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Posted by ブクログ
人は性善なのか性悪なのか、罪人は更生しうるのかしえないのか、など人間の本質を問う議論は古くからある。
きっとその答えは「どちらもありえる。」というきわめて凡庸なつまらないものなのだろうと思う。それはそれぞれ事情も環境も異なるからだ。クソつまらない。けどきっと社会なんてそんなものだ。そして社会は不条理でもある。レ・ミゼラブルはそれらを煮詰めたような話だ。
第1巻は前科者のジャン・バルジャンが司祭との出会いで立ち直り、産業を興して社会貢献するまでに更生するが、正義感あふれるジャベール警部に過去を明かされてしまうまでが描かれる。
きわめて強い正義感と潔癖症は、裏を返せば不寛容であり赦しを与えない諸刃の剣だ。社会の秩序を守り悪を正すために正義感やある種の潔癖症は欠かせない。でもそれが暴走してしまうことの恐ろしさもある。翻って日本の左右両極で生き過ぎた正義感と潔癖症が暴走し始めてないかとジャベールをみて思う。
Posted by ブクログ
2012年にやった映画を見て、すごく感動して本をすぐに買いました。
映画のレミゼラブルよりも、一人一人の登場人物について詳しく書かれていて、すぐに読んでしまいました。
本では、当時のフランスのことも説明がしてあり、時代背景がわかって良かったです。
一巻目は、ファンチーヌについて書かれていました。映画では、売春婦になったファンチーヌだけが出てきましたが、本では売春婦になる前のファンチーヌの姿も描かれていました。哀れなファンチーヌの姿が映画よりもはるかにリアルに描かれていたので、びっくりしました。
ジャンバルジャンは、囚人として19年間牢獄に入っていて、精神的に不安定な状態だったのをミリエル司教さんに助けてもらい、マドレーヌ市長として活躍していく姿が描かれていました。
初めて、ビクトルユゴーのレミゼラブルを読みましたが、何回読んでもすばらしい作品だと思いました。
Posted by ブクログ
名作と呼ばれる作品は昔から苦手だったのですが、
この本を読んで、その偏見がなくなりました!
5巻すべて読むのに2ヶ月以上かかりましたが、読んでよかったと思います。
だけど、作者が伝えたいことが(それもとても強く伝えたいことが)何かあるのはわかっているのに、それが何なのかがわからない。
これかな?と思うと、なんだか違うな、って次に思わされたりして。
時間はかかるけど、もう一度読みたいです。作者が何を伝えたくてこんな超大作を書いたのか、知りたいです。
これだけ長いので、色々と心に響く部分はあるのですが、個人的にはジャンヴァルジャンが良心と欲求に葛藤している部分(数回あります)が、共感できてよかったです。
作者の真意はわからなかったけど、結末では胸がきゅんとなりました。ジャンヴァルジャン、素敵です。
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