歴史・時代 - 文藝春秋 - アツいの検索結果

  • 真田武士心得〈一〉 右近純情
    続巻入荷

    真田武士心得

    小説・文芸
    3.5
    1~4巻800円 (税込)
    井原戦国三部作、新シリーズ連続刊行! 【2カ月連続刊行!】【「井原戦国三部作」新シリーズ、堂々の開幕!】 真田昌幸の家臣だった鈴木主水は、名胡桃城事件の責任を取って立ったまま切腹して果てた。その正妻・志野も夫の後を追って殉死。遺児である鈴木小太郎には、真田家家臣団から厳しい目が向けられていた。 真田信幸に仕えることとなった主人公・鈴木小太郎(のちの鈴木右近)は、父母の無念を晴らすべく、怨敵・中山九兵衛を追う。恩義ある真田信幸夫妻への忠誠と両親の仇討ち、二つの本懐を全うしようとした右近が貫いた「純情」とは――。 「三河雑兵心得」「北近江合戦心得」シリーズに続く「井原忠政戦国三部作」となる「真田武士心得」シリーズが堂々の開幕! 叔父の裏切りで全てを失った鈴木右近。心に誓ったのはただ一つ、両親の無念を晴らすための復讐だった。孤児となった彼を拾い、その成長を温かく見守る主君・真田信幸夫妻。主への忠義と仇討の狭間で、ひとりの若者が己の信義を貫くため、野太刀を振るう。激動の戦国時代を駆け抜ける男の、熱き魂の成長物語が今、幕を開ける! 鈴木右近、主君のためなら命も惜しくはない。 ただ、親の仇を討つまでは――。
  • 坂の上の雲(一)

    坂の上の雲

    小説・文芸
    4.3
    1~8巻800円 (税込)
    維新で賊軍とされた伊予・松山に、三人の若者がいた。貧乏士族の長男で風呂焚きまでした信さん(後の秋山好古)、弟で札付きのガキ大将の淳さん(真之)、その竹馬の友で怖がりの升さん(正岡子規)である。三人はやがて、固陋なる故郷を離れ、学問・天下を目指して東京に向かう。しかし、誰が彼らの将来を予見できただろうか。一人は日本陸軍の騎兵の礎をつくり、一人は日本海大海戦を勝利にみちびき、さらに一人は日本の文学に革命を起こすことになるのである。
  • 太平洋戦争 日本軍艦戦記(文春ムック)

    太平洋戦争戦記

    小説・文芸
    4.0
    1~3巻2,000円 (税込)
    【※電子書籍版について このムックは、1970年11月に文藝春秋臨時増刊として刊行されたものを当時の形のまま復刊したものです。2023年に電子書籍版が発売された文春文庫『太平洋戦争 日本軍艦戦記』と一部重複する記事も収録されております。ご了承のほど、お願いいたします。】 この「太平洋戦争 日本軍艦戦記」は、昭和45年11月、文藝春秋臨時増刊として刊行されました。編集長は「昭和史の語り部」と呼ばれる半藤一利さんです。敗戦から25年、戦争の当事者、体験者の方々から多くの証言や回想を寄せていただき、当時の貴重な写真の数々を紹介することで、あの戦争とは何だったのか、あらためて見つめ直す企画でした。 今年2025年は「戦後80年」にあたります。この機に、もう一度昭和の戦争について考えたいと思い、この「太平洋戦争 日本軍艦戦記」を、当時のかたちのまま復刊いたしました。 目次 日本軍艦沈没地図 激闘写真集 真珠湾から沖縄まで 私記キスカ撤退 阿川弘之 グラビア 日本海軍・軍艦総集 グラビア ああ、イ33号潜水艦浮上せず 村井茂 知られざる戦闘記録 座談会 栄光の駆逐艦・雪風 四人の勇猛艦長 グラビア ミッドウェイ海戦 イラスト レイテ湾に向かう栗田艦隊 谷井健三 海軍愛唱歌選 アンケート なつかしの名艦ベスト5 淵田美津雄、土田国保、千早正隆、中曽根康弘、富岡定俊、実松譲、稲村隆正、草鹿竜之介、牧野茂、吉田満、栗田健男、福留繁ほか エッセイ わたしと軍艦 吉村昭、島尾敏雄ほか 大和特攻は無謀な作戦だった? 吉田俊雄
  • 秘本三国志(一)

    秘本三国志

    小説・文芸
    4.4
    1~6巻519~611円 (税込)
    群雄並び立つ乱世を描く中国古典「三国志」を語るに、著者に優る人なし──世は前漢、後漢あわせて四百年、遂にその巨木も朽ちて、まさに倒れんとする時代。相続く天変地異、疫病の流行は悪政の報いか。ところが天子たる霊帝は遊び呆けてばかり……。道教『太平道』による造反、黄巾の乱をきっかけに、まずは、曹操、孫堅、劉備、関羽など天下制覇を夢みる梟雄、智将の登場。道教『五斗米道』からの視点を加え描く壮大な戦国ドラマ、陳三国志の幕開けである。
  • 竜馬がゆく(一)

    竜馬がゆく

    小説・文芸
    4.6
    1~8巻800円 (税込)
    総発行部数2500万部超! 坂本竜馬の奇蹟の生涯を壮大なスケールで描く、司馬文学の金字塔、遂に電子化! 土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる! 第1巻/生まれ落ちたときから背中一面に旋毛がはえていたため、豪気な父は、“千里の駿馬”になるかもしれないと、竜馬と名付けた。が、十二になっても寝小便する。近所の子から「坂本の寝小便ったれ」「坂本の泣き虫」 とからかわれ泣かされて帰ってくる。字を満足に覚えられず、寺子屋の師匠に見捨てられる。そんな竜馬は、十四歳の時に小栗流の道場に通いはじめてから、にわかに顔つきまで変わっていった。竜馬は強い――。幼年時代から、江戸での剣術修業、奥手だった青年時代、人斬り以蔵、桂小五郎との出会いなどを描くシリーズ第1作
  • 江戸彩り見立て帖 色にいでにけり

    江戸彩り見立て帖

    小説・文芸
    3.8
    1~5巻781~800円 (税込)
    “色”で江戸の難題、解決します。 累計32万部突破「居酒屋ぜんや」シリーズの坂井希久子、 文庫オリジナル、新シリーズ始動! 江戸時代は、洗練された美意識と、繊細な色彩感覚が頂点に達した時代でした。 もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……? お彩の父親は腕のいい摺師でしたが、火事で視力も、仕事場も失ってしまいます。 盲いた父の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らしているお彩。 婚約者との縁談も流れ、粗末な木綿の着物に身を包んでいますが、お彩には、天性の鋭い色彩感覚があるのでした。 そこに目をつけたのが、謎の京男、右近。 一本気なお彩に邪険のされながらも、懲りずにまとわりつく右近は、お彩に次々と色に関する難題を持ち込みます。 そして、“江戸のカラーコーディネーター”、お彩の活躍が始まります! 着物や芸能にも詳しい坂井さんならではのエピソードや、 色や柄にまつわる知識も満載。 例えば鼠色だけでも、これだけ種類があるのか!と驚かされます。 ※ お彩はお蔦の顔と見比べながら、帳面をめくっていく。 白鼠、銀鼠、藤鼠、湊鼠、錆青磁、柳鼠──。(中略) 「あっ!」 唐突に、記憶の糸が張り詰めた。 一枚の錦絵がするすると、脳裏に引き出されてくる。(本文より) ※ 新作菓子の意匠から花魁の仕掛けの図案まで、豊かな色彩溢れる江戸のカラーコーディネーターとして活躍するお彩の人情物語。
  • 翔ぶが如く(一)

    翔ぶが如く

    小説・文芸
    3.9
    1~10巻719~740円 (税込)
    司馬遼太郎畢生の大長編! 西郷隆盛と大久保利通。ともに薩摩藩の下級藩士の家に生まれ、幼い時分から机を並べ、水魚の交わりを結んだ二人は、長じて明治維新の立役者となった。しかし維新とともに出発した新政府は内外に深刻な問題を抱え、絶えず分裂の危機を孕んでいた。明治六年、長い間くすぶり続けていた不満が爆発。西郷は自ら主唱した“征韓論”をめぐって大久保と鋭く対立する。それはやがて国の存亡を賭けた抗争にまで沸騰してゆく――。西郷と大久保、この二人の傑人を中心軸に、幕末維新から西南戦争までの激動を不世出の作家が全十巻で縦横に活写する。
  • 太公望(上)

    太公望

    小説・文芸
    4.2
    1~3巻774円 (税込)
    古代中国史の中で、この男ほど謎と伝説に彩られた武人はいない……。羌(きょう)という遊牧の民の幼い集団が殺戮をのがれて生きのびた。年かさの少年は炎の中で、父と一族の復讐をちかう。商王を殺す――。それはこの時代、だれひとり思念にさえうかばぬ企てであった。少年の名は「望(ぼう)」、のちに商王朝を廃滅にみちびいた男である。中国古代にあって不滅の光芒をはなつこの人物を描きだす歴史叙事詩の傑作!
  • 壬生義士伝(上)

