1,430円 (税込)
    世界文学を代表する巨匠にして、小説読みの達人ナボコフによるヨーロッパ文学講義録。なにより細部にこだわり、未踏の新しい世界として小説を読み解いてゆく。上巻は、フロベール『ボヴァリー夫人』ほか、オースティン、ディケンズ作品の三講義に加え、名評論「良き読者と良き作家」を所収。

ユーザーレビュー

  • ロリータ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    とにかくナボコフ(ハンバートというべきか)の衒学的な文章が読むのを疲弊させる。
    ただ、それと同時に美しく見惚れる比喩や文章も数え切れないほどある。

    物語自体も複数の入れ子構造や信頼できない語り手の手法などまさに小説技法のお手本のような作品。世界文学最高傑作と評されるのも理解できる。

    ただ、読むのはしんどい。
    しかし、読むべき小説なのは間違いない。

    0
    2026年07月25日
  • ロリータ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最初の「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩めにそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。」の文が一番いい。
    後半の旅行シーンは正直ちょっと眠くなった。

    0
    2026年07月10日
  • ロリータ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    おもろいやんけ!ありがとう新潮文庫プレミアムカバー2025。

    ちょっと若者からすれば地の文がくどい時があるけど、訳者さんの仰り通り色々な読み方ができて僕は谷崎潤一郎の『痴人の愛』とドストエフスキーの『罪と罰』を合体させたような小説に感じた。
    ようするに、人とは違う情欲を持ったハンバートがそれを伏せながら生きていくという物語に見えた。

    心理描写がえらい具体的で素晴らしかった。これも個人的な好みだけど多少誇張された表現が僕は好きだ。自然な描写が好きな人は苦手かもしれない。

    0
    2026年07月10日
  • ロリータ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    『ロリータ』って名前はとっても有名だし、
    「ロリコン」、正式には「ロリータ・コンプレックス」という言葉が、この作品をもとに後から生み出された事はなんとなく知っていました。

    でも文学として、どういう内容の作品なのかは全く知らず。

    ロリータ・コンプレックスという言葉が、この作品をもとに生まれてきているというからには、おじさんが幼女を性的対象として見る話なんだろうなぁ、とは思っていました。

    でもどうしてそんな気持ち悪いし、許しがたい設定の話が、世界文学として成り立つのか?
    背表紙には「世界文学の最高傑作」とまであるぞ?と、もう気になりすぎて気になりすぎて、先へ先へと読んでいたら、約550ページを読み終わっていました。

    ロリータという12歳の少女に恋をするハンバート・ハンバートという男、思っていたよりは若かったけど(37歳)、やっぱり気持ち悪かった。許せなかった。でも設定がどうであれ、素晴らしい文はやっぱり素晴らしい文だし、巧みなストーリー構成はやっぱり巧みストーリー構成でした。
    「ロリコン男」という設定と、芸術としてのナボコフの文学を、この作品においては、私は切り離して受け入れられます。
    (村上春樹の『1Q84』とは違って笑)

    『ロリータ』を読んでいて、これはナボコフという男性作家のロマンや性的嗜好なのではないかという印象は受けず、やはり作者のあとがきで作者自身はハンバート・ハンバートという登場人物とは相容れないと書いてあり、私の印象を裏付けてもらえました。

    そこをまず白黒ハッキリさせておかないと、私のモラル・道徳が許しませんでした笑

    さて、それを踏まえてこの作品について語るとしたら、まず驚いたのは、こんなに旅をしながら進んでいくロード・ノベルだとは思ってもいませんでした。アメリカ国内を車で旅する系の話にとても惹かれました。行く先々の人や風景などの描写が良かった。

    アメリカに亡命したナボコフだからこそ、書けた話なんだろうなぁと思いつつも、本当にアメリカなのか?と疑いたくなる、カラッと全くしていない、シトシトと降る霧のような雨の中1人で語り続けているイメージ(あくまでイメージ)がロシア文学っぽくて、不思議なミックスだと思いました。皮肉やユーモアのセンスもアメリカではなくロシアだぞ、ロシア、と思っていました笑 

    私自身は、「そういうところは日本人っぽいね。そういうところは外国人(オーストリア人)っぽいね」と言われるのが実はとても苦手なので、アメリカっぽいとか、ロシアっぽいの話はこれくらいにしますが笑、とにかくその唯一無二な雰囲気が堪らなく良かった。誰にも真似できない、ナボコフさんのバックグラウンドたからこそできるのだと思うと、とてつもなく尊いです。好きです。

    そこに更にフランス語やドイツ語の言葉も沢山入ってくるので、いろんな雰囲気を全て上手く融合させた感じが素晴らしかった!

    そして語り手(主人公)のヤバさのレベルを徐々に徐々に上げていく表現がとんでもなく上手かった。
    愛に狂う(しかも子供への)男の話しなんてまともに聞けるかー!と、私は全くずっと彼を信頼しないまま読み終わりました笑
    「信頼できない語り手」ってこういうことであってますか?!笑

    絶対にまた再読します。
    大江健三郎(!)も解説で何度か読んだと書いていました。
    きっと読むたびに新しい発見があると思う。

    因みに映画はキューブリック監督の1962年版と、1997年版だとどちらが良いのか!大江健三郎はキューブリックだと言っていますが、映画もとても気になります。

    0
    2026年06月19日
  • ロリータ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    再読不可避作品
    1度では分からないかったことが2度目にして見えてくることがある
    歪んだ愛を見るのが好きな方にはオススメ
    読んで損は無いと私は思う
    ただこれは人を選ぶとは思う
    苦手な人は苦手かと それだけお気をつけを

    0
    2026年06月08日

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