喪失

喪失

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

3.0

2000年北欧推理小説賞受賞作!

ストックホルムの32歳の女性ホームレスが、ある日突然、連続猟奇殺人犯として警察に追われることになる。食べ物と寝場所を求め格闘しながら、極限状態に身も心もすり減らし、たった一人で真相に迫っていく……。地方都市の富豪の一人娘がなぜホームレスになったのか? 深い心の傷を負い、絶望と背中合わせに生きる主人公が、逃避の人生を清算し新しい生き方を獲得する過程は大きな感動を呼ぶ。2000年北欧犯罪小説大賞受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    :
    小学館文庫
  • タイトル
    :
    喪失
  • タイトルID
    :
    320232
  • ページ数
    :
    400ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年06月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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喪失 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    スウェーデンの作家「カーリン・アルヴテーゲン」の長篇ミステリ作品『喪失(原題:Saknad、英題:Missing)』を読みました。

    「カミラ・レックバリ」、「ヴィヴェカ・ステン」、「ラーシュ・ケプレル」に続きスウェーデンのミステリ作家の作品です… 北欧ミステリ作品は、読み始めたら止まらない中毒性の魅力がありますね。

    -----story-------------
    息もつかせぬサスペンス!
    北欧犯罪小説大賞受賞作!!

    ストックホルムの32歳の女性ホームレスが、ある日突然、連続猟奇殺人犯として警察に追われることになる。
    食べ物と寝場所を求め格闘しながら、極限状態に身も心もすり減らし、たった一人で真相に迫っていく……。
    地方都市の富豪の一人娘がなぜホームレスになったのか? 
    深い心の傷を負い、絶望と背中合わせに生きる主人公が、逃避の人生を清算し新しい生き方を獲得する過程は大きな感動を呼ぶ。
    2000年北欧犯罪小説大賞受賞作。
    -----------------------

    18歳で裕福な家を捨てて、ストックホルムでホームレス同様の暮らしを続けてきた32歳の女性「シビラ」は、ある晩中年男性「ユンゲル・グルンドベリ」に食事とホテルの客室を奢らせることに成功するが、翌朝になって愕然とする… 「ユンゲル・グルンドベリ」が凄惨な惨殺体として発見されたのだ、、、

    殺害方法は猟奇的で、「シビラ」は有力な容疑者として警察に追われることに… 慌ててホテルを飛び出した「シビラ」は逃亡生活を続けるが、さらに同様の殺人事件が連続し、全ての殺人事件が彼女の犯行と見做されてしまう。

    「シビラ」は食べ物も寝場所もない極限状態の中で、身も心もすり減らしながらたった一人で真相に挑んでいく、、、

    中盤までは、逃避生活を続けつつ真相に近付こうとする姿と、地方都市の富豪の一人娘がホームレスの生活を選択せざるを得なくなったエピソードが交互に紹介され、「シビラ」が15歳の孤独な少年「パトリック」と出会い、心を通わせる中で、ひとつの物語として繋がっていきます… そして、「パトリック」の助けやパソコンを利用した調査を活用することにより、二人は一歩ずつ真相に近付いて行きます。

    そして、被害者が服用していた薬から、被害者たちは同一人物から臓器移植を受けたことが判明し、容疑者は絞られて一気にクライマックスに向かいます、、、

    「シビラ」は容疑者と接触しようとしますが、容疑者と思われた人物とは異なる人物が真犯人だったり、その動機には臓器提供者との同性愛があったり、人里を離れた真犯人の自宅に閉じ込められて、死の危険に晒されたり… と、終盤は怒涛の展開で楽しめました。

    出産後に離れ離れとなった息子のことを調べようとして、最後は諦める「シビラ」の行動にも共感できました… 深い心の傷を負った「シビラ」ですが、逃避の人生を清算し新しい生き方を獲得したということなんでしょうね、、、