    壬生義士伝

    小説・文芸
    4.5
    1~2巻733円 (税込)
    小雪が舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、傷だらけの侍がたどり着いた。貧しさゆえ南部藩を脱藩し、壬生浪(みぶろ)と蔑称された新選組の隊士になった、吉村貫一郎であった。その剣の冴えは“人斬り貫一”と京の都で恐れられ、一方、極度の倹約のため守銭奴と蔑まれた男には、まったく異なる貌もあった。元新選組隊士や教え子たちが語る非業の隊士の生涯から、血なまぐさい時代にひとすじに生きた「誠」の人生が浮びあがる。03年映画公開。浅田次郎、渾身の名作!
  • 墨染の鎧(上)

    墨染の鎧

    小説・文芸
    3.5
    1~2巻785~817円 (税込)
    「いまはつまらぬ意地を張らず、刃を腹に呑んで毛利家に従うのが、宇喜多どのの生きる道ではござらぬか」「毛利家の使僧が抜かす言葉ではないな」。戦国時代、禅僧にしてただ一人、城持ち大名となった男、安国寺恵瓊(あんこくじえけい)。安芸の名家に生まれながら、家が滅亡して出家。西国の雄・毛利家の外交僧として才覚を現し、戦国乱世に飛び込んでいく。信長の死を予言し、秀吉の行末を読んだ男の生涯を、NHK大河ドラマ「天地人」の原作者が描く長篇歴史小説。
  • 泣き虫弱虫諸葛孔明 第壱部

    泣き虫弱虫諸葛孔明

    小説・文芸
    4.4
    1~5巻917~1,400円 (税込)
    奇怪な衣装で宇宙哲学を語り、あの手この手で自分の臥竜伝説を作ろうとする 諸葛孔明はそんなアブなくてセコい男だった! 口喧嘩無敗を誇り、いじめた相手には得意の火計(放火)で恨みを晴らす―― なんともイヤな子供だった諸葛孔明。 奇怪な衣装に身を包み、宇宙の神秘を滔々と説いて人を煙に巻くアブナイ男に、 どうしてあの劉備玄徳がわざわざ「三顧の礼」を尽くしたのか? 新解釈にあふれ無類に面白い酒見版「三国志」第一弾!
  • 一刀斎夢録 上

    一刀斎夢録

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻702~733円 (税込)
    「飲むほどに酔うほどに、かつて奪った命の記憶が甦る」――最強と謳われ怖れられた、新選組三番隊長・斎藤一(さいとう・はじめ)。明治を隔て大正の世まで生き延びた“一刀斎”が近衛師団の若き中尉に夜ごと語る、過ぎにし幕末の動乱、新選組の辿った運命、そして剣の奥義。慟哭の結末に向け香りたつ生死の哲学が深い感動を呼ぶ。『壬生義士伝(みぶぎしでん)』『輪違屋糸里(わちがいやいとさと)』に続く、浅田版「新選組」3部作完結篇!
  • 戦国 番狂わせ七番勝負

    戦国 番狂わせ七番勝負

    この結末、すべて想定外にして予測不能! 戦国時代に起きた、島津義弘、織田信長、真田昌幸など想定外、七つのストーリーを歴史小説界気鋭の作家たちが描く傑作短編集。 歴史に残るような戦国武将は、戦いに勝つべくして勝つのみにあらず。 時として味方は寡勢、敵は数倍という絶体絶命の場面を潜り抜けて来て、世に名を残したのだ。 織田信長、伊達政宗、浅井長政、島津義弘など七人の武将たちの驚愕の逆転の打開策を、当代きっての名手七人が描く、珠玉の短編アンソロジー。
  • 眠れない凶四郎(一) 耳袋秘帖

    眠れない凶四郎(一) 耳袋秘帖

    小説・文芸
    3.7
    1巻693円 (税込)
    不眠症に悩む同心が、夜の定廻りに! 同心の妻が上野の出会い茶屋で何者かに惨殺された。 以来土久呂凶四郎は不眠症に。みかねた奉行の根岸は彼を夜専門の同心に任命。 南町奉行所の定町回りの同心土久呂凶四郎は、池の端の出合い茶屋の殺しの現場で、 妻の阿久里が無残に惨殺されていたのを目撃してしまった。 何故妻がこのような所で、一体誰に? 以来凶四郎は不眠症になってしまい、勤めに支障をきたすことに。 見かねた奉行の根岸は凶四郎に夜廻りを命じた。 不穏な新章、いよいよスタート!
  • 宮本武蔵

    宮本武蔵

    小説・文芸
    3.0
    1巻866円 (税込)
    山中で棒を振り回していた少年は、十三歳にして試合相手の頭蓋をかち割った! 自身も剣の達人である著者が描く凄絶なる歴史長編 宮本武蔵は幼少より武術に頭角をあらわし、生まれ持っての膂力と父の激しい指南にこたえ、13歳にして真剣の立会に打ち勝った。 血なまぐさい試合にあけくれた青春時代、京都郊外、一乗寺下り松での吉岡一門との死闘、関門・船島での佐々木小次郎との血闘など、いくたの修羅場でつねに勝利をおさめた孤高の剣聖の凄絶なる生涯を描破する。 吉川英治版『宮本武蔵』とそれを原作とした人気コミックの影響もあり、内省的な宮本武蔵像が一般化した現代。 だからこそ津本陽描く、本能で動き、野獣味のある武蔵像は読者にいまも新鮮な驚きを与える。 解説・桶谷秀昭
  • 崖っぷち侍

    崖っぷち侍

    小説・文芸
    4.3
    1巻784円 (税込)
    本屋が選ぶ時代小説大賞2014「異国合戦」より面白い! 理不尽な形で主家を滅ぼされた下級武士・金丸強右衛門。戦国から江戸に世の中が変わっても逞しく生きる道を探す新しい武士像を描く!
  • 縮尻鏡三郎 捨てる神より拾う鬼

    縮尻鏡三郎 捨てる神より拾う鬼

    小説・文芸
    3.5
    1巻649円 (税込)
    御家人としての出世街道をしくじり、大番屋元締となった拝郷(はいごう)鏡三郎は、日々持ち込まれる厄介事を捌いている。ある日、大名家の婿養子のお手つきとなって厄介者扱いの娘を預かることになった。器量のいい娘は旗本の水野采女(うねめ)に気に入られ、奥方にと望まれるが、采女には許しがたい前科があった。なんとか娘を守ろうとする鏡三郎だったが、彼女は意外な申し出をする…。市井の事件と鏡三郎の親心が織りなす人情ドラマ。好評シリーズ第4弾。
  • 縮尻鏡三郎 当たるも八卦の墨色占い

    縮尻鏡三郎 当たるも八卦の墨色占い

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    身を誤る女あれば、縁遠い女あり――シリーズ第5弾 故あって勘定方を追われたしくじり御家人拝郷鏡三郎の許へ、日々持ち込まれる厄介事。今回は色事師も顔負けのふしだら女が現れる
  • 縮尻鏡三郎 老いらくの恋

    縮尻鏡三郎 老いらくの恋

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    縮尻御家人・鏡三郎。人気シリーズ第6弾 米相場で大儲け、大金を隠し持っていると噂されるご隠居が、歳もはばからずに恋をした。金目当ての連中は、あれこれ詮索するが…
  • 火群のごとく

    小舞藩シリーズ

    小説・文芸
    3.5
    1~3巻649~880円 (税込)
    山河豊かな小舞(おまい)藩、父代わりの兄を何者かに殺された林弥(りんや)は友らに支えられ剣の稽古に励む日々を送るが、江戸から来た家老の息子・透馬との出会いから運命が動きだす。やがて藩の政争と陰謀が少年たちをも巻き込み……。身分や立場の差を超えてつながる少年剣士の成長に清々しい風が吹く、著者の新たな代表作。
  • 八丁堀吟味帳 鬼彦組

    八丁堀吟味帳 鬼彦組

    小説・文芸
    3.0
    1~11巻621~723円 (税込)
    「鬼彦組」。それは北町奉行所吟味方の鬼与力、彦坂新十郎の許に集まった、有能で個性豊かな同心衆のことである。普段は一人で行動する、定廻り同心、臨時廻り同心が、大きな事件が起きると彦坂の下に集結し、解決にあたるのだ。北町奉行所同心の横川とその手下が惨殺体で発見された。二人が調べていたのは、三ヶ月前大川でおきた不審な入水心中。その謎を探るべく、鬼彦組が動き出した。書き下ろし文庫シリーズ第一弾!
  • 暗い血の旋舞

    暗い血の旋舞

    小説・文芸
    4.0
    1巻478円 (税込)
    時は明治中期。東京の骨董商の娘ミツコは、駐日オーストリア公使に見初められ、結婚する。夫はハインリッヒ・クーデンホーフ伯爵。夫・子供たちと渡った世紀末の欧州は、まさにハプスブルク帝国の終末期。7人の子を授かり、夫の急死後は、クーデンホーフ・カレルギー伯爵家を宰領し、子供たちを育てあげ、激動の時代を生き抜き、ウィーン社交界の華とうたわれたという。ゲランの名香「ミツコ」の名の由来という説もある華やかな人生。その実像を、壮大なスケールで描く歴史長篇!
  • 暁の群像(上)

