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Posted by ブクログ 2021年08月02日
ボルヘスによる講義集。
ボルヘスの、世界のどこかや時代を感じさせない独特な雰囲気を持つ作品の、その想像力の源泉の一端を垣間見ることが出来る、ファンなら必読の書だと思います。中でも、古今東西の書物から次々と名文を引用する様子は、彼の作品をいくつか読めば予想出来るとは言え、思わず舌を巻いてしまいまし...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月26日
美しい言葉、秩序立った言葉で、親密に語るボルヘス。
著作はあんなにも中心のない、めまいのする、読み手などいない、一方的な印象なのに、語る言葉は明白で、揺らぎが少なく、対話的、了解的だ。
以下、雑駁な印象記。
書物(それを読む人はそれが書かれてから、その時までの全ての時間を読む)
不死性(ソクラテス...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月21日
本編は全129頁。1978年ブエノスアイレスの大学で行われた連続講義の記録。
人に伝えるためにボルヘスを日本人で例えると誰になるのだろうと考えたが、うまく説明できず。ベクトルは違うけど立花隆?
書物、不死性、エマヌエル・スヴェーデンボリ、探偵小説、時間 それぞれのテーマで横軸だけでなく縦横無尽に智の...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年07月27日
ボルヘスの講演集、1978年ベルグラーノ大学にて。
□ 「書物」
情報とは、何か或る即物的な目的に従属しその目的に奉仕することだけが求められる手段としての知識でしかない。しかし書物は、単に情報を伝達する媒体なのではなく、それ自体として独立した意義をもつ存在なのだということ。単なる媒体以上である...続きを読む
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