【感想・ネタバレ】思い出のマーニー 上のレビュー

あらすじ

養い親のもとを離れ、転地のため海辺の村の老夫婦にあずけられた少女アンナ。孤独なアンナは、同い年の不思議な少女マーニーと友だちになり、毎日二人で遊びます。ところが、村人はだれもマーニーのことを知らないのでした。

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ネタバレ

今更のごとく読んでるとか言わない。

出会えてよかったけど…胸の痛む本だな。
私そのものを見ているようでちとつらい。
(ただしアンナがそうなったいきさつは違います)

そんな彼女が不思議な子に出会ったとき
運命は変わります。
まるで水が流れるかのように
彼女は動き始めるのです。

だけれども、どうやら秘密がありそうで…

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2023年06月12日

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ジブリの映画から原作を読んでみました。

映画では北海道になっていましたが、舞台はイギリスなのですね。

上巻では、療養に来ていたアンナが不思議な少女、マーニーに出会うまでと出会って仲良くなっていく様子が書かれています。

はたして、マーニーの正体は?

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2023年06月05日

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子供の頃のお気に入りの作品。アンナに強く感情移入して、幻想的でサスペンスの様な雰囲気の物語に夢中になって読んだ。マーニーとのすれ違いの友情に号泣した。読書体験の思い出が大切過ぎて映像作品は観れない…。

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2021年02月20日

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児童書ですが、思春期の女の子の繊細な心象が描写されていて、大切にしてきた本です。
ジブリで映画化されると聞き、驚きましたが、映画も悪くなかったです。

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2014年08月31日

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とても面白い!

ある出来事から、心を閉ざすようになってしまった少女が、自分と近い感性の少女との出会いを通して成長していく物語。
ジブリで言えば、「魔女の宅急便」や「耳をすませば」に少し近い雰囲気を持っている。

児童文学ということもあってか、情景描写がとても丁寧である。
おかげで、イギリスを舞台としているにもかかわらず、ノイズを感じることなく読み進められる。
これは原作者はもちろんだが、翻訳者の力量によるところも大きいのだろう。

また感情の表現も多彩であり、かつ感情をもろに書くだけではなく、その表出としての行動を書く感情チラリズムも多く、大人でも十分楽しめる。

解るように書くということはとても重要だと思う。
この本を読んでいると、谷崎潤一郎が言っていた、白楽天(白居易)の話を思い出す。
それは、白楽天は自分の作った詩を発表する前に、近くにいるおじさんおばさんに読んで聞かせて、わからない言葉があった場合には躊躇なく平易な言葉に置き換えたというエピソードである。
解りよいからと言って陳腐な作品とは限らないのである。

まだ上巻しか読んでいないため、それに限ったレビューとなるが、早く下巻を読みたい。

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2014年07月28日

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映画になるまで原作を知らなかったのですが、こんな名作だったとは! 岩波少年文庫だし、もっと前に児童文学の定番になっていてもよかった作品です。内向的な女の子の内面を、すごくうまく書いています。
訳もかなりいいです。

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2014年07月16日

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「この世には目に見えない魔法がある」

"魔法"と言っても、心躍るような
キラキラした魔法とは少し違う
切ない霧が立ち込める不思議の中を
漂うようなアンナとマーニーの世界。

茶色のビロードのような耕した畑、
ずーっと続くキャベツ畑の青、
生垣の間には真っ赤なけしの花。

明るい光の象徴のような、みつばちが飛び交い
お花でいっぱいの小さな庭のあるお家と、対照的に
美しくも悲しく静かな夢のような入り江に面して建つ、
小さな青い窓のたくさんある四角いお家。

この本に詰まった花、海、風の音と匂いが
ジブリでこの夏映像化されるのがとても楽しみ。

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2014年04月25日

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育ての親を信じることができず、心を開ける場がどこにもなかったアンナが、不思議な少女マーニーと出会い、傷を癒していく。
とにかくアンナとマーニーとの交流、何よりラストが美しくて儚くて、大好きな作品です。

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2013年11月19日

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途中までは主人公の感情の発散の仕方やコミュニケーションの取り方にイライラさせられ、ああでも思春期真っ只中ってこうだったよな、などと考えているうちに不思議な展開になり、最後は私も爽やかなひと夏の別れを経たかのようで、危うく涙しかけた。