    暁の群像

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻834円 (税込)
    坂本龍馬と同じ土佐藩の一介の郷士(下級武士)にすぎず、また父の酒癖がわるく極貧という家に生まれた岩崎弥太郎。そんな弥太郎が、どうやって江戸から明治への動乱期に“政商”としてのし上がり、たった一代で三菱財閥の基礎を築いたのか。司馬遼太郎「竜馬がゆく」と同時期(昭和37年)に新聞連載され、大いに話題を呼んだ傑作歴史経済小説。物語は、安芸平野が山肌に吸い込まれようとする地、井ノ口村に始まる──。激動の時代を鮮やかなエピソードで描く群像劇!
  • 秋山久蔵御用控 生き恥

    秋山久蔵御用控 生き恥

    小説・文芸
    3.0
    1巻733円 (税込)
    金目当てと思われる辻強盗が出没。怪しいのは金遣いの荒い遊び人の大名の若様や旗本の部屋住みなど。久蔵は手下を使って真相に迫る。 好評シリーズ第23弾!
  • 秋山久蔵御用控 口封じ

    秋山久蔵御用控 口封じ

    小説・文芸
    3.3
    1巻722円 (税込)
    「相手は薄汚ねえ盗賊だ。情け容赦は無用だぜ」。江戸の悪を“剃刀久蔵”が斬る!  錺職(かざりしょく)の男が鎌倉河岸で死体となって浮かんだ。北町奉行所の調べでは溺死と判断されたが、頭には殴られた跡があり、客ともめていたのを見た者がいた。客が注文したのは丸に揚羽の蝶の銀簪。男の女房に真相究明をたくされた久蔵は、”丸に揚羽蝶”の家紋を手がかりに、背後に蠢く悪に迫る。久蔵の、心形刀流が炸裂する! 三編の読切り時代小説を収録。 好評シリーズ第13弾!
  • 秋山久蔵御用控 島帰り

    秋山久蔵御用控 島帰り

    小説・文芸
    3.0
    1巻733円 (税込)
    かつて久蔵が島送りにした浪人が、務めを終えて江戸にもどってきた。久蔵は消息を気にするが、彼の行先は知れない。時を同じくして、久蔵の家の周辺や人殺しの現場で、初老の人足風の男が目撃される。島帰りの男はどこへ行ったのか、そして事件現場で目撃される人足風の男と係わりはあるのか――。 好評シリーズ第22弾!
  • 秋山久蔵御用控 始末屋

    秋山久蔵御用控 始末屋

    小説・文芸
    4.0
    1巻733円 (税込)
    因縁をつけてきた武士を尋常の立合いで斬った浪人。誰もがかばう中、“剃刀”久蔵だけが違和感を持った……。 好評シリーズ第25弾!
  • 秋山久蔵御用控 花見酒

    秋山久蔵御用控 花見酒

    小説・文芸
    4.0
    1巻754円 (税込)
    言い交した娘を襲おうとした浪人を殺した丈吉は、久蔵の情状酌量もあって遠島ですみ、さらに赦免で江戸に戻ってきた。丈吉はその娘・おふみの行方を探すが、おふみは今は長屋の隣人の浪人で、一人で娘を育てる夏目佐内と互いを思いあっていた。そんな折、丈吉に弟を殺された博奕打ちの清蔵が、丈吉に賞金を懸けたという。それを知った左内は意外な行動をとる。さらにおふみの気持ちを知った丈吉は、身を引こうとするが……。 好評シリーズ第29弾!
  • 秋山久蔵御用控 冬の椿

    秋山久蔵御用控 冬の椿

    小説・文芸
    4.0
    1巻733円 (税込)
    同心の和馬は町中で、かつて秋山久蔵が斬り棄てた浪人の妻と娘を見かけた。ふたりは穏やかそうに暮らしていたが、なぜか大店の内儀が探りを入れていた。不審を抱いた和馬は、久蔵の許しを得て母と娘を見守ることにした。やがて、娘が博打打にさらわれかけるという事件が起きる。大店の内儀と母娘にはどんな関係があるのか。久蔵は過去を探ること……。 好評シリーズ第26弾!
  • 秋山久蔵御用控 迷子石

    秋山久蔵御用控 迷子石

    小説・文芸
    3.5
    1巻722円 (税込)
    日本橋川に架かる橋のたもとにある迷子石。江戸で迷子を探す役目を持ったその石柱に、幼い兄妹が尋ね人の札を貼った。探しているのは、賭場で借金を作った挙げ句に押し込みを働いた父。南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵は、手下と共に押し込み犯を追うが、背後にはさらに憎むべき悪党がいると睨む。 好評シリーズ第3弾!
  • 秋山久蔵御用控 余計者

    秋山久蔵御用控 余計者

    小説・文芸
    3.0
    1巻722円 (税込)
    不忍池の畔で男の死体が発見された。近辺では筆屋の主が大山詣りに出て怪我をし、女房と手代が店を休んで後を追ったきり、姿が見えないという。南町奉行所の秋山久蔵は、死体が筆屋で、女房と手代が事件に絡んでいると睨むものの、残された証拠に違和感を覚える。久蔵に息子が生まれ新たな展開を見せる。 好評シリーズ第15弾!
  • 憧れ写楽

    憧れ写楽

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,900円 (税込)
    蔦屋が隠した謎の絵師、写楽の真実とは? 多くの傑作を残し、約10ヵ月で姿を消した「東洲斎写楽」。 この謎多き絵師にふたたび筆をとらせたい老舗版元の主・鶴屋喜右衛門は、「写楽の正体」だと噂される猿楽師、斎藤十郎兵衛のもとを訪れる。 だが、斎藤の口から語られたのは、「東洲斎写楽の名で出た絵のうち、幾枚かは某の絵ではない」「(自分は)本物の写楽には及ばない」という驚愕の事実。さらに斎藤が「描いていない」絵のなかには、写楽の代表作とされる「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」も含まれていた。 写楽はふたりいた――。そう知った喜右衛門は、喜多川歌麿とともにもう一人の写楽探しに乗り出す。しかし、写楽を売り出した張本人である蔦屋重三郎が妨害しはじめ……。果たして、本物の写楽の正体とは。そして、蔦屋重三郎と写楽との関係とは。 大田南畝、山東京伝、歌川豊国など、この時代の文化人たちも次々と登場! 蔦屋重三郎を主人公とする2025年大河ドラマ「べらぼう」と共通する世界で繰り広げられる時代ミステリです。
  • 悪左府の女

    悪左府の女

    小説・文芸
    4.2
    1巻880円 (税込)
    悪左府・藤原頼長から女官に下された密命とは? 平安ピカレスク小説誕生! 平安時代の末、藤原の氏の長者・藤原頼長は冷徹な頭脳ゆえ「悪左府」というという異名で呼ばれていた。 己の権力争いの道具として頼長が目を付けたのは、下級貴族の娘だった。 琵琶の名手である娘は下された密命のため帝の傍に送り込まれる。 時代の変わり目に彼女が見たものとは。 謎とスリルに満ちた長篇宮廷小説。 解説・内藤麻里子 ※この電子書籍は2017年6月9日に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 菊花の仇討ち

    朝顔同心

    小説・文芸
    5.0
    1巻800円 (税込)
    朝顔栽培が生きがいの同心・中根興三郎はある日、 菊作りで糊口をしのぐ御家人の中江惣三郎と知り合った。 だが帰り路、興三郎は何故か中江と間違えられ、 謎の侍たちに襲われかける。 じつは中江は金のために菊を使い悪事を重ね、恨みを買っていたのだ。 興三郎は憤りつつ、彼の行動を調べ始めるのだが……。   解説・内藤麻里子 ※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 朝の霧

    朝の霧

    小説・文芸
    4.0
    1巻550円 (税込)
    「いまのわたくしは元親の妹ではなく、殿に嫁いだ養甫にござります」 四国統一を目指す長宗我部元親の旗下で勇名を馳せた名将・波川玄蕃。元親の妹・養甫を妻とし、領民からの信望も篤い玄蕃だったが、いつしか元親の暗い嫉妬を買い、次々と失脚の罠を仕掛けられる。やがて襲う悲劇――。戦国乱世における夫婦の情愛、家族の絆、側近たちの活躍をいきいきと描いた、感涙の時代小説。
  • 跡を濁さず 家老列伝

    跡を濁さず 家老列伝

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    その手際の見事さから、「福島家浪人あまたあれど、長く流浪せる者ひとりもあらず」と世に謳われた知る人ぞ知る名家老・福島丹波守治重をはじめ、傾きゆく主家を一身で支えた名将・立花道雪、困窮する斗南藩の立て直しに尽力した会津藩家老・山川浩など……新たな視座で六人の家老を描く傑作歴史小説短編集。
  • あの戦争になぜ負けたのか

    あの戦争になぜ負けたのか

    21世紀の日本人は「あの戦争」から何を学ぶべきなのか? 書籍の刊行から10年を経て、いまも読み継がれる名著、待望の電子化! 対米戦争の目的は何だったのか? 陸軍エリートはどこで間違えたのか? 特攻、玉砕、戦艦大和……開戦から敗戦までの疑問を徹底的に掘り下げ、20世紀日本最大の失敗を最高のメンバーが論じた。その議論は戦略論、組織論、日本人論、エリート論など広範囲にわたり、戦後70年を過ぎたいまなお、輝きを失わない。 議論された人物、歴史的な出来事などに詳しい注がついているので、近現代史の入門書としても最適。 【目次】 <第一部>座談会 あの戦争になぜ負けたのか 1.対米戦争の目的は何だったのか 2.ヒトラーとの同盟は昭和史の謎 3.開明派・海軍が持つ致命的欠点 4.陸軍エリートはどこで間違えた 5.大元帥陛下・昭和天皇の孤独 6.新聞も国民も戦争に熱狂した 7.真珠湾の罠 大戦略なき戦い 8.特攻、玉砕、零戦、戦艦大和 <第二部>あの戦争に思うこと ●空しかった首脳会議(半藤一利) ●八月九日の最高戦争指導会議(保阪正康) ●私の太平洋戦争観(中西輝政) ●果たされなかった死者との約束(戸高一成) ●戦わなかった戦争から学ぶということ(福田和也) ●戦争を決意させたもの(加藤陽子)
  • あんちゃん

