黒衣の宰相

黒衣の宰相

1,018円 (税込)

5pt

3.8

家康に取り入り、幕府三百年の土台を作った男

黒衣の宰相と呼ばれた金地院崇伝は、墨染めの衣を身にまとった禅僧でありながら、徳川家康の懐刀として政治に参画した。豊臣家滅亡の切掛となった方広寺鐘銘事件を画策し、武家諸法度、禁中並公家諸法度などの基本法典を起草して徳川二百七十年の平和の礎を築き上げた希代の怪僧の生涯を描いた長篇歴史小説。解説・島内景二

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黒衣の宰相 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2013年08月27日

    兵乱の世を終わらせ民に安寧をもたらすためには強固な統一政権をうち立てねばならない、秀吉無き後、それができるのは家康を置いて他は無い。
    徳川の世を盤石にすることがすなわち国全体の平和につながる。この大目標の為にはあらゆる誹謗中傷も厭わない。
    崇伝の生きざまはいわゆるお坊さんのイメージとは真逆のもので、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月27日

    黒衣の宰相と呼ばれた金地院崇伝。名門一色氏の血筋を引きながらも、室町幕府衰退もあり南禅寺に入らざるを得なかった。
    僧侶でありながらも、政治に深くかかわり、天満外道と言われる。悪名を一手に引き受け、徳川家康の天下を万全なものにした手腕は見事であり、ある意味大変魅力的である。

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    Posted by ブクログ 2011年01月07日

    家康の知恵袋の一人である金地院崇伝が主人公の本です。
    徳川家康が、天下取りに動いていく中で、自らの野望のために冷酷になっていく男の生き方が書かれています。
    方広寺鐘銘事件で有名な人物ですが、一色家の出だとは初めて知りました。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年04月11日

    江戸時代を作った悪い人 崇伝の物語。日本のマキァヴェリ政治家として家康のブレーンになった。こういう悪い人が必要なんだ。


     謎の多い崇伝をかなり具体的に描いている。つまり創作が多いのだろうが、人間臭く描写していて面白い。
     紀香との恋、くのいち霞とのケンカ、天海僧正への妬み、キチンと人間として...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年10月20日

    徳川家康の右腕となり、黒衣の宰相と呼ばれた金地院崇伝の物語である。崇伝は京都の名刹、瑞竜山南禅寺の禅僧であった。崇伝は武門有数の名家に生まれた。室町幕府で四職と呼ばれた名門、赤松、一色、京極、山名のうち、一色の血を引いている。しかし、室町幕府の衰退に伴い、名門一色氏も昔の力を失った。崇伝の父、一色秀...続きを読む

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