【感想・ネタバレ】シェリの最後のレビュー

あらすじ

この作品では、男が中心として描かれている。レアの姿はもはや、舞台の奥の方に、おぼろに浮かんでいるにすぎない。しかし、シェリの夢の女性として、常に、またいたるところに存在しているのである。第一次世界大戦後の不安動揺の社会の中で、なんの実行力もないシェリは、ますます虚無的になって行く……当時の若い世代に絶大な人気を博した名作。

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翻訳が…

前作『シェリ』の直後に第一次世界大戦が勃発し、シェリも従軍する。『シェリの最後』の物語はその戦後から始まる。
戦争により人々の心身に多大な影響と変化がもたらされたさまが描かれており、物語自体は良いのだが、いかんせん翻訳があまりよろしくない。直訳調で何を言っているのかさっぱりわからない箇所が多々あり、その度に思考の流れが中断される。もしかしたら誤訳もあるのかもしれない。
前作は光文社の新訳で読んだのだが、そちらはそんなことはなく没頭して読めたので、待てるなら新訳を待つことをお勧めしたい。

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2022年04月16日

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