    あんちゃん

    小説・文芸
    4.0
    1巻800円 (税込)
    夢と野心をもって江戸に出てきた男は、商人として成功するが…… 長年連れ添った夫婦のすれ違い、出世と引き換えに大切なものを失った男……現代人の心を動かす、珠玉の七編を収録した時代小説集。 貧しい百姓の末っ子として生まれた捨松は、故郷の下野(しもつけ)を飛び出し一人江戸へ上る。十数年後、捨松は商売で成功するものの、兄との再会を機に「大切なもの」を失ったことに気づく――表題作「あんちゃん」のほか、夫婦のすれ違いや恩師への慕情など、姿勢の人々の心の機微を直木賞作家が丹念に描く。ほろ苦くも優しい短編集。 ※ 単行本 2010年5月刊 文春文庫版 2013年4月刊 文春文庫新装版 2024年2月刊 この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。
  • いかずち切り

    いかずち切り

    小説・文芸
    4.0
    1巻827円 (税込)
    5万両は誰の手に!? 江戸の裏金融界を舞台に、騙し騙され、大勝負!――巨大な騙(かた)りにまんまと引っかかった札差に泣きつかれ5万両の奪還に乗りだしたのは、江戸の裏金融界でその名を知られた「いかずちの弦蔵」。「一番大事なことは、カネをどう受け取るかの段取りだ」――江戸と大坂を股にかけ、弦蔵と騙りの一味が丁々発止の頭脳戦を繰り広げる! 迫力と興奮のノンストップ傑作時代小説。
  • 怒る富士 上

    怒る富士

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻631円 (税込)
    宝永4(1707)年、突然大爆発を起こした富士山は、16日間にわたり砂を降らせ続け、山麓農村に甚大な被害をもたらした。ときの関東郡代・伊奈半左衛門忠順は、農民の窮状を救うべく幕府に援助を強く要請した。だが、彼が見たものは被災農民を道具にした醜い政権争いだった――。大自然の恐怖を背景に描く、著者会心の長篇時代小説。
  • 池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳

    池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳

    永遠のヒーロー「鬼平」再来! 人気作家7名が、伝説の男に新たなる命を吹き込みます。 池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。 オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び、「鬼平犯科帳」としての連載が始まりました。 「鬼平」誕生50周年を迎えた2017年。この記念すべき年に、7人の作家が「鬼平」へ新たな命を吹き込みます。 逢坂剛は「逢坂・平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は武家という官僚社会で生きる平蔵の立場を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決、風野真知雄は人気シリーズ「耳袋秘帖」鬼平版。 門井慶喜が木村忠吾の食欲の夏を描けば、土橋章宏は平蔵と料理人の味対決、梶よう子は史実の長谷川平蔵に迫ります。これらの短篇に加え、池波正太郎が自らベスト5に選んだ鬼平作品の中から「瓶割り小僧」を特別収録。 各作品に池波正太郎のカット画を使用した、豪華な競作短編集をお楽しみください。
  • いすゞ鳴る

    いすゞ鳴る

    小説・文芸
    3.4
    1巻784円 (税込)
    江戸時代のツアコン“御師”を描く痛快時代小説! 奉納船を携え伊勢参りに向かう、土佐の荒くれ鯨漁師たち。いっぽう安政の大地震の傷も癒えぬ江戸からは、豪商・伊勢屋の一行が船で伊勢を目指す。庶民の夢の旅を先導する御師(おんし)の見識と器量が人の縁を豊かに結んでゆく。「伊勢で出会う江戸のこどもは、いずれ土佐に来る」御師の予言が成就するとき、現れた景色とは――。熱く爽快な時代長篇。
  • 一場の夢と消え

    一場の夢と消え

    小説・文芸
    3.6
    1巻2,400円 (税込)
    『曾根崎心中』『国性爺合戦』など、 数多の名作を生んだ日本史上最高のストーリーテラー・近松門左衛門。 創作に生涯を賭した感動の物語。 越前の武家に生まれた杉森信盛は浪人をして、京に上っていた。 後の大劇作家は京の都で魅力的な役者や女たちと出会い、 いつしか芸の道を歩み出すことに。 竹本義太夫や坂田藤十郎との出会いのなかで 浄瑠璃・歌舞伎に作品を提供するようになり大当たりを出すと、 「近松門左衛門」の名が次第に轟きはじめる。 その頃、大坂で世間を賑わせた心中事件が。事件に触発されて筆を走らせ、 『曽根崎心中』という題で幕の開いた舞台は、異例の大入りを見せるのだが……。 書くことの愉悦と苦悩、男女の業、家族の絆、芸能の栄枯盛衰と自らの老いと死―― 芸に生きる者たちの境地を克明に描き切った、近松小説の決定版。 絶賛、続々! 〈実〉を緻密に積み上げ、〈虚〉の世界から情を迸らせる。 読みながら、何度もぞくりとした。 本作は、虚実皮膜のギリギリを攻める近松の浄瑠璃と地続きにある。 ――平松洋子 生真面目で切なくて、色っぽい。虚と実の間に立ち昇る、 近松の真実(リアル)。圧巻の芸道小説だ。 ――朝井まかて
  • いのちなりけり

    いのちなりけり

    小説・文芸
    3.8
    1巻652円 (税込)
    あのとき桜の下で出会った少年は一体誰だったのか──家同士の因縁がひと組の夫婦を数奇な運命へと導く。“天地に仕える”と次期藩主に衒(てら)いもなく言う好漢・蔵人と“水戸に名花あり”と謳(うた)われた咲弥。二人は夫婦となりながら結ばれぬまま、たった一首の和歌をめぐり、命をかけて再会を期すのだが──。水戸光圀公と将軍綱吉の関係が緊張してゆく時代、思いがけず政争の具となりながら、懸命にそして清々しく生きる武士の姿を描いた力作長篇。
  • 岩倉具視 言葉の皮を剥きながら

    岩倉具視 言葉の皮を剥きながら

    小説・文芸
    3.4
    1巻569円 (税込)
    明治維新の立役者の一人、岩倉具視。下級公家に生まれ、クーデターの画策などで幾度となく追放されながら、いかにして彼は権力の中枢までのぼりつめたのか。本作の構想を長年温めてきた著者が、卓越した分析力と溢れる好奇心で史料と対峙。「尊王攘夷」や「佐幕」といった言葉を剥きながら、新たな岩倉具視像を立ち上げることに成功した永井文学の集大成!
  • ウクライナ戦記 不肖・宮嶋 最後の戦場

    ウクライナ戦記 不肖・宮嶋 最後の戦場

    現地での撮影写真、多数収録! 数々のスクープ写真で知られる報道カメラマンの不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹さん。 2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、日本メディアのほとんどが現地入りを躊躇していた3月5日、ポーランドから陸路でウクライナ入り。 3月12日にはロシア軍が13キロまで迫っていたキーウへ。以降4月17日に出国するまで、ブチャ、イルピンなど各地で取材を続ける。 5月中旬には再びウクライナへ。東部ハルキウを取材。 激戦地の取材から見えてきた「戦争の真実」とは? ※本書には、遺体を含む戦争のショッキングな写真が掲載されています。ご了承の上、御覧下さい。
  • 海の祭礼

    海の祭礼

    小説・文芸
    3.9
    1巻880円 (税込)
    日米の青年が見た「鎖国から開国へ」 ペリー来航五年前、鎖国中の日本に憧れたアメリカ人青年ラナルド・マクドナルドは、ボートで北海道の利尻島に単身上陸し、アイヌたちに発見される。不法入国者として長崎に収容されたマクドナルドから、若き長崎通詞・森山栄之助は活きた英語を学ぶ。オランダ語には通じていても英語を習得する者の少なかった通詞のなかにあって、森山はペリー一行の首席通詞を務めるなど、開国を迫る諸外国との交渉のほぼ全てに関わっていく。日本とアメリカ、森山とマクドナルド、鎖国と開国、交錯する運命は時代に翻弄されてゆく――。 彼らの交流を通し、開国に至る幕末期の日本の意外な史実が描かれた、傑作歴史長篇小説。 解説・曾根博義 ※この電子書籍は、2004年12月に刊行された文春文庫版を底本にしています。
  • 雲州下屋敷の幽霊

