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Posted by ブクログ 2018年03月29日
様々な人物の末期(まつご)が淡々と叙述されていくところは
山田風太郎『人間臨終図鑑』のようだ。
表題作を除いては幻想的でもメタフィクショナルでもないが、
我々と異なる時代、遠い場所に生まれて死んだ人たちの――
恐らく多くは作者が
実体験・聞き書きに尾鰭を付けたと思われるドラマが
味わい深い。
晩年...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月27日
他のアルゼンチン生まれの人とどこかイメージ違うなー、とwiki
ってみた所、お父さんがイングランド、お母さんがウルグアイの人なのね。
つらつらと短編を読んでみました。ちょいちょい本人が出てきて、これは創作?昔話?
本文中にグスタフ・マイリンクの「ゴーレム」がサラリと話題にのぼり、あれしかまともな...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月12日
ボルヘスの短編は基本2種類に分けられる。1つは西洋形而上学を自在に駆使して構築される高尚文学。そしてもう1つは、故郷アルゼンチンを舞台にガウチョや荒くれの人生が伝聞されていく口承文学的な作品だ。本書は後者のタイプの作品を大部分とする事で自らをアルゼンチンの土着的文脈に再定義。そしてラスト前の「マルコ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月20日
ボルヘス後期の代表作ということで、作家の全仕事における本書の位置づけやら意味付けは、解説を読むのが一番。
一読者としては、面白かったか否かだけを。
それなりに面白かったけど、それまでのボルヘスファンが落胆を禁じ得なかったというのも頷ける。
老作家は意図して作風を変えたわけだけど、フツーになっちゃっ...続きを読む
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