【感想・ネタバレ】みえない雲のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

母の友人が翻訳した本。ドイツで原発事故が起こり被爆した14歳が主人公の物語。今の日本では規模は違えど似たことが起こっているし、最後のシーンは本当に感じるところが多い。地獄を体験した少女と、何も知ろうとしない祖父母とのやりとり。福島、東北の被災者と、「それ以外」の人、同じことが起こり得る。知ること、考えること、本当に大事だ。

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2011年04月08日

Posted by ブクログ

ドイツでベストセラーになった本だとのこと。映画を観ました。ドーンときます…
大切な人と観てほしい映画です。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

3.11東日本の後に読んだ。今の日本人には他人事じゃなく実感を持って読めると思う。著者はチェルノブイリから学ぶべき事、忘れてはいけない事を伝えたいんだろう。

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2012年10月27日

Posted by ブクログ

チェルノブイリのあとに書かれたフィクション。

福島原発事故後の日本は、もっと原発に恐怖を持ってもいいのではないだろうか?
閣僚たちは経済を優先して、とっとと原発の再稼働を進めているが、もっともっと慎重にするべきではないだろうか。
同じ失敗を二度と繰り返さない。
そんな決意が国民には全く見えてこない

今度も事故が起こったら、想定外と言うのだろうか?
想定外は自然相手なのだから、必ずある。

その事態が起こった時、どう対処するのか、その部分が今回の経験から生かされていないように思う。

息子の高校の国語の副読本になっているそうだ。
もっと多くの日本人に読んでもらいたい。

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2012年04月19日

Posted by ブクログ

ドイツの原発で事故が起き、ヤンナ-ベルタは弟と避難を始めた。
家族は出掛けていて留守。周りの人たちは車で避難していたが、2人は自転車で。
その間に汚染された雨が降ってきた。

チェルノブイリ事故の翌年に書かれた話だけど、福島でも今まったく同じことが起きている。
二十年も前から危険が叫ばれていたのに、私たちは何もせず電気を自由に使ってきた。
YA向けに書かれた本だけど、考えさせられた話だった。

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2011年06月26日

Posted by ブクログ

「何も知らなかったとはもう言えない」

前半は、どちらかと言うとパニックストーリー仕立てで、立て続けにショッキングな出来事が起こり続けます。そして、後半は主人公ヤンナ-ベルタの体験を中心に静かな葛藤が描かれていました。

広く読まれて欲しい一冊だと思いました。そして考えたいです。

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2010年02月18日

Posted by ブクログ

ありそうな話よね
実際福島はそうだったし
戦争です
立ち直れるのか??
自転車のウリが愛おしい

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2022年03月26日

Posted by ブクログ

ドイツ(当時は西ドイツ)の原発で事故が起きた後の様子を少女の目から描く小説。
発表されたときは、チェルノブイリの体験が新しく、ショッキングな内容だったろうと思う。
今、福島の後読んで、感慨深いものがあった。
この本に書かれたことで実際起ったこと(被爆していない農作物や畜産物の高騰、移住、ボランティアの活躍、被爆者の差別など)もあったし、起らなかったこと(妊娠した被爆者への中絶の強制、被爆者が皆禿げる、口封じのための殺人など)もある。
でも、読んで強烈なショックを受けるようなことはあまり起っていないものの、こまごまとした日常的なことは
結構当たっていることに驚く。
そして、こういう本があったのに、同じ過ちを繰り返す愚に暗澹とする。
もっと日本で読まれるべきだったのに、と思う。
ただ、パウゼヴァングの作品全体の中のレベルとしては下の方だという気がした。
ストーリーを追うあまり、いつも感じられる登場人物の心情描写が甘くなったこと。ストーリー自体も、ディテールの巧さはあるものの、ありきたりな印象。
読む価値はもちろんあるが。

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2014年08月24日

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