    雲州下屋敷の幽霊

    小説・文芸
    4.3
    1巻800円 (税込)
    女の怖さ、儚さ、したたかさ、危うさ――。 江戸時代に起こった事件をモチーフに紡がれた珠玉の5篇。 単行本『奇説無惨絵条々』を文庫化にあたり改題。 「雲州下屋敷の幽霊」雲州松平家前当主・宗衍の侍女となったお幸は、 どんな酷い仕打ちを宗衍に受けても、恨む素振りを見せない。 業を煮やした宗衍が思いついたのは、彼女の背に刺青を入れさせることだった……。 「女の顔」南町奉行所の将右衛門は、 材木問屋の娘・お熊が夫に毒を盛った事件で下女のお菊を取り調べる。 彼女が頑なに口を割らない裏には恐るべき事実があった。 「夢の浮橋」見世物小屋一座の智は若い男に頼まれて、身の上話をはじめる。 貧乏漁師の家から吉原に売られた彼女は、 花魁の八橋姐さんに可愛がられていたが……。 ほかに「だらだら祭りの頃に」「落合宿の仇討」を収録。 解説・田口幹人(書店人) ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本『奇説無惨絵条々』を改題した文庫版を底本としています。
  • 江戸の夢びらき

    江戸の夢びらき

    小説・文芸
    4.0
    1巻950円 (税込)
    初代〈市川團十郎〉空前の一代記 〈荒事〉の開祖にして最後は舞台上で刺殺されたカリスマ。謎多き初代團十郎の生涯を元禄の狂乱と江戸歌舞伎の胎動とともに描き切る。 命を燃やすが如き〈荒事〉によって歌舞伎を革新し、元禄の江戸を熱狂させた初代・市川團十郎。民衆から信仰にも近い人気を得て、今なお愛される名演目と斬新な演出を生み出した不世出の天才役者はなぜ舞台上で殺されたのか。謎多き生涯と芸の神髄に迫る圧巻の一代記。巻末エッセイ・岸田照泰(成田山新勝寺中興第22世貫主) ※この電子書籍は2020年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 縁切りの宿 桂屋調べ帖

    縁切りの宿 桂屋調べ帖

    小説・文芸
    3.8
    1巻2,200円 (税込)
    離縁状を出せ! 縁切り寺に駆けこむ女たち 「あんたとはもう、やっていけない」 江戸の夫婦トラブル、縁切りの宿・桂屋が引き受けます。 江戸時代、夫からしか出せなかった離縁状。 離縁を望む女性たちは、徳川家ゆかりの縁切り寺・満徳寺を頼った。 寺役宿を務める桂屋は、訴えに嘘がないか、示談の道はないか、 関係者を呼び集め、時には夫婦の在所にまで赴いて調べを行う。 すると、男女の間にさまざまな事情が浮かび上がり――。 時代は江戸から明治へ。変わりゆく夫婦の形を描き出す。 直木賞作家による「離縁・離婚」連作短編集! □□こんな夫婦のもめごとが……□□ ・夫の借金のせいで、嫁入り道具を売られそう。 ・妾と一緒になりたい大店の婿。しかし妾はそれを拒否しており……。 ・勝手に年季五年の歩兵となった夫。そんなに待てないので別れたい。 ・遊女屋から身請けされたが、その相手と手を切りたい。 ・夫婦ともに離縁に同意しているのに、舅の反対で離縁できない。
  • 桶狭間の勇士

    桶狭間の勇士

    小説・文芸
    3.0
    1巻753円 (税込)
    今川義元を討った信長の家臣の数奇な運命 桶狭間の戦いで今川義元の首級を挙げた毛利新介と服部小平太。天下統一を目論む信長の裏で、二人の武将は数奇な運命を辿ることに
  • おたふく

    おたふく

    小説・文芸
    3.9
    1巻921円 (税込)
    冷え込んだ江戸の景気を救ったのは、一商人が始めた弁当屋――未曾有の不景気に見舞われた寛政の江戸。大店「特撰堂」の次男・裕治郎は実家を離れ、弁当屋を始める。客を思い、取引相手に真を尽くす裕治郎の商いは普請場の職人の評判をとり、火消しを走らせ、武家と町人を結び、やがて途方もなく大きく育ってゆく……。安くて美味いもので人は元気になる! 経済エンタテインメント小説。2008年10月~2009年11月、「日本経済新聞」夕刊に連載。
  • 鬼平犯科帳[決定版](一)

    鬼平犯科帳[決定版]

    小説・文芸
    4.2
    1~24巻740~880円 (税込)
    江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵。 火付盗賊改方とは、江戸の特別警察。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく、笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた男だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と言い、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する時代小説の金字塔だ。 中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年1月からはアニメ「鬼平 ONIHEI」も放送され、大きな話題になった。 2017年は池波正太郎の「鬼平」誕生50周年にあたる。これを記念して人気絶大のロングセラー「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻を、ふりがなを増やした決定版で順次刊行。 第一巻収録作品は「唖の十蔵」「本所・桜屋敷」「血頭の丹兵衛」「浅草・御厩河岸」「老盗の夢」「暗剣白梅香」「座頭と猿」「むかしの女」の8篇。 伝説の粋人・ジャズ評論家で晩年は大の鬼平ファンでもあった植草甚一(1908~1979)の解説も収録。
  • オランダ宿の娘

    オランダ宿の娘

    小説・文芸
    3.8
    1巻850円 (税込)
    江戸に参府するカピタンの宿・長崎屋に生まれた、るんと美鶴。 世界の風に触れて育った彼女達はやがて恋を知る。 時は文政、蘭学に憑かれた人々の熱情が一大疑獄「シーボルト事件」に発展。 愛する男らを姉妹は救えるのか? 間宮林蔵など近代史の立役者も続々登場、極上の歴史ミステリにして清冽な青春小説。 解説・諸田玲子
  • おんなの城

    おんなの城

    小説・文芸
    3.0
    1巻764円 (税込)
    女には女の戦い方がある! 結婚が政略であり、嫁入りが人質と同じだった戦国時代。各々の方法で城を守ろうとした4人の女城主がいた。 美濃国・岩村城を守る信長の叔母珠子。能登国・七尾城で息子・畠山義孝とともに上杉と戦う佐代。筑後国・柳川城で夫・立花宗茂の留守を預かるぎん千代(ぎん:門構えに言)。そして、今川と武田という強敵に囲まれた遠江の井伊谷城の城主であり、2017年NHK大河ドラマのヒロインとなった井伊直虎。時代に翻弄された女たちの運命を描く歴史中編集。 解説・島内景二
  • 海神の子

    海神の子

    小説・文芸
    4.5
    1巻1,001円 (税込)
    明の海賊と日本人の間に生まれた少年は海へ――。 「国性爺合戦(こくせいやかっせん)」のモデル・鄭成功を描く 闘いと冒険の物語。 鎖国時代の平戸。孤独な少年・福松を迎えに来た母は、 台湾を根城にする大海賊の頭だった―― 明に渡った福松はやがて鄭成功となり、清と闘う道を選ぶ。 日本と中国の血を持つ男が台湾の民族的英雄に、 後に「国性爺合戦」主人公として江戸の人々を熱狂させる。 生きる場所を求め闘う魂を描く大スペクタクル長編! 解説=仲野徹 ※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 海狼伝

    海狼伝

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,018円 (税込)
    【第97回(1987年)直木賞受賞作】 ときは戦国。海と船への憧れを抱いて対馬で育った少年笛太郎は、航海中、瀬戸内海を根城とする村上水軍の海賊衆に捕まり、その手下となって、やがて“海の狼”へと成長していく。日本の海賊の生態をいきいきと描いた、夢とロマンが香る海洋冒険時代小説の最高傑作。「海を舞台にした小説は外国には多い。海洋冒険小説という一つのジャンルが確立しているほどである。四面環海の日本にそれがないというのは、ふしぎな現象だ。(略)日本の海洋小説の一里塚を築けたとすれば、私としては本当にうれしい」(「著者のことば」より)
  • 華栄の丘

    華栄の丘

    小説・文芸
    4.1
    1巻559円 (税込)
    司馬遼太郎賞受賞作。争いを好まず、あえて負けを選ぶことで真の勝ちを得る――。乱世にあって自らの信念を曲げることなく、詐術とは無縁のままに生き抜いた小国・宋の名宰相、華元(かげん)。出目で太鼓腹の巨漢、人をつつみこむ、あかるく磊落(らいらく)な性格。西郷隆盛をおもわせる男、とは作者の言。名君・文公を助け、ついには大国晋と楚の和睦を実現させた男の奇蹟の生涯を、さわやかに描く中国古代王朝譚の名作。人間の器量について考えさせられる一冊!
  • かげゑ歌麿

    かげゑ歌麿

    小説・文芸
    4.0
    1巻753円 (税込)
    水谷豊主演でドラマ化された話題作、待望の文庫化! 礼金と引き替えに世の悪党どもを退治する殺し屋・月影。追う北町奉行筆頭与力・仙波一之進は、事件現場に倒れていた娘を救う。が、娘は記憶を失っていた。仙波は平賀源内に依頼し、エレキテルで娘の記憶を呼び起こそうとする。施療のあと、娘の口をついて出た言葉は「おっとつぁんは歌麿」。 滞在していた房総から呼び戻され、歌麿は娘と涙の顔合わせを果たす。ところが、殺人現場を見られたかもしれないと考えた月影が娘を誘拐した。娘を取り返すべく、月影の呼び出しに応じる歌麿だが…。表題作など3編収録。
  • 影ぞ恋しき 上

