ウラジーミル・ナボコフのレビュー一覧

  • ロリータ(新潮文庫)

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    最初の「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩めにそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。」文が一番いい。
    後半の旅行シーンは正直ちょっと眠くなった。

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    2026年07月10日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    おもろいやんけ!ありがとう新潮文庫プレミアムカバー2025。

    ちょっと若者からすれば地の文がくどい時があるけど、訳者さんの仰り通り色々な読み方ができて僕は谷崎潤一郎の『痴人の愛』とドストエフスキーの『罪と罰』を合体させたような小説に感じた。
    ようするに、人とは違う情欲を持ったハンバートがそれを伏せながら生きていくという物語に見えた。

    心理描写がえらい具体的で素晴らしかった。これも個人的な好みだけど多少誇張された表現が僕は好きだ。自然な描写が好きな人は苦手かもしれない。

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    2026年07月10日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    『ロリータ』って名前はとっても有名だし、
    「ロリコン」、正式には「ロリータ・コンプレックス」という言葉が、この作品をもとに後から生み出された事はなんとなく知っていました。

    でも文学として、どういう内容の作品なのかは全く知らず。

    ロリータ・コンプレックスという言葉が、この作品をもとに生まれてきているというからには、おじさんが幼女を性的対象として見る話なんだろうなぁ、とは思っていました。

    でもどうしてそんな気持ち悪いし、許しがたい設定の話が、世界文学として成り立つのか?
    背表紙には「世界文学の最高傑作」とまであるぞ?と、もう気になりすぎて気になりすぎて、先へ先へと読んでいたら、約550ページ

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    2026年06月19日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    再読不可避作品
    1度では分からないかったことが2度目にして見えてくることがある
    歪んだ愛を見るのが好きな方にはオススメ
    読んで損は無いと私は思う
    ただこれは人を選ぶとは思う
    苦手な人は苦手かと それだけお気をつけを

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    2026年06月08日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    おしゃべりな、変態おじさんによる回想記。ところどころに綴られる、孤児となった少女の悲しみの声が胸を打つ。

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    2026年06月05日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    私の個人的な悲劇は、むろん誰の関心事であるはずもなく、またそうであってはならないが、私が生得の日常表現や、何の制約もない、豊かで際限なく従順なロシア語を捨てて、二流の英語に乗り換えねばならなかったことで、そこには一切ないあの小道具たちさえ魔法のように使えれば、燕尾服の裾を翻しながら、生まれついての奇術師は独特の流儀で遺産を超越することもできるはずなのだ。
    ──ウラジーミル・ナボコフ

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    2026年02月15日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    難しいのに、この本好きすぎる。
    文章が綺麗すぎるし、まるで本当に存在したみたいに本の中の体験が気持ち悪くて、悍ましくて、紳士的で、愛に近いもので、丁寧な作品だと感じた。


    あたしの心をめちゃめちゃにしたのはあの人なの。あなたはあたしの人生をめちゃめちゃにしただけ。

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    2026年02月07日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    10/9-10/20 あっという間に読み終わった気がしたのに結構読んでた笑 引き込まれたんだけど、何にかた言われるた難しい。途中私も小児愛に目覚めそうで苦しんだ。それくらい描写がうまい。

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    2025年10月20日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    ものすごく面白かった!大好き。コレほど素晴らしい小説には年に数回出会えるかどうかといったところ。
    だがめちゃくちゃ主人公のハンバートの小児性愛っぷりが気持ち悪い!!
    身勝手で、自分の都合良く物事をこねくり回し、罪のない少女を性の奴隷にする卑劣さ。ずる賢く、裁判を前にしてまだ自分をかわいがる最低なジジイ。

    でもそれ以上に美しく聡明な、人物の心情やアメリカ大陸の自然を表現していく文章力。この美しさとロリコンの汚さの対比が、この小説の見どころなんだろう。
    ハンバートの小児性愛目線の描写も細かすぎて、マジで気持ち悪くなるけれど。吐きそう。

    何通りにも読める、深読みしたくなる小説だとは聞いていたけれ

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    2025年09月11日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    ロリコンの語源となった有名な小説。タイトルとあらすじから読むのに抵抗がありましたが、女性YouTuberが勧めていたことと、世界文学の最高傑作とあったため、思い切って。
    独白のように読者に語りかけるような文体に惹きつけられ、多彩な比喩表現と語彙が駆使され飽きずに読めて、物語が途中で変節していく様は凄いものがありました。ただし、内容はキツい。なんとか自分の読書力でも読みきれたのは翻訳者の力。

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    2025年09月03日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    ロリータという造語をここまで世間に浸透させるだけあり、ニンフェットへの偏執的な愛が詰まった本で読んでいて良い意味でかなり疲れた。

    ハンバートによる書き出しのロリータの発音の描写がこれ以上なく気持ち悪くて美しくて、人生500回やってもこの文章は書けないだろうな…。

    あとは、実際にロリータと関係を持つ瞬間よりもロリータに気づかれず事を運ぶシーンの方がめちゃくちゃ壮大に描かれていて変態すぎる!とドン引き笑いした

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    2025年09月04日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    面白かった。
    文章は「ザ、文学」って感じで詩的で美しいと感じた。内容に関しては、年の差を考慮しなければ、悲しい恋愛小説として読めるかもしれないが、正直気持ち悪さがあった。ハンバートの、ドロレスのことを考えているようで自分のことしか考えてない所がとても嫌だった。

