梅の実るまで―茅野淳之介幕末日乗―

梅の実るまで―茅野淳之介幕末日乗―

1,980円 (税込)

9pt

3.5

お役目がなく学問で身を立てることもできない淳之介は、幼なじみの同心から頼まれたある娘の見張りをきっかけに、攘夷の渦中へと呑み込まれてゆく。徳川の世しか知らないながらも、武士という身分に疑問を抱き始めた青年がようやく見つけた、次代につながる道とは。生へのひたむきな問いが胸を打つ、人間味溢れる時代小説。

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梅の実るまで―茅野淳之介幕末日乗― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    幕末の武士のお話。身分は武士であるが、学問所を開いて広く武士や町人、子どもにまで教えている。基本ごろごろのんびりしている先生だけど、幕末の動乱の波に否応なく揉まれていく。
    学ぶということは他者に寛容になること。叡知により人と繋がり、助け助けられ。
    反乱軍に加わり亡くなってしまった若者。道端で行きだお

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    副題:茅野淳之介幕末日乗。
    小普請組の下っ端御家人・茅野淳之介が見た幕末から明治を描いた連作短編集。
    著者はタカセノイチさんという売り出し中の女性時代小説作家さんです。
    何と言えばいいだろう。ストーリーはひどいと思う。しばしばいきなり場面転換して置いて行かれる。何か起きたことに対する登場人物のリアク

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    茅野淳之介、この男、まことに剣術ふるわぬ木偶侍なのだろうか?であればすこぶる運が良いのか?使い手と思しき輩に絡まれ、万事休すの場面においてなぜかしら相手を斃すことたびたび。描写はあれど、よく分からぬままに斬って生き残っている。はたしてその実、武芸が達者なのではと思わせる。震えつつも悪漢に対して意見を

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    心が締め付けられるような悲しい話もあるけれど、清々しい本だった。歴史に名前が残らなくてもその時代を精一杯生きた人々がたくさんいたことを改めて感じた。

    0
    2025年02月28日

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