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新選組局長・芹沢鴨はなぜ殺されたのか? 近藤勇ら試衛館派と芹沢鴨ら水戸派の間で対立が深まっていた、新選組と呼ばれる前の壬生浪士組。京都・島原の置屋「輪違屋(わちがいや)」の芸妓・糸里は、姉のような存在の音羽太夫を芹沢に無礼討ちにされ、浪士達の抗争に巻き込まれていく…。土方歳三を慕う糸里、芹沢の愛人・お梅ら新選組に関わる運命を背負った女たちの視点から、激動の時代のうねりを描く。大ベストセラー『壬生義士伝』に続く“浅田版”新選組、第二弾!
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Posted by ブクログ
何を守ろうとしているのか分からない時代があったのだな。
土方は捉えようもない男。
非情でもあり、情け深くもあり、鳥瞰的に物事を考えて最善の道をとる者でもあり…。
土方は「侍」になりきれなかった「百姓」だったのかな。
いや、「百姓」になりきれなかった「侍」だったのかも。
一方で
世の中という化け物に向かっていく男を、戒め慰め包む女たちが仏のよう。
糸里天神が小浜という海の町から買われた芸妓であることが象徴的。
海は母性そして波は運命に流される当時の女性の象徴。
京都弁のしとやかできっぱりした口調を楽しめた。
文字が芸妓の奏でる琵琶や三味線に成り代わり響く。
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