    私は読んでいて、ドロレスが何を考えてハンバートと一緒にいたのか、と考えていた。
    最初はいまいち掴みどころのなかった少女だったけど、小説の後半で、彼女が1人で泣いていた。ことがわかる描写があり、色々考えてしまった。
    肉親がおらず、1人でロリコンと過ごすのはどんなに辛かったんだろう…って、ドロレス側に結構感情移入をした。

    この本は再読す

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    2025年03月25日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    面白かった。主人公にマジで倫理観とかなくて、やっぱり元祖ロリコンは格が違うなぁと変な感心をした。義理の父親になってまで娘をモノにするとかバケモンすぎるだろ。
    ただ、彼は彼なりに彼の理屈のうえではロリータを愛してたんだよなあと思うと妙な感慨が湧いてくる。愛することと犯すことは彼の中で矛盾しないのかなと思った。
    あと作者の博覧強記ぶりがすごい。怒涛の注釈を追うのが大変だった。

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    2026年02月23日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    隠喩と言葉遊びの連続で浅学の自分にはそのうん分の一も理解できてないが、中年男と少女のロードムービーを見てるようでもあるし途中のミステリーぽい雰囲気も楽しめる。とにかく一読じゃわからない、要再読。

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    2024年12月13日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    ポルノにしてもミステリーにしても,どの読み方をしても少しずつズレてしまい,読む快楽はどこかしらで中断せざるを得ない。しかし結局のところ,この作品が教えることは何もないし,救いもない,虚構。文学の可能性を追求したという点で重要なのは納得。

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    2024年10月04日
  • ナボコフの文学講義 上

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    読書猿さんの記事を読んで、この本を読んでみたくなった。これは・・・すごい本で、文学をもっと深く楽しみたい人は必読だ。ナボコフ先生に、文学の面白さを教えてもらえる。巻末のテスト問題に挑戦したくなる。

    「文学の構造の謎を一種探偵小説的に探索するものである。」

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    2023年07月19日
  • ロリータ(新潮文庫)

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    「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩めにそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。」
    書き出しからバキバキに飛ばしていて最高

    人にお薦めする際、「主人公ハンバート・ハンバートは幼女見境なくすきなわけではなく、幼いながらにどこか妖し気な雰囲気を持つニンフェット、妖艶な精霊ですね、を愛してやまない純な愛情の持ち主であり、このハンバート・ハンバートは…」って一息で言いがち、興奮しがち、絶対にハンバートって言わない、一度読んだらもはや沼入り

    そして馬鹿みたいに(褒めている)分厚い注釈が私の心を掴んで離さない、至高のロ。リー。タ。

    原文にも手を付け

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    2025年10月23日
  • ナボコフの文学講義 上

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    マンスフィールド・パーク、荒涼館、ボヴァリー夫人について、実に詳細でVIVIDな「講義」である(ナボコフのメモを組み立てなおした編者の力でもあるだろうが)。アップダイク夫人は、この講義を聞いていた、とアップダイクが書いている。

    ナボコフの主張としては、自分の眼鏡を通しただけの癖のある視点で読んではいけない、というもの。文学的天才が自己の脳髄から生みだした小宇宙については、読者は、ありのまま正確に詳細に緻密に味読せよということか。神髄は細部と、その複雑な組みあがりの中に現れるということだ。

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    2018年10月14日
  • ナボコフの文学講義 下

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    スティーヴンソン ジキル博士とハイド氏の不思議な事件 9-60(52ページ)
    プルーストのスワンの家のほうへ 61-138(78ページ)
    カフカの変身 139-202(64ページ)
    ジョイスのユリシーズ 203-375(173ページ)
    文学芸術と常識 376-

    だからなんだ、という声も聞こえてきますが小心者なので耳栓をして、進めます。
    後半のナボコフ先生、ようこそ!


    各作品にあてられた先生の熱意?講義内容?をいろんな角度から考えられないかとなんとはなしに思って、各講義をページ割りしてみました。ジキル博士とハイド氏や、変身のような比較的短編?中編?ともいえる話にでもこれだけ時間を割いている

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    2013年02月25日
  • ナボコフの文学講義 上

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    書評どころかまさしく読書感想文になってしまうので先に謝りますゴメンナサイ。

    だって、ナボコフ先生の授業、面白いんだもん。
    えっとね、第一印象は「いや~~ん、この、IQの高い陰湿インテリめ!」でした。
    あ、すいません、石投げないでくださいそこ。

    だって本当にそう思ったんだもん。ナボコフ先生、スキだな。いいなぁこの、IQの高い人が子供みたいに熱心に無邪気にかつ執拗に、重箱の隅をつつきまくってるトコ!たまらんぜ。だった。陽気な陰湿さというのかな、ねぇ、もう、楽しくて大好きで仕方ない、その姿勢は伝わるんだけどそもそもIQ高い人だから、あ、そこ、そこまでえぐりきっちゃいますか?で、容赦がない。

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    2014年07月06日