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2024年12月09日

購入済み

田舎をイメージして読むと面白い

イギリスの田舎をイメージできるような文章かなと思う。

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2022年03月31日

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最初はとっつきにくい感じを受けたけど、読み進めるうちに、どんどん夢中になっていきました。
最後はホッとアンナと同じ気持ちを共有できて、温かい気持ちで読み終えました。
最後まで、はっきりした答えは出ないけどアンナとマーニーの交流はとても掛け替えのないものだったし、アンナの成長する姿も追えてとてもよかったです。
小学生や中学生の頃に出会っていたら、ワクワク、ハラハラしながらもっとアンナに感情移入して、素晴らしい読書体験ができたんじゃないかなって思いました。
ジブリ作品も観ましたが、やはり原作の方が丁寧に物事の流れが描かれているので、ジブリ好きの人も是非手にとってみてもらいたいです。

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2018年07月23日

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ネタバレ

養母の元からとある老夫婦の元へ預けられることになったアンナ。
心を開くことのできる家族も友達もいない。
そんなある日、不思議な少女、マーニーに出会う。
みるみる打ち解け、強くひかれ合う二人だったが…。

スタジオジブリで映画化、『思い出のマーニー』の原作本を読んだ。
今年は児童書を色々と読んでみたいなと思っていたので、ぴったり。
児童書…本当にあなどれない。
海外文学&上下巻の壁にドキドキしつつミーハーな気持ちから読み始めたものの…面白かった!
ざっくりあらすじのようなものを読んで何となくこういうこと?と考えていたよりももっと深く、切ないお話だった。
ミステリのようなドキドキ感も味わえるので、先入観をなるべく持たずに読まれる方がおすすめ。
映画を観る前に読んでしまって失敗したかも…!と若干後悔も。
映画を観てからこの本を読んだらどんな感想を抱くのか、今となっては味わえない感覚だけにそちらも気になっている。

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2017年08月04日

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ジブリ映画を見て原作を読みたくなったので。
少女アンナの繊細さ、不器用さ・・・
自分にも同じようなところがあったように思えて感情移入してしまう。
マーニーがアンナにとってどれだけ大きな癒やしであり、支えであるか。
マーニーの愛情を感じながら読んでいます。
早く下巻も読みたい!

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2017年01月10日

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マーニー不思議な子。子ども向けの文体なんだけど、時々どきっとすることが書いてある。
2015.8.19

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2015年08月19日

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児童文学の魅力に改めて感動しました。
最近は現実的な本を読むことがほとんどで、そこから解決策の参考にしたり、自分を投影したりということをしていました。
でも、この本を読んで、純粋に物語の中に入って空想することの喜びというか、小中学生の頃感じていたわくわくを思い出して、嬉しくなった!
映画から入ったとはいえ、児童文学って、自分が児童じゃなくても色んなことに気付けるし、おもしろいな~と思えた。映画も大好き!

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2015年01月15日

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映画を見る前に原作を読んでおこうと思い読んだ。いつマーニーが出てくるのかとそわそわしながら読んでたが、マーニーがついに現れるとぐんと面白くなる。続きが気になるので早く下巻を読まなくては。

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2014年07月07日

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主人公アンナが抱える問題は自分と共通しているところがある。集団の輪に入れない孤独を抱えている人は決して少なくないと思う。この夏スタジオジブリ最新作の原作小説ということで読んでみた。児童文学というジャンルは子供の時以来だけれど、対象年齢は少し高めに設定されていると思われる。青年期に抱える悩みに何かしらの解答が導き出されていることを期待したい。

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2014年06月29日

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ジブリ映像化ということで読んでみた。

なかなか素敵。多少は展開が予想できる程度に、自分が年をとってしまったことが悔やまれる作品。小学生のうちに読みたかったな。そしたら海外文学作品にもっと興味もててたかも。

あーでもこの主人公、共感もある程度できるんだけど、大人の立場からしたら確かにちょっときっつい…言わないのに分かるかー!!!みたいな。

でもこれイギリスが舞台なのに、アニメは設定を日本(北海道)に移すのか。そのままでもいい気がするんだけど。

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2014年06月24日

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ネタバレ

読めば読むほど謎が深まっていく感じがした。アンナの気持ちは大人の方がもしかしたらわかるかもしれないかなーと思った。「ふつう」 の顔のくだりとか。アンナとマーニーの友情が固いようで脆いようでどこかはらはらさせられた。ワンタメニーが何か絡んできそうな気がする。

