海狼伝

海狼伝

1,018円 (税込)

5pt

【第97回(1987年)直木賞受賞作】
ときは戦国。海と船への憧れを抱いて対馬で育った少年笛太郎は、航海中、瀬戸内海を根城とする村上水軍の海賊衆に捕まり、その手下となって、やがて“海の狼”へと成長していく。日本の海賊の生態をいきいきと描いた、夢とロマンが香る海洋冒険時代小説の最高傑作。「海を舞台にした小説は外国には多い。海洋冒険小説という一つのジャンルが確立しているほどである。四面環海の日本にそれがないというのは、ふしぎな現象だ。(略)日本の海洋小説の一里塚を築けたとすれば、私としては本当にうれしい」(「著者のことば」より)

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海狼伝 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年04月23日

    架空人物による時代物。白石一郎の力業ですばらしいエンターテイメントに。竜馬がいくのような壮大な青春小説でお勧めです。続編の海王伝もGOOD,

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    2009年5月
    井上文庫5冊目
    今まで読んだことないタイプだったかも
    かなり面白い。
    歴史ものでもあるし。海賊出てくるし・・・
    ラストがあっけないような気もするけど
    面白い

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    Posted by ブクログ 2023年01月16日

    第97回直木賞受賞作。設定描写で1/4くらいまでまどろっこしかったが、あとは一気に読めた。帯の「本格海洋冒険小説の元祖」のコピーに偽りなし。

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    Posted by ブクログ 2021年09月24日

    読むのをやめようかな
    と思った。
    直木賞受賞で無ければやめてたかも。

    しかし、スルメのような
    読み進めば一気に読んでしまう
    深い味があった。

    続編、海王伝。

    読み始めます。

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    Posted by ブクログ 2019年04月20日

    昔の新潮文庫の1ページにみっちりと印刷された文字は久しぶりだった。けっこうしんどくていつ終わるのかと茫洋とした気分になったりもしたが半分を過ぎた頃ページを繰るごとに海の上を満帆の船が駆けるように加速して読み進められるようになっていた。読書もトレーニングだと思う。地図を見ながら読むと理解が進むのでおす...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月04日

    白石一郎という人は、海洋小説か十時半睡かどちらかだと個人的に思っているのですが、この作品は前者。
    ひとりの男の海をめぐる冒険小説にして最高傑作。
    青春とはこういうものだということを実に瑞々しく描いている。
    青春と呼べるかどうかわかりませんが、そういう時期に読めたのはとても運が良かったと思っています。

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    Posted by ブクログ 2013年05月19日

    97回 1987年(S62)上直木賞受賞作。戦国時代の玄界灘、瀬戸内海を暴れまわる海賊の話。主人公と相棒、敵、ヒロインたち、それぞれが背負った過去があって出会い、惹かれあい、戦う。おもしろい。おすすめ。受賞から十年後に『ONE PIECE』の連載が始まっている。尾田栄一郎さんもこの小説を読んだにちが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月15日

    海狼伝 (文春文庫)
    第97回直木賞 主人公:笛太郎の対馬・瀬戸内海を舞台とした海洋小説。その当時の海賊衆の生き様や陸にいる武将達(織田・毛利・石山本願寺など)との接触についても描かれてあり角度の違った見方ができて面白かった

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    Posted by ブクログ 2011年09月26日

    日本の水軍(海賊)という題材にまず目新しさあり。登場人物のキャラ立ちもまずまずで、読みごたえあり。ただ続編ありきの「第1部」って感じ。

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    Posted by ブクログ 2011年09月04日

    海の男描いた珍しい小説。村上水軍の当時の様が丁寧に描かれており大変面白い。信長とニアミスするところもあり。しかし小説家というのはすごい職業であることをつくずく感じる。文献をひもときながら物語を紡いでいく。地道な作業の繰り返しなのだろう。描写は船作りも含めてものすごい参考になるが最後のシーンは勿体無い...続きを読む

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