    影ぞ恋しき

    小説・文芸
    4.2
    1~2巻781~800円 (税込)
    夫婦の絆、親子の情愛。 葉室麟渾身の長編小説。 吉良上野介の孫娘・香也を養女に した雨宮蔵人と咲弥夫婦のもとに信州諏訪から密使の冬木清四郎が。 かの地に配流された上野介の息子・ 義周が香也に一目会いたいというのだ。 諏訪に出向いた一家は、死期迫る義周に清四郎と香也の婚儀を迫られ、承諾してしまう。 時は綱吉治世の末期。一家は再び天下の政争に巻き込まれることに。 ※この電子書籍は2018年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録

    影踏み鬼 新撰組篠原泰之進日録

    小説・文芸
    3.8
    1巻713円 (税込)
    生きている限り、人は何事かをなすことができる 伊東甲子太郎を慕い新撰組に入隊、後に伊東とともに新撰組を脱退した久留米藩脱藩隊士、篠原泰之進。 彼の目を通じて見た新撰組の隆盛と凋落。 伊東が近藤たちに暗殺された後、相良総三の赤報隊に身を投じるも、官軍に弊履のごとく捨てられる。 しぶとく動乱の日々を生き抜いた彼の疾風怒濤の半生を描く。
  • 貸本屋おせん

    貸本屋おせん

    小説・文芸
    3.7
    1巻800円 (税込)
    オール讀物新人賞を満場一致で受賞! 高荷を背負って江戸の町を巡るおせん。板木盗難や幽霊騒ぎ、幻の書物探しなど様々な事件に巻き込まれながら好事家たちに本を届ける! 解説=久田かおり 単行本 2022年11月 文藝春秋刊 文庫版 2025年5月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 桂 小五郎(上)

    桂 小五郎

    小説・文芸
    4.5
    1~2巻660円 (税込)
    長州藩主の侍医をつとめる漢方医の家に生まれ、幼くして大組士(高級藩士)桂家の養子となった桂小五郎は、嘉永五年、二十歳の秋に萩から江戸へ出た。江戸三大剣客のひとり斎藤弥九郎の練兵館に入門して修行に明け暮れた小五郎は、一年もたたずに神道無念流の免許皆伝を受ける。塾頭となって間もなく、ペリーの浦賀来航で日本中に未曾有の衝撃が走り、小五郎は砲術、造船術、西洋兵学と模索して、かつての軍学の師・吉田松陰の影響を受けながら、次第に志士としての成長を遂げていく。
  • 火輪の翼

    火輪の翼

    小説・文芸
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    期待の若手が描く圧巻、感動の中国歴史長編! 玄宗皇帝が政治を疎かにし国が乱れていた唐の時代、民を救うため安禄山と史思明が挙兵し、安史の乱が勃発する。だが戦は泥沼化し、国は疲弊する。絶大な人気を誇った力者の娘・呉笑星、史家の長男・史朝義、安家の次男・安慶緒は、命を賭して戦を終わらせようと誓うが――。胸熱の歴史エンターテインメント。
  • 川あかり

    川あかり

    小説・文芸
    4.7
    1巻950円 (税込)
    藩で一番の臆病者が暗殺を命じられ…… 「何度、泣いたことか。何度、笑ったことか。 生活に疲れた時、ふと気づくとこの本を手に取っている」──島内景二 豪雨で川止めとなった巨勢川の土手に呆然と佇む若侍。 藩で一番の臆病者・伊東七十郎が命じられたのは家老の暗殺。 雨が止み、川明けになれば、勝ち目のない決闘に挑む運命にある七十郎は、 怪しげな宿で、いわくありげな同宿者たちに出会う。 個性の強すぎる面々に戸惑いながらも、やがてそれはかけがえのない日々となるのだった──。 「おじいちゃんがよく言うのです。 日が落ちてあたりが暗くなっても、川面だけが白く輝いているのを見ると、元気になれる。 なんにもいいことがなくっても、ひとの心には光が残っていると思えるからって」(本文より) 人の心を震わせる名手による珠玉の一冊。 単行本 2011年1月 双葉社刊 文庫版 2014年2月 双葉文庫刊 文庫版 2025年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 奸婦にあらず

    奸婦にあらず

    小説・文芸
    3.3
    1巻896円 (税込)
    井伊直弼の密偵、村山たかの数奇な一生を描いた第26回新田次郎賞受賞作 【あらすじ】 彦根・多賀大社で忍びの者として育ったたかは、内情を探るため接近した井伊直弼と激しい恋に落ちる。 しかしその後2人を過酷な運命が待ち受ける……。
  • 合本 坂の上の雲【文春e-Books】

    合本 坂の上の雲【文春e-Books】

    小説・文芸
    4.6
    1巻6,400円 (税込)
    明治維新をとげ、近代国家の仲間入りをした日本は、息せき切って先進国に追いつこうとしていた。この時期を生きた四国松山出身の三人の男達―日露戦争においてコサック騎兵を破った秋山好古、日本海海戦の参謀秋山真之兄弟と文学の世界に巨大な足跡を遺した正岡子規を中心に、昂揚の時代・明治の群像を描く長篇小説、全八冊が待望の合本化!

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  • 帰艦セズ

    帰艦セズ

    小説・文芸
    3.7
    1巻850円 (税込)
    徹底した取材から浮かび上がる「事実」の重み――必読の七短篇 昭和19年、巡洋艦「阿武隈」の帰還兵・成瀬時夫が、小樽郊外の山のなかで「飢餓ニ因ル心臓衰弱」で死んだ。 市役所を退職し、いまは北海道の民衆史研究会で活動をする橋爪は、自らの過去の経験から、成瀬は“逃亡”したのではないか、と直感。 遺族を探し、調査をするようになる――。 長篇小説『逃亡』と合わせ鏡のようになっている表題作をはじめ、大阪の篤志面接委員から聞いた話をもとにした「鋏」、ある寺の墓石をつくる石材店主がもらしたことがきっかけとなった「白足袋」、能登の岩海苔採りの遭難を報じた新聞記事がヒントになった「霰ふる」など、全7篇。 不可解な謎を秘めた人の生の、奇妙な一面を見事にすくい上げ、徹底した取材と想像力により文学作品に結実した短篇集。待望の新装版。 文庫解説:梯久美子(ノンフィクション作家) ※この電子書籍は1988年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • くせものの譜

    くせものの譜

    小説・文芸
    4.0
    1巻968円 (税込)
    武田、北条、佐々……仕えた家が軒並み絶家! 厄神と呼ばれた男・御宿勘兵衛の生涯。 武田の遺臣として、数多の主家を渡り歩いた御宿勘兵衛(みしゅくかんべえ)は、何を求めて大坂城へ入ったのか? 武田家滅亡から、大坂の陣まで――仕えた家が次々と滅びることから、その武勇に反して「厄神」と忌み嫌われた御宿勘兵衛。 そして、時代に迎合することなく己の夢と覚悟を貫いた依田信蕃や久世但馬など、勘兵衛と関わった度し難い男たち。 「天正壬午の乱」「さらさら越え」「小田原征伐」「越前騒動」「大坂の陣」など勝者の側ではなく滅び行く者たちからみた戦を描く。 気鋭の著者が腕をふるった、時代に選ばれなかった曲者たちの物語。 解説・縄田一男
  • 国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動

    国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動

    もっとも死ぬ確率が高い特殊部隊の創設者が語る究極の組織論。 新安保法制が施行され、「自衛隊員の戦死」が現実味をおびてきた。しかし、今の日本という国家に「死ね」と命じる資格はあるのだろうか。国のために死ねる人間を作るにはどうしたらいいのか――。 【著者プロフィール】 1964年生まれ。日本体育大学から海上自衛隊へ。防衛大学校指導教官、「たちかぜ」砲術長を経て、イージス艦「みょうこう」航海長に。在任中の1999年、能登半島沖で不審船と遭遇。この事件を契機に創設された海上自衛隊内初の特殊部隊「特別警備隊」に配属され、現場突入部隊の初代指揮者として足かけ8年間在籍。42歳で退官し、ミンダナオ島に拠点を移し、日本を含む各国の警察、軍隊を指導。現在は日本の警備会社のアドバイザーを務めるかたわら、私塾を開いて、みずからの知識、技術、経験を後進へ伝えている。 【おもな目次】 第一章  海上警備行動発令 北朝鮮戦闘員の目/初めての海上警備行動/警告射撃開始 など 第二章  特殊部隊創設 特別警備隊準備室/レンジャー訓練の実態/自衛隊は弱いのか など 第三章  戦いの本質 拉致被害者を奪還できるか/相手に勝つということ/平時と非常時/常識を捨てられない問題 など 第四章  この国のかたち あなたの国は、おかしい/トロい奴は餌/危うい行動美学 など
  • 死霊大名 くノ一秘録1

    くノ一秘録

    小説・文芸
    2.9
    1~3巻600~611円 (税込)
    伊賀国最強のくノ一・青蛾が育てた娘・蛍――。16歳の若きくノ一は千宗易(千利休)の意を受け、父とともに戦国最大の悪漢・松永久秀を探る。そこで目にしたのは「死と戯れる」秘技だった――。死霊が増殖する動乱の世で、蛍は父を助けるため悲壮な闘いに挑む。気宇壮大なスケールで描かれる「くノ一秘録」シリーズ、ついに始動!
  • 黒パン俘虜記