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2014年06月10日

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切ないくらい寂しいアンナも初めてできた心からのお友だち、マーニー。でも彼女はしめっち屋敷のお嬢様で不思議な出会いが多く、アンナはマーニーに夢中になっていきます。アンナの思いに吸い寄せられるように読み続けられます。

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2014年05月05日

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見えないはずのものが見えることによって
アンナは、自分の場所を確認したかったのかな
そういう時は、寂しい時なのかな

ひとりで行動するのもいいよね
自分もそうだった

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2014年03月04日

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思ったより読みやすく、何より主人公に共感できる私がいる。まだこれからの展開だが、次にどうなるのか展開が待ち遠しい。

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2014年01月07日

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人に心を開くのが苦手な、そして人と対話するのを諦めているかのようなアンナ。両親と祖母を早くに亡くし、「おばちゃん」に引き取られていたが、アンナの性格にも良かれと思い、おばちゃんはアンナを海辺の田舎町で夏の間暮らさせることにする。海辺の町でもひとりぼっちのアンナだが、その町にたたずむ古い「しめっ地やしき」で、アンナはマーニーという不思議な女の子と出会う…。

上巻ではアンナの孤独さがよく伝わってくる。その孤独さゆえに、マーニーという輝かしい存在がより一層、幻想的で、美しく、そして儚く消えてしまいそうな思い出のように感じさせられる。ただ、文章の難しさ、アンナの孤独さの描き方が難解で、あまり子ども向きではないかもしれない。大人でも「果たしてこの物語がどう帰結するのか」と思ってしまうが、それは下巻をぜひご覧あれ。上巻を読んで、読むのをやめてしまわぬよう…

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2014年01月04日

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岩波の名作児童書シリーズなのですが、このシリーズの本を読み続けてきて、なんとなく海外の名作古典児童書というのもパターンがあるなぁときづきました。

孤独を抱え、無理解な大人や世の中にうまく馴染めない少年少女、が主人公というのがまず多い。
そういう子どもが今までと違う環境のところへ引越し、そこでなんらかの秘密を持つ。その秘密を楽しんでいるうちに、友人を作り、健康的になったり朗らかになり、大人たちとも和解する、というのが共通する大筋。
「秘密」のところにはバイリエーションがあるが、タイムトラベルだったり、不思議な世界だったりと、これもある程度お決まりがある印象。

現代の子ども達の好みや内面からすると、ちょっとズレがある感があるのは否めませんね。

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2013年07月15日

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ネタバレ

上巻だけの感想は「アニメとほぼ一緒」。アニメは日本が舞台だったけど、原作はイギリスが舞台という違いはあるけど、アンナとマーニーの名前は一緒。夏祭りシーンがアニメでは入っていたけど、原作はそれらはない。代わりに預けられた先のおじさんおばさんが『ビンゴやドミノゲームに行く』シーンがあったり、『あつけし草の酢漬け』を作るためにあつけし草を集めるシーンがある。

文化の違いが面白い。
アニメだと地域との関りがよくわからなかったけど、原作はおばさんたちが近所の家にゲームをしに行ったり、布をわけて貰ったり、あつけし草の酢漬けをおすそ分けしたり、ご近所さんがアンナが夜に海岸にいる事に気が付いて家まで連れて行ってくれたりと、地域のかかわりが深いと思わせるシーンが次々と出てくる。
だから、おばさんはご近所さんとは上手くやってほしいと思っているというのも書かれている。『ふとっちょぶた』と言って、相手を怒らせたりしないようにと。

マーニーとのやり取りも、アニメとほぼ一緒でアニメのシーンが頭に浮かんできた。『マーニーが唐突に出てくる』という事にアンナが戸惑うシーンもある。これ、アニメだと面白がっていたような記憶しかないので、原作は『戸惑い』なのかと思った。

最初、アンナはマーニーに『乞食』と思われていたというのも、原作ならでは……なのかなと。アニメだとこの辺りは規制に引っかかるのもあるだろうし、なかったような。
何回か『こじき』とマーニーがアンナをからかうシーンがあるのも目新しい。