    自分だったら、調査内容を見ちゃったんじゃないかなぁ… と思いますが、それじゃ、読者の共感を得れないでしょうね。

    ちなみに著者「カーリン・アルヴテーゲン」の大叔母は『長靴下のピッピ』の作者「アストレッド・リンドグレン」なんだそうです、、、

    へぇ~っ て、感じですね… 驚きました。




    以下、主な登場人物です。

    「シビラ(ヴィレミーナ・ベアトリス)・フォーセンストルム」
     ストックホルムでホームレス暮らしをしている女性

    「ヘンリー・フォーセンストルム」
     シビラの父親

    「ベアトリス・フォーセンストルム」
     シビラの母親

    「ユンゲル・グルンドベリ」
     貿易業者、殺人事件の被害者

    「レーナ・グルンドベリ」
     ユンゲルの妻

    「ミカエル・ペアソン(ミッケ)」
     シビラの元恋人

    「ヘイノ」
     ホームレスの男

    「トーマス」
     シビラの友人

    「パトリック」
     15歳の少年

    「スーレン・ストルムベリ」
     殺人事件の被害者

    「グンヴォール・ストルムベリ」
     スーレンの妻

    「ルーネ・ヘドルンド」
     交通事故死した人物

    「シェスティン・ヘドルンド」
     ルーネの未亡人

    「イングマル・エリックソン」
     病院の守衛

    0
    2022年10月22日

    Posted by ブクログ

    シビラは、道端にいるわけではないが、ホームレス同様の暮らし。
    18歳で家を飛び出して以来、ずっと身元を隠し、ストックホルムの無料で入れる所や似たり寄ったりの知り合いの住処を点々としていた。
    時には古着のブランド物を着て、ホテルのバーで裕福な男を引っかけ、財布を落としたと騒いだりして夕食をおごらせていた。
    街全体に影響力を持つ会社を経営しているフォーセンストルム家の社長令嬢だったのだが。
    高慢で横暴な母親と無関心な父親に、ひどい生活を強いられていたのだ。

    ある時、食事をおごらせただけで別れた男性が同じホテルの別室で惨殺される。
    翌朝、警察の声にとっさに逃げたシビラは、犯人にされてしまう。
    しかも、次々に同じ手口の殺人が起こり…
    入院歴のあるシビラは異常者の連続殺人犯として指名手配されてしまったのだ。
    髪を染めて点々としつつ、絶望と無力感にさいなまれる。
    学校の屋根裏に隠れていたとき、忍び入ってきた少年パトリックと気が合い、ついに正体を打ち明ける。
    利発だが孤独なパトリックは、真犯人を捜そうと協力を申し出る。

    被害者の共通点をネットで探し、ハッカーにも依頼。
    シビラは虐げられたままではいないと決意。
    関係者の元を単身、訪れるが…?!

    著者は1965年生まれ。
    脚本家から作家に。2作目の本書がベストセラー。
    北欧ミステリの女王だそうです。

    0
    2012年11月05日

    Posted by ブクログ

    18歳でホームレスになった女性に、連続殺人犯の容疑がかけられる。自力で犯人を追い始めるが、前半は恵まれない家族との関係や存在を隠して生きる虚無的な生活が描かれる。後半、テンポ良く事件の謎が解き明かされる。読後感は良い。

    0
    2022年09月16日

    Posted by ブクログ

    アルヴテーゲン2作目、推理小説というかドラマ小説?地名が多く出てくるので日本語で読むとちょっとくどく感じます。夏の別荘への思い入れとかはなるほどスウェ人らしい描写。ホームレスという背景も社会問題をうまく取り上げてるな~。スタッズミッションで薬もらえるのは知らなかった。Från Stockholmare till Stockholmareというのにはそういう補助も含まれてるんですね。

    0
    2013年11月13日

    Posted by ブクログ

    翻訳物としては読みやすいほうでした。
    ただ、クライマックスのサスペンス感や
    主人公の女性の生き様や暮らしぶりも
    全体にどこか物足りない感じが残りました。
    特に母親との関係の最後に出てきた件、
    もう少し丁寧に描いてほしかった、というか読みたかった。

    0
    2012年07月12日

    Posted by ブクログ

    スウェーデン作家によるミステリーです。
    主人公は富豪の元令嬢のホームレス、32歳。極力社会との接触を絶ち、微罪を重ねながらも目立たないように生きていたのが猟奇的な殺人事件にまきこまれ…。
    現在と過去を織り交ぜて話はすすんでゆきますが、犯人探しよりも母親との確執が徐々に顕わになってゆく過程のほうに興味を惹かれました。

    0
    2012年06月24日

    Posted by ブクログ

    ヒロインの育った境遇などに同情するところは多いにあるのだけれど、それにしても、なんだかんだ理由をつけても母親から送られてくる小切手を当てにしていたり、ホテルで無銭飲食したり住居に無断侵入して設備を利用したり、社会とかかわりは持ちたくないと言いながらもそういうことはいいわけ、許されるの?となんか素直にうなずけないところがあって、ストーリー本筋と関係ないところでもやもやが残るんだな。

    0
    2010年03月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み終わってしみじみ。

    いろんなことを諦めて、ただ小さな家が欲しいと細々と親からの送金を貯めてホームレス生活を続ける女性、シビラ。

    ホテルでいいカモを見つけ、ディナーと部屋代を出してもらってゆっくりお風呂につかっていると、警察が部屋に。慌てて逃げ出すと男性が殺害されたという。証拠が出てきてその後に続く連続殺人犯として指名手配されてしまい…

    淡々と進む物語の裏で、彼女がいわゆる毒親に育てられたことも明かされる。追い詰められた彼女を救ったナイトは15歳!ずっとシビラの目線だけで進むので読みやすい。

    最後、生き別れの息子のことを知りたいと思ったシビラは情報屋からその情報の書かれた封筒をもらう。そして…

    サスペンスとしてのでき、動機や犯人、パトリックの活躍、最後のシビラの選択…整った美しい絵画のようにバランスのよい物語だったなあ、と思う。すっきりした読後感だった。

    0
    2024年08月12日

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    小学館
  • 掲載誌・レーベル
    :
    小学館文庫
  • タイトル
    :
    喪失
  • タイトルID
    :
    320232
  • ページ数
    :
    400ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年06月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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