みえない雲

みえない雲

原発事故が起こったあと、人はいかに生きるか?

世界の原発史上最悪の事態となったチェルノブイリ爆発事故から20年以上の時が経った2006年12月、1本の映画が公開された。(シネカノン有楽町にて'07年正月第一弾ロードショー)。あるドイツの原発で爆発事故が起き、町はパニックに陥り何の罪もない市民が巻き込まれるというドラマだ。本作品はその原作である。被爆した14歳の少女が見た社会の混乱と肉体的な疾患のリアルな描写は、ドイツの約3倍の原発を持つ我が国にとってあまりに衝撃的な近未来小説である。

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みえない雲 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年04月08日

    母の友人が翻訳した本。ドイツで原発事故が起こり被爆した14歳が主人公の物語。今の日本では規模は違えど似たことが起こっているし、最後のシーンは本当に感じるところが多い。地獄を体験した少女と、何も知ろうとしない祖父母とのやりとり。福島、東北の被災者と、「それ以外」の人、同じことが起こり得る。知ること、考...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    ドイツでベストセラーになった本だとのこと。映画を観ました。ドーンときます…
    大切な人と観てほしい映画です。

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    Posted by ブクログ 2012年10月27日

    3.11東日本の後に読んだ。今の日本人には他人事じゃなく実感を持って読めると思う。著者はチェルノブイリから学ぶべき事、忘れてはいけない事を伝えたいんだろう。

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    Posted by ブクログ 2012年04月19日

    チェルノブイリのあとに書かれたフィクション。

    福島原発事故後の日本は、もっと原発に恐怖を持ってもいいのではないだろうか?
    閣僚たちは経済を優先して、とっとと原発の再稼働を進めているが、もっともっと慎重にするべきではないだろうか。
    同じ失敗を二度と繰り返さない。
    そんな決意が国民には全く見えてこない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年06月26日

    ドイツの原発で事故が起き、ヤンナ-ベルタは弟と避難を始めた。
    家族は出掛けていて留守。周りの人たちは車で避難していたが、2人は自転車で。
    その間に汚染された雨が降ってきた。

    チェルノブイリ事故の翌年に書かれた話だけど、福島でも今まったく同じことが起きている。
    二十年も前から危険が叫ばれていたのに、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年02月18日

    「何も知らなかったとはもう言えない」

    前半は、どちらかと言うとパニックストーリー仕立てで、立て続けにショッキングな出来事が起こり続けます。そして、後半は主人公ヤンナ-ベルタの体験を中心に静かな葛藤が描かれていました。

    広く読まれて欲しい一冊だと思いました。そして考えたいです。

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    Posted by ブクログ 2022年03月26日

    ありそうな話よね
    実際福島はそうだったし
    戦争です
    立ち直れるのか??
    自転車のウリが愛おしい

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    Posted by ブクログ 2014年08月24日

    ドイツ(当時は西ドイツ)の原発で事故が起きた後の様子を少女の目から描く小説。
    発表されたときは、チェルノブイリの体験が新しく、ショッキングな内容だったろうと思う。
    今、福島の後読んで、感慨深いものがあった。
    この本に書かれたことで実際起ったこと(被爆していない農作物や畜産物の高騰、移住、ボランティア...続きを読む

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