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Posted by ブクログ
とても面白い!
ある出来事から、心を閉ざすようになってしまった少女が、自分と近い感性の少女との出会いを通して成長していく物語。
ジブリで言えば、「魔女の宅急便」や「耳をすませば」に少し近い雰囲気を持っている。
児童文学ということもあってか、情景描写がとても丁寧である。
おかげで、イギリスを舞台としているにもかかわらず、ノイズを感じることなく読み進められる。
これは原作者はもちろんだが、翻訳者の力量によるところも大きいのだろう。
また感情の表現も多彩であり、かつ感情をもろに書くだけではなく、その表出としての行動を書く感情チラリズムも多く、大人でも十分楽しめる。
解るように書くということはとても重要だと思う。
この本を読んでいると、谷崎潤一郎が言っていた、白楽天(白居易)の話を思い出す。
それは、白楽天は自分の作った詩を発表する前に、近くにいるおじさんおばさんに読んで聞かせて、わからない言葉があった場合には躊躇なく平易な言葉に置き換えたというエピソードである。
解りよいからと言って陳腐な作品とは限らないのである。
まだ上巻しか読んでいないため、それに限ったレビューとなるが、早く下巻を読みたい。
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