    黒パン俘虜記

    「軍隊は運隊だ」という言葉どおり、運悪く、敗戦と同時に送りこまれたモンゴルの収容所は、まさにこの世の地獄だった。軍律の崩壊した集団に君臨するやくざあがりの大ボス・小ボス。食糧といえば、黒パンとわずかなスープ、それも搾取され、強制労働にかり出される毎日。栄養失調、疾病、私刑で、つぎつぎと失われる生命。襲いくる不条理に耐えながら、帰国を待ち侘びる日々を支えてくれたのは、小説と映画と流行歌への熱い思いだった。死んでいった戦友たちへの祈りをこめた第89回直木賞受賞作。
  • 剣のいのち

    剣のいのち

    小説・文芸
    4.0
    1巻815円 (税込)
    時代を駆け抜けた心形刀流の若き志士がいた! 時は幕末。紀州藩の22歳の若き藩士にして心形刀流の名手、東使左馬之助は藩の腐敗をただすために脱藩、京都に乗り込み、志士たちとともに尊攘の機運に乗ずることを決意した。新撰組や坂本龍馬、勝海舟たちとの交流を深め、剣ひと筋に生きる男をさわやかな筆致で描く青春剣豪小説。 解説・安西水丸
  • 航海者(上) 三浦按針の生涯

    航海者

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻631円 (税込)
    オランダの東洋探検船団の一隻、リーフデ号に乗り込んだ英国人ウイリアム・アダムスは、1600年4月19日、豊後水道の臼杵に漂着した。足掛け3年の過酷な航海の果て、同船の乗組員110人は24人の生存者を数えるのみであった。航海長アダムスは天下統一をめざす家康に目をかけられ、艦載の大砲を関ケ原へと運ぶ――。海洋小説の第一人者である著者畢生の超大作!
  • 老いの入舞い 麴町常楽庵 月並の記

    麴町常楽庵

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻795~815円 (税込)
    新米同心vs大奥出身の尼僧。江戸の新本格! 若き定町廻り同心の仁八郎は、上役の命で訪れた先で元大奥勤め・年齢不詳の庵主と出会う。その周囲で次々と不審な事件が起こるが…。
  • 黒衣の宰相

    黒衣の宰相

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,018円 (税込)
    家康に取り入り、幕府三百年の土台を作った男 黒衣の宰相と呼ばれた金地院崇伝は、墨染めの衣を身にまとった禅僧でありながら、徳川家康の懐刀として政治に参画した。豊臣家滅亡の切掛となった方広寺鐘銘事件を画策し、武家諸法度、禁中並公家諸法度などの基本法典を起草して徳川二百七十年の平和の礎を築き上げた希代の怪僧の生涯を描いた長篇歴史小説。解説・島内景二
  • 小町殺し

    小町殺し

    小説・文芸
    3.0
    1巻611円 (税込)
    松本清張賞作家が満を持して放つ書き下ろし時代小説。新内流しを生業とするおれんは、旧知の清元の師匠・梅春の遺体発見現場に遭遇する。梅春は錦絵「艶姿五人小町」に描かれて人気だったが、その小指の先は切り取られていた。半月後、同じく錦絵に描かれた船宿の娘が殺された。これは連続殺人なのか? そんな折、おれんは錦絵の作者の弟子、玲泉と知り合うが……。
  • 虎狼は空に 小説新選組

    虎狼は空に 小説新選組

    小説・文芸
    5.0
    1巻642円 (税込)
    「新撰組を描いた小説はこれまでにおびただしい数になるであろうが、津本氏のこの長編の特徴は、新撰組をあくまで非常な暗殺集団として容赦なく描き切ったところにある」(解説・桶谷秀昭) 幕末の京都、江戸より上洛した浪士組が殺人集団へ変貌していく。 敵対する者は斬る、隊規を乱す者は斬る。士道不覚悟は切腹。 新撰組の殺伐たる実像を新視点から活写した力作長篇。
  • 御前会議

    御前会議

    御前会議──天皇の前で開かれるため最高の権威をもつ。が、その天皇は一切の責任の外にあった。昭和十六年、四回の御前会議の結果、日本は勝算なき太平洋戦争に突入した。この会議の経緯を詳細に辿り直し、改めて御前会議のもつ奇怪な本質を抉る迫真のドキュメントが本書である。陸軍と海軍の権力抗争、開戦のために工作される非合理的な数字、参戦を疑問視しながら、しだいに口を閉ざしてゆく重臣たち。著者は言う、“恐るべき傲慢と惰性が日本を破滅させた”と。
  • 雑賀六字の城

    雑賀六字の城

    小説・文芸
    4.2
    1巻683円 (税込)
    負ければ皆殺し。生きのこりをかけた戦いがはじまった! 元亀元(1570)年9月。大坂石山本願寺から反信長の檄文が各地に発せられ、紀州雑賀の荘も立ち上がった。得意の海上船や銃撃戦で抵抗する雑賀衆に、信長は圧倒的な軍兵をもってひねりつぶしにかかる。雑賀衆頭領の息子・七郎丸は、将来を約した幼馴染おみつを想いながら銃弾と血風のなかで成長していく。
  • 薩南示現流

    薩南示現流

    小説・文芸
    3.8
    1巻702円 (税込)
    幕末京都の地で、勇猛とおそれられた示現流は、開祖・東郷重位が16世紀末、薩摩の地に定着樹立させた。京の禅院天寧寺で僧侶善吉の教えを受け、研鑽を積んだ重位の峻烈な生きざまを描いた表題作のほか、示現流達人たちの鋭き太刀風を現代に伝える剣豪小説集。「不敗の剣法・示現流」のすべて、ここにあり。 解説・武蔵野次郎
  • 墨染の桜 更紗屋おりん雛形帖

    更紗屋おりん雛形帖

    小説・文芸
    3.2
    1~6巻652~815円 (税込)
    江戸幕府の第5代将軍・徳川綱吉の後継問題で世間が騒いでいたころ、父を亡くした京の呉服屋の一人娘おりんは、叔父を頼って江戸に出た。ところが、江戸の店はすでに閉じており、おりんは叔父夫婦と3人で長屋に暮らし始めた。身に付けた裁縫の腕で日銭を稼ぐうち、ひょんなことから、日本橋の越後屋の主と関わりをもつことになる――。はたして、おりんは江戸の店を再興できるのか。期待の新鋭の書き下ろし時代小説。
  • 三国志名臣列伝 蜀篇

    三国志

    小説・文芸
    4.2
    1巻800円 (税込)
    関羽、張飛、諸葛亮……最高傑作「蜀篇」! 非情にも見える劉備を、なぜ男たちはそれほど愛したのか? 数千年の時をこえて、中国歴史小説の第一人者によって初めて見出された真実。 関羽、張飛、諸葛亮、趙雲……。 「めずらしいほど無垢な人」劉備に、どこまでもついていった男たちの純情と覚悟。 いまも愛される英雄たちの挽歌。 『三国志』全十二巻の大河小説を刊行している宮城谷さんにとっても、この『三国志名臣列伝 蜀篇』は、まさに珠玉の一冊であり、三国志名臣列伝の最高傑作である。 三国志時代、最も小さな国・蜀。 誰もが知る関羽、張飛、諸葛亮、趙雲から劉備の死後に活躍する李恢、王平、費緯まで、 七人の名臣を丁寧に描くことにより、一見、非情にも見える劉備の不思議な魅力を炙り出す。 今もなお愛され続ける英雄たちの光と影。
  • 三国志名臣列伝 魏篇

    三国志

    小説・文芸
    4.3
    1巻800円 (税込)
    曹操に愛された、知られざる名将たち 篤実で機転のきく男たちを求めた魏の始祖・曹操。その期待に応え国づくりを支え、衰亡のはじまりにも逃げなかった名臣、名将ら七人! ※この電子書籍は2021年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争(上)

    ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争

    十年の歳月をかけて取材執筆、ハルバースタム最後の作品 1950年、北朝鮮軍の南進により勃発した朝鮮戦争。反共の名の下に、参戦を決定したアメリカだったが、それは過酷極まりない戦争への突入だった。スターリン、金日成、トルーマン、マッカーサー、毛沢東―時の指導者たちが抱いた野望と誤算、彼らに翻弄され凍土に消えた兵士たちの血の肉声…その全てから、あの戦争の全貌に迫る。 【目次】 第1部 雲山の警告 第2部 暗い日々―北朝鮮人民軍が南進 第3部 ワシントン、参戦へ 第4部 欧州優先か、アジア優先か 第5部 詰めの一手になるか―北朝鮮軍、釜山へ 第6部 マッカーサーが流れをかえる―仁川上陸 第7部 三十八度線の北へ
  • 斬(ざん)

    斬(ざん)

    小説・文芸
    4.5
    1巻550円 (税込)
    “首斬り浅右衛門(あさえむ)”の異名で天下に鳴り響き、罪人の首を斬り続けた山田家二百五十年の末路は、明治の維新体制に落伍しただけでなく、人の胆をとっては薬として売り、死体を斬り刻んできた閉鎖的な家門内に蠢く、暗い血の噴出であった。もはや斬首が廃止された世の中で、山田家の人間はどう生きればいいというのか。豊富な資料を駆使して時代の流れを迫力ある筆で描き、「歴史小説に新領域を拓いた」と絶讃を博した、第67回直木賞受賞の長篇大作。
  • 始皇帝 中華帝国の開祖