「ふとっちょぶた」と呼ばれたサンドラは、アニメではそんなに意地悪ではなくアンナがいきなり怒り出した感じだった。けど、原作だとしっかりと意地悪な描写がされていてアンナが「ふとっちょぶた」と口にしたくなる気持ちも分かる。アンナの口調をまねたり、ひそひそ話をしたり、悪口を言ってないアンナに対して「(私の)悪口を言って」と言っている。
アニメだと信子(原作ではサンドラ)は「あんたが見えているように見えている」としか言ってなくて悪いようには見えないままに「ブタ」と言われている。アンナがどう見ても「嫌な子」になってるの、原作とは違い過ぎると思ってしまった。


他にもアニメは祭りに行くのを勧められていたりと周りがアンナにやたらと構うけど、原作は基本的にそんなに構われていない。子供であるアンナが好きに動いているのと同じように、大人も大人で好きに動いている感じで、『自由だな』と思ってしまった。

アニメを基に比べてしまうけど、実は私はこの作品はよくわかんないな……と思っている。アニメもだけど、原作も『好みではない』

原作上巻のラストは「ああ、可愛そうなマーニー! あたし、ほんとに、あなたがすきよ」というアンナの言葉が、以前マーニーがアンナに言った言葉だとアンナが気が付くところで終わった。

アンナが「マーニーがいない』事に気が付くのかなと思ったけど、これはたぶん「二人は気が合ってるね」という意味の気づきで、おかしいと思う意味ではなさそう。

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2024年03月10日

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「ほんとにあれがこわいのなら、そのこわいものと面とむき合わなくちゃいけない」「そして、だれでも、一生、いろんなものから逃げまわっているわけにはいけない」エドワードにそういわれたマーニーが「でもね、あたし、そろそろ、風車へいってみなくちゃいけないだろうと思ってはいるの」と言っているのが個人的には印象深かったです。怖いものと面と向き合うことが大人になるってことなのかな。このあと、どう展開していくか楽しみです

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2015年11月06日

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ネタバレ

イギリスの児童文学。ジブリでアニメ化されると聞いて読んでみた。
孤児のアンナが夏休みに、イギリスのノーフォーク地方の海辺の村へやってきて、
滞在している最中に、館に住む少女マーニーと出会う。

誰にでもある子供の頃の経験や思い出の欠片が散りばめられてあり、
どこか懐かしくも感じる。

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2015年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

数年前、イーストアングリアに旅したすぐ直後に読んだがすっかり忘れていたので再読。舞台はネルソンが生まれたバーナム・ソープのすぐ近くの筈、だがそんなことは全然話に関係なかった。

この先、完全にネタバレ
謎の少女マーニーは幽霊ではなかったことは何となく覚えていたが、主人公アンナの祖母の幼少期の残像だったことは忘れていた。
風車への異常な怖がり方が謎めいていたが、特に何のことはなかったのが少々肩すかし。

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2014年08月26日

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映画化するっていうから読んでみた~

友達いない女の子、ひとりがすき
でも友だちできた~
ふしぎな女の子

つづきが気になる

心理描写がこまかくて、よくわかんないなー
集中して読まないとよくわかんない
この主人公の気持ち
不器用なのかな

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2014年05月26日

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映画の予告がとても素敵で読みたくなった本。
後半、だんだんと雲行きが怪しいような…
もしかして怖い話???

アンナが出会うとびきり素敵な女の子、マーニー。
お互いに夢中になる2人。
この熱烈な友情が危うく思えてしまうのは私だけだろうか。
アンナはマーニーに依存していくように見える。
ハラハラする。本当に。

そして上巻の最後のセリフ。
もうこれがどういうことだか分からず、とにかく不安。
アンナは無事ロンドンに帰れるのか?

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2014年05月24日

Posted by ブクログ

人との輪に入れないアンナ

なにも感じない、なにも考えないを装って、寂しさをまぎらわせる姿は痛々しい。

しかし、訪れた田舎でマーニーに出会い、アンナは初めての親友ができる。

楽しい時間を過ごしたのに、幻のようなマーニーはアンナの前から消えてしまう。

後半のアンナの心境の変化にワクワクする。

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2014年04月21日

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