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Posted by ブクログ
1800年代の江戸を舞台にした時代小説。連作短編集。
主人公は貸本屋をしている、おせん。毎日、何冊もの本を背負って、娯楽を楽しみにしている人々に貸し歩いている。
木版印刷しかなかった当時、本は高価だった。作家や作家や戯曲家が本文を書くと、絵師が挿絵を添え、彫師が板に彫り、一枚一枚刷られていた。故に大量生産できず、一冊がとても高価だった。そんな時代に庶民の娯楽を支えていたのが貸本屋である。蔦屋の創業者、蔦屋重三郎も貸本屋から事業を始めている。
家族に不幸があったおせんは、身一つで貸本屋として江戸に本を配り歩く。そんなおせんを知る人は、商売を支え、見守っている。
謎解き要素もあり、江戸の息遣いを感じながら楽しく読めた。
特に好きだったのは、ある本屋で有名作家の作品の板木が盗まれる話。板が盗まれるとは、単に商品が盗まれるというレベルではなく、工場ラインそのものが盗まれることを意味する。さて、どう見つけ出すのか。
もう一つは、お得意先のイケメンが恋煩いをして、好きな人に『源氏物語の『雲隠』を探し出してくれたら、一緒になってもいいよ』と言われるお話。雲隠の章は令和の現代でも見つかっておらず、光源氏の最期か書かれているとされる一編。さて、どう乗り越えるのか。
まさにお江戸珍道中って感じで面白かった。
Posted by ブクログ
五つの短編集です。
高荷を背負って歩く貸本屋のおせん
江戸時代に こういう商売があったんだね。
私 常連客になりそう。
おせんは いろんな所に出入りしているけど
おせんの人柄と気風が好かれているからなんでしょう。幼馴染の青菜売りの登とも 付かず離れずの関係
嫁に恋と言われても 仕事が好きな女には ちょっと無理
婿に来てくれるんだったらいいよ!
と言っている。
幻の美女と言われたお志津には 人前に出れない事情があるのではないか?
疱瘡だった。
人前に出れないお志津は 貸本を楽しみにしてくれる。おせんとあって この子ならと思って出入りが許された。
お針子としてはいった娘が店に出されるというので足抜けする。
登と足抜けを手伝ったりする。
長屋に火をつけられたり
やっぱり登に婿に来てもらったらと 思ってしまう
お話しです。地味だけど色っぽい!でも流されない
おせんのお話しです。
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