    始皇帝 中華帝国の開祖

    小説・文芸
    3.7
    1巻880円 (税込)
    始皇帝は“暴君”ではなく“名君”だった!? 『キングダム』で話題のえい政=始皇帝のすべてがわかる必読の書! 世界で初めて政治力学を意識し、中華帝国を創り上げた男。その人物像に深く迫りつつ、現代にも通じる政治・経営学を解きあかす。 自らを「始皇帝」と名乗るに至った男、えい政。乱世に終止符を打ち、中華帝国を統一した男は暴君なのか、それとも英雄なのか? 3歳まで人質として過ごした幼少期、兄との熾烈な玉座争い、家臣との相克――。天賦の才覚と不屈の精神力で過酷な運命のもとに勝ち上がった男の真実を浮き彫りにする、不朽の名著。 「崇高な争い」は感動的で、しかも美しい。 だから「歴史」でそういう場面に出会うと、夜なら眠れない程に興奮する。 ――著者「文庫版あとがき」より 解説・冨谷至 ※この電子書籍は1995年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を新装版として刊行したものを底本としています。
  • 司馬遼太郎に日本人を学ぶ

    司馬遼太郎に日本人を学ぶ

    小説・文芸
    4.1
    1巻968円 (税込)
    司馬遼太郎の作品は何から読めばいいのか? 長編、短編あわせて67編。テーマは戦国時代から江戸期、明治維新へと多岐にわたり、エッセイや紀行文『街道をゆく』では日本各地のみならず、モンゴル、中国、北米、ヨーロッパへと足を伸ばす。 驚異的な仕事を遺した前人未到の巨人作家、司馬遼太郎。 司馬遼太郎の謦咳に接した担当編集者で、戦史家の著者が、偉大なる作家の秘話をまじえつつ、その豊穣かつ膨大な作品世界への取り組み方を若い世代へ伝授。 日本人が誇るべき共通の財産、司馬作品、格好の読書ガイド。
  • 島原大変

    島原大変

    小説・文芸
    5.0
    1巻672円 (税込)
    土地の人々が「奥山」と呼ぶ普賢岳に続き、寛政四年三月一日、島原の「前山」が火を噴いた。大噴火は地震と津波を誘発し、肥前島原藩七万石の城下町は一夜にして土砂に埋まった――。大自然の猛威を目の当たりにし、恐怖におののく藩主、武士、医師、町民の姿を活写する表題作の他、歴史短篇小説の傑作三篇を収録。
  • 主君 井伊の赤鬼・直政伝

    主君 井伊の赤鬼・直政伝

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    その男は、たった一人の井伊家再興の希望だった──。 お前の“主君”はだれだ? 人は何のために人に仕えるのか。 家康に寵愛され、その苛烈さから「赤鬼」と呼ばれた井伊家第17代当主・井伊直政の生涯を、家臣・木俣守勝の目を通して描く。 EXILE/三代目J SOUL BROTHERSの小林直己さんによる前代未聞、怒濤の1万字解説「苛烈で、繊細で、孤独で、その瞬間、一人だけ共にいた」を掲載。 「『忠義とは何か。お前は誰に仕えているのか。そして天命とは』 本書から投げかけられたこの問いに対し、現代を生きる我々と、僕自身のバックグラウンドであるEXILEを比較対象とし、答えを模索していきたい」(解説より) たった一人の井伊家再興の希望として、直虎はじめ一族の願いを一身に背負い、徳川幕府譜代筆頭にまで登りつめた直政。 戦になれば大将自ら一番槍で突っ込んでいき、命を惜しまない直政に終始振り回されながらも生涯支え続けた守勝。 対照的な性格から、守勝は直政に反発に似た感情を抱きながらも、我が身を守ることを知らぬ苛烈さに惹かれていく。 その二人の今生の別れは、苦い悔いに満ちたものだった。 数多くの作品が映像化、漫画化されている著者の初めての歴史小説が、大河ドラマに先駆けて井伊直虎を描いた『剣と紅』。これに続き、井伊家第17代当主・井伊直政を描いた歴史小説二作目。 ※この電子書籍は、2017年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 昭和史裁判

    昭和史裁判

    「軍部が悪い」だけでは済まされない。松岡洋右、広田弘毅、近衛文麿ら70年前のリーダーたちは、なにをどう判断し、どこで間違ったのか――昭和史研究のツートップ、半藤一利さんと加藤陽子(東大教授)さんが、あの戦争を呼び込んだリーダー達(番外として昭和天皇)を俎上に載せて、とことん語ります。あえて軍人を避けての徹底検証は本邦初の試み! 開戦責任を改めて問う、白熱の歴史討論。
  • 新撰組秘帖

    新撰組秘帖

    小説・文芸
    3.5
    1巻784円 (税込)
    新選組隊士九人の苛烈なる生涯が蘇る! 寡黙な巨漢・島田魁、近藤勇を撃った男・富山弥兵衛、最後の新選組隊長相馬主殿など、隊士の生死に宿る光と影を描いた傑作小説集
  • 十二月八日と八月十五日

    十二月八日と八月十五日

    開戦と終戦の日。人々は何を考えたか 太平洋戦争開始の1941年12月8日。終戦の玉音放送が流れた1945年8月15日。人々は何を考え、何を発言し、何を綴ったか。
  • 情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記

    情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記

    太平洋戦中は大本営情報参謀として米軍の作戦を次々と予測的中させて名を馳せ、戦後は自衛隊情報室長を務めた著者が、その稀有な体験を回顧し、情報にうとい日本型組織の欠陥を衝く。
  • 水軍遙かなり(上)

    水軍遙かなり

    小説・文芸
    4.3
    1~2巻733~743円 (税込)
    志摩水軍の若き継嗣・九鬼守隆。 水平線の彼方を眺めつつ戦国の世に育つ。 父・嘉隆に連れられ安土城で「天魔」と懼れられた信長に会い、 この覇者が頑迷な京の暦学者達に苛立っていることを知る。 やがて本能寺の変――。 羽柴秀吉が巧妙に信長の後継ポジションを掴んで行く。 村上水軍より強いと言われた九鬼水軍の頭領・守隆を主人公に、 史料の徹底検討から浮かび上がる「ありえたかもしれない戦国時代後の日本」の姿。 ※文字の大きさによって、文章がきれいに表示されない場合があります
  • 随筆集 柚子は九年で

    随筆集 柚子は九年で

    小説・文芸
    3.4
    1巻600円 (税込)
    「自分の残り時間を考えた。十年、二十年あるだろうか。そう思った時から歴史時代小説を書き始めた。老いを前にした焦りかと思ったが、二度とあきらめたくなかった」――50歳で創作活動を始め、第146回直木賞を『蜩ノ記』で受賞した、いま最も中高年に支持されている作家・葉室麟、初めての随筆集。若き日々への回想や出会った人々や書物、直木賞受賞後のあれやこれや。江戸時代の博多を舞台にした短篇小説「夏芝居」も収録。
  • 千里の向こう

    千里の向こう

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    あなたはまだ中岡慎太郎という男を知らない! 龍馬とともに暗殺された中岡慎太郎。庄屋の家に生まれたいごっそう(頑固者)が謀略うずまく幕末を駆け抜けた。稀代の傑物の一代記。 ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 零式戦闘機

    零式戦闘機

    設計主務、堀越二郎34歳。開発スタッフの平均年齢20代。国家の存亡を賭けた新鋭機は、若者たちの手によってつくられた――。 日中戦争後期から太平洋戦争を通じ、5年もの間日本海軍の主力戦闘機として戦い抜いた零式艦上戦闘機、通称零戦。今また映画『風立ちぬ』や百田尚樹さんの小説『永遠の0』などで注目を集めていますが、この高性能戦闘機が世に出るまでには、若い技術者たちの長く苦しい闘いがありました。彼らは、技術後進国という厳しい条件下で、いかにして外国機をしのぐ新鋭機をつくり出したのか? 『風立ちぬ』主人公のモデル、堀越二郎氏へののべ40時間にわたるインタビューをはじめ、当事者たちへの徹底取材に基づいて書き上げられ、1977年に刊行された長篇ノンフィクション。「零戦」を知るのにこれ以上の本はなく、当時を知る人のほぼすべてが鬼籍に入ってしまった今、これからも書かれることはないでしょう。
  • 零戦の誕生

    零戦の誕生

    貴重な新証言の発掘による、新たなる事実! 零式戦闘機のメカニズムと名もなき戦士たち。零戦の誕生に携わった数多の青春群像を紙上に蘇らせた戦記ノンフィクションの白眉
  • 蒼龍

    蒼龍

    小説・文芸
    3.9
    1巻641円 (税込)
    大人気時代小説家・山本一力の傑作中篇集。途方もない借金を背負う若夫婦が、起死回生を狙って茶碗の新柄の公募に挑む。その顛末は――。貧しい暮らしの中で追いかける大きな夢。武家社会の心意気、商人の気概。誠を尽くせば、身分の差を越えて人は分かりあうことができる。生きる力と明日への希望を与えてくれる感動作。「オール讀物」新人賞を受賞しデビューのきっかけとなった表題作は、著者自身の新人賞に応募していた当時の心情が色濃く反映され、胸に迫る。その他、『あかね空』以降に執筆した四作品を併録。

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