ガブリエル・コレットの作品一覧

「ガブリエル・コレット」の「シェリ」「シェリの最後」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 動物の対話/平和
    -
    1巻660円 (税込)
    あらゆる動物、とくに猫を可愛がっていたコレットによる動物をテーマにした2編。「対話」の中では、猫のキキとブルドッグのトビーの会話によって、彼らの生活を極めて自然に語らせるとともに、人間を理解しようと専念している動物たちを生き生きと見せてくれる。「平和」では、お得意の犬、猫をはじめ、青大将、魚、梟、松露を探す牝豚、鮮やかな蝶、熊、小鳥、虎、ライオン、豹、土蜘蛛、リス、テン、兎、かわうそ、キジといった動物が登場し、女性特有の愛情でやわらかく包まれて提供される。
  • シェリの最後
    3.0
    1巻660円 (税込)
    この作品では、男が中心として描かれている。レアの姿はもはや、舞台の奥の方に、おぼろに浮かんでいるにすぎない。しかし、シェリの夢の女性として、常に、またいたるところに存在しているのである。第一次世界大戦後の不安動揺の社会の中で、なんの実行力もないシェリは、ますます虚無的になって行く……当時の若い世代に絶大な人気を博した名作。
  • シェリ
    -
    1巻660円 (税込)
    シェリとは《可愛いひと》の意味で、女性が愛人の男性を呼ぶのに用いられる。したがって『シェリ』は、男性が主人公と思われそうだが、むしろ女性のレアの方により多く比重がかかっている。まるで自分の子供のように愛していた若い男から、不意打ちをくって、これまで経験したことのないような恋の喜びをおぼえながら、あきらめざるをえないレアの哀切な心情……6年後に書かれた『シェリの最後』とともに、コレットの最高傑作といわれる。

ユーザーレビュー

  • シェリの最後

    購入済み

    翻訳が…

    前作『シェリ』の直後に第一次世界大戦が勃発し、シェリも従軍する。『シェリの最後』の物語はその戦後から始まる。
    戦争により人々の心身に多大な影響と変化がもたらされたさまが描かれており、物語自体は良いのだが、いかんせん翻訳があまりよろしくない。直訳調で何を言っているのかさっぱりわからない箇所が多々あり、その度に思考の流れが中断される。もしかしたら誤訳もあるのかもしれない。
    前作は光文社の新訳で読んだのだが、そちらはそんなことはなく没頭して読めたので、待てるなら新訳を待つことをお勧めしたい。

    0
    2022年04月16日

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