ウラジーミル・ナボコフのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『ロリータ』って名前はとっても有名だし、
「ロリコン」、正式には「ロリータ・コンプレックス」という言葉が、この作品をもとに後から生み出された事はなんとなく知っていました。
でも文学として、どういう内容の作品なのかは全く知らず。
ロリータ・コンプレックスという言葉が、この作品をもとに生まれてきているというからには、おじさんが幼女を性的対象として見る話なんだろうなぁ、とは思っていました。
でもどうしてそんな気持ち悪いし、許しがたい設定の話が、世界文学として成り立つのか?
背表紙には「世界文学の最高傑作」とまであるぞ?と、もう気になりすぎて気になりすぎて、先へ先へと読んでいたら、約550ページ -
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Posted by ブクログ
ものすごく面白かった!大好き。コレほど素晴らしい小説には年に数回出会えるかどうかといったところ。
だがめちゃくちゃ主人公のハンバートの小児性愛っぷりが気持ち悪い!!
身勝手で、自分の都合良く物事をこねくり回し、罪のない少女を性の奴隷にする卑劣さ。ずる賢く、裁判を前にしてまだ自分をかわいがる最低なジジイ。
でもそれ以上に美しく聡明な、人物の心情やアメリカ大陸の自然を表現していく文章力。この美しさとロリコンの汚さの対比が、この小説の見どころなんだろう。
ハンバートの小児性愛目線の描写も細かすぎて、マジで気持ち悪くなるけれど。吐きそう。
何通りにも読める、深読みしたくなる小説だとは聞いていたけれ -
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Posted by ブクログ
「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩めにそっと歯を叩く。ロ。リー。タ。」
書き出しからバキバキに飛ばしていて最高
人にお薦めする際、「主人公ハンバート・ハンバートは幼女見境なくすきなわけではなく、幼いながらにどこか妖し気な雰囲気を持つニンフェット、妖艶な精霊ですね、を愛してやまない純な愛情の持ち主であり、このハンバート・ハンバートは…」って一息で言いがち、興奮しがち、絶対にハンバートって言わない、一度読んだらもはや沼入り
そして馬鹿みたいに(褒めている)分厚い注釈が私の心を掴んで離さない、至高のロ。リー。タ。
原文にも手を付け -
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Posted by ブクログ
スティーヴンソン ジキル博士とハイド氏の不思議な事件 9-60(52ページ)
プルーストのスワンの家のほうへ 61-138(78ページ)
カフカの変身 139-202(64ページ)
ジョイスのユリシーズ 203-375(173ページ)
文学芸術と常識 376-
だからなんだ、という声も聞こえてきますが小心者なので耳栓をして、進めます。
後半のナボコフ先生、ようこそ!
各作品にあてられた先生の熱意?講義内容?をいろんな角度から考えられないかとなんとはなしに思って、各講義をページ割りしてみました。ジキル博士とハイド氏や、変身のような比較的短編?中編?ともいえる話にでもこれだけ時間を割いている -
Posted by ブクログ
書評どころかまさしく読書感想文になってしまうので先に謝りますゴメンナサイ。
だって、ナボコフ先生の授業、面白いんだもん。
えっとね、第一印象は「いや~~ん、この、IQの高い陰湿インテリめ!」でした。
あ、すいません、石投げないでくださいそこ。
だって本当にそう思ったんだもん。ナボコフ先生、スキだな。いいなぁこの、IQの高い人が子供みたいに熱心に無邪気にかつ執拗に、重箱の隅をつつきまくってるトコ!たまらんぜ。だった。陽気な陰湿さというのかな、ねぇ、もう、楽しくて大好きで仕方ない、その姿勢は伝わるんだけどそもそもIQ高い人だから、あ、そこ、そこまでえぐりきっちゃいますか?で、容赦がない。 -
Posted by ブクログ
最初は理解するために同じところを何度も読み返したました。文章のテンポに慣れるのに少し時間が掛かってしまった。
分からなかったところもありましたが、意外とおもしろいと思いながら読み進めることができたと思います。
“ロリータ”への気持ち悪いほどの執着。彼の考えにも行動にも共感はできませんが、なぜかページを捲る手は止まらなかったです。どうしてこんなに惹きつけられたんだろう。
やっていることはイカれているし変態ですが、作者の力なのか先を読むのがしんどい…なんてことにはならずに最後まで読めました。
題材への嫌悪感で食わず嫌いせず、この本を手に取って良かったと思える読書体験でした。
訳者あとがきに「こ -
Posted by ブクログ
本作を評して英語とのロマンスを描いているというほど言葉遊び(言語遊戯)が多い。例えもよく分からないことがある。そもそも文章が長すぎてかなり読みにくいのに。こうした特徴がそもそも翻訳小説でナボコフを読むのはどうなの?と思わざるを得ない。作中に散りばめられた文学的な挿入も英語・ロシア語圏の話で全く身近でない。読者に高度な知識と読解の忍耐力を要求している本を翻訳で読んでいるのが間違っている気がしてならない。そのとっつきにくさ緩和するためにを少女性愛というポルノをフックにしてるのだろうと思われる。
本書のいいところは読みにくい文をちゃんと読んだ後に訪れるイメージの豊かさにある。このすさまじい筆力によ