ガブリエル・コレットのレビュー一覧
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翻訳が…
前作『シェリ』の直後に第一次世界大戦が勃発し、シェリも従軍する。『シェリの最後』の物語はその戦後から始まる。
戦争により人々の心身に多大な影響と変化がもたらされたさまが描かれており、物語自体は良いのだが、いかんせん翻訳があまりよろしくない。直訳調で何を言っているのかさっぱりわからない箇所が多々あり、その度に思考の流れが中断される。もしかしたら誤訳もあるのかもしれない。
前作は光文社の新訳で読んだのだが、そちらはそんなことはなく没頭して読めたので、待てるなら新訳を待つことをお勧めしたい。